シンガーが弱点を克服する方法 -Blu-Swingワンマンライブを見てきましたよ-

やまー。

2014年2月23日にMoton Blue YOKOHAMA(モーションブルー横浜)で開催されたクラブジャズバンドBlu-Swingのワンマンライブを見てきました。
スケジュールの関係で2部制のステージの最初だけしか見れませんでしたが。

Blu-Swingを見たのはかれこれ5年ぐらい前。
渋谷のJ'z bratと言うライブハウスでJABBERLOOP、JILTY SOUL、そしてBlu-Swingと言うクラブジャズバンド3組が共演したイベントを取材した時でした。

JABBERLOOP以外は初見だったライブの中で、Blu-Swingのライブと「Sum」(アルバム「Revision」に収録)と言う曲に一目惚れならぬ一耳惚れをしてしまい、それ以降もライブを見に行ったり、USTREAMのライブ配信企画をやったり色々とお世話になってきました。

そのBlu-Swingが2013年11月12日にリリースした「TRANSIT」と言うアルバムの「SUNSET」と言う曲がとにかく素晴らしかった。
80'sディスコやAORと言った僕がEspeciaと言うグループでハマりまくった楽曲をこの「SUNSET」でBlu-Swingもフィーチャーしたのを聴いて改めて魂を撃ち抜かれてしまいました。


Blu-Swingの楽曲を手がけるのはキーボードのYusuke Nakamuraさんなんですが、この方がどうも生粋のジャズ育ちではないんですね。
バンドを離れたところでもクラブでDJをやったりソロワークではテクノやアンビエントなタイトルもリリースしてたりする。
そう言う幅広いバックボーンから描き出されるジャズサウンドと言うのもこのBlu-Swingの魅力だったりします。

ただそこまで好きだったBlu-Swingを実は1年半ぐらいライブを見られなかった時期がありまして、今回ワンマンもそれからまた3ヶ月ぶりぐらいのライブ。
その1年半ぶりのライブを見た時も思ったことで、今回も同じことを感じたんですが...

演奏が格段に上手くなってる。

初めて見た時からしばらくライブも追いかけていましたが、正直に言ってここまでは上手くはなかった(失礼ながら)。
誰かが突出して上手くなった、とかではなく一人ひとりの演奏がもう全然違っていて、4人のバンドメンバーが奏でるグルーブ、ライブアレンジが醸し出す世界観は以前とは比べ物にならない。
きっと今のBlu-Swingのライブなら誰に見せてもライブを楽しんでもらえるんじゃないでしょうか。


さて、今回のタイトルにもしたブログの本題について。

Blu-Swingのボーカルはバンドの紅一点Yu-riさんと言う方。Blu-Swingに惹かれた大きな理由の一つにYu-riさんのボーカルがあったのは間違いありません。
女性らしい優しさにあふれた少しハスキーな歌声はジャズだけでなくポップソングも合いそうなとても魅力的なボーカルでした。

そんなYu-riさんとある日のライブ後にこんなことを話したことがありました。

「私の声は太さや厚みのある声ではないので、声楽は勉強していたけどオペラ歌手のような歌い方はできない」

飲みながらの話だったので正確じゃないかもしれませんが、確かそんな感じの話でした。

確かにYu-riさんの歌は優しい感じではあるけど、力強さや迫力をもって歌い上げるタイプではないので、それを「弱点」と言ってしまえばそうなのかもしれません。
それ以降、Blu-Swingのライブを見るときはいつもその話が頭のどこかにに引っかかっていました。

そして久しぶりにBlu-Swingのライブを見てはバンドだけでなくボーカルYu-riさんも格段に歌が上手くなっていたことに驚きました。
「弱点」と思われた声も以前よりも明らかに力強さを増していました。

もしかしたらYu-riさんの「弱点」の部分は今もそのまま残っているのかもしれません。
ただ、歌唱スキルが全体的にレベルアップしたことでその「弱点」すらYu-riさんの長所、チャームポイントに見えた。

スポーツアスリートや格闘家にとっての弱点は、時としてそれが原因となって、記録に結びつかなかったり、相手に負けてしまうこともありますが、
エンターテイメントの世界の中では弱点すら武器に魅力に変わることがある。変えることができる。
そうなるまでに相当な努力を積んだことは想像に難くないんですが、Yu-riさんの変わっていった姿を見ることで一つ勉強させてもらった気分になったのでした。

Blu-Swingのライブがある時はサイトでも紹介するので、是非一度足を運んでみてください。