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Especia "大阪のおばちゃん"から2年半でついにメジャーへ!東京初のフルバンドワンマンライブレポート

大阪堀江系ガールズユニットEspeciaが2014年12月14日(日)に渋谷TSUTAYA O-EASTで東京初のフルバンドワンマンライブを開催。その場で2015年2月18日にビクターエンタテインメント内のレーベル、バージョンミュージックよりメジャーデビューすることを発表した。(photo by 山田秀樹)[画像:4枚]

Especiaが国内13ヶ所を回った初の全国ツアー“Mucho GUSTO Especia” 2014 Tour。振り返ってみれば本ツアーはメンバー脱退の直後、5人となった新体制での最初のライブがツアー初日と言う波乱の中で幕開けたツアーでもあった。その後、全国13ヶ所でのライブを経たEspeciaが集大成として迎えたこの日のファイナル公演「“Mucho GUSTO Especia” 2014 -Viva Final-」。会場は過去最大キャパの渋谷TSUTAYA O-EAST、しかも東京では初めてのフルバンドライブと、やる側見る側どちらにとっても期待と不安に溢れたワンマンだったことは言うまでもない。

会場に入ってまず目に飛び込んできたのはステージいっぱいに置かれたフラワーアレンジメントの数々。Especiaがこれまで打ち出してきたトロピカルでリゾートなイメージを色鮮やかな草花で描くセットは良い意味で期待を大きく裏切ったのと同時に、それまで抱いていた不安は和らぎ、ライブへの期待感が高まっていく見事なステージ演出だった。

ほどなくして会場が暗転。ステージのスクリーンにツアーの足跡を辿る映像が映しだされた後、コーラスのRilsoulの「Are You Ready!?」で口火を切ったワンマンは2014年6月にリリースしたアルバム「GUSTO」のフルバンドによる再現。
アルバム収録の16曲を曲順もそのままに披露するEspeciaの歌声とバンドが織りなすサウンドはO-EASTの隅々まで響き渡り、ほぼ満員に埋め尽くしたペシスト(Especiaファンの総称)は曲中も曲間を絶えることなく拍手と歓声でそれに応える。インタールードとなったM8の「Intermission」でのホンマカズキによるVJも冴えまくりで、ライブ中どこを見てもどの瞬間を切り取っても脳幹を揺さぶられるような充実の音楽空間がそこにはあった。

ちなみにこの「GUSTO」を再現するセットリストは前述した5人になって初のライブと同じ内容でもある。運良く両方のライブを見ることができたコアなペシストにとってこの日のEspeciaの姿は単にツアーファイナルということ以上の何かを映し出していたのかもしれない。1対4そして3対2に分かれたフォーメーションが目立った新たな振り付けは"5人のEspecia"を強く印象づけたし、ツアーを通じてより固くなった5人の結束は間違いなく歌やパフォーマンスにも表れていたはずだ。

そんなライブ本編を終えたEspeciaは、アンコールのMCでビクターテンタテインメント・バージョンミュージックからメジャーデビュー、そして2015年2月18日にミニアルバム「Primera」をリリースすることを発表。そして「Primera」に収録される「West Philly」と「We are Especia 〜泣きながらダンシング〜」を初披露した。
この「We are Especia 〜泣きながらダンシング〜」は本作で初めてEspeciaの楽曲を手がけた湘南乃風・若旦那が作曲し、作詞も若旦那とEspeciaによる共作で、前半のメンバーが胸の内を明かす手垢のついていない赤裸々な言葉はEspeciaがこれまで見せてこなかった内面を映し出し、後半はそんな鬱々とした想いを吹き飛ばすようなサマーチューンに仕上げられている。10分弱の大作となった「We are Especia 〜泣きながらダンシング〜」はミュージックビデオも既に解禁されているのでそちらもぜひチェックをしておきたい。

アンコールを終えても鳴り止まないEspeciaコールを受けて、改めてステージに戻ってきたEspeciaの5人はWアンコールの場で初めて自分たちの今の想いと感謝の言葉を一人ずつファンに伝える中で、リーダー冨永悠香はメジャーデビューについて「今も不安はゼロじゃない」と語った。
ワンマンライブが大成功に終わったこと、そして5人のEspeciaが見せた今後の可能性は疑いようもないが、その完成を見るのはきっとまだ先のこと。冨永悠香が口にした"不安"を"自信と結果"に変えてるための切磋琢磨はメジャーデビューしてからも続くのだろう。

2階席からそんな物思いに耽っていた一方で、眼下のステージではバンドメンバーに代わって登場したラッパーのナンブヒトシが一人我が物顔でライブの最後を飾る曲「Good Times」を歌い、ステージを飛び出していったメンバーはフロアでペシスト達とハイタッチを交わしていた。その光景はいつもと同じ「Good Times」、いつもと同じEspeciaのライブだったが、この日ほど一緒にハイタッチしたいと思ったことはなかった。

2012年6月、どギツい大阪おばちゃん系ファッションでのデビューから約2年半の活動を経て、ついにEspeciaはその活動の場をメジャーに移す。

“Mucho GUSTO Especia” 2014 Tour -Viva Final-セットリスト

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