SOMOSOMOというアイドルグループのメンバー単独インタビューの連載が始まります。初回はアルティメット ミキさんです。
グループの全員単独インタビューは過去にも何度かやってきたのですが、一番最近はもういつのことだか思い出せません。調べてみたら2018年のlyrical schoolが最後だったようです。
その時々で最高だと思っているアイドルグループをトコトンまで追いかけ続ける異常な熱量が媒体の”売り”であり、取材のモチベーションにしていたことはなんとなく覚えていますが、それ以降は別の方法を模索したり、コロナ禍があったり、ラジオ(アイドル第四会議室)が始まったりで、インタビュー取材そのものの数をかなり減らしていました。
SOMOSOMOがライブで訴えていた自分たちの「存在意義」
そんな状況で再びメンバー単独インタビュー連載を始めようと思ったきっかけは、2023年4月のイベント「キングサリ1st Anniversary【グサリと刺されFestival 2023】」にさかのぼります。このイベントには当時から今も応援しているアイドルが多く出演しており、そのアイドルたちを見るために足を運んだのですが、その中の(ぶっちゃけたまたま見ることになった)一組が4人時代のSOMOSOMOでした。
「SOMOSOMO」という名前を知ったのはコロナ禍以前のこと。当時”湧き系”というファンのノリが度を過ぎることが少なくないグループがイベントを賑わしはじめ、SOMOSOMOもその中のグループの一つと認識していました。
正直、そんなに好きではなかったグループだったので久しぶりにライブを見たその時も「あ、まだやってたんだ」ぐらいの気持ちでいたのですが、その日のライブがSOMOSOMOに対する見方を180度変えることになります。
かつての”ライブ盛り上がればそれで良い”というノリとはまるで違い、ギラギラした眼差しで今にも観客に襲いかかりそうなその姿は、まるで自分たちの存在意義を認めさせるための決死のもがきや叫びのように映りました。
そのイベントでは他の共演者のパフォーマンスにも十分満足をしてたのですが、SOMOSOMOのライブ、特に「タマシイリリシズム」を見ていた時の魂が震える感覚、心の奥底から血が滾ってくる感覚はまるで別種のもので、「ライブでこんな感じになるのはいつ以来だろう…」と思うほどの出来事でした。
その時既にラジオ「アイドル第四会議室」をやっていたので、これはぜひゲストに及び仕様とイベントの翌日にはメールでオファーを送ったのですが、その時は完全にスルーされ(←サカイさん!!)、結局ラジオの出演が叶うのにそこから1年以上の時間を要することになります。
その後もライブは見続けていたのですが、昨年の「HASYAGE FES’24」辺りから現場の頻度が上がり、ラジオの再オファーを経てゲスト出演が叶いました。その時点でSOMOSOMOは現行の7人体制になっていましたが、以前と変わらぬパフォーマンスの熱量の高さとどんな現場でも全力でライブに打ち込む姿勢は他のグループとは一線を画しており、追いかけ続けた先の「未来」を予感させる何かを放っていました。
「ヱビス大号令」前後のSOMOSOMOに感じたこと
さらに、SOMOSOMOは周年ワンマン、@JAM EXPO、24時間イベント、日比谷野音での「NEWAGE YAON」と次々に実績を重ねて、今年2月の「ヱビス大号令」では文字通り2025年をSOMOSOMOイヤーにするための大号令をあげる!と思っていたのですが、その前後のメンバーのみなさんの様子に、少しだけ違和感を覚えることがありました。
それは決して悪い空気ではないのですが、お客さんが増えている状況や現在の勢いに対して、メンバーさんが実感や手応えを十分に感じられていないような、勢いは感じつつもその流れにフワッとした身を委ねているような印象でした。
少なくとも、僕がこれまで見てきたアイドルが今のSOMOSOMOほどの勢いを持っていたら、自分たちが歩んできた道が自信や確かさに変わり、それを周囲にも感じさせながら次のステージへグイグイ進んでいるフェーズなはずです。しかし、「ヱビス大号令」を大成功させた後になってもなかなかそういうモードにはなっていない様子。
「なんか変だな」
そう思った時に思いついたのが今回の単独インタビューの連載でした。
7人の「現在地」はどこにあるのか。
「なんか変」と感じた理由は今なお明らかになっていません。だからこそSOMOSOMOメンバーの話を一人ひとりじっくり聞いてみたいと思いました。
もしかしたらメンバーそれぞれから見える今のSOMOSOMOや、同じ問いかけに対する受け止め方や答え方に差があるかもしれません。ただ、その違いも含めて、SOMOSOMO7人の素直な思いを明らかにすることは同時に、今のSOMOSOMOのリアルな「現在地」を知ることにつながると考えました。
2025年のSOMOSOMOのこれからと、来春のZepp Shinjukuワンマンへの道のりを力強く踏み出すための「現在地」を確かにする単独インタビューシリーズ。その始まりはアルティメット ミキさんへのこんな質問から始まりました。
「なんか最近ずっと悩んでません?」
続きは以下のリンクからお読みください!
- SOMOSOMOの「現在地」-アルティメット ミキの場合- ※4/15(火)18時公開!