2016年2月10日に初のフルアルバム「Gemini」をリリースすることを発表した”オーガニック・ガールズユニット”WHY@DOLL。アルバムリリースの情報を受けて急遽行ったインタビューでは「2016年こそ勝負の年」と意気込む二人に2015年を振り返ってもらった。「ほわどる、気にはなってたけど…」と言う人もこのインタビューを読めばWHY@DOLLの今とこれからが見えてくる!(撮影:山田秀樹)
WHY@DOLLからのクリスマスプレゼント!2016年2月10日1st フル・アルバム「Gemini」リリース
アルバム「Gemini」のリリース決定おめでとうございます。
青木・浦谷ありがとうございます!
待望の、と言う感じですか?
浦谷そうなんです。ずっとフルアルバム出すのが夢で、今年の2月のミニアルバム(NAMARA!!)で半分叶っちゃった感があったんですけど、フルアルバムはボリュームが違うので”とうとう”って感じがしますね。
青木これでほわどる(WHY@DOLLの通称)の全てをみなさんに知ってもらえるしCDだけでも楽しんでもらえるかな?って。ライブになかなか来れない人もアルバム欲しいって言ってくれてたので。
浦谷ライブだけで披露してた曲がやっと音源化されるので、地方で来れなかった方にいち早く届けたいアルバムになりましたね。
アルバムを作ろうって話が出たのはいつ頃だったんですか?
浦谷アルバムの話は結構前から出てた…?
青木夏くらい?レコーディングしたの夏じゃん?
浦谷そうだよね。そのもっと前から話は出てたよね。月に2曲ペースで新曲を増やしてたので私たちも実は結構しんどい日もあったんですけど…
スタッフ(睨)
青木(苦笑)
浦谷そんな目で見ないでくださいよ(笑)月に2回ずつ定期公演をやって毎回新曲を披露してって形だったので、振り入れをやって、すぐ新曲を披露して、振り入れやって、新曲披露…みたいな。
青木ワンマンもあったしね。(「WHY@DOLL 「『応援しててよかった!』と思ってもらえるグループを目指します!」決意のワンマンライブで4大都市ツアーを発表」)
ちはるんはその頃のことをどう思ってた?
青木曲を増やしたいっていうのがあったので増えるのは嬉しかったんですけど、ダンスがすっごいレベルアップしてて…。「Tactics」とか曲も大人っぽい感じだし、私ダンスが苦手なので覚えるのがすっごく大変で。振り入れの日がくると「今日かぁ…」みたいな気持ちになったこともあったんですけどファンのみんなに色んな曲を届けたいなって思いでやってたので…結果オーライです(サムアップ)。
浦谷(笑)この短い間に振り入れと発表を繰り返したおかげで、新曲発表に対する度胸というか免疫がついたと言うか…
青木あ、分かる。
浦谷ビビらなくなった?のは感じましたね。24日にまた新曲の披露があるんですけど、それも今は楽しみでしかなくて。夏に月2回ペースで新曲を出してたのは自信っていうのは変ですけど、いい経験できたなって思いますね。
青木こっちが自信をもってやれば初披露でもファンの皆さんもいいって言ってくれるから。
浦谷ね。「clover」の時とかすごく感じたよね。私たちも仕上がった状態で見せることができたのですごい反響も大きくて。みんなの反応が楽しみだった。
じゃあ最初の頃の新曲発表は?
浦谷最初は詰め切らないまま発表してたこともあったんですよ。お客さんは「いいよ」って言ってくれる方も多かったんですけど、「ライブやっていく内に良くなるんだろうな」って思ってる人も多かったと思いますね。でも、最近は初披露だからって手を抜いていると思われるのは嫌ですね。第一印象って大事じゃないですか。ライブで育てていくのはもちろんなんですけど初披露からインパクト残したいよねって思うようになりました。
定期公演もちょいちょい見させてもらってたんですが、毎回発表される新曲を見ていて「この曲どうなるんだろう?」って思ってたんですよ。新曲は出るけどリリースの話も聞かないし…。「いつ出すの?」とか言われませんでした?
浦谷よく言われたね(笑)
青木「これ、次のシングル!?」「俺だったらこの曲がいいなぁ」とか。
浦谷ファンのみなさんで想像が飛び交ってたと言うか「カップリングになるならあの曲がいいよね」とか。
青木物販とかでも「◯曲目に歌ったやつのCD売ってる?」って聞かれても「ないいんですよー」って言ってたのがこれからは「ありますよ!」って言えるのですごく嬉しいです。
WHY@DOLLの2015年を振り返る
では2015年の振り返りもしたいんですが、全体的に言うとどんな年でした?
青木2015年は年明けにミニアルバム、3月にシングル(「曖昧MOON」)をリリースして、夏にワンマンライブ…。
浦谷で、秋もワンマンツアーやったし。
青木富士山も行った…
浦谷で、「clover」のリリイベも始まって…
青木今まで活動してきた中で一番濃かった?
浦谷今年中に3枚出せたのがすごいなって。
青木あと「シグナル」とかアルバムに入ってる曲もいくつか自分たちで世界観を考えたのがあったので、作品に携わる機会が増えたし色々考えることができたかな?って思いました。
浦谷あとはアイドル同士の対バンだけじゃなくて曲調が合うような方たちとの対バンに出演することができたりとか、さっきも言った通り今年一年で曲が増えたんですよ。この間の新宿BLAZEでのワンマンをやってみて、ようやくこれだけの大きな舞台でWHY@DOLLを最大限に表現できるぐらい曲が増えたって言うのを実感した年で。あと去年も同じ4都市でのツアーもやったんですけど去年よりも確実に人が増えてるし、東京は今までのワンマンで一番手応えとやり切った達成感があったワンマンだったので新しい一歩を踏み出せたかな?って思う一年でした。
夏のRUIDO K4のワンマンで新宿BLAZEのワンマンの発表もしましたよね。その時の心境はどうだったんでしょう?会場の大きさは2014年にやった恵比寿リキッドルームともあまり変わらないじゃないですか。
浦谷本当に埋まるのかな?って言うのが正直な感想だったんですけど、でも初めてワンマンでソールドアウトしたのがRUIDO K4のワンマンだったんですよ。大きさは違うにせよ自分たちの足下を見て冷静になって会場を決めてそこでちゃんとソールドアウトを出せた次がBLAZEだってので”未知数の世界”ではなくなったと言うか。一回ソールドアウトを出せたので頑張ればなんとかなるんじゃないかな?とはちょっと思ってたけど…それでも不安でしたね(笑)
ちはるんはどうだった?
青木新宿BLAZEは自分の中で「絶対ここでワンマンをしたい」って場所だったので決まったのは嬉しかったんですけど、会場も大きいし人が来てくれるかな?って言うのは不安だったんですよ。ツアーで色々なところを回ってたくさん仲間を増やしてBLAZEでみんなが集まるツアーにしたいなって思ってたので、その気持を大事にしてやってたんですけど、来てくださいって言っても来てくれる訳ではないし、そのためには良いライブを見せるしかないって思ってて、
対バンライブとかでも…私たちちょっと…なんて言ったらいいんだろう。曲が…
浦谷アイドル楽曲っぽくないってこと?
スタッフ楽曲派?
青木そう。それです(笑)アイドル界隈では楽曲派と言って頂いているんですが、合う合わないもたくさんあって、それでも刺さってくれる人がいるって信じてやってたので、BLAZEでは「TIFを見て来たよ」って人とかもいたので信じて頑張ってこれてよかったなって。
僕なりの2015年WHY@DOLLのの印象なんですが、2014年の「Magic Motion No.5」の存在感が大きすぎて、2015年のWHY@DOLLはどうなるのかな?って思ってたんですが、一年がかりでそれを塗り替えたと言うか、また新しいWHY@DOLLを作れたように見えました。
浦谷色んな顔を見せることができる曲が増えたなって。「Magic Motion No.5」はディスコだったけど、”ザ・ファンク”って曲や大人っぽい表情を見せられる曲とか。
青木ハモりとかね。
浦谷そうそう。WHY@DOLLの新たな顔を見せられる曲がちょっとずつ増えてきたかな?って思いますね。
2015年になって今までと変わったところって2人の中でありますか?
青木個人的なことでもいいですか?
全然いいですよ。
青木たぶん、千春すごく喋るようになったと思います。
浦谷あー、たしかに。
青木MCとかもキャラ的に聞いてる感じだったんですけど、はーちゃんが「ちはるんはもっと殻をかぶってた方がいいよ」って…
浦谷いや「破った方がいいよ」だよ。かぶっちゃダメ(笑)
(笑)
青木間違っちゃった(恥)「破った方が絶対いいよ」って言ってくれて。自分はどういう時に発言したらみんなが笑ってくれるんだろう?って言うのを考えて喋るようになって。Showroomとかでもヤバいキャラなんですけど…
ちょいちょい見てるので分かりますよ。
浦谷(笑)
青木「ちはるんの新しい一面が知れた」って昔から見てくれてる人にも言われて。「もっと昔からやればよかったじゃん」「はーちゃんだけが目立ってるよ」って。
浦谷いやいやいや(笑)私のは悪目立ちだよ。
青木でもWHY@DOLLは2人だけしかいないから、もっと面白い面も出していいのかな?って思ったので、やっと自分のキャラが出てきた感じがします。
そう言う意味ではShowroomをやったのは大きかったんですかね。
浦谷大きかったですね。その前は一年間新潟のラジオの生放送をやらせてもらってたんですよ。おかげで書かれてることを読んだりするのはだいぶできるようになったんですけど、Showroomはずっと顔が映るから台本を見てる訳にはいかないし、アドリブとかが入ってもどう軌道修正していくかとか、時間のことも考えないといけないし、色んなことで鍛えられてますね。
見ててすごかったのが、ずっと身体を鍛えてた回があったでしょ?
青木富士山行く前だぁ。(Showroomの視聴数が5000viewを越えなかったため罰ゲームとして9月2〜3日に富士登山を行った)
腕立て、腹筋、スクワットを一時間ずっとやってたでしょ。あれ鬼だなと思って。
浦谷笑えないですよもう。太ももプルップルで。もうやんない(真顔)
スタッフまたやる?定期的に。
青木ウソでしょぉ…
浦谷ボイコットします!
富士山はどうでした?(WHY@DOLL 富士山頂で新曲「clover」のヒットを祈願)
浦谷キツかったんですよー。登ったことあります?
ないです。
浦谷ヤバいですよ、富士山。
青木富士山って登るルートが4つあるんですけど、一番しんどいルートで。足場がこんなんだったりこんなんだったりとかあって(手を上下に)。
浦谷スキーのストックみたいのを持って歩いてたんですけど、体力もそうなんですけど呼吸がキツくて。呼吸法があって…吸って吸って吐くだっけ?
青木鼻から吸って口から吐くんだっけ。
浦谷そうそうそう。
青木「それができないと上まで行けないです」って。
浦谷それやってても苦しくて。で、一番キツいのが9.5合目から先で。休憩所から頂上が見えるところにいるんですね。でも全然着かないんですよ。
青木「あと10分ぐらいで着くかなー?」って言ってたのが40分ぐらいかかって。
浦谷天国が見えてるのに続く地獄みたいな。
青木途中までほわどるチームで登ってたんですけど、毎年登ってるスタッフさんも「もう無理」ってなって。はーちゃんも途中で高山病にかかっちゃって。千春、自分だけすごい元気だったんですよ。
浦谷すごい元気だったよね。
青木だからみんなを置いて自分だけ先に行ってました(笑)
浦谷で、ゴール直前で待っててくれて一緒にゴールしました。でもゴールしたはいいんですけど、就寝が9時で夜中の3時には起こされるんですね。Showroomの配信もしたんですけど「もう寝てください!」って怒られちゃって。でも3時間ぐらい寝たところで2人とも起きちゃって、そこから3時まで2人で毛布かぶって「あと降りるだけだから頑張ろう」って。
山小屋でやってたShowroomも結構大変だったんですね。
青木周りの目も気になったよね。何やってんだこの子たち、みたいな(笑)
浦谷頑張りました。
青木でも、いい経験でした。
浦谷登ってみたかったんで…もう登りたくないですけど(笑)
でも次は琵琶湖一周が待ってますね。(次回は3000viewに到達しないと琵琶湖を徒歩で一周しなければならない)
浦谷そうなんですよね…って待ってないですよ!(笑)
青木ならないように…。
絶対無理だと思う。
青木・浦谷えぇーー!!
浦谷そんなこと言わないでくださいよ!
達成してもなんらかの”工作”が働くと思います。
浦谷絶対毎週見てくださいよ!
…はい。
青木絶対、琵琶湖見たい派だ…