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「NUANCEの未来は明るい!」-1stアルバム「NUSEUM」-

――満を持して出した1stアルバムというのがアルバムのタイトルを見ても感じるんですが、1stアルバムでありつつベスト盤っぽくもあり、改めてNUANCEというグループを知ってもらうためのアルバムなのかな?と思いました。妃菜さんはレコーディングも初めてですよね?

妃菜初めてです。めちゃくちゃ不安でした。どうしたらいいんだろう?って思って。ただひたすらマイクに向かって歌ってただけでした。でも、わかちゃんがその前にレコーディングだったのでその様子をずっと見てました(笑)

――特に大変だった曲はありましたか?

妃菜「sekisyo」のセリフのイントネーションが違くて。何度も録り直しました(笑)

――初音さんはどうでしたか?

初音「きみのてのひら」が5人での初めての曲で、その他の曲は先輩方が歌ってる感じを聴きながら自分の解釈で歌おうとかイメージがしやすかったんですけど、新曲となると自分でどうやって歌ったらいいんだろう?っていうのが難しくて。歌も他のメンバーと比べて練習中な身なので技術は足りなくても気持ちを込めて歌えるように、この5人でここから頑張るんだぞっていう前向きな曲なので明るい気持ちを届けられたらいいなっていう感じでレコーディングも頑張りました。

――「きみのてのひら」はお披露目が5月のKT Zepp Yokohamaでしたがあの時はどうでした?

初音すごく緊張してて。新曲は特に。しかも自分たちの曲を歌ってることに自分で感動してすごくうるうるしちゃって。自分の中ではうまく歌えなかった悔しい気持ちもあるんですけど、自分たちの曲を歌えて嬉しいっていう気持ちとか、ここから5人のNUANCEが始まるよっていう雰囲気が伝わってるんじゃないかな?と勝手に思ってます。

――恭美さんはいかがですか?恭美さんの好きな「雨粒」も収録されてますが。

恭美私は歌に満足がいかないというかこだわりがすごくあって。前はレコーディングの時に何パターンか準備してきて、一つのパートを5〜6回歌っていいのを使ってもらう感じになったんですけど、NUANCEはポンポン進むんですよ。”通して歌っていいんじゃない?"みたいな感じなのが逆にどうしよう?ってなっちゃって。それで前のレコーディングの時の話をしたら”第一希望の自分が一番歌いたい歌いかた方をそのまま音源にしたいから、好きなように歌って欲しい”って言われて。だからより自分らしさが出たアルバムになってるんじゃないかな?って思います。

――特に好きな曲とかありますか?

恭美初めに知った曲が「雨粒」だったので、それをカバーとかしてたのが本物になってるのが不思議で聴いちゃいます。

――では、わかさん、珠理さんにも聞きますが、一度レコーディングしたものを録り直しするというのもあまりない経験だと思いますがいかがでしたか?

珠理録り直しして良かったことあるんですよ。私も「雨粒」の話になっちゃうんですけど、最初に出した「雨粒」のソロのところがマジで気に食わなくて。なんか怒ってるみたいな…

わか私も最初の「雨粒」気に食わない(笑)

珠理そう。なんかイヤだなーって思って。

――それはレコーディングしてる時から思ってたんですか?

珠理いや。当初は大丈夫だったんですけど、最近聴き直すとなんか気に食わないなって思ってたら再録になって今度はうまくいったからよかった、って。

――”気に食わない”の部分は”納得いかなかった”っていう書き方にしていいですか?

珠理いいです。それで(笑)

一同(笑)

――わかさんはどうですか?

わか私は歌うのが得意ではないので自分に対して納得がいかなかったり、上手くできなかった気持ちはあるんですけど、今までの音源にも愛着があるから、今までのももちろん新体制バージョンも両方大事に思ってます。

――レコーディング中のエピソードはありましたか?

珠理すごく褒めてもらえたことがあったんですよ。「FlatRat」を”中森明菜っぽく歌って”って言われた時にすごく褒められた(笑)

わかレコーディングの時に花火を見に行きました。いつも横浜でレコーディングしているんですけど、その日にたまたま横浜の開港祭の花火大会があったのでみんなで見に行ったんですけど、もう終わって帰ってくる人たちばっかりで(笑)

――レコーディングが終わってからじゃ間に合わなかった?

わかレコーディングの途中に行ったんですけど見れなかったやつです。

――で、戻って続きをやった?

わかそうですね。散歩がてら見に行ったんですけどただの散歩になりました(笑)

――初音さんはなにかありましたか?

初音緊張しすぎて部屋の雰囲気に飲み込まれちゃって。全然声が出なくて一回お菓子タイムを挟みました(笑)それで一回テンポの速い曲を録ろうってなって、そしたらテンション上がっていい感じに録れました。

――今年になってからのNUANCEの新しいー面というか「sky balloon」や「きみのてのひら」のようないわゆる"エモい曲”が増えてきた気がするんですが、わかさんと珠理さんは今までと違うなって思ったりしますか?

珠理んんー???最近になってこういう感じになったとは思ってなかったから、そういう捉え方あるもあるんだって思いました。「初恋ペダル」とかも曲調は似てる感じじゃないですか。だからあまり気にしてなかったけど変化があったのか…と思ってびっくりした(笑)

――自分たちのことを歌う曲というのはほぼなかったような気がするんですよね。

珠理そういうことか。「きみのてのひら」はたしかにそうかもしれないですね。

――わかさんはどうですか?

わか「きみのてのひら」を5月に初披露することになったんですけど、正直5人になることにめっちゃ不安があったんですよ。それでも嘉風さん(NUANCEサウンドプロデューサー佐藤嘉風)からデモを聴かせてもらった時に”NUANCEの未来は明るいんだ!”って思えて嬉しかったです。

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