lyrical school(リリカルスクール)のyumiちゃんにお寿司の話を聞いてきましたよ。

2015/07/25 11:11編集後記 lyrical school 

やま〜。

音楽サイト【ガチ恋!】が独断と偏見で選んだアイドルを撮りおろし写真とインタビューで紹介する企画の第2弾。今回のゲストは7月21日にシングル「ワンダーグラウンド」をリリースし、7月25日にはZepp Diver City TOKYOでのワンマンも控えているlyrical schoolのyumiちゃんです。

美大出身で卒業制作に「お寿司」をテーマにしたというyumiちゃんにお寿司へのこだわりを...と思っていたのですが、話は"表現"や"作品"に対するディープな方向に...。これまで公にはあまり語ったことがないというyumiちゃんの深層心理に迫る?インタビューになったような気がします。



"清水裕美が作るもの"と"リリスクのyumiとして作るもの"


今日はyumiさんに"お寿司"の聞かせてもらおうと思うんですが、そもそも寿司を好きになった理由はなんなんでしょう?

yumi おばあちゃんがお肉より魚派で、おばあちゃんとご飯を食べに行くって言うとお寿司が多くかったので、小さい頃からお寿司を食べてたと思うんですけど自分が好きって思い始めたのはいつ頃ですかね?インドネシアに小学校一年生の頃まで住んでたので、それまではあまり食べてないと思うんですけど...。

お寿司を意識しはじめた...って言うと変なんですけど、そういうきっかけはあったんでしょうか?

yumi それがあんまりないんですよね(笑)

親が好きだったとか、特に好きなネタがあったとか。

yumi いつだったかは分からないんですけど、振り返ってみると家族や親戚でご飯を食べる時はとお寿司を機会が多くて。お寿司ってみんなが集まって食べる幸せな食べ物だなって。

ちなみに好きなネタは?

yumi 好きなネタは、赤身のマグロが好きですね。あと白身の魚が。割と淡白な味が好きですね。

大学の卒業制作のテーマが"お寿司"だったと言うことですが。

yumi 私、そもそもtengal6(←lyrical schoolの前身のユニット名)はアイドルをやると思って入った訳じゃなかったので、勘違いみたいな感じだったので(笑)この話は前にしたかもしれないんですけど...

その話、聞かせてください。

yumi プロデューサーのキムさんが大学の先輩でオーディションの話を友達づてに聞いたんですけど、最初は卒業制作でユニットを作るんだと思っていたんです。それまでも他の先輩のファッションショーとか映画制作の手伝いをしてたのでそういうのかな?って。

キムさんが卒業制作のためにユニットをやるんだと思ってた?

yumi そうです。架空のアイドルを作ったりPVを撮ったりするのが卒業制作なのかな?って思ってたので、その期間だったらいいよ、みたいな感じで。で、オーディションに行ったら「yumiちゃん以外、みんな芸能志望の人だよ。」みたいに言われて(笑)でも、色んな人に自分の作品を見てもらう機会が増えるならいいかな?と思ってやり始めたんですけど、大学3年生ぐらいまでアイドルとしての見られることを想定した制作をしてなかったと言うか、あまりハッピーな作品を作ってなくて。悔しかったこととかが自分の作る原動力になるっていうか。

当時の作品の写真とかは残ってないんでしょうか?

yumi 家に帰ればありますけど、ホームページとかも作ってなかったのであまり外に出してないんです。でも、そういうのはlyrical schoolをやりながらは作りにくいと言うか、もっとハッピーなものの方がいいかな?と思ってお寿司になったんですよ。まぁ、lyrical schoolやりながらそういうものも作ってたんですけど、なんか違うかな?って。

違うって言うのはlyrical schoolの活動がってことですか?

yumi あ、そうじゃないです。リリスクってあまり正統派じゃないアイドルって見られがちかもしれないんですけど、メンバーみんな素直だし、明るいし、実は正統派だと思うんですよ。

リリスクが邪道なんて誰も言ってないですよ(笑)

yumi 言ってないですけど(笑)アイドルでヒップホップ...って何やってるんだろう?って感じじゃないですか?

あぁ、なるほど。

yumi 今はアバンギャルドな感じのアイドルが流行ってるのかな?って思うんですけど、リリスクは正統派と言うか純粋に楽しい空間を作りたいってスタンスでライブしてると思うんです。その時に自分のそれまで作ったものをlyrical schoolのyumiが作ったものとして見られるのは違う言うか、そういう風に見て欲しいと思ってないと言うか。なので楽な気持ちで両立できるハッピーな方向にシフトしました。お寿司って食べて美味しいし、同じぐらいの大きさで色んな種類があるじゃないですか。宝箱みたいですごいワクワクするなって。フィギュアみたいで全部揃えたくなるし、そうかと思えばツヤっとしてセクシーだったりもして。おまけにシャリに一個ずつ乗せられてるじゃないですか宝物が。その感じに憧れると言うか、その憧れを身にまといたいって感覚で"ああいうもの"になったんですけど...

たぶん僕、何を作ったか分かってないんですが。

yumi Tシャツです。卒業制作と言うか私のゼミは外で発表する機会をたくさんもらえてたので、4年の1年間をかけてつくるって感じだったんですけど、その後に販売もしました。(作品を出しながら)

ここに写ってるお寿司はどうやって用意したんですか?

yumi これは私がよく行ってたお寿司屋さんの店長が特別に握ってくれました。

Tシャツは全部で何種類ぐらい作ったんでしょう?

yumi 種類は4〜5種類ですかね?もっと作ればよかったと思うんですけど。

展示はどんな感じで?

yumi 普通に吊るして照明入れて...って感じでした。でもお客さんも結構来てくれましたね。その時に「販売しませんか?」っていくつか声をかけていただいたんですけど...結局リリスクから出しました(笑)あんなにリリスクのyumiとして見られるのが...って言ってたのにリリスクから出すって言う(笑)

服ではなく"すしあざらし"とか"ネコずし"みたいなキャラ的なものを作ろうとは思わなかった?

yumi あまり思わなかったですね。でも、私の後輩はお寿司になるパフォーマンスをしてました。全身タイツみたいにして何人かでアルマジロみたいに丸まって「お寿司!」みたいな(笑)そういう表現も「お寿司になる」って意味ではアリだなって思うんですけど、私はビジュアル重視みたいなところがあって一個じゃなくて並んでて欲しいんですよね。そう考えたら総柄と言うか並べたものの方がいいなって。

これからもお寿司の作品を作っていきたいって思いますか?

yumi 結構無限に作れますよね。個人的には"次はこういう感じで"って言うのはできてるんですけど、今思い描いてるのがどう見てもシュールな感じなので、これは私が着たら楽しいけど他の人に着て欲しいと思わないな、とかリリスクのyumiとして発表したいものではないな、って思ってるところはあります。

なるほど。

yumi 作品を発表するのは死ぬまでできるって思ってて。そういう意味では結構長いスパンで見てると言うか...。例えば八代亜紀さんって演歌の大御所の方じゃないですか。でもめっちゃ絵もうまくて、個展をしたら普通に人がくるみたいな。それが超カッコいいなって。この間、八代亜紀さんがテレビに出てたんですけど、私が普通に買い物してる世界堂で筆たくさん買ってたんですよ。それ見て「うぉー!」って釘付けになっちゃって。そういう自分のメインではないんだけど、同じぐらいちゃんとしたもの?...こう言うのなんて言うんですかね。

ライフワーク的なこと?

yumi そうなるんですかね。小手先とかじゃなく普通にやっていることに憧れます。

音楽活動と創作活動を分けて...例えば名前を変えてやってる人もいるじゃないですか。

yumi そうですね。最近そういうのもいいかな?と思ってます。お客さんに「新しいの作る予定あるんですか?」って言われると「気が向いたら(笑)」みたいに言ってはいるけど、別に今すぐ急いでやろうとは思っていないと言うか、私何かを作るとなると"うぉぉぉぉー!"ってなるんですよ。

どういうことですか?(笑)

yumi めっちゃ徹夜するとか、めっちゃご飯食べるし、痩せるしみたいな。お寿司の時はそんなんじゃなかったんですけど、もっと相性がいいものってあると思っていて。リリスクをやってる中での"表現"の仕方が。例えばですけどリリスクのyumiとして活動で、歌を歌うことはそんなに支障がないじゃないですか...支障がないって言い方はおかしいですけど(笑)

表現としては歌うのが一番ストレートですよね。

yumi そうですよね。でも大学に入った時はリリスクのyumiって人はいなかったじゃないですか。そういうのが引っかかってるのかな?って思うんですけど...。

溜まった気持ちを歌で表現するとか、歌の中に織り込んだりはしないんですか?

yumi そういうこともやったらできると思うんですけど、やったことがないと言うか、まだ開拓されていないと言うか。リリスクでも失恋ソングとかありますけど...たぶん歌う時はリリスクのyumiになってるんですよね。

こういう話ってこれまでしたことなかったんですか?

yumi なかったですね。隠してもなかったですが、自分から積極的に見せようとしてなかったので。


新曲「ワンダーグラウンド」のMVは背景を要チェック!


シングルの「ワンダーグラウンド」と「Avec Summer」ですが...最高だと思います。めちゃめちゃ好きです。

yumi 「ワンダーグラウンド」はレコーディングがサクサクいった訳ではないんですけど、今までにないぐらいキャッチーで分かりやすい感じの曲調じゃないですか。だからこれはきっと絶対大丈夫だろうって思ってたんですけど、「Avec Summer」はライブやるまで全然どうなるか分からなくて...。

他のメンバーさんもそんな感じでしたか?

yumi そうだと思います。口にはしてなかったと思いますけど。まずサビがないのでそこからまず新しいと言うか、曲調も初めての感じですよね。ありそうでない感じ。で、曲も繰り返しでちょっと長め(笑)っていうのもあって「大丈夫かなぁ?」って思ってたんですけど、ライブだとトーク・ボックスのところはバックDJの岩渕さんの生演奏なんですよ。

え?本当ですか!?それは素晴らしい!

yumi そうなんですよ。なんか頭がフラフラするとか言いながらやってるんですけど(笑)、私達も現金で"岩渕さんの生演奏"ってだけでコロッと「この曲好き!」みたいな。

お客さんの反応はどうでしたか?

yumi 良かったですよ。いつも後ろでDJをやってくれるんですけど、演奏ってなるとよりさらに一緒にやってる感じがあって"7人でステージに立ってるぞ"って感じがみんな好きなんだと思います。みんなやたら岩渕さんがステージにいないときに寂しがるフシがあって(笑)この曲は絶対ライブで見て欲しいですね。イメージが全然変わると思うので。あとこの前の名古屋公演の時に「Avec Summer」でDJの電源が落ちちゃって。一回音が止まったんですよ。で、"ヤバい!"って思ったんですけど、そのままみんなで続けてたところに普通に生演奏でサビを入れてくれて。その時だけしかできないライブが偶然できてしまって、「あぁ、ライブしてるな」って感じがしました。

トークボックスは生きてたんですか?

マネージャー・岩渕氏 そこの電源だけは生きてたんですよ。

yumi 楽しかったですよね。

話戻りますけど「ワンダーグランド」のMVも本当に最高でした。

yumi 今回いつもお世話になってるダンスの先生が現場に来て下さって。撮影方法としては長回しのやり方で、「このバースまでにここまで行こう」みたいな感じで構成をつけてくれたんですけど想像してたのとはちょっと違いましたね。「本当に移動できるの?」みたいな感じで。

確かに忙しそうには見えました。

yumi 私達は暗闇の中で階段を踏み外さないように走ればいいんですけど、カメラマンの方がめっちゃ汗かいてるみたいな。

階段のところと、メリーゴーランドに移動してくるところとかは特に忙しそうだなって。

yumi あそこは早回しにする演出が最初からあったみたいなんですけど、でき上がったのを見て岩渕さんがバイクに乗ってるところが自分が想像してたよりずっとかっこ良くて、そこに全てが...(笑)

いやいや、そんなことないですよ(笑)仕上がったのを見た感想はいかがですか?

yumi ホンマ(カズキ)さんの編集がすごいと思いました。編集が入ることで長回しの意味が薄れちゃうのかもしれないんですけど、結果的に編集でかっこよくなったので流石だなぁと思いました。

「ワンダーグラウンド」は今年見たMVの中では一番好きかもしれないです。

yumi ありがとうございます。何回か見ていただくと分かるんですけど、後ろにスタッフも結構写ってて。清掃員の格好したりとか。10回ぐらい見たら後ろにも注目してほしいです。個人的にはみんなで作った感じが嬉しくて。完全におまけですけどそういう楽しみ方もあるよ、みたいな。


ESNOのアルバム「Release」にも参加。アーティストから大人気のヴォーカリスト(?)yumiが自らの歌を語る

今回yumiさんはESNO(Kenichiro Nishiharaのソロ・プロジェクト)のアルバム「Release」の中の楽曲「ターニングポイント」にも参加してますが、あの曲はどういう経緯で参加することになったんですか?「CAR」(lyrical schoolのアルバム「SPOT」の楽曲。Kenichiro Nishiharaが提供)がきっかけだとは思うんですが。

yumi 詳しくは分からないんですけど、「ESNOさんのアルバムで歌ってみませんか?」って話が来てるんですけどどうですか?みたいな。私は歌うのが楽しいし好きなので、ぜひぜひやらせてくださいって感じで。

他にフィーチャリングされてるボーカリストがボンジュール鈴木さんやdaokoさんは声と歌い方にすごく特徴があるし、さらにラップをやってる人ばかりだったので、すごく歌う人を選んでる感じがしたんですよ。

yumi ESNOさんの曲はリリスクの中だったら私の声が一番"乗る"と思うんですけど、ラップしてる人って言うくくりもあったんですかね?

もう一人クレジットがあるきゃべこ。さんもラップをやる人みたいなのでたぶんそうなんじゃないか、と思います。

yumi そうなんですか。全然分かってなかったです(笑)

ただ、その中でyumiさんが歌ってるのが歌ものだったのが面白いなぁって。

yumi リリスクの時は6人とスタッフさんとでやってるから、臨機応変と言うか現場で自分が想像してなかった発想が出てきたりするのを楽しみながらレコーディングしてるんですけど、今回はNishiharaさんと私だけだったのでレコーディングが丁寧にできたなって。別の楽しみ方ができてよかったなって思ってます。

ハシダカズマさんたちとやった「4月」の映像も見たんですが、yumiさんはそこでもボーカルじゃないですか。そうやってお声がかかることについてどう思いますか?

yumi 純粋に嬉しいですね。


なんで私が呼ばれるんだろう?って思ったことあります?

yumi それはあんまり考えたことなかったかも。私、歌はそんなに上手くも...(笑)と言うか、上手いとはまた別次元だと思うんですけど、私ずっと自分の声がコンプレックスと言うかあまり好きではなかったし、カラオケで歌うのも好きじゃなくて。カラオケって誰かが作ったアーティストの歌を歌うじゃないですか。その時に「いったい自分は誰なんだ?」って。そんなこと誰も考えてないと思うんですけど、それが全然分からなくて混乱しちゃうんですよ。それだったらひたすらタンバリン叩いてる方が楽しいみたいな。リリスクとして歌う時は好きに歌えるじゃないですか。そういう状況になって"歌うのって楽しいな"って思えて。私、中学高校がプロテスタントの学校だったんで、普通に賛美歌とか歌ってたんですけど、賛美歌はみんなで歌う歌じゃないですか。だからそれは楽しかったんですよね。リリスクでその感じを思い出したと言うか。本当は歌うのが嫌いじゃなかったんだて思って......何聞かれたんでしたっけ?(笑)

いや、なんで呼ばれるんだろう?って考えたことあるのかな?って(笑)

yumi 純粋に嬉しいとしか思ってなかったです。歌わせてくれる機会をもらえるのってすごい嬉しいなって。普通にルンルンでレコーディングも行ってました。


ワンマンはリリスクの新しい章の始まり -Zepp Diver City ワンマンに向けて-


7月25日のZepp Diver Cityのワンマンについても聞かせて欲しいんですが、今の心境は?

yumi 変に気負う必要はないと思うんですけど、規模が今までと違うのと演出がつくみたいです。詳しくは言えないんですけど、初めての感じになるのかな?って言う緊張はありますね。埋まるとか埋まらないとかは箱を開けてみないと分からないので、あまりその辺は言うつもりはなくて、見に来たいと思ってる人がみんな来れればいいなと思ってます。「25日にライブあったの!?知らなかった!」ってならないように。

その演出が入るって言うところで、今までのリリスクのワンマンとは趣向が変わる感じですか?

yumi そうですね。一応全国ツアーのファイナルってことになってるんですけど、別物になると思います。

それはファンの人も期待のしどころですね。

yumi 緊張するぅ(笑)

一体、何が起きるのか...

yumi 全国ツアーもやってみたらそれぞれ全然違うライブになったな、って。全国ツアーってわりと同じようなパッケージのタイプAとBを回してるものだと思ってたらどこも全然違ってたので想像だけじゃわからないんだなって思いました。

では、最後にワンマンへの意気込みを聞かせてもらえますか。

yumi 全国ツアーを回ってきたんですけど、ダイバーシティは"こういうリリスクもあるんだ!"って改めてリリスクを好きになってもらえたらいいなって思ってます。もっとリリスクが好きになって楽しみだなって思えるライブ、Zeppからまたリリスクの新しい章が始まる新しいリリスクを感じてもらえるライブにしたいと思ってます。
あと、全国6ヶ所回って「こんなに待ってくれてるんだ!」って言うのがすごく嬉しくて。福岡に行ってる時に泣いてる子とかちょっと震えてる女の子とかがいたり、ツアーを一緒に回ってくれるお客さんにもすごく励まされました。私たちもあまり間を空けずにワンマンをやることで身体が"ライブ仕様"になってると言うか鍛えられてる感じがあるので、東京で待っててくれたお客さんや東京でやるからって来てくれるお客さんが、全国を回ってちょっとイケメンになったリリスクを改めて好きになってくれたらいいな、って気持ちです。

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