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Webメディアに掲載されやすいプレスリリースの書き方【基礎編】

こんちは。
musicite/【ガチ恋!】を運営している山田です。

結構長いことWebメディアの運営をしていまして、現在やっているこのmusiciteでも多くのレコード会社さんやアーティスト、イベント運営の方々からプレスリリースを送っていただいています(いつもありがとうございます)。

それらを拝見させていただいている中で、「掲載しやすいリリース」「掲載しにくいリリース」というのがあります。
ただ、それも内容的にふさわしくないという理由ではなく、原稿の書き方や体裁がニュースとしてアップしづらいというものが少なくなくありません。

リリースを送っていただいている身で偉そうなことを言うのも恐縮なんですが、”プレスリリースはこういう風に書くと掲載されやすいよ(Webの場合は)”というフォーマットがあるように思うので、今回はそれをまとめてみたいと思います。

PDFはやめよう(Webの場合は特に)

PDFになったプレスリリースは、レイアウトもされていたり、写真が入っていたり、文字の装飾もされていて、とても見やすいのですが、印刷されることを前提にした文書なのでこれをWebのニュースにするのは実は結構面倒くさかったりします。

PDFのリリースをWebの記事にする際、原稿部分のテキストをコピーすることから始めるのですが、なぜか必ず英字と数字の前後に謎の半角スペースが入ります。例えば…

◯◯◯◯が新たにMVをYouTubeで公開した。

というPDFの原稿があった場合は必ず、

◯◯◯◯が新たに MV を YouTube で公開した。

となります。また日付の場合もPDFでは、

2018年9月13日(木)

の部分は、

2018 年 9 月 13 日 ( 木 )

とコピペされます。この半角スペースを取る作業が意外に面倒で、ツアーのスケジュールなどたくさんの日付情報が原稿の中に含まれていると、”半角スペース取り”が地味ながら確実に作業効率を落としていきます。

「細かいこと言うなよ」というご意見もごもっともなのですが、日に何十本と送られてくるリリースをさばいているWebメディアのニュース更新担当の人のほぼ全員が、PDFのリリースを見るたびに「めんどくっさ」と思ったことが一度はあるはずです。

じゃあ、PDFでなければ何で送るのがいいのか?というと一番は“メールの本文に原稿ベタ書き”です。
WordもPDFよりはマシなのですが、Webをやる人は基本的に全員めんどくさがりなので、メールに添付されてるアイコンをダブルクリックしてWordが立ち上がってくる間さえも”うっざ”と思っています。
メールの本文に原稿があれば(たとえ長い文章でも)、全文コピペのワンアクションで済むのでホントに楽ちん

PDFの原稿とメールにベタ書きの原稿。Web媒体の場合、同じ内容であれば確実に掲載しやすいのはメールにベタ書きです。

リリース原稿はそのままニュースとして扱えるものがいい

ニュースサイトやtwitterを見ていると、全く同じ内容、同じ原稿のニュースが複数のニュースサイトにアップされていることがあると思いますが、これは送られてきたプレスリリースの原稿をメディアがそのままアップしているからです。

“それってメディアが怠けてるだけじゃん。内容吟味してちゃんとリライトしてニュースにせぇよ。”というご意見はごもっともなんですが、それでもやっぱりそのままニュースとして使用できる原稿になっているプレスリリースの方が掲載されやすいのは間違いないです。

実際レコード会社さんから送られてくるプレスリリースは、そうなっているものが多いのですが、プレスリリースやニュース原稿作成に慣れていない人たちにとっては少し書きづらいのかな?とも思ったりします。

そのままニュースとして使える原稿を書くコツ。それは「”です・ます調”ではなく、”だ・である調”」で書くことです。

ニュースをきちんと伝えたい、ちゃんと理解してもらえるように丁寧に書きたいと思えば思うほど”です・ます調”の文体になりやすいのですが、例えば”です・ます調”の原稿というのは…

5人組ロックバンド”(バンド名)”は2018年10月16日(火)にニューシングル「(楽曲タイトル)」をリリースすることになりました。前作「(楽曲タイトル)」に続く本作は、バンドにとって原点回帰とも言うべき自信作となっています。リリースにあたってはイベントやツアーも開催予定ですので今後の情報を楽しみにしてください。

というものだったりするのですが、ニュースサイトのこういう体裁の文章が載っているのを見たことある人はほとんどいないはずです。こういった原稿の場合、ニュースとして掲載する時にはほぼ100%”だ・である調”に書き換えて掲載しています。

5人組ロックバンド”(バンド名)”は2018年10月16日(火)にニューシングル「(楽曲タイトル)」をリリースする。前作「(楽曲タイトル)」に続く本作は、バンドにとって原点回帰とも言うべき自信作。リリースにあたってはイベントやツアーも開催予定なので今後の情報を楽しみにしていてほしい。

こんな感じです。
内容は同じですが、語尾を”だ・である調”に変えることと、発信者視点から読み手視点に変えて文章を作ることでだいぶニュース原稿っぽくなったと思います。

ニュースの発信者側が”だ・である調”で原稿を書くと若干偉そうな文章になってしまうのですが、それを受け取るメディア側の人間は全く気にしていません
へりくだる必要は皆無ですので堂々と”だ・である調”で原稿を作っていただいた方が掲載されやすくなるはずです。

タイトルに入れる訴求要素は多くても2つまで。それ以上は(たぶん)誰も読んでない。

プレスリリースを作る際、原稿本文と同じぐらい、場合によってはそれ以上に頭を悩ませるのはタイトル付けだと思います。

様々なタイトルがあるのはニュースサイトを見ていれば分かると思いますが、プレスリリースをもらった時に”困ったなぁ。どうしようかなぁ。”と思うのはこういう感じのタイトリングです。

「◯◯のCMが話題の美少女シンガーソングライター”(歌手名)” 待望のニューシングル「タイトル」リリース決定!&最新アー写も解禁!!さらに地元福島にも凱旋する全国13ヶ所のツアーも発表!!」

多いと。訴求要素を入れ込みすぎだと。そう思うんです。↑の例はやや誇張気味に書きましたが実際こういうプレスリリースを目にすることは割とよくあります。

特に新譜に関するニュースは、そのタイミングにまとめて情報が解禁になることが多いのでリリースにも色々な情報が入ってくるのは仕方ないし、告知すべきことは全部原稿に入れていただきたいて全く問題ないんですが、上記の例のように全ての要素が平板に羅列されているタイトルは、思いに反してコアなファン以外は誰の目にも届いていません。

さらに言えばニュースのアップ時には、ほとんどの場合twitterとも連動しているはずですが、タイトルが長すぎるあまり最後の方の文字が切れてしまう可能性もゼロではありません。

このニュースのタイトルを見る限り、おそらく情報の優先順位は…

1.ニューシングルのリリース告知
2.全国ツアー開催の発表
3.アー写の解禁
4.その他

という感じだと思うので、たぶんこのリリースをいただいた時には

「シンガーソングライター”(歌手名)” ニューシングル「タイトル」リリース決定!地元福島にも凱旋する全国13ヶ所のツアーも発表」

「◯◯のCMが話題の”(歌手名)” ニューシングル「タイトル」リリース決定!全国13ヶ所のツアーも発表」

のどちらかみたいな感じに直してニュースをアップするのではないかと思います。(ちょっと味気ない感じもしますが)

また、「CMで話題の…」「美少女」「待望の…」といった見る人の主観に依存する煽り文言なので、あまり多用すると伝えるべき内容がブレてしまうので、これもタイトルに入れる場合も極力数を抑えた方がよいと思います。

プレスリリースはどうやって出したらいいの?

さて、仮に今回の内容に沿ってプレスリリースを作ったとしてどうすれば掲載させられるか?についてですが、当サイトmusicite/【ガチ恋!】については下記の専用アドレス

news@musicite.net

で受け付けておりますので、そちらにメールでガンガン送ってください。全てのニュースを掲載できる訳ではありませんが「このページを見ました!」と原稿のどこかに書いていただければ優先的に掲載させていただきたいと思います。

その他のWebメディアについても、サイトのお問い合わせページなどでリリースの受付先を公開しているところが結構あります。

“ニュースを出したいけどやり方が分からない”、”ニュースの作り方が分からない”という声は結構多くあると思っているので、「掲載されやすいプレスリリースの書き方」は今後も不定期に更新していこうと思っています。

ではまたー。

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