”高身長担当”だと思ってた -間宮まにから見たヤなことそっとミュート-
ヤナミューのオーディションを受けた時の話は過去のインタビューなどでも読んだんですがベルハー(BELLRING少女ハート)に興味があったってことですよね?それは大学に入ってから?
まにそうですね。大学1年の頃にゆるめるモ!さんに無茶苦茶ハマって。ライブにも頻繁に行ってたので、そこ経由でベルハーさんとも対バンとかやってたのでそこから知ってtwitterでオーディションを見て…みたいな感じでした。
”オーディションを受けることがウケる”と思って受けたって言われてましたよね。
まに(笑)私の人生の中で(オーディションを)受けるってこと自体が面白いなって。親にも友達にも言ってなかったし、”こんなヤツがアイドルのオーディションに申し込む”っていうのが面白い出来事だなって(笑)
それはベルハーの曲を作った制作チームがやってるオーディションだから受けたんでしょうか?オーディション自体は他にもたくさんあったと思うんですが。
まに他のグループさんのオーディションだったら絶対受けようって気にはならなかっただろうなっていうのはあるんですけど…
例えばゆるめるモ!の追加メンバーオーディションがあったとしたら…
まにんんっ?100%ないと思います(笑)この人たちが作る曲だったら歌いたいとかそういう明確な理由ではないんですけど…。あ、そうだ。自己アピール欄みたいのがなかったんですよ。応募の項目に。
自己アピール?
まに身長と体重と学校と年齢ぐらいで。応募のメールの欄に自己アピールの文章を書いてくださいっていうのがなくて。
じゃあ積極的にこのグループに入りたいということよりも申し込むこと自体の方が大きかった?
まにあんまり深く考えずに申し込めたというか(笑)ホントにふわっと申し込んでしまったんです。
受かった時はどんなことを思ってました?
まにどうしよう!?と思いました。最初はまだ断れるかな?って思ってたんですよ。「やっぱり辞めます」って、まだ間に合うかな?とか思いながら。
でもやることを決めて…
まにはい。せっかく受かったならやってみたいなって親を説得して。
メンバーと初めて会った時のこととか覚えてますか?
まにそうですね。スタジオで顔合わせがあって…。「ヤなことFriday」(ヤナミューのライブオープニングSE)のレコーディングをしつつ顔合わせみたいな感じだったんですけど、何も喋らず一言も会話をせずに終わりました。
(笑)それって不安になったりしませんでした?この後大丈夫かな?とか。
まに不安にはならなかったんですけど…。当時レナさんがまだいなくて(メンバー・レナは2016年9月加入)、私となでしこさんと一花さんだったんですけど。…あ、3人なんだって(笑)
人数もその時に知った。
まにそうなんですよ。6人ぐらいいると思ってたので…。”きっと私がこのグループの高身長担当なんだろうな。了解了解”って思って(笑)
あと、グループ名を初めて聞いた時はどう思いました?
まに正直…そんなに何も思わなくて。
“無”な感じですか。
まにでも珍しいというか変な名前なので、初めて聞いたり見た時にいいフックになるかな?とは思ったんですけど…。
これはタニヤマさんに伺った方がいいのかもしれないですが、初めからコンセプトありきでそれに合った人をオーディションで選んだのか、それともたまたま集まった人たちに合わせてグループのコンセプトを決めていったのか。どっちだったんでしょう?
マネージャー・タニヤマ氏比較的後者ですね。たぶん。元々”こういうジャンルの楽曲をやる”というのが先にあって、その後にオーディションをやって、グループ名ができたっていう順序なんですけど、陰鬱な人たちが始めた音楽ジャンルなので影があるとか闇がある子が欲しいね、みたいな話はしてたんですよ。グループ名に関しては、90年代のエモコアとかオルタナをやってたシーンの人たちってどういう奴らなんだろう?ってところからアイデアが入ってきて。学校のカーストの最下層で、いじめられっ子で、スポーツも勉強もできなくて、世の中のやなことをミューとして、ガレージに集まってひたすら練習してて…ってところからグループ名ができたんです。
まにさんから自身はヤなことそっとミュートをどんなグループだと思ってますか?
まにメンバーとも運営さんとも仲がいいのでいい環境で恵まれた環境でさせていただけてる?
歌ってる曲に関してもおそらくこれまであまり馴染みがなかったのではないかと思うんですが。
まにでも、曲はホントに全部好きで。毎回仮歌を送ってもらう時も楽しみというか”次どんな曲なんだろう?”って。色んなバンドの方とかに作っていただけて、そういうところでも恵まれてるなって思いますね。
僕の印象なんですが、あまりメンヘラな感じはしないんですよね。
まにはははは(笑)
だけど極端に他人との距離を置こうとしてるとか、すごく厚い壁を持っているような気がして。
まにおほほほほほ(笑)
ただライブになると一切そういう部分は出さずに全力で精一杯のライブをやっている。そのギャップがすごく面白いなと思ってるんですが。
まにありがとうございます。
さっきタニヤマさんがお話したグループの成り立ちやメンバーさんの様子やまにさんのお話を聞いているとみんなが同じ理解の中でやっていてそれがうまくハマっているのかな?って思いました。
タニヤマ作戦通り(笑)
まにさんはその辺はどう思ってますか?
まにすごく順調というか、いい勢いで1年ちょっと来れてるなって実感はあるかもしれない。
いやすごいですよ。もう2年ぐらいやってたっけな?って思ったんですけど、2016年末のベルハーとの対バンで”まだ半年なのに2マンができて嬉しい”って言ってたのを思い出して、そういえばそうだったなって。
まにでも加速度が上がってる感じがします。ベルハーさんのおかげで最初から注目していただける環境にはあったと思うんですけど、最初の数ヶ月よりも最近の方が速度が上がってる感じがしますね。