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BiSH 3rd全国ツアーは覚醒〜本格化の場になるか?BiSHのライブに見る"変化"の顕れ(沖縄ライブレポート)

2016/06/25 22:51

BiSHが2016年6月18日(土)に3度目の全国ツアー「Less than SEX TOUR」3日めとなる沖縄outputでワンマンライブを開催。本ツアーでBiSHの5人がライブで見せる”変化”についてクローズアップした。[画像:55枚]

「BiSHのライブが変わった」
今回のツアー「Less than SEX TOUR」の初日、横浜ベイホールでのライブを見て最初に受けた印象がそれだった。

ハグ・ミィ脱退2日後にスタートしたツアー初日の横浜ベイホールでのライブがその不安を一掃するような出来映えだったのは前回のレポートでも紹介したとおりだが、神戸でのツアーを経て訪れた3ヶ所目の沖縄でもその勢いはそのままだった。

果たしてBiSHのライブはどこがどう変わったのか?
今回のレポートは、少し趣向を変えて沖縄でのライブの様子を交えながら、BiSHのライブの変化について紹介したい。

BiSHの何が変わったか(その1)ライブ中の5人の表情

これまでもその表情からメンバーの生真面目さ、一生懸命さが伝わってくるライブを行ってきたBiSHだったが、今のBiSHからはライブ中のメンバーの表情に”隙”や”抜け”を感じる瞬間が確実に少なくなってきた。

それを特に感じたのは、歌っていないメンバーたちの表情だった。キメの顔、笑った顔、怒った顔、変な顔etc...、ライブ中にいつ誰の顔を見ても緩みのない表情が追えるようになった分、ステージの”見映え”が以前にくらべて遥かによくなった。
とりわけライブ中に多彩な表情を見せるセントチヒロ・チッチからは、ライブを楽しんでいる様子が手に取るように伺える。

さらにライブ中盤でハシヤスメ・アツコが、キレにキレまくる”メンバーいなくなってしまう劇場”も、普段あまり見ることができないメンバーたちの素顔が見られる貴重な一幕となっている(ような気がする)。

BiSHの何が変わったか(その2)振りと動きの量・質

「一人減っても迫力が変わらないように」とツアー直前のインタビューでアイナ・ジ・エンドが語っていたが、ハグ・ミィが辞める前からもBiSHの振りは少しずつ変更を積み重ねて現在に至っている。

ただ、それでも今までのライブは覚えた振りをとにかく頑張ってやっている感じが否めなかったが、今のBiSHは以前に比べて運動量も増え、キレも見せる動きになってきたことで、5人のパフォーマンスに大きさと迫力を感じさせるようになってきた。

さらに、沖縄のライブで「MONSTERS」で見せたアイナ・ジ・エンドのダイブ。抑えきれない衝動を「いくぞー!!」のシャウトとともにフロアに飛び込んでいく姿はそれだけで事件的だ。振りやダンスのレベルアップがステージに惹きつける力を持っただけでなく、予想外のパフォーマンスが加わることで一層目が離せなくなってきたのが今のBiSHと言えるだろう。

BiSHの何が変わったか(3)-歌割りとリンリンの絶叫-

振り付け以上に5人のBiSHで大きく変わったのは歌割りだ。前回の横浜でのレポートをした通り、ハグ・ミィが抜けたパートは主にリンリンが引き継いでいるが、歌割りが増えたことだけでなく、リンリンがライブの要所々々にシャウトが挟み込むシーンが多くなった。

「キャーーーーーーーー!!!!!!!!」

無口担当のリンリンからは想像しにくい狂気の大絶叫は、BiSHのライブにスリリングな要素を注ぎ込む。増えた歌割り加えてシャウトと、リンリンにとってはタフな一面もあるかもしれないが、それが今のBiSHの新たな見どころ聴きどころになっているので、リンリンファンのみならず、あの大絶叫を耳にした人はぜひ一緒に発狂して欲しい。

BiSHの何が変わったか(4)-生歌での「BiSH -星が瞬く夜に-」-

そして本ツアーから始まったBiSHの新たな試みがm生歌でのライブ。
BiSHは、これまで俗に”被せ”と言われる歌入りのオケに合わせて歌う形式でライブを行ってきたが、今回のツアーではライブの最後を「BiSH -星が瞬く夜に-」の生歌で終わるのが(ここまでは)恒例となっている。

この生歌の是非や出来不出来については、今回のツアーを見たそれぞれの人に判断を委ねたいが、この先のBiSHを見据えた上での新たな一手であることは確実だ。

沖縄でも最後は生歌の「BiSH -星が瞬く夜に-」で締めくくられたが、大団円を迎えるにふさわしい最高の一体感を作り上げていた。

BiSHの何が変わったか(まとめ)-ライブで訴えかける力-

初日の横浜、そして3日めの沖縄のライブを見て一番強く感じたBiSHの今までとの違いは”訴えかける力の強さ”ではないかと思う。それは”迫力”や”熱量”と言った言葉にも置き換えられるかもしれないが、以前に比べライブを通じて伝わってくるものの”量”や”圧”が遥かに増えてきた。

これまでは、圧倒的な盛り上がりを見せるファンに負けまいと必死にパフォーマンスするBiSH、という構図の方が目立っていたが、今回のツアーではファンの”圧”を跳ね返して、逆に飲み込もうとする気迫すら感じさせる。前述したアイナ・ジ・エンドのダイブなどはその典型と言えるかもしれない。

そうさせる理由が、ハグ・ミィの脱退にあるのか、ツアーに懸ける想いなのか、はたまたファイナルに控えている日比谷野外音楽堂でのワンマンにあるのかは定かではない。ただ、今のBiSHからは一つ一つのライブに全力で挑んでいる様子が伺える。

事実、ライブ終了後の楽屋でモモコグミカンパニーは全てを出し尽くしたように呆然とし、アイナ・ジ・エンドは「目の前が何回か真っ白になった」と語り、セントチヒロ・チッチは最後まで体力がもたなかったことをtwitterで悔やんでいた。

現在、新メンバーオーディションを行っているBiSHは、そう遠くない未来にまたその陣容を新たにするだろう。ただ、その中にあっても目の前にある一回のライブに全力を注ごうとする今のBiSHは姿は、この先を占う意味でも非常に貴重なな時間と言えるのかもしれない。

「Less than SEX TOUR」はまだ始まったばかり。こらからのツアーに参加するファンは5人がステージで奮闘する姿をしっかりと目に焼き付けておいて欲しい。

BiSH「Less than SEX TOUR」3rd DAYセットリスト

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