植田真梨恵から見た”女性シンガーソングライター”とそのシーンについて
では、最後のテーマになるんですが。植田さんは”女性シンガーソングライター”って言われ方をすると思うんですけど。そういう方は他にもいらっしゃいますよね。
植田そうですね。
そういうのをシーンとして捉えたりすることはありますか?
植田めっちゃ捉えますよ。
他の同世代ぐらいで活動されてる方の曲とかも聴いたりとかしますか?
植田すごくいい声で歌うなぁと思う方たちはたくさんいますよね。それに可愛らしい歌詞の歌だなと思ったりもします。今はたまたまたくさん出てますけど、ブームというよりは現象に近いなと思ってます。
僕らみたいな伝える側の人間って、ジャンルやカテゴリーを作って紹介したがるんですけど、実際にやられてる方っていうのはそれぞれ一人しかいない訳で、その方々が同じように活動している人たちのことをどういう風に捉えているのかを聞いてみたいのですが。
植田そういう女の子たちが多いなと思うんですけど、そこで私も一緒に紹介してもらえるんだったらむしろ嬉しいなと思いますし、逆に言ったら私もホントにみんなそれぞれ違うって思うので。でも私は必要性が感じられるものが好きなので…例えばギターを持って歌うことの理由とか、ここにギターがなければいけないのか?とか。私はギターが必要だったら弾くし、いらなかったら弾かんでいいと思っているので。
実際、植田さんはギターを弾かないで歌うもありますしね。
植田さすがに歌は常に歌いますけどね(笑)だからって自分で曲を作らなきゃいけないとも思わないです。私のキャラに合った、私に対して書いてくださる素晴らしい作曲家、作詞家の方に出会えて、それを提供してくださる機会があったら私はぜひやりたいし。それでいい作品が作れるならばそれが一番だと思っています。今は自分が作る曲が一番説得力があって届くかな?と思っているからそうしている感じですね。
前に「米津玄師さんが好き」と仰ってたのを見て、シンガーソングライティングに対してこだわりがあるのかな?と思ってたんですが、そういうことでもないんですね。
植田私が歌を歌ってさえいれば植田真梨恵というものは成り立つと思っているので、私が全然曲が書けなくなってまでシンガーソングライターでいる意味はないと思っています。
なるほど、分かりました。
植田でも今は作りたいものがたくさんあるんでいっぱい作ると思います。
では、これから先のことなんですが、一番近いところで9月7日の梅田シャングリラと9月27日の原宿アストロホールでのワンマンライブがありますが…今めっちゃいい顔になりましたね(笑)
植田そうですね(笑)
そこに向けての意気込みを聞かせてもらえますか。
植田メジャーで初めてのワンマンライブですね。ライブはこれからも、植田真梨恵っていう私の姿でステージに上ってみなさんと同じ空間にいて歌っているっていうことは全く変わらないと思ってるんですが、メジャーデビューしたっていうのはみなさんの中にもきっと何かしら思うことがあると思うんですよね。だから単純に私が放つ歌がもっとパワーアップすると言う意味で、進化した強い歌が歌えたらいいなと思ってるんですよ。心意気とかはこれまでと変わらないんですけど、パワーアップしておく必要があるなと思ってます。
この1ヶ月ちょっとぐらいの間でも?
植田はい。
植田さんは恵比寿リキッドルームから赤坂ブリッツぐらいまではこれから1年ぐらいで行って欲しいな、行ける人だろうなと思ってますのでこれからも期待してます。
植田どんどんでかいステージに行きたいと本当に思ってますので、ぜひついてきてください。