ギュウ農フェスが映画を作る!?ギュウ農シネマ「IDOL NEVER DiES」とは
電撃ネットワーク・ギュウゾウ主宰するギュウ農フェスが2021年の新たなチャレンジとして掲げた映画プロジェクト”ギュウ農シネマ”。
映画のタイトルを「IDOL NEVER DiES」と銘打たれた本作を監督・脚本を担うのは「片腕マシンガール」「惡の華」「デッド寿司」などの作品を手掛け、国内外に多くのコアファンを集める井口昇。コロナ禍にあえぐアイドルシーンを題材にギュウゾウの故郷・栃木県を舞台にした一大ロケを敢行した。
ギュウ農シネマ twitter https://twitter.com/gyuno_cinema
<「IDOL NEVER DiES」あらすじ>
「地球最後の日」と予言されたある日、アイドルユニット「イブニングローリー」のメンバーは合宿のために栃木県のとある町に集合した。
嫌々オーディションに参加しイブニングローリーのメンバーになってしまった船村恵美(メグ)は、反りが合わない運営とメンバーたちに愛想を尽かしてグループの脱退を決意するが、次々に襲いかかる不可解な出来事に翻弄されることになる…
行く末の見えない世界の中でライブアイドルたちがもがき苦しみながら「地球の最後ステージ」に向かっていく青春ファンタジー。
出演者オーディションのから密着取材をスタートしたmusiciteでは映画制作の過程を特集記事で随時紹介。まだまだ全容が明らかになっていない「IDOL NEVER DiES」を映画公開まで追いかけます。
その第一弾となるのは、イブニングローリーのメンバーへの撮影前インタビュー。
現時点(2021/8/8)では既に撮影は終了していますが、栃木での撮影を直前に控えた演者たちの期待と不安が入り混じった生の声ををお届けします!
EPISODE #0
イブニングローリー メンバー単独インタビュー
<桃果(メグ:船村恵美)インタビュー>
撮影目前にしての今の心境と意気込み
この間の本読みで分からない部分を監督さんと話したり、共演するみなさんの感じも分かって不安は解けてきたんですけど、ファンタジー作品が初めてなのでどうなっていくのかな?これで合ってるかな?とか、もしかしたら今までで一番苦戦してるかもしれないです。
今回の作品に関しての印象は?
普通の映画でも俳優さんがアイドルを演じることはありますけど、本物のアイドルさんがお芝居をされているのはあまりないじゃないですか。だからこそ面白いなっていうのはすごくあります。
本物のアイドルさんたちの色々な部分が見えてすごく面白いし、私自身もアイドル役としてアイドルさんから学ぶこと…役としてだけじゃなくて本物のアイドルさんがすることを直接学べるので、今回の映画にはそこに助けられてる部分もあります。
井口監督とお仕事するのは今回初めてなんですけど、今までの作品は本当に起こりえる内容の物語がほとんどだったので、井口監督の世界観に飛び込めるっていうのは楽しみですし、だからこその難しいところもあるけどこれを乗り越えたら自分ができることが増えるというか、自分自身も変わるんだろうなっていう楽しみもあります。
オーディションを受けた経緯、もしくはオーディションで記憶に残っていることは?
昔、斎藤工さんからアドバイスを頂いたんですけど、オーディションの時にカチッとしちゃうと見てる側もカチッとしちゃうしその子の”素”が見えないから、私はオーディションの会場に入る時はみなさんと仕事をする打ち合わせみたいな感覚だったり、仲間だと思って気楽な気持ちで入るようにしています。でも今回は即興の歌とダンスもあったので色々テンパっちゃって(笑)お芝居の審査よりも歌の審査で心臓がバクバクでずっと”えっ!?”みたいな感じでした。アイドルさんは普段からステージとかで歌われてるかと思うんですが、私は全然してないからとりあえず自分ができることをやろうと思って全力でやったんですけど歌とダンスはものすごく緊張しましたね。
役が決まった時の感想は?
役が決まっただけじゃなく主演に抜擢されたと聞いてすごく嬉しかったです。でも、他のキャストのアイドルさんの中にはお芝居が初めての方もいたので、”自分が引っ張っていかないと”っていう気持ちや、”自分で大丈夫かな?”っていう気持ちがありました。でもやっぱり嬉しいって気持ちが一番でした。
メグ(船村恵美)という役についての印象は?
普段の自分とは全く逆なんですよ。今まではそういう普段の自分とかけ離れてる方がやりやすいと思ってたんですけど、本読みをしてみると難しいなと思いました。物語の中のメグはすっごく意地悪なことも言うけど本当は寂しかったり優しい部分もあって、監督からは「もっと睨みつけて」「もっと意地悪な感じでいいよ」とも言われましたけど、あまりやりすぎると後に繋がらないなかもしれないので、そのさじ加減が難しいなって思いました。
あと、中川美優さんのアイ役は何を言われても「そっかー!」みたいに言っちゃう能天気な感じの子って監督が仰ってて。もし自分がアイだったら苦戦しそうだなって思ったんですけど、中川さんが演じているのを見ると”こういう風に演じるといいんだ”って学ぶことができました。お芝居が初めてで慣れてないって聞いてんですけど、みなさんとても上手で楽しいなって思いました。
映画を待っている人たちへのメッセージ
コロナの影響でアイドルのみなさんがライブができなかったり、私たちもお芝居や舞台ができなかったり色々な状況があって嫌な空気になったりすることもあると思うんですけど、そういう中でも笑顔で頑張ろう、気持ちを上げて頑張ろうっていうきっかけを作れるような作品にしたいと思うので、この映画を見て元気をもらって欲しいなって思います。
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