電撃ネットワークのギュウゾウさんがアイドルにハマった理由について聞いてきましたよ。

やまー。

前回のインタビューでは、2016年8月23〜25日にかけて行われた「HAKUOH クリエイティブ・ラボ」についてギュウゾウさんに話を伺いましたが、ギュウゾウさんに話を聞く機会があった際にどうしても聞いてみたかったテーマがありました。

それは「ギュウゾウさんがアイドルにハマった理由」。

本文中にもある"アイドルで一番人生がおかしくなってしまった有名人"ことギュウゾウさんがいかにしてアイドルを好きになり、アイドルシーンのこれからをどう考えているのか、さらにギュウゾウさんのアイデアはなぜアイドルファンに叩かれ続けるのか?についてまで...。アイドルファンなら誰もが納得のあるある話やギュウゾウさんの人柄が伺えるエピソードをたくさん語っていただきました。

「この一員になりたかった」 -ギュウゾウが興味ゼロからアイドルにハマった理由-

今回のインタビューで本当に聞きたかった話をしてもいいですか?

ギュウゾウ 俺がアイドルにハマった話?

はい。でも、その前に僕がそれまでギュウゾウさんをどう見てたかっていう話なんですけど、僕にとって電撃ネットワークはやっぱりテレビの人だったんですよ。ただ、その中でもギュウゾウさんは別枠で見てて、"この人、一番怖い人だな"と思ってた人なんですね。

ギュウゾウ (苦笑)

そのギュウゾウさんが突然アイドルにハマったのを知った時の衝撃も大きかったし、たぶん"アイドルで一番人生がおかしくなってしまった有名人"だと思ってるんですよ。

ギュウゾウ ハハハハハ(笑)元々、環境適応能力はあるとは思ってたんですけど、ずっとイライラしてるタイプの人間でもあったんですよ。やりたいことが許されないイライラを常に持ってたし、ラフィン・ノーズとかミッシェル・ガン・エレファントとか、パンクロックの友達が多くて、そういう友達とかと"LONDON NiTE"とかにも行ってたので、テレビの"予定調和"ってものがあんまり好きじゃなかったのね。で、アイドルさんっていうのは予定調和の塊みたいなものでもあるからほんっっっっっとに興味が持てなくて。

その予定調和の部分が受け入れられなかったってことですか?

ギュウゾウ インチキ臭いというか、そんな訳ないでしょって(笑)でも、それはアイドルという仕事をしてるんだってプロ意識だったんだろうけど...。BiSだって最初は良さは分からなかったんですよ。

なるほど。

ギュウゾウ 四谷OUTBREAK!の「自家発電 Vol.00」(2012年11月18日開催)でBiSと共演したときも、「BiSが非常階段とセッションをするのでギュウゾウさんもBiSとパフォーマンスしませんか?」って言われたんですけど、うーーーーんって迷ってたんです。

まだ難色を示してたんですね。

ギュウゾウ で、その時に僕が(吉田)豪ちゃんに相談をしたんですよ。「BiSってグループとコラボして欲しいって言われてるんだけどどう思う?」って。そしたら「ギュウゾウさん、絶対噛み合うからやった方がいいですよ!」って言われて、DJじゃなくパフォーマンスをやることになったんです。ただ、その時でもハマらなかったんですけど、その後六本木のelevenで共演した時に"研究員って面白いな"って思い始めて、「プロパガンダ」(2013年1月26日に新宿・風林会館で行われた女装イベント)でめっちゃ好きになっちゃったの。
プロのエンターテイメントって、客席とステージが別物なんですよ。客席を絡ませないことが上等だって言われる世界だったんだけど、渡辺さん(渡辺淳之介氏。当時、BiSマネージャー)とメンバーと研究員の三角関係がものすごく楽しくて。俺たちには規制も多いし、やれることなんてもうないなって思ってた時に、戦略を考えて、演者がいて、客席を巻き込んでグルグル回っていく三角関係のエンターテイメントがまだできんじゃねぇかよ!って。

なるほど。

ギュウゾウ で、その時に僕が何を思ったかというと、本気でこの一員になりたかったの。メンバーにはなれないし、運営に入る訳にもいかない...じゃあ研究員になっちゃえ!って。

その感覚ってギュウゾウさんが昔からどこかで求めてたものだったんですか?それとも全く未知なものが突然目の前に表れた!って感じですか?

ギュウゾウ 僕は団体生活とか集団でやっていくのが好きなので...たとえば大学の時にやってた応援団は、野球部があって、リーダー部や応援団があって、一般学生があるみたいな。ちょっとそれにも似てるなって思ったの。そういう関係が居心地がいいって気持ちはあったと思うんだけど、僕の頭が固くなってて"エンターテイメントはもうやれることがないんじゃねえか?"って思ってしまってて。サソリを口に入れるとか、缶を頭にくっつけるとか、そういうことでしか面白いことができないんじゃないか?って失望感もあったの。

その究極は中身をエスカレートさせるしかないですしね。

ギュウゾウ そう。でも「まだ、やれることあんじゃん!」「こういうエンターテイメントがあるじゃねぇかよ!」って。研究員の狂いっぷりとアイデア力と間の良さがもう刺激的で。だから最初はメンバーの誰がどうこうっていうよりも研究員が面白かったですね...ホント面白かった。もう仕事が手につかなくなるぐらい(笑)

BiSが解散したらヲタ卒すると思ってた -BiS研究員後のギュウゾウが「ギュウ農フェス」を始めるまで-

アイドル畑にいなかった人がアイドルを好きになるケースは色々あったと思うんですが、オリジナル・ラブの田島貴男さんとNegiccoみたいに関わったアイドルに集約していくケースが多かったと思うんです。でも、ギュウゾウさんはBiSが終わった後、BiS以外のアイドルのことも好きになっていったじゃないですか。それは何故なんでしょう?

ギュウゾウ 俺もBiSが解散したらヲタ卒すると思ってたの。でも、豪ちゃんとか宇多丸くんとか掟さん(掟ポルシェ。)とかに見事に当てられちゃったんだけど、「アイドル文化を知るとみんな"DD"になる」って言われたんですよ。その時は「ならないよ。BiS以外は無理だよ」って言ってたんですけど...。これがね、なるんですよ(笑)

(笑)

ギュウゾウ 歌がうまいとか、スタイルがいいとか、カワイイとかじゃない"弛み"だったり"ひずみ"がある中で、もがいてる人たちを見てると"上手くなるまで待ってられないんだよ!"って思えちゃうんですよ。元々パンクロックが好きなのもあるけど、それが分かってきちゃうと頑張ってる子がみんな好きになっちゃう(笑)

では、「ギュウ農フェス」を始めたのはどういう理由で?

ギュウゾウ 「こうやったらもっと面白くなるんじゃないか」とか「なんでこういうブッキングをしないのかな?」ってずっと思ってた時に、今もギュウ農フェスを一緒にやってる人たちに相談したら"実現できますよ"って言われてはじめたんですよ。

ギュウゾウさんがアイドルからもらった恩を返していく気持ちもあったんじゃないかな?と思ってたんですが。

ギュウゾウ それは僕の性格ですね。僕がこれだけいいバイブスをもらってたので、より良い環境で、より良い条件で、よりニュースになるようなことを返したいっていうのはずっと思ってたかな。僕が思ってたのは"長尺"と"対決"。"対決"っていうとヲタクの人は「勝負が見たいわけじゃないんだ」って怒るけど、エンターテイメントは勝負の世界だからね。真剣勝負じゃないフリしてても真剣勝負だからね。一万人にいて一人か二人でしょ?生き残れるのは。アマチュアの中で気持よくやっていく、って人も当然いるけどパンク・ロックやインディー・ロックの人たちが奇跡を起こしてメジャーシーンに出ていってる状況も見てるし、電撃ネットワークも実際そうだから、おこがましいけどそういう場所を作ってあげたいし、作れると思ってたから。

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