せのしすたぁ まお

せのしすたぁ インタビュー 「NOW -今しかない。やるしかない-」

歌やダンスを放棄することも辞さないステージングがライブのたびに大きな衝撃と話題を集めている福井県の3人組ローカルアイドル「せのしすたぁ」。そのキーマンでもあるメンバーまおとマネージャー森永氏の2人へのインタビュー。決して順調とは言えなかったこれまでの活動とせのしすたぁに賭ける2人の覚悟は「お客さんを盛り上げたい、楽しませたい」という言葉で何度も繰り返された。2014年夏以降のアイドルシーンを間違いなく面白くしてくれるグループが現在を語る必読のインタビューです。(photo by 山田秀樹)[画像:9枚]

「ステージにいる人間が主役になって盛り上げたり楽しませるスタンスじゃないとつまらない」

まずせのしすたぁができるまでの経緯を教えてもらえますか。たしか最初は「アミ〜ガス」というグループがあったんですよね?

まお そうです。アミ〜ガスは元々(福井の)「アル・プラザ アミ」ってショッピングセンターの"お買い物アイドル"なんですけど、アイドルっていうよりはお店の宣伝でCMに出演したり、人前に出たい女の子を集めたのが最初で、その後に森永さんを中心にアミ~ガスもアイドルになったんです。

ということは森永さんは最初はいなかった?

森永 僕は最初からいました。僕とその他広告代理店の方と一緒に"地元の読者モデルのような人たちを集めたグループを作りましょう"って企画を提案したんです。それで若い子が集まってきたから「これはアイドルにした方が楽しいんじゃないかな」って思ったのがアミ~ガスですね。ただ、アミ~ガスでは契約の関係で行けない場所があったり、できないことがあるので、それをやるために選抜メンバーで作ったのがせのしすたぁなんです。

まおさんは何故アミ~ガスに入ろうと思ったんですか?

まお 先に幼なじみがアミ~ガスに入ってて、テレビとかにちょっと出てたんですよ。それ見た時に「こんなん出れるの?」みたいな。その時に私も部活もバイトも辞めて何もすることがなくて「暇やからやろうかな」って思って入りました。

前からアイドルをやりたかったんですか?

まお 人前に立つのは好きだったけど、アイドルがどう言うものかも知らんかったし。全然知らないけど暇だったから入った感じでしたね。

実際やってみてどうでしたか?

まお 最初はそんな心構えでやったから有名になれなくてもいいし、後ろの方で頑張ってる女の子って思われればいいやと思ってて。でもやってる内にだんだん燃えてきて、今は一生懸命やってます。

初めてせのしすたぁについての話を聞いた時はどう思いました?

まお やっぱ嬉しかったっすね。他にもメンバーがいる中で選ばれたっていうのが。やっててよかったなって思ったし選ばれたなら必死にやんなきゃいけないな、って気持ちもさらに出てきました。

森永さんは「せのしすたぁは、アミ~ガスではできないことやる」ということ以外に何か考えはあったんですか?

森永 アミ~ガスは地元の人に愛されるためのグループで、せのしすたぁは僕らがやってることが地元に認められるためにも外で評価される事を狙ったグループ。ただ、音楽的にもライブパフォーマンスも僕がやりたい、僕の趣味に近いのがせのしすたぁ、という分け方ですかね。

それを"やろう"と思ったきっかけは?

森永 僕はジャニーズが元々好きなんすけど、それ以外だとロック少年だったんですよ。ライブも好きで見に行くんですけど、アイドルライブを見に行った時に正直「ぬるいなぁ」と思ったんです。なんかヲタのみなさんありきのステージになっちゃってる。ヲタのみなさんは「自分たちが応援するんだ」っていうのが楽しいのかもしれないけど、僕はヲタの人が頑張らないと盛り上がらないステージじゃなくて、ステージにいる人間が主役になって盛り上げたり楽しませるスタンスじゃないとつまらないな、と思っちゃったんですよ。もっとアイドル側からお客さんに対して楽しませる、盛り上げる意識が高いグループがなんでいないんかな?って思ってたんです。それがこの子らならできるんじゃないかなと思って。特にまおは、練習中もライブ中もはしゃいで大暴れしてたんですよ。それを見たお客さんも盛り上がるし、この感じのステージが本格的にできるようになったら面白い存在になるんじゃないかな?と思ってました。

僕がせのしすたぁを初めて見たのは2月の池袋KINGSX TOKYOの「Happiness!!」ってイベントだったんですけど、せのしすたぁのライブは最初からあんな形だったんですか?

森永 最初からではないですね。だんだん歌うことも放棄してフロアに降りたり、ヲタのみんなと一緒にMIX打ったり、オーッてやったりするノリができてきて、これ面白いんじゃないかなと。僕らは北陸の他のグループと一緒にやることがよくあって。他のグループがやってる時に(せのしすたぁが)客席に行って一緒にやるとお客さんがすごい喜ぶし、その光景も好きで。それを自分のライブ中にやるようになったんです。基本的に好きにやらせるのが僕の方針なので、行きたくなったら行けばいい。行きたくないのに行く必要はないし、最初から行くって決めなくていいよって。その時行きたくなったら、行けるってと思ったら行けばいい…って。そしたらほとんど行くんですけど(笑)

まお 行きたくなっちゃう。

森永 でも、せのしすたぁが少しでも知られるようになったのは、まおの勇気あるステージングだと思いますね。見ててハラハラはしますよ。でも、それでも構わん、何か起きたっていいって思っちゃってんじゃないかな、と。大げさに言うとそれぐらい命がけでやってるんで、これは僕も責任感をもって一緒についていくしかないっていうか、守らないといけないなと。それで話題になってる事実でもあるんで。

ただ実際に今のアイドルシーンで言うとフロアに出て行く人はせのしすたぁ以外にもいるじゃないですか。なので僕は池袋の時も結構引いて見てたんですよ。でもその後、僕がせのしすたぁを好きになったきっかけは曲なんです。すごいです。ホントすごいと思います。

まお やったね(笑)

森永 山田さん一番褒めてくれてますよね(笑)

【編集部註】「もっと売られろ!せのしすたぁ!TIF2014出演を気持ち悪いぐらいプッシュするブログ

まお 嬉しそう、森永さん(笑)

でも、あれぐらい書かないと伝わらないと思うんですよ。曲については今の感じのまま行って欲しいなと思ってます。

森永 そうですね。今やってること以上のこともできないけど僕も自信持ってやってるので。でも僕の作る曲調とせのしすたぁのパフォーマンスがキャラクター的に離れちゃってきてるな、とは思うんですよ。チープで可愛らしい感じなのに(ライブでは)大騒ぎする、みたいな。でも、そのミスマッチは面白いんかな?って。あと僕が一番大事だと思ってるのは、やってる子たちの本当の思いを歌ってるかのような、もっというと"この子らが作ったんじゃないの?"みたいな曲じゃないと嫌なんですよ。お客さんたちが"せのしすたぁの歌であり、この子たちが作った歌だ”ぐらいの気持ちで見てもらった方が感情移入もできるし盛り上がると思ってるから。そこはすごく気をつけて作ってるし、他の人達にもあんまり負けないと思ってます。

それはすごく伝わってきますよ。

まお 喋ってることが歌詞にのるんですよ、いつも。「最近寝れん」とか言ったら"寝れない"って単語を入れてくれたり。「ちょっと肌荒れるんやって」とか言ったら"荒れてる"とか。こないだ喋った言葉が全部歌詞にそのまま入ってて。森永さんの曲って難しいこと言ってないじゃないですか。みんなが使う言葉をのせてくれるからみんなも分かってくれるし。森永さんはホントに思ってることを歌わせてくれてるから。

森永 言葉遣いもこの子たちが本当に使うであろう言葉をなるべく使うようにしてます。僕はアイドルと言えども"表現者"であって欲しいと思し、この子たちが歌うことに意味があって、この子たちが作ったかのような歌をこれからも作りたいなと思ってます。

言葉の選びと譜割りについては天才的だと思いましたよ。

まお 天才(笑)

森永 そこは誰も言ってくれなかったんですよ。僕も譜割りがすげーいいと思うんですよ(笑)無理のある譜割りってあんまりないじゃないですか。そこはあんまり褒めてもらえなかったんで。

同じ歌詞でも譜割りに無理があると聴いてる側に言葉が入ってこないし、わざとらしい歌に聴こえちゃうですよ。でも、せのしすたぁの譜割りのハマり方はホントに見事だと思います。

森永 いやー、ありがとうございます(照)

まお パチパチ(拍手)

せのしすたぁ ♪ 「NOW」 PV(YouTube)
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