Especiaと若旦那の対バンイベント「バーサーズー」を見てきましたよ。

やまー。

2015年6月7日(日)に原宿ASTRO HALLで開催されたEspeciaと若旦那の2マンライブ「バーサーズー」を見てきました。

若旦那とEspeciaのコラボが生んだのは曲だけじゃない。

EspeciaのメジャーデビューEP「Primera」の収録曲「We are Especia 〜泣きながらダンシング〜」を若旦那さんがプロデュースしたことから始まった2組のコラボレートは、いよいよ対バンライブへ発展。
「どんなライブになるのかな?」と原宿ASTRO HALLへ足を運んでみると、若旦那ファンとおぼしきいかつめなお兄さんや着飾ったおねえさんたちとEspeciaファンが交じり合う異空間でした。

あまりにも予想外だった若旦那とEspeciaのコラボは発表されるとすぐに大きな物議(とりわけEspeciaファンからの)をかもしましたが、その後Especiaのリリースイベントに本当に足繁く通っている若旦那さんの姿を見るにつれ、Especiaファンも態度を軟化(大げさ?)させ、リリースの頃の現場では若旦那さんとEspeciaファンだけでなく、若旦那ファンとEspeciaファンが交流する場面も...。そして、この日のASTRO HALLでも互いのファン同士が一緒に写真を撮ったりするなど、コラボが生んだ新たなコミュニケーションを見ることができました。

「上にあがってこい!」若旦那からの強烈なエール

ライブが始まり最初にステージに姿を見せたのは意外にも若旦那。
Especiaファンへのサービス(?)とも思える湘南乃風の超代表曲「巡恋歌」からライブをスタートした若旦那は、初披露の曲を3曲も繰り出す意欲的なステージングで会場を盛り上げてましたが、印象的だったのは後に控えるEspeciaへの強烈な煽り、煽り、煽り。

「聞いてるか⁉︎Especia!」
「アイドルとばかりやってないでこっちに出てこい!」
「もっと上に行け!」

と繰り返し熱のこもったメッセージをEspeciaに送る若旦那。

「俺は不良だからさ」と自ら語る若旦那の言葉は決してスマートではないし、Especiaのスタイルが好きなファンにとってはカッコ悪く耳に届くかもしれません。
ただ、ステージ上からEspeciaへのエールを送る若旦那から伝わってくるのは、同じ音楽をやる後輩のEspeciaに「何かを残したい」「何かを与えたい」という真摯な姿勢でした。

ライブの冒頭で「巡恋歌」を披露したのも一度は日本のトップに立った若旦那が、その景色を見たからこそ分かる何か。そしてその後の挫折や苦悩も味わっているからこそ分かる何かをEspeciaに伝えようしていたのでは...。この日の若旦那さんのライブにはそんな思いが詰まっていたように思えました。

ライブ会場を出てから「アイドルとばかりやってないでこっちに出てこい!」という若旦那の言葉を引用してtwitterでつぶやいところ、否定的なニュアンスを含んだリアクションが返ってきました。もちろん僕はネガティブな意味では引用した訳じゃありません。そして、たぶんこの日ASTRO HALLにいた人なら若旦那さんが発していた言葉からそれ以上のメッセージを感じたじゃないかと思う...んですがどうですかね?

大先輩との対バンを本気で勝ちにきたEspecia

そんな若旦那の熱いライブを受けて登場してきたEspecia。普通であれば若旦那から送られたメッセージは大きなプレッシャーになるはずなんですが、この日のEspeciaのライブはそんなプレッシャーを跳ね飛ばすぐらいのパフォーマンスをしてくれました。

1.海辺のサティ
2.YA・ME・TE
3.No1 Sweeper
4.West Philly
5.くるかな
6.Boogie Aroma(新曲7/22リリース)
7.アヴァンチュールは銀色に
8.ミッドナイトConfusion(Pureness Waterman Edit)
9.We are Especia 〜泣きながらダンシング〜(with 若旦那)
10.サタデーナイト(新曲)

このセトリを見るだけで今でも鳥肌が立ってきます。ここまでタイトに今のEspeciaのエッセンスをぶつけてきたセトリはちょっと見た記憶がありません。"若旦那の胸を借りる"なんて甘えは一切感じさせない完全勝利を狙ったセトリでした。

さらにメンバー5人の気合いの入り方も尋常じゃなかった。
ちひろちゃんのダンスの切れと力強さ、そしてソロパートでの精一杯の歌声はすごく目に耳に残ったし、腰や喉の不調で最近あまり満足なパフォーマンスではなかった(と思う)絵莉加ちゃんも久しぶりに「森、かっこいいぞ!」と思える真価が見られた。ちかちゃんはダンスもさることながら「West Philly」での歌が本当に冴えていて、サビを歌う悠香ちゃんに渡す見事なブリッジを作っていました。
そして最近歌い方を変えたと言うもなりちゃん。きっと本人には"困り系"ならではの葛藤もあったろうけど、今までの聴きごたえは十分だけどやや思い入れ先行な歌い方を控えたことで歌声に格段にリズム感とグルーヴが感じられるようになったし、悠香ちゃんはそんな周りのメンバーに煽られたり、振り回されたりするそぶりも見せない堂々とした歌いっぷりで、もはやちょっとした風格とか貫禄みたいのも滲ませてきてる。

最近のEspeciaはバンドが入ったライブの迫力が印象に残っていることが多かったのですが、このASTRO HALLでのライブはバンドのライブと比較しても遜色ないか、あるいはそれ以上の出来ばえで「Especiaっていつの間にこんなにすごくなった!?」とライブを見ながらずっと思っていました。

「これを待ってた!!」若旦那 x Especiaコラボ第2弾「サタデーナイト」

そして何と言っても極めつけだったのが、最後に披露された若旦那 x Especiaコラボ第2弾「サタデーナイト」。
lyrical schoolやライムベリー(旧)も真っ青(?)のちかちゃんの見事なロングバースのラップに始まり、その先の歌、Naughty By Natureの「Hip Hop Hooray」を彷彿させる"ヘーイ!ホー!"のサビに至るまで全てが完璧すぎました。

もともと「We are Especia 〜泣きながらダンシング〜」も個人的にはとても好きなのですが、この「サタデーナイト」こそが若旦那とEspeciaのコラボにみんなが期待していたものだったんじゃないでしょうか?

いろいろと紛糾した「We are Especia 〜泣きながらダンシング〜」を経てから、もう一度同じ体制で文句のつけようがないアンセムを作り上げる...若旦那とEspeciaチームの意地すら感じさせました。

ちなみにこの「サタデーナイト」は若旦那さんの奥さんのMINMIさんのコンピアルバムに収録されるらしいです。今回のようなスペシャルなライブだけじゃなく、普段のEspeciaのライブでも引き続き歌われることを願ってやみません。

...と言う訳で最高なライブな上に、いろいろな思いが駆け巡った「バーサーズー」でしたが、なんと11月に「バーサーズー」のvol.2の開催されるそうです。次回は2マンではなく若旦那さん側から3組、Especia側から3組を引き連れたチーム戦になるとのこと。

対バンだった今回の「バーサーズー」は、若旦那さんの闘魂注入を受けたEspeciaが気合いの勝利と言ってもいいかもしれません。なので次回は若旦那さんがえげつないメンツを呼び寄せてEspeciaチームを圧倒する光景も見てみたい。今回が素晴らしすぎたので、次回の「バーサーズー」は過剰に期待したいと思います。


さて、そんなEspeciaですが、11月の「バーサーズー」の前に、8月14日(金)に新宿MARZで開催される音楽サイト【ガチ恋!】初の主催イベント「【ガチ恋!】SUMMER OF LOVE 2015」への出演が決定しております!

若旦那さんは「アイドルとばかりやってないで」と言っていましたが、僕からしたら「すごいアイドルはEspecia以外にもいるんだぞ!」と思ってもらえる出演者さんを揃えたつもりでいるので、Especiaファンだけでなく若旦那ファンの皆様もぜひぜひお越しいただけたらと思っています。

▼ 開催概要
タイトル:【ガチ恋!】SUMMER OF LOVE 2015
日時:2015年8月14日(金)OPEN 18:30〜/START 19:00~
会場:新宿MARZ
チケット:前売り3000円+1d/当日3500円+1d
チケット販売:ローソンチケット(Lコード:73582)、イープラスで販売中
出演者:Especia/WHY@DOLL/Faint⋆Star and more...
主催:音楽サイト【ガチ恋!】/MUSIC INSIGHT
協力:EXTRA!!!