Especiaを見てきた2年間を気持ち悪く語るブログ

2014/05/29 23:20編集後記 Especia 気持ち悪い 

やまー。

2012年某日のこと、
「TD音源ではございますが、ぜひお聞きください!」
と清水マネージャーから送られてきたEspeciaの1st EP「DULCE」。

「かっこよすぎる!...でも、Especiaって本当にこれでやっていくの??」と言うのが最初の感想でした。

正直に言ってEspeciaの曲って全然J-POP的なポップさはまるでないし、サウンドを手がけるSchtein&Longerさんは「nerve」の編曲者でもあるけど、どちらかと言うと「My Ixxx(S&L remix with palm)」と「primal.(Alien Rabbitz remix)」の異彩を放ったリミックスのかっこよさの方が印象的で、その曲もカップリングに入ってるからこそシングル全体の付加価値上げることにはすごくいい"スパイス"になってたと思うんですが、まさかそのサウンドだけで攻めたグループをデビューさせるとは...と言う感じ。
確かに当時のアイドルシーンは「(アイドルとして)道を外してた者勝ち。振り切れた者勝ち」と言う空気はあったけど、Especiaはその「なんでもあり」なところからも完全にあさっての方に向かってた。

「本当にこれでやっていくの?」と言う感想はその辺りの理由からなんですが、この「DULCE」をきっかけにEspeciaが好きでしょうがなくなりました。

でもEspeciaの曲を聴いていてどうしても気になったのはライブのこと。
歌モノでディスコ、ファンク、AOR的な曲をやる場合、曲全体の評価に対する歌唱の比重がものすごく大きくなる。
音源ならまだボーカルを調整して形にすることはできてもライブじゃそうはいかない。だからって被せやリップシンクでやったら興ざめだし、生声で下手な歌を聴かされた時のがっかり感は予想できるだけに恐ろしい。

そんな不安はありつつ初めて見たEspeciaはちゃんと生歌でライブをやってて、しかもそれなりに歌えてた。
"それなりに"と言うのは少しかわいそうだけど、がっかりさせないパフォーマンスだっただけでも立派だと思った。

その後も東京に来た時はライブに行ってたんですが「Especiaすごいな」と思ったのは見るたびに必ずレベルアップしていること。
レベルが上がるほど「こうすればいいのに」「ここがちゃんとしてないと」と要求したいところも出てくるけど、次に見るときは必ずその上を行ったライブを見せてくれる。
これまでは「音源なら誰にでも推薦できる」グループでしたが、活動2周年を前にしていよいよ「ライブもすごいよ」と言えるグループになりつつあるのが今のEspeciaだと思っています。

(冨永)悠香ちゃんと(脇田)もなりちゃん。この2人は声に華があるし歌もうまい。2人がリードボーカルとして存在してるのは何の異論もないんですが、グループでやっている以上、今のサウンドをやり続ける以上、全員がうまくならないと本当の意味でかっこよくならないので、この2人に次の人、「華」ではなくて「芯」を歌える人がすごく重要だと思ってました。

それでずっと注目してたのが(杉本)暁音ちゃん。6人の中では決して目立つ存在ではないけど(ライブのMCほとんど喋らないし)、「DULCE」の頃からBメロやサビへのブリッジ的なパートを歌っていた彼女の声は正しくEspeciaの「芯」の部分。彼女のボーカルが歌のグルーヴを損なわないことでリードボーカル2人の歌も一層輝く。Especiaにとっての暁音ちゃんはそんな存在だと思っています。

続いて(森)絵莉加ちゃん。「ミッドナイトConfusion」のサビパートの抜擢やそれ以降のライブでの堂々とした歌いっぷりには本当に驚かされた。
メンバー最年少の末っ子らしい奔放なノリの彼女の成長は全く予想してなかったので(失礼)、一体何があったのかいつかインタビューでもして話を聞いてみたいところです。

そして、(三瀬)ちひろちゃんと(三ノ宮)ちかちゃん。Especiaの"歌"の部分ではこれまで決して恵まれていた訳ではなかった2人も、今回のアルバムと東京遠征のライブが目を見張る成長を見せていました。アルバム「GUSTO」で「ここ、いいな」と思ったと思ったフレーズを歌ってたのがちひろちゃんだったり、足の骨折でダンスができなかったちかちゃんの歌を注目して聴いていたら普通に上手だった。

おそらく全員の実力が上がったことで歌割りも均等になったせいもあるのでしょう、以前よりは明らかに個々人それぞれが目立つようになって来たEspecia。今回のアルバム「GUSTO」を聴いてみても、過去作よりボーカルワークが格段にレベルアップしてて、「L'elisie d'amore」のラップや「FOOLISH」「No1 Sweeper」の掛け合いなど分かりやすい部分だけを聴いても表現が多彩になってる。
こういう新しいことへのチャレンジは、成長してることに確信が持てなければトライさせる気にすら起きないだろうってことを考えると、この6人は2年間本当に切磋琢磨してきたんだな、と思うわけです。

近頃のアイドルシーンは本人よりもそのマネジメントや作家陣がフィーチャーされることが目立ってきたように思いますが(←僕も実際それを追いかけてきたし)、最終的にはやっぱり本人。特にこれからはその実力やパフォーマンスが評価や人気の分かれ目になるんじゃないかと思っています。

その中で2年をかけて少しずつ実力をつけてきたEspeciaがある時、突然アイドルシーンで脚光を浴びる日が来そうな気がする。
そのとっかかりとなるのが今回のアルバム「GUSTO」、そして6月1日の大阪・梅田クラブクアトロのフルバンドワンマンなんじゃないかなぁと思っています。

...と、思いのままに褒めちぎってみたEspeciaですが、まだまだ全然なところもあると思う。
もしEspeciaに全体の工程があるとしたら、今やっと中間点が遠くに見えてきたかな?ぐらいのところなんじゃないでしょうか。

だから、これからもっと頑張れ!Especia!

最後に僕がとびきり好きなEspeciaの曲を貼って終わりにします。