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「ギュウ農フェス春のSP2019」特別企画vol.1 -ギュウゾウ(電撃ネットワーク)インタビュー前篇-

2019年5月6日(月・祝)、今年も新木場スタジオコースで「ギュウ農フェス春のSP2019」が開催される。今やアイドルフェスシーンにおいて捨て置くことができない存在にまでのし上がってきたギュウ農フェスだが、昨年は相次ぐアイドルグループの解散・活動休止やスキャンダラスなニュースが飛び交い、アイドルシーンはもちろん、アイドルイベントのあり方も変革期を迎えている。

そんな中で開催される「ギュウ農フェス春のSP2019」の展望を聞き出すための今回のインタビュー。
「来年はできないかもしれない…」という危機感を持つギュウゾウが語る”ギュウ農フェスは楽曲派の最後の砦”という言葉の意図、去年の大成功、そしてオクタゴンスピーカー再投入を決めた理由などについて話を聞いてきた。

インタビュー参加者
ギュウゾウ:電撃ネットワーク/ギュウ農フェス主宰
スタッフ(A):ギュウ農フェススタッフ
やまー:musicite/【ガチ恋!】編集長(聞き手)


(ギュウゾウ)楽曲派とは何ぞや!?(結論)元祖楽曲派おじさんがギュウゾウ。-アイドル楽曲派議論-

ギュウゾウ今日は一番最初にさ。”楽曲派とは何ぞや?”ということについて話したいなと思ってるんですよ。

やまー先日お会いした時に「ギュウ農フェスは”楽曲派”の最後の砦」って力説されてましたよね。

ギュウゾウ(立川)談志師匠の「志ん朝が死んで落語の灯が消えた?冗談言うな、俺がいるじゃねェか!」って言ったエピソードに習って、「アイドル界隈はピンチケしか客が入らなくて楽曲派の灯が消えた? 冗談言うな、ギュウ農フェスがいるじゃねェか!」ってツイートしたら、また色んな人に怒られてしまって…

やまーはは(笑)僕も”楽曲派”の使い方それであってる?とは正直思いました。

ギュウゾウでも実際に楽曲派はもう終わり、今は古谷さん(まねきケチャプロデューサー・古谷完氏)や”原宿カワイイ”の流れでできたグループだけが残った…みたいに言う人も結構いるんでね。だからこそ談志さんの話なんですよ。”なに言ってんだ!ギュウ農フェスがあるじゃねえか!!”って。

やまーでは、楽曲派の話からしましょうか。まずギュウゾウさん自身は”楽曲派”をどういうものだと思ってたんですか?

ギュウゾウすごく勘違いされてるんだけど、ルックスは良くないのに楽曲がいいアイドルのことを”楽曲派”って呼んでるっていうのは全然違いますからね!

やまーそういう風に怒る人が多かったんですね(笑)

ギュウゾウでも、なんとなくは分かるんですよ。今まで僕が推してきた…って言うとまた怒られちゃうんだけど、僕みたいにずっとロックしか聴いてなかった人からしたら、”アイドルがやる音楽なんて…”って思ってたんだけど、ある時「え!?すげぇ曲いいじゃん!」って降って湧いたみたいにアイドルファンになった人が結構いたと思うんですよ。

やまーたしかにいましたね。

ギュウゾウそれが旧BiSやベルハーには特に多かったんだけど、”こういうのもアイドルでいいんだ!”って知って、革ジャン着てたり入れ墨入った人たちがロックイベントと同じように身体をぶつけあったり、サーフしたり、絶叫してたり…

やまー今までステレオタイプに思っていた”アイドルってこういうものだろう”っていうのを壊してくれて、なおかつ楽曲に関しても尖ったことをやってる人たちと出会ったってことですかね。

ギュウゾウそうですね。もちろん僕が思う楽曲派のアイドルにはかわいい子もたくさんいるけど、ステレオタイプなアイドルとは違う立ち居振る舞いとか、ロックならではな”生っぽさ”みたいなものを感じさせるのが楽曲派なんじゃないかな?って思ってたんですけど…違った?

スタッフ(A)楽曲派って元の意味はアイドルファンの”照れ隠し”なわけじゃないですか。最初はアイドル三十六房とかでよく言われるようになって。

ギュウゾウ楽曲派って言葉が?

スタッフ(A)そうです。曲がめっちゃ良くて応援してるんだけど…例えば初期のさくら学院さんとか、amiinAさんや3776さんとかもそうなんですけど、あまりにもローティーンなアイドルだった場合、公にはちょっとファンって言いづらいなって。

ギュウゾウロリコンだとか女の子に鼻の下伸ばしてるとかって言われるのが嫌だって感覚は僕もあったからね。

スタッフ(A)そこを”楽曲が好きなんです!”っていうことでオブラートに包むというか、フィルターを通した表現にするみたいなところがあって。

やまー他人に堂々と「アイドルが好きなんです」って言えるための”盾”というか。

スタッフ(A)そういうところはあると思います。

やまー僕がまさにそうだったんですよ。楽曲派って言葉自体は最近のものなんですけど、そういう概念?はもっと昔からあったと思ってて。僕は20年以上前にribbonっていうアイドルを好きになったんですけど、曲がものすごく良かったんですよ。でも、自分の中では”アイドルを好きになったんじゃない。あくまで好きになった曲を歌ってたのがアイドルだったんだ!”みたいな自己弁護をしていて。でも結局僕はそのあと追っかけみたいなことも始めてしまうという…。そういう”お前、結局アイドルが好きなんじゃねえか!”って言われて何も返せなくなっちゃう一歩手前の見栄や強がりが”楽曲派”って言葉なんじゃないかな?って思うんですよね。

スタッフ(A)もちろん楽曲が好きなのは大前提なんですけど、楽曲から入ったはずなのにいつの間にかアイドル本人もすごく好きになっちゃってっていう。でも、さっきギュウゾウさんが言った”古谷さん系”やそのさらに次の世代のグループのファンの人は、その比重が逆だと思うんですよ。メンバーのことが好きで好きでしょうがなくて。曲が始まったらとにかく”うわ~!カワイイ!!”って盛り上がっちゃうというか。

ギュウゾウ今、2人の話を聞いてて思い出したんだけど、僕は旧BiSを好きになった時めっちゃ周りの人に「BiSはアイドルじゃない!!」って言ってたと思う(笑)でも、最後に横浜アリーナの解散ライブが終わった時にある研究員から「BiSはアイドルだったでしょ?」って言われて「…アイドルだったね。」って。そこで陥落したの。

やまー(笑)

ギュウゾウ僕みたいに”女の子に鼻の下伸ばしてデレデレしてるのは男じゃない”って思ってる人はまだまだいると思うの。実際、僕がそうだったから。楽曲派はそういう人たちの”隠れ蓑”には絶対なってるんですよ。ももクロやでんぱ組の曲を聴いた時も”すごい!なんだこりゃ!”って思ったんだけど、好きとは言いづらかったんだよね。でも、BiSにはそれが言えた。で、そこから色々見ていってキラキラしたグループも好きって言えるようになったんだけど…そこにいくまで5年かかりましたよ(笑)

一同(笑)

ギュウゾウ今日分かりました。僕にとっての楽曲派って言葉は”隠れ蓑”ですよ。だからギュウ農フェスの存在は、「みんなにとっての隠れ蓑がなくなっちゃったら隠れられないだろ!」ってことですよ。楽曲派って隠れ蓑がなくなっちゃったらどうすんのよ!?ギュウ農フェスが最後の砦だよ。ギュウ農フェスしかいないんだもん。スタジオコーストみたいな会場でこういうことやるのって。

やまー楽曲派が胸張って行ける現場がなくなっちゃう?

スタッフ(A)“曲が良くてライブが最高なんだ”っていう人が行ける場所が…。”結局かわいい子が見たいから行ってるんでしょ?”っていうのは、若い人が言われるならまだいいかもしれないけど…

ギュウゾウおじさんの逃げ場所なくなっちゃうじゃん(笑)

やまーでも、おじさんのためにギュウ農フェスをやってる訳ではないですよね?

ギュウゾウ全然違いますよ!(笑)

やまーただ、たしかに楽曲派は隠れ蓑という面はあるかもしれないんですけど、本当に曲が好きって人たちもいるんですよ。

スタッフ(A)確実にいますね。

やまーそういう人たちが純粋に楽曲面の評価としてアイドルの曲について語りはじめたり、アイドル楽曲を好きになったりする言葉通りの楽曲派もいるので、”楽曲派”って言葉には色んな意味が混ざってるんだと思うんです。その意味でいうと楽曲派の人たちが好きな曲の中にはブラックミュージックの匂いがするものが必ず入ってくるんですよ。そこを無視して語ろうとすると”それは違う”って怒る人たちもいるんだろうな、と。

スタッフ(A)女子流さんとか。

やまーそうですね。まさに東京女子流とかだと思います。Especiaとかも。

スタッフ(A)あと、Perfumeさんの影響もすごくあったと思うんですけどね。

ギュウゾウPefumeの曲がすごいっていうのは当時の俺だって分かったよ。でも、その時はメンバーさんが子供すぎた。掟さん(掟ポルシェ。)さんの結婚式でPerfumeが余興で出た時とかも、正直「楽屋うるせーな」って思ったし(笑)

スタッフ(A)曲には興味があったけど、アイドル全般には興味がない感じだったんですかね?

ギュウゾウアイドル全般というか、硬派な男はアイドルを好きって言わないものだと思ってたよ。

スタッフ(A)ということは、ギュウゾウさんは”元祖楽曲派おじさん”だったのかもしれないですね。

ギュウゾウ(苦笑)

 

春のSPは今年が最後?? -去年の大成功とオクタゴン再投入の理由-

やまー今年のギュウ農フェス春のSPについて話す前に、去年の大成功も振り返っておきたいんですが、ギュウゾウさんは去年の春のSP(ギュウ農フェス オクタゴンスピーカー降臨の新木場スタジオコースト公演は過去最大規模のアイドルフェスに発展)をどう評価してるんでしょうか?

ギュウゾウまさかあんなにお客さんが来ると思ってなかったし、特に当日券で来てくれた人がたくさんいたのね。だから音楽の神様が微笑んでくれたのかな?って本当に思ってて。【ガチ恋!】のオクタゴンを説明する対談(ギュウ農フェス「オクタゴン座談会」-ギュウゾウ&PA&演者Pが怪物音響システム”オクタゴンスピーカーを語る”-)も真意が広く音楽ファンに伝わったなって。でもね、これはよく言われることなんだけど、運営やプロデューサーがどんだけ楽曲や音にこだわったところでそれはただの自己満足。そんなことにお金使うなら特典会やチケット代を安くしろよ、って話を聞いたことがあったの。

やまーそれはお客さん側の意見ってことですか?

ギュウゾウそう。でも、その意見ってあながち外れてないと思うんだ。だからイベントに良いマイクを使ったり、照明をド派手にしたり、オクタゴンスピーカーを使ったりする必要ってどこにあるの?って思う人がいてもいいと思う。だけど去年は”オクタゴンっていうすごい音響システムがあるらしいぞ!すごい音が鳴るらしいぞ!”って伝えたことで、あんなに人が来てくれたり、たくさんの感想をもらえたりするのを見ると(ギュウゾウ、演者、お客さんに聞く「オクタゴンどうだった?」-ギュウ農フェスオクタゴン反省会-)、アイドルという音楽エンターテイメントの限界点はまだまだ先にあるぞ、って思えたのが去年だったかな。

やまーでも、その去年の大成功が今年のプレッシャーになったりはしていませんか?

ギュウゾウ去年のことについてもう少し言うと、演者だけじゃなく運営側にもオクタゴンスピーカーに対する畏怖はあったんだよね。そんな中でも校庭カメラガールドライとamiinAは、オクタゴンでやりたい!って手を上げてくれて、しかもオクタゴン用に音も作り直して挑んでくれたからね。その意気込みはにじみ出てくるものだと思うんですよ。去年はそういうみんなの想いが出た結果でもあると思う。たしかに今年はオクタゴンやらなくてもいいや、って思ったこともあったんだけど、使うことにした理由は、春のSPは今年が最後かもかもしれないっていうのが一番なの。何しろギュウ農フェスは俺が個人でやってるイベントだから。赤字がン千万円とか出たらそれを僕が払うイベントだから。一度大コケしたら来年できる体力がなくなっててもおかしくない。だからといってお客さん呼べるなら誰でもいい、ってイベントにもしたくなくて。「今このグループを出さなくていつ出すんだ!?」とか「このグループをフィーチャーするのが2019年なんだ!」っていうのを大事にしたいし、それをお客さんにも分かってもらえるようにしたいっていうのがあるんですよ。

やまーなるほど。

ギュウゾウあと去年オクタゴンがどんな音が出るか分かったことで、もう”一山”超えられると思ったの。agehaのスタッフですら「agehaでもこんなにデカい音出てるの聴いたことない」って言ってたぐらいだし、その経験を活かしたら今年はもっと良くなるはず。それを試さないで終わるのは嫌だな、って。演者のキャスティングに関してもものすごく考えてるし、ここまでやってお客さんが来ないならギュウ農フェスはアイドルシーンから求められてないって思わなきゃいけないよね。それぐらいの背水の陣をしいてるのが今年だね。

フェスとは何か?-ギュウ農”フェス”が目指すもの-

やまーでは、そのアイドルシーンの変化についてもお聞きしたいんですが、ギュウゾウさんがギュウ農フェスを始めた当時(2015年春)、今のアイドルシーンがこんな状況になるって想像できるものでしたか?

ギュウゾウ全然できてないです。

やまーもっと右肩上がりでいくと思ってた?

ギュウゾウそうですね。もっと言えば、ギュウ農フェスがこんなに大きくなるとも思ってなかったし(笑)ある程度は成功する自信はあったけど、会場の大きさももちろん、こんなに色んな人から”ギュウ農に出たい”って言われるようになったりするとは思ってなかった。あと去年は中堅のアイドルが次々解散しちゃっただけじゃなく、アイドルの労働環境のこととか。後ろ向きな話題がこんなに吹き荒れるとは全然思ってなかった。

やまーそういう中でギュウ農フェスはどうあるべきか?みたいなことを考えることはありますか?

ギュウゾウ僕らのイベントって特典会が短いと思うんですよ。特典会ってアイドルイベントの魅力の中のすごくでかいところを占めてると思うんだけど、春のSPに関してはあんまり長くしなくてもいいんじゃないの?って思ってるの。その代わりにフードコートで栃木県の名物を食べたり、結婚相談所を置いたり、ガチャガチャをやったり、アイドルのライブを見ながら一日を楽しく過ごしてもらえるイベントしたいと思ってて。お客さんの中にはお目当てのライブと特典会のためだけにチケット代払ってイベントに行ってる人もいるからね。そうじゃないイベントがあってもいいんじゃないかな?って。アイドルさんが会場内でお客さんにお菓子を配ったりするのもその一環なんですよ。

スタッフ(A)他のアイドルフェスさんって、あんまりフェス感があんまりないというか…

ギュウゾウものすごい人数の対バンイベントって感じはあるよね。なるべくそうじゃない楽しみを作りたいとは常々思ってるんですよ。

スタッフ(A)ギュウゾウさんが以前CHAIが出演しているイベントで対バンした時に、ライブ見る以外のところも面白かった言ってて。

ギュウゾウあの時は電撃ネットワークで出たイベントだったんだけど、お店がいっぱいある中にライブスペースがあるみたいな感じで。そのユルさが良かったんだよね。しかもライブにも割といい人たちが出てるっていう。

やまーそれは代々木公園でやってるタイフェスとか、ラーメンフェスみたいなものとは違うんですか?

ギュウゾウ近いところはあると思うけど、やっぱりそっちはラーメン食べる方に夢中になっちゃうよね。ほどよいバランスっていうのはあると思うんだ。フジロックとかロックインジャパンフェスとかサマーソニックはその辺りは上手だよね。

スタッフ(A)アイドルイベントには一日中やるイベントもあったりするんですけど、お目当てのグループを見て、特典会に行って、帰る。それが繰り返されていくのはあんまり面白くないなって。ホントにでっかい対バンイベントみたいだなって。

ギュウゾウもったいないよね。

スタッフ(A)大規模なアイドルイベントでフェス感があるのって、横丁さん(アイドル横丁夏祭り)とかTIFさんぐらいな気がするんです。

ギュウゾウ横丁さん、素敵だよね。

スタッフ(A)一日いれば何かあるって感じがします。

やまーグラビアや縁日を始めたのもアイドル横丁が最初じゃなかったでしたっけ?

ギュウゾウあと無料スペースもあったり。僕らも無料スペース作りたいんだけど、まだそこまでの体制が整えられないのが実情で。

やまーフェスって盆踊りみたいなものかな?って思うんですよね。本来は仏様を弔うために祭事だったはずが、今は盆踊りよりも縁日に行くのが目的だったり、人がたくさんいる賑やかさを楽しみに行く場所にになってたりしてて。アイドルフェスもそういうものになれたらもっと根付いていくんじゃないのかな?と。

ギュウゾウフジロックとかって出る人関係なくみんな行くじゃない。そこでのんびりしたり癒やされたり。出演者関係なくその空間を楽しめるって存在になれれば一番素敵だなって思うけど、アイドルイベントでどうすればそれに近づけるかはまだ模索してるし、まだまだ発展途上の文化だと思うからそれが面白いんじゃないかな?と思いますね。

 

2019年、アイドルイベントの変化をどう捉えるか

やまーで、今年の春のSPなんですが、シーンをこれまで支えてきたアイドルさんたちがたくさん解散してしまったり、今まで何度もギュウ農フェスに出演してきたアイドルさんたちもステップアップしてスケジュールが合わなくなったり。今年はメンツもだいぶ様変わりするのかな?と思うんですが。

ギュウゾウ実は去年解散した大きなグループって春のSPにはあまり出てないんですよ。

やまー確かに…。そういえばそうかもしれないですね。

ギュウゾウ僕もあれ!?って思ったんだけど、出てもらったのってPASSPO☆さんぐらいじゃないかな。それよりもむしろ最近思うのは、昔だったら確実に完売するだろうと思っていた組み合わせのイベントが、ここ一年ぐらいは完売しなくなってきてるの。でも、だからってイベントの質は落としたくないので、薄氷を踏む思いというのは何度かしてきましたよ。

やまーなるほど。

ギュウゾウその一方で、最初に言った原宿カワイイ系?NEO原宿系?のグループのイベントは大入りが続いてたり、特典会が終わらないっていう話は聞いてるから、たぶん潮目が変わったんだろうなって。

やまー僕も3ヶ月連続でイベント(GK NITE、GK DATE)を主催させてもらって気づいたことなんですけど、「このグループとこのグループが共演したら面白いことになるんじゃないか?」という演者同士の化学反応を期待するっていう手法が通じなくなったのが今なんだろうなとは思うんです。

ギュウゾウそれはホントに感じますね。今は同じ系統のグループが集まるイベントじゃないと人は集まらないし、”うねり”もできづらくなってる。…でもこれって昔のディスコブームが終わってクラブに人が移っていった時とすごく似てるのよ。ディスコの中でごった煮状態で音楽がかかってたのが、「俺はヒップホップだけでいいんだよ」とか「俺はハウスだけでいい」ってジャンルに細分化されたイベントがクラブでやられるようになってさ。

やまーでも、そういうカオス状態だったものが細分化していく現象って、一つのムーブメントの終わりに近づいた時に起きることなんですよね。

ギュウゾウあー。プロレスとかキックボクシングもそうだったもんね。

やまーそうですそうです。

ギュウゾウあとイベントはチケット代がどんどん安くなってきてますよね。その代わり特典会の時間が長いっていう。それとワンマンに行ければ対バンはいいやっていう流れも。

やまーありますね。

ギュウゾウワンマンは大掛かりになるし、素晴らしいものを見せて欲しいと思うからチケット代がそれなりの金額でも仕方ないんだけど、その一方で普通のイベントのチケット代はどんどん安くなってるから、イベント全体がふるいにかけられてる状況ではあるよね。

スタッフ(A)“ここは来た方がいいよ”ってちゃんと謳わないとお客さんは来ないんだなって。この間のギュウ農フェスのプレイベントに思った以上にお客さんが入ってくれたのはやっぱり”メインステージの争奪戦”っていう大きくて。そういうのがあると出演する人も気合い入れて来てくれるし、お客さんも盛り上がるので。

ギュウゾウただ、僕らが言ってる”争奪戦”というのは、お客さんの数を見たり課金ゲームをしている訳ではなくて、僕らがまだちゃんと見ることができてないグループを見させてもらう意味が大きいんだ。それはお客さんの熱量も含めてさ。あと、これはあまり言いたくないんだけど、プレイベントをあまり大きな場所でやっていないのは、そういう場所だと嫌でもいつもは見ない他のグループも見なきゃいけなくなるの。その中で少しでも気になったグループができて、春のSPで「もう一回見てみようかな?」って思ってもらえる場になればと思ってやってるんですよ。

やまー前回のプレイベントはお客さんもいっぱいだったし、ライブも”私たちがメインステージに立つんだ!”って意気込みも感じられたからとても良かったですよね。あと、全出演者とも一番最後にMCをやっていたのが見比べるという意味でもすごく見やすかったです。あれはギュウゾウさんから指定したんですか?

ギュウゾウいや。それは偶然ですね。でも、あの日はあんなにお客さんが入ってくれるとは正直思ってなくて。まさかZONBIE POWDERのファンがあんなに大挙してきてくれるとは思わなかったし。

スタッフ(A)しかもすごくいいライブもしてくれて。正直、プレイベントでZONBIE POWDERさんを見るまではメインステージに立つ姿は想像できなかったんですけど、やっぱりあれだけ気合入ったライブを見てしまうとまた悩み始めちゃうんですよね。

ギュウゾウただ、前回は嬉しい誤算だからよかったんだけど、プラスマイナス関係なく集客の読みが当たらなくなってるのは自分的にすごく気にしてるんだよね。損したくないっいう姿を露骨に見せるのは好きじゃないんだけど、春のSPはコーストを一日借りてしかもオクタゴンを使う規模のイベントだからさ。怖い部分はあるんだよね。でも、お金のこと以上に、俺がエンターテイメントに携わる人間として勘が鈍くなってるなってるんじゃないか?って恐怖があるの。去年のオクタゴンもやる前は散々”意味がない”って言われたけど、結果的に”やっぱり面白かったじゃねーか!”って溜飲が下がったところはあるんだけど、その後のWWW Xで3ヶ月連続の時は読みが外れたし。そういう恐怖感はあるんですよ。

やまー僕も自分のイベントでは集客の読みが結構外れたんですけど、来てくれたお客さんたちは本当に楽しんでくれていたので、読みが外れた理由は勘の鈍さよりも、やり方や見せ方が不十分だったんだと思ってるんですよ。あと、僕やギュウゾウさんが経験した数年前の地下アイドルの大きなムーブメントの時って、”見れば分かる”、”聴けば分かる”っていう理屈で現場に足を運んでくれる人がいた時代だったんですよ。たぶん。ギュウゾウさんはそんな理屈はクソ食らえだってことを重々知ってる人だと思うんですけど、それでもあの時代は”見れば分かる”、”聴けば分かる”が通用した、それが通じる人たちがたくさんいたありがたい時代だったんだろうなって思うんです。

ギュウゾウたしかに”見れば分かる”、”聴けば分かる”が通用した時代とは明らかに潮目が変わったんだろうね。あと、同じ系統の人たちが集まる現場が盛り上がってるって現実はあるんじゃないかな。

やまー今はそういうところに人が集まる時代なんだと思うんですけど、でも、そんな中でも次の時代を担う新しいアイドルや面白いアイドルの芽は既に出始めていて、そういう芽を見過ごしちゃいけないのが2019年のアイドルシーンだと思っているんですよ。なので、今年のギュウ農フェスはどんなことをするのかな?というのが気になっているんですが。

ギュウゾウえーと。実はこれから発表になるものの中に、一つ今年の新しい挑戦があるんですよ…

(インタビュー後篇に続く)


ギュウ農フェス春のSP2019 怪物音響オクタゴン is BACK!
2019年5月6日(月祝)OPEN 11:00/START 12:00(予定)
新木場STUDIO COAST(東京都江東区新木場2丁目2-10)
▼ チケット
・イープラス前売券購入ページURL(パソコン/スマートフォン/携帯共通)
sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002282893P0030001
※各種とも入場時に1ドリンク代が必要となります。
※VIP席・2階席はオクタゴンスピーカー使用時にステージが見えにくくなります。
※開催記念コラボTシャツはチケット購入時に事前指定。サイズ指定後は以降のサイズ変更が不可となります。
※VIP席グリーティング参加アイドルは後日発表となります。
※アイドル・グリーティング時間および場所については後日アナウンスとなります。
※軽食の内容については後日アナウンスとなります。
※食物アレルギーのある方は事前にお申し出ください。
※出演者のキャンセルによるチケットの払い戻しはいたしませんのでご了承ください。
▼ 券種
VIPルーム席(出演アイドル有志によるグリーティング、お土産、軽食付き)
・VIP席(開催記念Tシャツ付き)/前売:13,000円 /当日:14,000円
2階指定席
・2階指定席(開催記念Tシャツ付き)/前売:10,000円 /当日:10,500円
・2階指定席(Tシャツ無し)/前売:7,000円 /当日:7,500円
1階スタンディング
・1階スタンディング(開催記念Tシャツ付き)/前売:7,500円 /当日:8,000円
・1階スタンディング(Tシャツ無し)/前売: 4,500円 /当日:5,000円
※入場順:VIP席(Tシャツ付き)→2階席(Tシャツ付き)/1階スタンディング(Tシャツ付き)→2階席(Tシャツ無し)/1階スタンディング(Tシャツ無し)→当日券
※開催記念Tシャツは当日の公式物販カウンターで交換いたします

▼ 出演者
BILLIE IDLE®/グーグールル/MIGMA SHELTER/絶対直球女子!プレイボールズ/おとといフライデー/せのしすたぁ/めろん畑a go go/爆裂女子-BURST GIRL-/DJ後藤まりこ/我儘ラキア/uijin/raymay/ZOMBIE POWDER/Devil ANTHEM./Malcolm Mask McLaren/ReLIeF/校庭カメラアクトレス/SAKA-SAMA/RHYMEBERRY/劇場版ゴキゲン帝国/ラストクエスチョン/(以上追加発表出演者)
GANG PARADE/EMPiRE/桜エビ~ず/たけやま3.5/amiinA/ヤなことそっとミュート/CY8ER/校庭カメラガールドライ/tipToe./二丁目の魁カミングアウト/天晴れ!原宿/ゑんら/トキヲイキル/エレクトリックリボン/里咲りさ/るなっち☆ほし/とちおとめ25/Lovin&S/ギュウゾウ(電撃ネットワーク)他

メインフロア音響:怪物音響オクタゴン・スピーカー
※オクタゴン・スピーカー(新木場ageha所有の世界にも類を見ない音響システム/メインフロア頭上に設置された34基の赤い4ウェイスピーカーと、フロア設置の大型円柱ウーハーをセットで使用し、驚愕の音量と音質空間を演出する)
レーザー演出:huez
開催記念コラボTシャツ:ハードコアチョコレート
結婚相談所:特定非営利活動法人 結婚相談NPO
フードコート(予定:餃子、芋煮会、やいた黒カレー、他)

ギュウ農フェス春のSPプレイベント~メインステージ争奪戦はもう始まってんだぞ! vol.1~
2019年2月10日(日)OPEN 18:00〜/START 18:30 ※公演終了
大塚Hearts+
前売券 2400円/当日券 2900円
※入場時に1ドリンク代が必要となります。
チケット発売:各運営受付/ギュウ農フェス予約
※出演者運営窓口様にお問い合わせもしくはギュウ農フェス予約でお求めください
ギュウ農フェス前売予約フォーム(お目当ての出演者を記入してください)
ur0.work/PCKX
▼ 出演者
Devil ANTHEM./めろん畑a go go/RHYMEBERRY/ZOMBIE POWDER/ラストクエスチョン/ギュウゾウ(電撃ネットワーク)他
※出演者は追加発表がある予定です

ギュウ農フェス春のSPプレイベント~メインステージ争奪戦はもう始まってんだぞ! vol.2~
2019年3月10日(日)OPEN 17:00/START 17:30
大塚Hearts Next
前売券 2900円/当日券 3400円
※入場時に1ドリンク代が必要となります。
チケット発売:イープラス前売券購入ページURL(パソコン/スマートフォン/携帯共通)
eplus.jp/sf/detail/2856110001-P0030001
▼ 出演者
エレクトリックリボン/校庭カメラアクトレス/SAKA-SAMA/せのしすたぁ/絶対直球女子!プレイボールズ/たけやま3.5/Malcolm Mask McLaren/ReLIeF/ギュウゾウ(電撃ネットワーク)
※前売券の運営窓口予約はありません

ギュウ農フェス春のSPプレイベント~メインステージ争奪戦はもう始まってんだぞ! vol.3、4
※詳細は後日発表いたします

リンク
ギュウ農フェス公式ツイッター twitter.com/gyuno_fes
ギュウ農フェス春のSP ツイッターサブアカウント twitter.com/gyunoufes_SP
ギュウ農フェス公式ホームページ gyunoufes.com/

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