BiSH「みんなでもっと最高の景色を」Eden of Sorrow Tour 名古屋公演レポート

全公演がソールドアウトとなっている本ツアー。会場となった名古屋Heart Landももちろん満員御礼。ライブは「ツアー2日目ーーーーー!!!!」のセントチヒロ・チッチの雄叫びから始まり、オープニングの「BiSH 〜星の瞬く夜に〜」から「NO THANK YOU」「school girls, BANG BANG」「lonely girl」と一気に畳み掛けると、最初のMCでアイナ・ジ・エンドが「名古屋と言えばしゃちほこー!!!しゃちほっ…」と噛んでしまったが仕切り直しての「しゃちほこと言えば…MONSTERS!!!」とシャウトしてライブを更に加速させていく。
名古屋に集まったBiSHファンの熱気は取材用の撮影レンズを曇らせるほどだったが、今回のBiSHのツアーでは客席の一部に女性限定エリアが設けられているので女性ファンも安心してライブ観覧が可能だ。

そんな狂気と秩序が入り混じったライブも2度目のMCではBiSHメンバーの朝活を紹介。目覚めてすぐご飯を食べるメンバー、歯磨きから始めるメンバー、誰かは言及しないがまずトイレにいって”大きな花を摘む”メンバーなどそれぞれの行動が赤裸々に紹介されると客席からはそのたびに「わかる!」などの声が飛び交い、ハグ・ミィからの「リンリンだってう◯こぐらいするでしょ?」の振りに客席からはリアクションを求める大きな歓声が上がったが、ハシヤスメ・アツコがそれを割って入り「スパーク」へ。ライブはクライマックスへ向かった。

本編終了間際には、セントチヒロ・チッチから名古屋を拠点にするバンド、ヒステリックパニックとの2マンライブを名古屋ダイアモンドホールで開催することを発表(2016年1月4日)。そして先の仙台公演でも発表になった2016年の全国ツアー「IDOL SWiNDLE TOUR」の名古屋開催も発表(2016年3月4日@名古屋クアトロ)し、大いに湧き上がる会場の中で本編ラストを「BiSH 〜星の瞬く夜に〜」でライブ本編を締めた。

BiSHがステージを去った後、アンコールを待つ会場では、名古屋のファン有志による「名古屋に来てくれて感謝!」と書かれた横断幕が掲げられ、名古屋ならではの「でらアンコール」でBiSHの再登場を呼びかける。中日ドラゴンズのエンブレムを模した「BiSHgons」の小旗も振られる中へと戻ってきたBiSHメンバーは一様に驚きの表情を浮かべ、モモコグミカンパニーが「お子様ランチみたい」と語るなどBiSHを待っていた名古屋のファンの想いを受け止めていた。

そんな名古屋ファンの歓迎の余韻にひたる中、リンリンから「ハグ・ミィさん、何か忘れてないですか?」と一言。「何も忘れてないですよ」とうそぶくハグ・ミィをよそにマネージャー渡辺淳之介氏が体重計を持ってステージイン。本ツアー恒例(?)の”ハグ・ミィ DiET or DiE”公開体重測定となった。
仙台公演で体重5kg減のダイエットを成功させたハグ・ミィに名古屋公演で課せられたのは目標体重42.7kgのキープ。成功すれば打ち上げで手羽先食べ放題、失敗すれば一人だけ手羽先抜きとなるはずだったが、結果は42.5kgと2度目の大成功。しかも今回は仙台とは違い衣装を着たままでの計測成功となり、順調にダイエットが進んでいることを明らかにした。そして仙台に続いて持ち込まれたくす玉も見事に割れ、ハグ・ミィは手羽先食べ放題の権利を獲得して(くす玉の垂れ幕には「ひつまぶし食べ放題」と書かれていたがそれはご愛嬌)、そのままステージに前方に進み出てツアーへの想いを語る。

「DiET or DiEと言う聞いた時は正直絶対できるわけ無いと思ってました。私はすごく自分に甘いところがあるし、やらなきゃいけないことがあっても明日やればいいかなと思ってしまうところもあるダメな人間です。」と自らを振り返るハグ・ミィ。
「これまで会社で働いてきたこと、ディアステージでの仕事についても、夢への空腹感を紛らわせるためのごまかしだったのかもしれない」と打ち明ける。

そんな自分へのウソやごまかしが続いた毎日を変えてくれたのがBiSHのメンバーとファンだったと告げ、最後は涙を浮かべながら「私はBiSHを全身全霊で駆け抜けたいと思います!そして、BiSHのメンバーと清掃員さんたちと一緒にもっともっと大きな舞台に立って、今まで見たことないようなもっともっと最高の景色をみんなでいっぱい見たいと思います!」と今後向けた想いを力強くファンに伝え、ライブの最後を仙台公演でお披露目になった新曲「ALL YOU NEED IS LOVE」で終わらせた。

メンバーが言葉を紡いでいく「ALL YOU NEED IS LOVE」は、本ツアーのアンセムと言ってもいいエモーショナルな楽曲。メンバーとファンが高々と指をさし上げて作る会場の一体感はこの先のツアーでも大きな見どころになるのは間違いないだろう。これからのツアーに参加する人達もぜひそのカタルシスを存分に味わって欲しい。

BiSH [Eden of Sorrow Tour] 全国ツアー概要

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