地下アイドルから地上まで。楽曲派アイドル情報サイト

特集

寺嶋由芙(ゆっふぃー)2ndシングル「カンパニュラの憂鬱」インタビュー

2014年8月6日に2ndシングル「カンパニュラの憂鬱」をリリースしたアイドルゆっふぃーこと寺嶋由芙へのインタビュー。ソロアイドルとしてカムバックを果たした前作「#ゆーふらいと」に続くシングルはラテンサウンドに乗せたひと夏のアバンチュールを歌う。リリースに前後して東京アイドルフェスティバルでの大活躍やロックインジャパンフェスへの出演、さらに雑誌「FRIDAY」への初の水着グラビア掲載と話題が盛りだくさんの寺嶋由芙にリリース直前の今と「アイドル=寺嶋由芙」について語ってもらった。(photo by 山田秀樹)

 

「”オタクを病ませる”のが今年の夏の狙い」 -2ndシングル「カンパニュラの憂鬱」-

2ndシングル「カンパニュラの憂鬱」のリリースおめでとうございます。

ゆっふぃーありがとうございます。

曲のことから話を聞かせてもらいたいんですが、8月にリリースするシングルに空とか海をイメージさせる曲が一曲も入ってなかったって言うのが結構チャレンジングだなと思ったんですが。初めて曲をもらったときの印象はどうでしたか?

ゆっふぃー「カンパニュラの憂鬱」は最初に音だけをもらって「夏だからラテンだよ」みたいな感じで(笑)。それから歌詞をいただいた時に、あの音に夏っぽい歌詞がのった”はっちゃけ”系の曲になっちゃうと私の年齢的にもちょっと違うんじゃないかな?という気がしてたので”大人のひと夏の恋”的な方向に持っていってもらったのは良かったなと思います。

曲調がラテンじゃないですか。アイドルソングでラテンって思ったほどないような気がして。今だとJuice=Juiceはかなりラテンな感じですけど、そういう意味でも「カンパニュラの憂鬱」は珍しいなと思いました。

ゆっふぃーその辺りは加茂(啓太郎)さんが考えられたんだと思うんですけど、”ザ・アイドルソング”みたいな感じじゃなく、アイドルを知らない人にも楽しんでもらえるような曲の方が広がるし、もう23歳なので(笑)アイドルとして活動しつつそうじゃない人にも聴いてもらえるのは大事だなと思ってました。

「カンパニュラの憂鬱」というタイトルになったいきさつは?

ゆっふぃーこれはジェーン・スーさんに考えていただきました。カンパニュラが季節的にもちょうどいいし、花言葉とかも歌詞にしやすかったのかな?って。

最初に歌詞をもらった時からそのタイトルだったんですか?

ゆっふぃー仮タイトルだったかな?最初にお会いした時はまだ歌詞も仮で、そこからみなさんと話をして完成したのが今の形なんです。で、歌詞が完成したタイミングでタイトルも「カンパニュラの憂鬱」に決まりました。

このカンパニュラが由芙さん、という歌詞の解釈でいいんですかね??

ゆっふぃーいいんですかねぇ?ふふふ。

そういうことでもない?

ゆっふぃー私も7月生まれだから”7月の誕生石は…”って歌詞も入れていただいてるし、私のことを全然知らない人が聴けば”大人の女性のひと夏の恋”の曲としてそのまま受け取ってもらえると思うんですけど、知ってる人が聴いた時はアイドルとオタクの距離感や関係性みたいなものが浮かび上がってくる歌詞になってると思うので、私に重ねて聴いてくれる人がいてもいいかな、って思います。

かなり男性を誘惑したり翻弄するような曲になってますよね。

ゆっふぃーはい。

「カンパニュラの憂鬱」はまず最初にティザー映像が公開になりました。そこに”寺嶋由芙に永遠の愛を誓えますか?”と言うメッセージがあって、実際の歌詞にの中にも”永遠は誓えない愛情を受けとめてくれますか?”というのもあります。オタクの人たちにとってはこの2つの言葉って結構残酷ですよね。

ゆっふぃー(笑)ドキッとさせるような。

それも狙ったことですか?

ゆっふぃーそうですね。”オタクを病ませる”のが今年の夏の狙いです(笑)1stシングルの「#ゆーふらいと」が幸せな感じだったので、「そう簡単に上手くはいかないよ」っていう(笑)

そういう方向性についてジェーン・スーさん含めて話していったんですか?

ゆっふぃー最初に歌詞をいただいた段階ではもうちょっと幻想的でふわっとした歌詞だったんですよ。だからもっと具体的な感じがいいなって加茂さんとも話したり、自分の好きな女性像とかを話して…翻弄する感じ?とか、強い感じの女の子の歌詞になるといいなということはお伝えしました。

その好きな女性像というのは由芙さんの想像ですか?それとも実際に由芙さんの中にあるものですか?

ゆっふぃーいや、私には全然ないのでぇ(笑)憧れですね。ふふふふふ。

なるほど(笑)分かりました。ただ実際のところオタクの人たちにとっては病んでしまう歌詞だと思うんですが、歌詞の最後のブロックは由芙さん自身からオタクの人への思いを歌ってるようにも思えたんですが。

ゆっふぃーそこに救いがありますね(笑)

そうそうそう。ガチ恋勢の人たちにもかすかな光がある、と言うか。

ゆっふぃー“これは俺のことを歌っている!”と思えれば、ちょっとは…(笑)

あとカンパニュラの花言葉が”誠実”という歌詞があるじゃないですか。で、衣装にあしらわれてるひまわりの花言葉が…

ゆっふぃーあ、確か前にツイートしてましたよね。

はい。”私はあなただけを見つめる”なんですよ。これも歌詞の最後の方にある”熱い 視線の行方に 気付かないフリ”と掛かってるって考えるとレトリック的に面白いな、と思ってました。

ゆっふぃーいろいろ深読みしてますね(笑)

そんな「カンパニュラの憂鬱」も色々なプロモーションを経てきましたが手応えはどうですか?

ゆっふぃー「#ゆーふらいと」の時は”CDリリースできてよかったね”っていうお祝いモードがあったと思うんですけど、今回は曲や私のパフォーマンスがより評価されるのかな?と思ってプレッシャーは感じているんですけど、アイドル甲子園とかTIFみたいな大きなイベントが続いてその時に”ライブが良かったから握手に来ました”とか”友達が勧めてくれたから来ました”って言われて、新規の人が増えてるなっていう実感があるので、いつも支えてくれてるコアの人以外のライトな層にどれだけ響いてるか次第かな?って。

1

2 3

おすすめ

RANKING

DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  1. 1
  2. 2
  3. 3
PAGE TOP