• 特集
  • 【ガチ恋!】の特集企画ページです。

SAWA ミニアルバム「RingaRinga」インタビュー

Especia「ミッドナイトConfusion」の音源ができるまで

SAWAが作詞作曲を手がけ、EspeciaのサウンドプロデューサーSchtein&Longer氏と共同プロデュースした「ミッドナイトConfusion」ができるまでの制作工程が明らかに!普段、決して聴くことができない制作中のデモ音源と共に紹介します。

メイキング・オブ・ミッドナイトConfusion(SAWA編)

ステップ1:リズム&ベース作り

from SAWA
DJトラックをサンプリングするところから始めました。
メロディはすでに頭の中にぼんやりと。
でもまだ吐き出さない、吐き出さない。
雰囲気作りでじっとりと粘る。

SAWAさん曰く「初めはすごいダンスチューンを作ろうと思っていた」というミッドナイトConfusion。「DOPEなものを作ろうとしていた」とも話していました。
音源のタイトルが「ETE」となっていますが最初は「eyes to eyes」という仮タイトルがつけられていたようです。

さて、これがやがて「ミッドナイトConfusion」になっていく訳ですが、この段階でそれっぽく聴こえるのはサビの終わりのフレーズぐらいです。この先どう発展していくのでしょうか?

ステップ2:音色の追加

from SAWA
BメロにEDMっぽい装飾してみる。
サビにカウンターメロディやコード感を少しずつ足して色をつけます。

前のトラックでは平板なリズムとベースが続いていたトラックが、Bメロに追加されたフレーズによって全体に大きな展開と山場が作られました。
「EDMっぽい装飾」と言うバキバキしたサウンドでグッとアドレナリンが溢れてくるのを感じますが、そのまま行かずにサビ前で一度ブレイクさせるあたりがSAWAさんとってもクール。
またサビ前のキラキラっとした音は完成後も残ったフレーズですし、サビにも音色が加えられて「ミッドナイトConfusion」のイメージが少しずつ形になっていっているのが分かります。

ステップ3:歌入れ

from SAWA
ボーカル入れてみるとやっとどんな曲か作曲者本人もわかってくる。
それぞれの楽器の意図を汲み取りながらのボーカル入れ。
コーラスワークスでぐっと派手に。

いよいよ歌が入りました。
こうなるともう誰が聴いても「ミッドナイトConfusion」ですが、「ボーカル入れてみるとやっとどんな曲か作曲者本人もわかってくる。」という言い方は絶対音感を持っているSAWAさんならではの表現のような気がします。音や声を五感と切り離した要素として曲を構成できる感覚と言うのでしょうか。

ここでSAWAさんのデモ音源制作は完了。この先はEspeciaのサウンドプロデューサーSchtein&Longerさんに作業が引き継がれます。
この段階の音源を聴いてもEspeciaの「ミッドナイトConfusion」とはまだだいぶ違いますね。
今回、SAWAさんがリリースした「RingaRinga」に収録されている「ミッドナイトConfusion」は、このバージョンの発展形とのこと。最終的にどんな曲に仕上がっているかはアルバムでお聴きください。

さて、ここからSchtein&LongerさんによってどのようにしてEspeciaの「ミッドナイトConfusion」が作られていくのでしょうか。

メイキング・オブ・ミッドナイトConfusion(Schtein&Longer編)

ステップ1:リズム&ベース作り

from Schtein&Longer(以下、S&L)
まず最初にドラムとベースをつくります。

SAWAさんの音源を踏まえた上でですが、S&Lさんもリズムとベースを一から作るところから作業をスタートしています。
どちらもループしたサウンドは入っていますが使っている音色やフレーズ、そしてできあがった曲のイメージがかなり変わったのが分かると思います。

ステップ2:音色をアレンジ

from S&L
SAWAさんから頂いたデモを元に音色をEspeciaっぽくしました。
(Bメロのシンセ、サビ前のベルみたいな音、サビのパッド、サビ終わりのキメなど)

よく聴き比べると分かると思いますが、音の構成要素はSAWAさんの「ステップ2:音色の追加」のトラックとほとんど変わりません。違うのは音色と音のバランス。

この段階で既にSAWA版「ミッドナイトConfusion」とEspecia版「ミッドナイトConfusion」は全くの別の曲になっている感じがしますが、アレンジが曲の雰囲気や印象づけにとってどれだけ重要かがよく表れていると思います。

ステップ3:和音の追加

from S&L
シンセとエレピの和音を足しました。

「ミッドナイトConfusion」のPVでも印象的に扱われている前奏の和音が追加されてます。
サビ終わりの間奏にも分かりやすく入っていますが、サビ自体のサウンドもリッチになってますね。

ステップ4:完成

from S&L
新たな合いの手を足しました。
(Aメロで左から鳴っているシンセ。サビ前から出てくるシンセのアルペジオやギターなど)

最後に付け加えられた「合いの手」がきっちりスパイスとして効いているのがさすがです。特にサビ前にずっと鳴っているシンセのアルペジオは一度気になると耳から離れません。

今回、お二人には工程の分かりやすいところの音源をいただいたので、きっとこの合間、そして後にも微妙な調整や多くの苦労もあったはずですが、
SAWAさんの音源作りから始まった「ミッドナイトConfusion」の音源はこのような過程を経て完成。このオケにEspeciaメンバーが歌を入れ「ミッドナイトConfusion」はリリースされました。

制作過程の音源を公開するなんて、ハウツーもの以外では絶対にありえない企画なのですが、
無茶な提案をご快諾いただいたSAWAさん、Especiaのマネージャー清水さん、Schtein&Longerさんには本当に感謝々々です。

楽曲制作の裏側を知ってもらうことが、より多くの人に、より深く音楽を楽しむきっかけになればと思います。

レア音源!SAWAが歌うEspeciaの「ミッドナイトConfusion」(仮歌)

作品としての「ミッドナイトConfusion」はCDなどで楽しむことができますが、もう一つ激レアな源を公開します。
Schtein&Longerさんが作ったオケでSAWAさんが歌う「ミッドナイトConfusion」です(しかもフル尺!)。
Especiaのレコーディング用に作られた仮歌で、歌詞も仮なのでところどころハミングになっています。
SAWA版でも、Especia版でもない幻の「ミッドナイトConfusion」です。




関連記事一覧