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めろん畑a go go 中村ソゼの映画レビュー部屋『田舎暮らし』001

めろん畑a go go 中村ソゼさんの”超マニアック”映画解説コラム
今回からめろん畑a go goの中村ソゼさん(@SozekgMelon )の映画コラムがスタートすることになりました!!
このMu-magでいつかどなたかに映画をテーマにした連載をして欲しかったのでとても嬉しい。事前の打ち合わせで話を聞いたところかなりマニアックな映画が好きという話だったので、何を紹介してくれるかとても楽しみにしていたのですが、取り上げた映画だけでなくそのレビューの方もかなり”中村節”が効いたマニアックなものでした。
ご本人も「引くほどネタバレしている」と書かれていますが、個人的にはむしろこのレビューを読んだことでむしろ映画を見たくなったのが率直な感想です。
そして、そのレビューの中にとても”いい表現”があったので無理を言って中村さんにその部分をイラストに描いてもらいました(↓)。
それがどの部分かについては一番最後に中村さん自身の解説がありますのでそちらをご覧ください。
また、映画のレビューに加えて中村さんが趣味(?)にしているという映画の”顔マネコーナー”も毎回紹介してもらっているのでそちらもお楽しみに!


三度の飯が面倒臭いので映画館で食事を同時進行するのが好きです、中村です!

この度、映画レビューの部屋を開設させて頂くことになりました!
ありがとうございます!

記念すべき第一回めです!

私は映画が好きです。
たぶん親も好きだと思います。
好きなジャンルはホラー、シチュエーションスリラー、SFなどです。幼少期は家でずっとエイリアンとかバイオハザードなどをみて育ちました。今はその中でもSFとB級が広がっていっている感じで、日々鑑賞を重ねています。

映画が好きな理由は、一方的な押し付けだからです。
洋画をよく見ますが、好きな俳優とかは特にいないです。映画が好きだからこそ演じている人そのものを知りたくないです。先入観のほぼない状態で見たい。だから低予算とか知らんひと達ばっかりの映画が結構好きです。低予算は最高です。POVも好きです。POVとは、『REC』とか『クローバーフィールド』みたいに、ビデオカメラの一視点で撮られた(風の)作品です。これもモキュメンタリーと似てるというか、リアルっぽいから好きです。モキュメンタリーと言うとホラーだけだと思われがちですが、お笑いもそれに入ると自分は思っています。『俺は有吉を訴える』みたいなやつもすごく好きです。でも最終的にはコントより漫才がすきです。なんでだろうか分からないけど。

映画はこうであれ!みたいな話はいらないので、皆さんが自分の好きな映画を見ればいいと思います。つまらない映画はないです。つまらないと思うのはその面白さが分かってないだけで、分かる人が楽しければそれでいいと思います。
そして私の映画レビューは引くほどネタバレしているのでご了承の上ご覧下さい。

それでは記念すべき、
第一弾はこちら!!

『ゴーストランドの惨劇』-2018 カナダ/フランス

ゴーストランドの惨劇

ここ最近、映画をなぜか構えて観るのが癖になってしまっていた私ですが、開始25分くらいで全てを忘れて没頭させられる映画には久し振りに出会ってしまいました!
カメラワークや演出がうますぎてうまいという三文字だけで脳が詰まる瞬間があった。
割と雰囲気から入るタイプなので、雰囲気からガッチリ人の心を掴む映画は本当に好きです。

この映画は”16年前に自分に襲いかかった惨劇が再び襲いかかる!”という触れ込みのものなので、まずは「最初に酷い事件があるのだな」「それが二度目も訪れるのだな」と考えます。『ピラニア』と『ピラニア リターンズ』みたいな感じかな?と考えていました。でも実際見てみたらそんな次元ではなかった。
主人公のベスが”今”だと思っていた16年後の時間が全部妄想だとわかった瞬間に一体何が惨劇なのか、本気で分からなくなる!

いつものように黒幕当てをしながら見てたのですが、ベスが家に戻ってきて姉がおかしかった時、真っ先に母親疑っちゃったな。ホンマにごめんな

16年後なのに母親が年老いてないのをみて、これでヴェラも年老いてなかったら異世界系のかと思ったけど、母親だけなぜか若いし二人で晩酌するシーンでベスのことを羨んでたから母親が仕組んでて姉からなにかエキスを頂いている魔術系かと思った!
それとも、母親がベスだけ溺愛してたシーンが印象的だったからもしかしてお母さんがベスに実家に戻ってきてほしくてやってるのかな?とか考えました。(これはベスが家を出た描写がほぼ無いのでまあないかなとは思ったけど)

さらに鏡の中にもう一つの世界があってそこに姉だけ閉じ込められている『インシディアス』系かな?というのも思ったけどこれらの推理全部外れでした。 勘が悪くて辛い

この映画は単純に飲み込むと、
[16年前]
主人公のべスがお姉ちゃんのヴェラとお母さんと田舎にある叔母の家を引き継ぐ

その日にキャンディ屋さんのラッピングトラックに乗った二人の殺人鬼に家ごと襲われる
→なんやかんやあったが、母親が二人とも倒して終わる

[16年後]
ベスは元々ホラー小説が好きだったのもあり先の事件を小説にし、ベストセラー作家の子持ちになり幸せに暮らしている。が、そんな中突然ヴェラから「あの事件は終わってない!」みたいな電話が来たので家に真相を探りに行く

そしたら姉はまだあの家で病みまくっていた
→自分を傷つける姉を守ろうと試みるがだんだん自分の見る世界もおかしくなっていき、気づいたら母親が消えて死んだはずの殺人鬼に襲われる。

そこで姉から「事件の時に戦って死んだのは、殺人鬼ではなく母親の方だった」と告げられる。と同時に”16年前の惨劇の中”に戻る
→母親の死によるショックでベスは妄想の世界を創り出していた、16年後など存在しなかった

と捉えらます。
これに対する疑問がいくつかある。
疑問→●

[16年前]
主人公のべスがお姉ちゃんのヴェラとお母さんと田舎にある叔母の家を引き継ぐ
●引越し先に着く前に寄ったお店で、叔母のことをお店の人が「イかれたフランス人」と、あんまり良くない感じで言っている
→叔母さんにこの事件のなんらかの原因がある?

その日にキャンディ屋さんのラッピングトラックに乗った二人の殺人鬼に家ごと襲われる
→なんやかんやあったが、母親が二人とも倒して終わる
●なぜキャンディ屋さんはこの家に来たのか?→ヴェラが中指たてたから?

[16年後]
ベスは元々ホラー小説が好きだったのもあり先の事件を小説にし、ベストセラー作家の子持ちになり幸せに暮らしている。が、そんな中突然ヴェラから「あの事件は終わってない!」みたいな電話が来たので家に真相を探りに行く
●あの電話だけでなぜ速攻帰ったのか、帰る理由としては弱い気がする
→そもそも本を書いている世界が妄想(完全ではない)という伏線?

そしたら姉はまだあの家で病みまくっていた
→自分を傷つける姉を守ろうと試みるがだんだん自分の見る世界もおかしくなっていき、気づいたら母親が消えて死んだはずの殺人鬼に襲われる。
●なぜ姉は家を出てなくてベスは出たのか?「病院に行った方がいい」と思いながら16年放置するか?
→これも、そもそも本を書いている世界が妄想(完全ではない)という伏線?

そこで姉から「事件の時に戦って死んだのは、殺人鬼ではなく母親の方だった」と告げられる。と同時に”16年前の惨劇の中”に戻る
→母親の死によるショックでベスは妄想の世界を創り出していた、16年後など存在しなかった

「なぜキャンディ屋さんはこの家に来たのか?→ヴェラが中指たてたから?」
という疑問に関連しますが、
殺人鬼二人組は人形が欲しいという理由で、ベスとヴェラの姉妹を”人形にして”監禁しました。思い返すと引っ越してきた叔母の家は、初めから人形やアンティークが沢山あったような?人形が好きな殺人鬼がたまたま人形集めが趣味の人の家を襲うのか?と考えると、
①叔母も襲われた?
②叔母が殺人鬼のうちのひとり?
いずれにせよ行き当たりばったりの犯行ではないのでは?という結論になります。

さらにさらに、
私はこの映画を「ベス現実逃避物語」と捉えますが、
ベスの16年後はほんとうで、今にも続く惨劇は全てヴェラの病みだ!という説もあるそうです。

他に気になったところは、
●でかいほうの殺人鬼はしきりに股の匂いかいでたけど、それは生きてるかどうか確かめたいって事か?それとも血が出てるかどうかって事か?
最初にヴェラが連れていかれたのは、ヴェラにはすでに彼氏がいたからかなって思った

●最後に細長のほうの殺人鬼が倒れる時に、ヅラが外れるのをスローにしてるのはなんで?あいつが男ってここに来るまで分からない人いたんけ?と思ってもしかしたら別の意味があるのではと

それにしても、警察が通りかけるっていう最大のハッピー案件を警察射殺で強制終了させたり、逃げ切れたと思わせてからのドン底へ突き落とされたのが、めちゃくちゃワクワクした!!
絶望のキャンディ屋さんトラックシーンが良すぎて、もし前の座席がサンドバッグだったら7回殴っていただろうな

私の大好きな『マーダーライドショー』と『フロンティア』を足して三年煮て四年干したみたいな最高の映画でした この二作についてもいつか話せたらいいな!

第一回目にして今言える事全て言った感はありますが、なんとこちらは第三回まであります!
次回何をやるか、乞うご期待!!またね!

 

【映画顔マネのコーナー】

今回の顔マネは、
『ペットセメタリー』です!

これは私がめろん畑a go goに入ってすぐの時に、何かやらなきゃという焦燥感にかられてやったものです。

とても気に入っています!
なんとこれはめろん畑a
go goのアルバムのジャケットにも使って頂きました!

『IKASUZE IDOL』


SICK×IDOLS×SICK Final Game at Zepp DiverCity TOKYO
2019年10月17日(木)OPEN 18:00/START 19:00
Zepp DiverCity TOKYO
チケット前売 3500円(+1D)
チケット販売 eplus.jp/sf/detail/3016650001-P0030001P021001

リンク
めろん畑a go go オフィシャルサイト melonbatakeagogo.theblog.me/
めろん畑a go go 公式 twitter twitter.com/MELONBATAKEAGO2
中村ソゼ twitter twitter.com/SozekgMelon

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