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小桃音まい インタビュー「ソロアイドルブーム”きてる”と思いますか?」

「地下アイドルの星」と言われたアイドル小桃音まい(通称:まいにゃ)がメジャーデビューを果たしたのは2013年8月。年間300本のライブを行う”現場を誰よりも知るアイドル”に昨今のアイドル事情についてインタビュー。AKB48の握手会での事件、今年になってブームの兆しを見せる「ソロアイドルシーン」について語ってもらった。(photo by 山田秀樹)

 

「手が震えた…」小桃音まいからみたAKB48握手会の事件

少し時間が経ってしまいましたが、AKB48の握手会であった事件について、率直に思ったことを聞かせてもらえますか。

まいにゃその日は週末だったんですけどたまたま私はお休みで、一人で散歩をしてたんですけど、携帯を開いた時に事件のことを知って、本当にびっくりして、足が止まって、手が震えました。最初はデマの情報が流れてるんじゃないかな?と思って色々調べてたら本当だみたいな記事が出てきて…。握手会とか全部なくなっちゃうんじゃ…?と思いました。

まいにゃさんはこれまでものすごい数のライブや特典会をやってきたと思うのですが、中にはヒヤっとするようなこともあったんじゃないですか?

まいにゃ前に握手会に劇団ひとりさんが来てくれたことがあって。その時はもの凄い変装をされてて…帽子に、マスクに、メガネに、長袖、長ズボンで、本当に誰だか分からないような感じで「あれ?この人?怖いかも??」って思ったり、たまに「ん?」と思うことはあるんですけど、でもそこから何かしようって言う人はいなくて。怖いなって思うことはなかったですね。

なるほど。

まいにゃ今回のAKBさんの事件を見てたら「誰でも良かった」って言う人がきてそうなったって言うのを聞いて…。ファンの方にされたのではないと思ったらそれはそれで複雑な気持ちにもなるけど…。

複雑な気持ちと言うのは?

まいにゃもし、好きすぎてやってしまったのならそういう方がいるかも?ってたまに思ったりするんですよ。アイドルとファンの方の距離もドンドン近くなってきてるなって思うし、私はできないですけど、(チェキ撮影の時に)肩を組んだりとか、お姫様抱っこできたりしても大丈夫な特典会とかあるじゃないですか。それで距離感が分からなくなっちゃって、パーンって叩きたくなるみたいな気持ちだったらちょっと分かるかな?って。

少し激しいつっこみみたいなノリですよね。

まいにゃうんうん。その延長線上でそうなっちゃったのかな?って一番最初は考えたんですけど、どこでも良かったからその握手会の場が選ばれたのはすごい悔しいなって…思いましたね。

自分がそうなるんじゃないか?って怖さはなかったですか。

まいにゃその事件を知った時は本当に震えるぐらい怖いなって思ったんですけど、それと自分がやってる握手会は中々結びつかなかったですね。

あの事件後に便乗するようなことがほとんど聞かれなかったのはよかったと思ってるんですが、まいにゃさんの現場の雰囲気で変わったところとかありましたか?

まいにゃファンの方がせっかく会いに来てくれるので、いつもどおりの握手をしてるんですけど、それでももしものことが起こらないように、事務所の方が色々考えてくださってます。チェキを撮る時に場所の指定とかはこれまでなかったんですけど、それを決まった場所に立ってもらうようにとか、握手の時にプレゼントの手渡しが禁止になったりとか…そういうところはちょっと変わったなって思いますね。

こういった事があるとどうしても握手会にも制約やルールができてしまうところがあると思うんですが。

まいにゃ私は今回の事件のような経験をしたことがないのでこれまで通り握手できる方がいいなとも思うけど、でももしものことがあった時に困ったり心配してくださるのはファンの方だと思うし、何かが起きていきなり握手会が全部禁止になってファンの方と直接触れ合うことができなくなるぐらいなら、何も起こらないようにギリギリのところで線を引いて握手をできるようにしてくれてた方がまだ私にとってもファンの方にとっても結果的にいい方向に行くんじゃないかなって信じてますね。

この事件はアイドルとファンの人との信頼関係が揺らぎかねない話だったと思うんですが、その部分に関してはどう思ってますか。

まいにゃ全然揺らいでないと思います。事件を起こしたのがファンじゃないなら信頼関係が崩れることはないなってのはホッとしたところもあったし、他のアイドルさんやファンの方もたぶんみんな同じなんじゃないかな?と思ってます。

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