リンワン、SANDAL TELEPHONE、アプガ(仮)、NUANCE。次のメインステージを担うグループも群雄割拠
コロナ禍においてもライブ活動の手を緩めることなくライブを重ねてきたグループがじわじわ頭角を表してきた2022年。TIF2022においても次世代の主役となるべきアイドルたちの洗練されたパフォーマンスが存在感を発揮していた。そんな実力派ライブアイドルたちのステージを紹介する。
Ringwanderung
「本当にTIF初出場?」と疑いたくなるぐらいに貫禄のあるライブを見せつけていたのがRingwanderung。メインステージ争奪戦こそタイトル未定に譲ったものの、その他のステージでの堂々たるパフォーマンスに注目したアイドルファンは少なくなかっただろう。
初日と3日目に出演したRingwanderungはどのステージでもダンサブルな楽曲とストイックに削ぎ落とされたステージングで観客を魅了。その一方で最後のSKY STAGEでメンバーたちが見せていた晴れやかな笑顔からは今年のTIFを思う存分にやり切ったという満足感が見ているこちらにも伝わってきた。
SANDAL TELEPHONE
2019年から3度目のTIF出演となるSANDAL TELEPHONE。より大人っぽさを感じさせるようになった3人は2日目の8月6日に登場。ENJOY STADIUMでのライブでは「コーリング」「Step by Step」「Magic All Night」と定番キラーチューンでTIFに集まったファンにごあいさつ。
そしてSKY STAGEへ場所を移した2本目のライブでは私服衣装でファンの前に姿を表した。眩しいぐらいに爽やかな出で立ちにファンも大喜びの様子。夏空にベストマッチな「真夏の匂い」のほか、新曲のダンスナンバー「恋の魔法使い(マジシャン)にはなれない」を披露して観客たちを大いに盛り上げた。
アップアップガールズ(仮)
TIFにおいてはレギュラーグループ?という存在でいながら今年もフレッシュなステージを見せてくれたアップアップガールズ(仮)。新体制でのTIFは去年に続いて2度目となるがオリジナルメンバーの関根梓は不在。それでも持ち前のエネルギッシュなライブは変わらない。
初日の8月5日は午前中からSMILE GARDEN、午後はSKY STAGEでライブを行い、ライブの前後も各種企画やTGIF、コラボステージなどにメンバーたちは飛び回っていた。
そしてアプガ(仮)にとって今年のラストステージとなったのは2日目のDOLL FACTORYでのトリのライブ。「アッパーカット!」で始まったライブはアプガ(仮)にとっての今年のTIF総決算を思わせるパフォーマンス。ステージ上からほとばしる溢れんばかりの熱量に集まったファンも即座に反応。有終と大盛りあがりなライブでの2022年のTIFを打ち上げた。
NUANCE
TIFには2021年に続いて2回目の出演となるNUANCE。昨年は台風の直撃で出演予定日の1日が中止になるという不運に見舞われたが今年は予定通りの8月6日と7日に出演し、4つのステージでライブを披露した。
2022年4月から5人体制に刷新し、新体制で初のTIFに臨んだNUANCEだったがそんなプレッシャーは一切感じさせず、1本目のENJOY STADIUMでは5人体制での最初のオリジナル曲「きみのてのひら」から2020年のTIFをスタートすると、圧巻のライブを見せたのがその日の夜のSKY STAGE。
最後に披露した「sky balloon」ではフジテレビ湾岸スタジオの屋上いっぱいに集まった観客たちがNUANCEと一緒に大きな風船を模した振りでTIFでしか味わえないお台場の夜の空間を共有していた。
翌日のDREAM STAGEでも前日の盛り上がりを追体験すべく多くのファンが集まり、最後のDOLL FACTORYでもカメラワークも秀逸なスタジオライブでTIFの2日間を締めくった。