忖度なしに書くギュウ農フェスオクタゴンスピーカーの感想

2018年4月8日(日)に開催されたギュウ農フェス。
【ガチ恋!】では今回の目玉でもあるオクタゴンスピーカーを中心に、座談会レポート、また今募集しているアンケートなどの企画を行わせていただきました。

▼ アンケート企画
ギュウ農フェス"オクタゴン反省会"アンケートを実施しますー。
・アンケートフォームはこちら「Googleフォーム」から

もちろんイベントの成功のために行う取材や企画ですので、ネガティブなネタは取り上げませんし、多少の不安も期待や関心に変わるようなアングルで取材に取り組みました。

結果、当日のギュウ農フェスは大成功に終わったので"よかったよかった"というところに落ち着いたわけですが、実際のところ今年のギュウ農フェスとオクタゴンスピーカーはどうだったのか?持ち上げるだけで本当にいいのか?と思ったりもしたので、取材させてもらってる身ではありますが、忖度のない正直な感想も書いてみることにしました。

オクタゴンスピーカーは意外と"爆音"じゃなかった?

これはリハーサルでのオクタゴンスピーカーを聴いた時の感想です。
散々"爆音、爆音"と煽ってきてたので"ちょっとやり過ぎだったかも??"と思ってしまったのですが、音は大きいというよりもクリアの方が目立ち(耳立ち?)、特に中高音の鳴りがとてもキレイだったのが印象的でした。音の大きさと絡めてあえて言うとしたら、"こんなにデカい音なのに割れたりしないのがすごい"という感じ?でしょうか。

あと音の"指向性"もとても強く、オクタゴンスピーカーが向いている真正面に立っていると音が大砲の玉のようにバンバン飛んでくるのを感じるんですが、2〜3歩横に移動するとあれ?と思うぐらいに聴こえ方が違う。これが設定によるものなのか、スピーカーの特性なのかは分からなかったのですが、広がるというよりは真っ直ぐに音が飛んでくる、そんな印象でした。

次にフロア中央に置かれたサブウーハー。これは当日近くにいた人は気付いたと思いますが、風を感じるぐらいに低音が出ていました。もしかしたら中高音をオクタゴンスピーカーに任せる代わりに、低音の出力はサブウーハーの方に集中させていたのかもしれません。リハーサル中も低音が際立っている楽曲ほどサブウーハーがよく鳴っていたように聴こえたので、このあたりは音源や楽曲のジャンルによって音の感じ方の違いや、"オクタゴンに向いてる/向いてない"の差も出てくるように思ったりしました。

ただ、このようなスピーカーの特長がしっかり感じられたのはオクタゴンの内側に立っていた時の話で、その外側に出てしまうと案外他のライブハウスと変わらないようにも聴こえました。

また、事前に想像していたほど周囲に音に囲まれるという感覚や、音の洪水に飲み込まれるという感じもありませんでしたが、あくまでそれはリハーサルでの話。音を出し切っていないことも考えられるし、本番のお客さんで埋まった環境では当然聴こえ方も変わるので、本番でどうなるかはで楽しみにとっておくことにしました。

本番はリハーサルとは全く違う景色。メインスピーカーの衝撃

そしていよいよオクタゴンの本番となりましたが、本番のメインステージはリハーサルとは全く違う音響空間となっていました。その理由は、リハーサルでは使われていなかったメインスピーカーの使用です。

事前に「オクタゴンスピーカーとメインスピーカーを同時使用するとスタジオコーストの電源が落ちる可能性があるので同時には使えない」という話も聞いていたので、オクタゴン以降はそれまでと違う雰囲気になるのだろうと思っていたのですが、まさかのオクタゴンスピーカー+サブウーハー+メインスピーカーの同時使用。

オクタゴンが始まる前からメインステージはかなりどギツイ爆音が鳴り響いていたのですが、オクタゴンが始まってからはさらにそれが強烈になりました。それはリハーサルで聴いていたオクタゴンスピーカーの音をかき消すほどで、しかもそメインスピーカーから出る中高音はオクタゴンスピーカーの"パッキパキ"を上回る"バッキバキ"な大音量。
ライブが始まった瞬間は、「オクタゴン鳴らすのやめたのかな?」と思うほどの出力でしたが、フロア中央のサブウーハーはズンズンと低音を鳴らしていたので、おそらくオクタゴンスピーカーも鳴っていたと思います。

結果的にはスタジオコーストの全スピーカーをフル稼働させたオクタゴンタイムとなった訳ですが、あまりにその音が強烈すぎたという印象は少しありました。あと、個人的には周囲を囲むオクタゴンスピーカーと、中央から空気を震わすサブウーハーのサンドイッチ状態にになる空間も体験したかったなぁというのが正直な感想です。

ただ、"音はぶっちゃけ二の次(オクタゴン座談会より)"で挑んだオクタゴンスピーカーですので、メインスピーカーの使用についての是非はありません。
仮に次回もオクタゴンを使ったとしても今回よりブラッシュアップされた形になるのは確実なので、例え爆音すぎたとしてもアイドルのライブであんなに大きな音を聴けたことの方が貴重だったのではないか?と個人的には思っています。

印象的だったアイドルはRHYMEBERRYのMIRIさん

今回のオクタゴンスピーカーの使用に関しては、音響やそこから想像できるアイドルのライブの可能性について取り上げることに終始していたと思うのですが、オクタゴンタイムの中で個人的に一番印象的だったのはRHYMEBERRYのMIRIさんでした。

本来、RHYMEBERRYというグループとオクタゴンスピーカーは、相性がよくない組み合わせなのかも知れないのですが、そんな中でMIRIさんが見せるラップやステージでの姿、お客さんを煽る時の立ち居振る舞いは、どのアイドルさんとも異なる確固たる存在感に溢れていて、MIRIさん自身が築き上げてきたものの強さ確かさを感じさせるライブパフォーマンスでした。

こんな事を書いたら元も子もないかもしれませんが、例えどんな場所でどんな環境にあってもステージに立っている人が一番かっこいいと思わせるのがライブでは最強なんじゃないか?とも思ったりしました。

来年のギュウ農フェスでのオクタゴンスピーカーは「どちらでもいい」

イベント開催前は、"オクタゴンは今回だけだろうな"という気持ちでいましたが、実際に見てしまうと、もう一度やって欲しい、今回の結果を踏まえた来年のオクタゴンも見てみたいという気持ちもかなり出てきました。

ただ、今回のギュウ農フェスの一番の成功は「お客さんがたくさん来た」ということに尽きると思っています。

当日は、会場のどこを見回してもとにかく人だらけ。過去2回のスタジオコースト公演と比べても明らかに人が多かったし、その結果どのステージも大盛り上がりでお客さんの熱量に刺激されたのか、本当に失礼ながら"こんなにいいライブするグループだったっけ?"と感じたグループも結構いました。

「こんなにたくさんの人が来てくれて...」は、もはや常套句のように聞こえますが、アイドルさんたちにとってお客さんがいることががどれだけモチベーションにつながっているかを本当に強く感じさせられた一日でした。

なので、もう一度オクタゴンをやって今回以上にお客さんが来てくれるならやった方がいいし、他のやり方で同じくらいお客さんが来てくれるならそっちでもいい。
ましてや今の段階で来年もスタジオコーストでやると決まっている訳でもないので、オクタゴンスピーカーありきというのも違うのかも?というのが正直な意見です。

ギュウ農フェスは「お客さんの"見たい!"」と「アイドルの"出たい!"」を創造する。-最後は少し忖度しました-

今回の成功を経て、アイドルフェスとしてステージが一つ上がったように感じるギュウ農フェス。
ギュウゾウさんの発想や仕掛けはいつも奇抜で空気を読んでないところもありますが、そんな中でも「お客さんの"見たい!"」と「アイドルの"出たい!"」を創造し続けていくギュウ農フェスのあり方が一つ浮き彫りになったように思った2018年のギュウ農フェス@新木場スタジオコーストでした。

蝶野正洋のメンズファッションブランドARISTRIST(アリストトリスト)のECサイト