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アイドル第四編集室

アイドルメディアの編集長は”アイドルの恋愛”をどう考えているのか

最近、というか不定期にこの話題がSNSやメディアで取り沙汰されていますが、このサイトの編集長でもあり、この10年あまりのアイドルシーンを見てきた立場、さらに数十年前は一ファンとしてアイドルを追いかけていた立場として、”この件についてどう考えているのか?”というのを一度まとめてみようと思いました。

アイドルの恋愛は「割が合わなすぎる」ので避けた方がいい

僕自身の考えも時間とともに結構変わっているところもあるのですが、それも含めてまず思うのはアイドルの恋愛が明らかになることでアイドルさん本人が失うものがあまりにも大きすぎるということです。

それは人気だったり、仕事だったり、信用だったり。その上さらに、人格否定にも繋がりかねない追求を受けることも少なくありません。そのことで受ける被害(?)は、一般の人はもちろんアイドル以外の芸能人の恋愛と比べても不釣り合いなぐらい大きすぎる気がします。

なのでバレた時の割の合わなさという点でアイドルさんは恋愛は避けた方が無難(リスクが小さい)だろうなぁ、というのが僕の基本的な考えです。

では、なぜアイドルにとって恋愛が割の合わないのか?ということですが、それは取りも直さずアイドルとファンの関係が恋愛感情という極めて主観的で個人的な感情によってが構築されているケースが多いからです。

しかも現代のアイドルはファンの関係は物理的にも精神的にも距離が近くなったらことで、アイドルの成功がファンとの運命共同体的な関係になったり、アイドルとファンの共依存的な絆が互いの支えになっていることも多く、そのことが個々人(特にファン側)の感情をより深く強くしている側面もあると思います。

”友達以上恋人未満”という思春期そのものを言い表す言葉がありますが、アイドルとファンはあの関係や距離感に近いのかな?と思ったりもしました。最も不安定でデリケートで、たけどドキドキだけはどうにも抑えきれないというアレです。

そんな危うすぎる関係の中で知れ渡るスキャンダル情報は(それが仮に一般の人同士だったとしても)それまでの関係を一瞬で崩壊させてしまうぐらいの出来事なのはそれほど多くの人が経験値として理解できるのではないでしょうか。

そもそもアリなの?アイドルの恋愛 -正論と矛盾-

また一方で、そもそも「アイドルの恋愛がアリなのか?ナシなのか?」という議題も避けては通れません。

誰かを好きになったり、恋愛感情を抱くことは本能に近い心の動きなのでそれを否定したり排除するのはまず不可能です。ましてやそれを第三者がルール的なもので規制するなんてことは2022年現在の社会的風潮に照らしてみると完全にナシよりのナシです。

…となるとアイドルは恋愛してOK、それを叩く方がおかしい!という結論になりますが、”ある局面や時期”においてはそれは正解とは言い切れない、と思っています。

例えば勉強だったり、スポーツだったり、仕事だったり、子育てだったり…、自分の今と未来のためにプライベートすらもを投げ売って何かに打ち込んでいる期間、結果を掴み取るために打ち込まざるを得ない期間、というのは誰しも一度や二度は経験してきたはずです。

アイドルという職業が属する分野は広く捉えるとエンターテイメント業界という大変激しい競争社会の中の一部です。数え切れないほどの人が明日のスターを夢見てしのぎを削っている中、スキャンダルが発覚したアイドルに対して「恋愛なんかしてる場合なの?そんな時間や余裕はないんじゃないの?」という理屈をぶつけられるとそれはなかなか否定しづらい正論のような気がします。

僕自身もアイドルの恋愛報道を見るたびにこの”正論”が頭に浮かんでしまう性質(タチ)なので、モヤモヤした葛藤を抱えてしまうことがあるのですが、仮にこの正論が本当に正しいとなると「アイドルは、アイドルをやっている間は恋愛してはいけない」というこれまたかなりナシよりの結論を正当化しないといけないので、それはそれでモヤモヤしてしまうのです。

”3年という時間制限” その中でファンとアイドルの新しい絆を築けるか

以前と違い最近のアイドルはアイドルとしての活動期間が長くなってきました。10年を超えても第一線で活動しているアイドルも珍しくなくなりましたし、以前は想像もできませんでしたが結婚や出産を経てもそのライフステージを変えずにアイドルとして活動している人の話も聞くようになりました。

ただ現実的に言って、プライベートを投げ売ち脇目も振らず何かに打ち込み続けられるのは個人差こそあれ3年前後が限界だと思います。それは精神力や体力の限界を迎えるというだけではなく、その間の経験や実績の積み重ねることでアイドル自身が自分を客観的に捉える視点を養ってしまうからです。昔ほどがむしゃらにやれなくなってる自分に気づいてしまうんです。

そうなった時に生まれた心のスキ(本当は人としての成長)が、”アイドルである自分””一人の人間としての自分”の間を俯瞰的に捉えたとしても何ら不思議はありません。そのタイミングで人によっては卒業や脱退を考えるかもしれませんし、プライベートの充実を図る人もいるかもしれません。

tipToe.さんは3年でメンバーが卒業することが予め決まっていたり、さくら学院さんは中学の卒業とともにグループの卒業が義務付けられていました。そういう事例を鑑みてもアイドル活動に集中すべき3年間というのは一つの目安なのかもしれません。アイドルとして3年間は全力を尽くし、それ以降は”理想像としてのアイドル”から”一人の人間としてのアイドル”へと転身していくことを否定しない。

それはファンの側にある種の”重い覚悟”を課すことにもなりますし、アイドルも3年活動したらおおっぴらに恋人を作っていいという話ではありませんが、そこに至るまでの間に恋愛感情ベースではない信頼関係アイドルとファンの新たな絆を構築することができれば、アイドルとファンそれぞれにとってより幸せな時間を長く過ごせることにつながるのかなぁ、と思いました。

…と、本文は以上になりますがこの先に僕の本音をちょこっとだけ続けてますので、この記事を「なるほど!」と思ってもらえた方は投げ銭のご支援とともに続きをお読みください。


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