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TOKYO IDOL FESTIVAL 2024レポート(vol.1)-アイドルたちにとってのTIF-

今年も8月2日(金)から4(日)までの3日間、東京のお台場青海周辺エリアで「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024 supported by にしたんクリニック」が開催することとなった。

日本のみならず海外からもアイドルたちが集う世界最大のアイドルフェス”TIF”の2024年はどんなイベントとなるのか。TIFに関してはお台場へと移転して以来、毎年取材を続けている当サイトは今年も取材を敢行。3日間のアイドルたちの活躍と奮闘ぶりをお伝えする。

毎年様々な姿を見せてくれるTIF。2024年の初日は奇しくもステージに立ったアイドルたちのTIFへの熱くて深い想いが随所で伝わってくる一日となった。

祝!TIF初出演!! さとりモンスター DREAM STAGEで「乗るしかないっしょ!このビッグウェーブ!!」

なぜか全員”ななめ”なさとりモンスター

「はじめましてTIF!よろしくお願いします!」
と午前中のフジテレビ本社のDREAM STAGEに登場してきたのはさとりモンスター。今年も50組以上のアイドルが初めてTIFのステージに立つことになるがさとりモンスターもそんなニューカマーの中の一組。
活動開始こそ2019年だが、2022年に現体制での活動を開始、下北沢を拠点にしたライブ活動を精力的に行い、ポップかつ良質な楽曲と多幸感に溢れたライブは初見の人でもすぐにハマれる魅力に溢れたグループだ。

そんなさとりモンスターが念願かなって遂にTIFに初出場。「やっとこれましたー!TIF!最後まで全力で楽しんでいこう!」(美弥妃 結凛)と万感の思いを声にする様子に初舞台のプレッシャーはあまり感じられなかった。

というのもTIFを迎えるにあたっては出演を記念した無料ワンマンライブを開くなど用意は万全。積み重ねたことを存分に発揮するだけの準備は十分できていたということかもしれない。

フロアの方も自慢の推しの晴れ舞台を見届けようと平日の午前中にもかかわらず多くのファンが駆けつけてさとりモンスターを後押し。元BiSのカミヤサキが担当する振り付けはキャッチーで見る人がすぐに踊れるのが特徴。この日もたまたまその場に居合わせた他のアイドルファンをも巻き込んださとりモンスターらしい楽しさ200%なライブが繰り広げられた。

20分間の中で5曲を織り込んだライブの最後に「青になる」ではタオルを振り回し、「乗るしかないっしょ!このビッグウェーブ!」と初登場の自分たちとファンを煽りに煽ってTIFの初ステージを終えた。

TIF初日のさとりモンスターの出演はこの1ステージのみ。その後は3日目となる8/4(日)にも再び登場し、2つのステージでライブを行う他、数々の催しを行う予定。初日のライブで気になった人は注目して欲しい。

去年のリベンジなるか!?どうなる?新体制BELLRING少女ハート 2年目のTIF

浮島ステージで「BEYOND」を披露するBELLRING少女ハート

かつては”東京最凶”という異名を持ったアイドルBELLRING少女ハートが新体制での活動を始めたのが2023年。その同年に続き2年連続でのTIF出演となったが今年のベルハーはTIFの開催前から鼻息が荒い。ベルハーにとっての昨年のTIFは、SKY STAGEでのライブがゲリラ豪雨の影響で自分たちの眼の前で中断(のちに中止)となる悔やんでも悔やみきれない年だった。

(その後にリリースされたシングル「She’s Rain」はその時のことがモチーフになっているとかいないとか…)

その苦々しい経験から一年。活動一周年の恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンも大成功、そして2年連続でのTIF出演も決定となれば意気込みは昨年以上。今年は初日に2ステージ、2日目に1ステージに出演を予定。ベルハーは計3つのライブで去年の雪辱を晴らしにお台場へやってきた。

初日の一本目の出演となった「浮島STAGE」は今年はじめて登場した新ステージ。周囲をぐるりとファンに囲まれた中に立った4人は、ベルハーの夏曲の定番「夏のアッチェレランド」でライブをスタートさせると、3曲目になんと新体制では初となる「GIGABITE」をお披露目。ファンの間では披露が待たれていた曲だっただけにライブ中も大盛り上がり。この曲の代名詞的な振りの大縄跳びのマイムではメンバーと一緒にジャンプするファンの姿も見られ、ライブ後のSNSでは「GIGABITE」の文字が駆け巡った。

そして2本目の出番はDOLL FACTORY。こちらはお台場でのTIFが始まった時からあるフジテレビ湾岸スタジオ内の屋内スタジオステージ。フジテレビご自慢の華々しい歌番組も数々制作されてきた歴史あるスタジオの中でベルハーは最新シングルに収録されている「ヒュプノス」を披露。ライブでやるのはこれが2回目という貴重な機会をファンは目撃することとなった。

そして最後は初日を締めくくるのにふさわしい「the Edge of Goodbye」で終了。ライブの始まりこそ空白が目立ったフロアも最後には多くの観客がひしめき合うほどの盛り上がりを見せてベルハーはTIF2024の初日を終えた。

初めてのTIFへの期待に胸踊らせたさとりモンスターとリベンジに燃えていたBELLRING少女ハート。胸の内は全く別々ではあるものの、互いのTIFに懸けた想いがヒシヒシと伝わってくるパフォーマンスだった。

TIF新名所になるか!?360度お客さんの浮島ステージでアイドルたちが競演!

浮島STAGEのタイトル未定(TIF初日/8/2)

TIFには”TIFならでは”と言ってもいいいくつかの名物ステージが存在する。フジテレビ湾岸スタジオ屋上のSKY STAGEや同じく湾岸スタジオ前広場のSMILE GARDEN、お台場ダイバーシティ東京プラザのガンダム立像前のFESTIVAL STAGEなどがそれらだが、TIF2024のマップにはガンダム前のFESTIVAL STAGEがなくなっていた。

TIFのステージは毎年マイナーチェンジがあるのでその構成が変わること自体は珍しくないが、なくなったFESTIVAL STAGEの代わりに名前が挙がっていたのは特典会が行われるGREETING AREA内に置かれた「浮島STAGE」だった。「【360度・全方向】に向けパフォーマンスをすることができる8角形のニューアイランド」とTIFの公式サイトの中で紹介されていたが、このこの浮島ステージこそが今年のTIFの目玉ステージとなった。

ステージの規模こそ全ステージの中で一番小さく、音響も十分とは言えないながらも全方位を観客に囲まれたセットはTIF史上始めて見る光景。前述したBELLRING少女ハートをはじめ、タイトル未定、Palette Parade、Mirror,Mirror、アップアップガールズ(2)、さとりモンスター、CYNHN、Appre!など、初出場のアイドルから常連アイドル、TIFのメインステージであるHOT STAGEに立つアイドルまでが浮島STAGEに立ち、自分たちを取り囲む観客に向けたパフォーマンスを披露。3日間に渡って浮島STAGEでしか見れないライブを繰り広げた。

来年以降もこの浮島STAGEが継続するかは分からないが(分からないだけに)、TIF2024を語る上で欠かせないステージとなった。

TIFのレポートは今後も更新!
写真も随時アップしていきます!!
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