推し活支援プラットフォーム「Boosty」が主催する「Boosty ファンまつり2025」が2025年9月20日(土)・21日(日)、有明GYM-EXで開催。イベントにはHKT48・NGT48(両日)、ハルニシオン(20日)、Bellemule from 電音部/SUPER☆GiRLS(21日)が出演。
アイドルとの交流とライブパフォーマンスが一緒に楽しめる「Boosty」の年に一度の大イベントを今年も取材してきました。
推し活支援プラットフォーム「Boosty」とは?
「Boosty」は、メンバーシップ、チケット販売、NFT販売、ライブパフォーマンス配信などの多彩な機能を備えた推し活支援プラットフォーム。同系統のサービスは他にもありますが、それらを全部まとめて利用できるのが「Boosty」の一番の特徴です。
▼ Boosty
https://sp.boosty.app/
現在は、HKT48やNGT48、グループの卒業生をはじめとする多くのアイドルやアーティスト、タレントが利用しています。
「Boosty ファンまつり2025」はどんなイベント?
そんな「Boosty」が主催する「Boosty ファンまつり」は昨年に続いて今年が2回目。昨年の横浜BUNTAIから今年は有明GYM-EXに場所を移しての開催となりました。
昼の各種交流会と夜のライブパフォーマンスという全体の構成は去年と同じで、日中はアイドルとの交流を存分に楽しみ、夜はライブパフォーマンスで盛り上がる「一日で二度おいしい」のが「Boosty ファンまつり」です。
【初日】ファンとアイドルの交流を育む2日間がスタート!
研究生のお出迎え/「ハイロー」で盛り上がるゲームコーナー -Boostyが作る多様な交流-
今年の「Boosty ファンまつり2025」の幕開けを飾ったのは、NGT48 5期研究生による「お出迎え」。私服姿でメインステージに登場した研究生たちの緊張とぎこちなさを隠せない様子をファンがあたたかく見守る空気の中でイベントがスタートしました。
今年の昼間の交流で特に面白かったのが、ゲームコーナーで行われていた「ハイロー」。メンバーとファンがトランプを1枚ずつ引き、どちらがハイでどちらがローかを当てる極めてシンプルなゲームですが、互いに勝ち負けを楽しんでいる様子は、2ショット撮影やお話し会にはない新たな交流の場として賑わっていました。
運動会、自作のお芝居、ミニライブ…特設ステージはレアすぎる場面の連続
そうした同フロアに併設されていた「特設ステージ」ではこの場ならではのバラエティ豊かな企画が数々催されました。
ハルニシオンのYouTube「咲け!ハルニシオン」公開収録はHKT48がゲスト。ハルニシオンの馬場彩華さんが元HKT48メンバーという縁もあり終始和やかに収録は行われ、メンバー同士の画力対決、そしてジェスチャーゲームで必死になるメンバーたちの姿に会場は盛り上がりました。
「らーめん部×チャーハン部ステージ」では、HKT48のチャーハン部とNGT48のラーメン部のコラボが実現。トークテーマ「部の活動での一番の思い出」では、ハバネロを直で食べたという大庭凛咲さん(HKT48)、大阪ロケで食べた「無鉄砲」が美味しかった、と語る大塚七海さん(NGT48)などのエピソードで互いのチャーハン自慢、ラーメン自慢を発表。「私たちのおすすめ一品ダウト」でも、それぞれが実際には食べていない一品を相手チームに見破られないよう真剣にプレゼンする両部員の様子が見られました(結果は両チームとも騙すことに成功!)。
「HKT48 vs NGT48 ミニ運動会 2025 Day1」では、頭で玉入れ、バランスボールドリブルリレー、大縄跳び対決が行われた。バランスボールドリブルリレーでは”ドリブルモンスター”を称するHKT48の山内祐奈さんの大活躍(?)で一時は窮地に立たされたHTK48チームでしたが、最後の大縄跳びで大逆転勝利を収めました。アイドルたちが勝負に挑む真剣な表情が見られるのはこうした企画ならではレアな空間をファンも存分に楽しんでいる様子でした。
「HKT48 7期研究生とNGT48 5期研究生による『研究生シアター』」は、脚本・演出から出演まですべて自分たちで手掛けた完全DIYな「桃太郎」が披露されました。
HKT48 7期研究生による「予測不可能!桃太郎でまさかの乱戦?!?!」は、HKT48の公演中に推し(石井彩音)が鬼に連れ去られてしまい、桃太郎がそれを助けに行くというストーリー。
松永悠良さんが扮する「木」がナレーションを担当したり、主人公なのになぜかセリフが少ない設定の桃太郎(山川万里愛)が登場するなど配役にも趣向が凝らされており、うまかっちゃん、博多通りもん、めんべいで仲間を集めるなど、地元愛に溢れた演出が施されていました。ラストは退治した鬼に「推しを連れ去るのではなく、劇場に遊びに来てください」と声を掛けて終わるハッピーエンドで一件落着しました。
NGT48 5期研究生の「令和桃太郎〜佐渡トキ救出大作戦〜」は、佐渡ヶ島が舞台。佐渡の象徴であるトキ(辻田季音)がその羽を目当てに鬼にさらわれてしまうところからスタート。そのトキを助け出す桃太郎役の大町佑香さん(クールなイケボ設定)と仲間たちが立ち上がります。仲間はお馴染みの犬、サル、キジではなく、ホタルイカ/スカイツリー/納豆/りんご/こんにゃくという各メンバーの出身地にちなんだオリジナル設定。鬼退治の場面でもそれぞれの役割にちなんだ萌え台詞を武器に鬼を翻弄して退治に成功。最後は桃太郎の「美しいものは奪うものではない、分かち合うもの」という決めセリフでめでたしめでたしとなりました。
終演後は、研究生が観客をお見送りして終了。次回公演への期待も高まるお芝居でした。
HKT48・NGT48の卒業生によるコラボトークステージには、曽我部優芽さん(元NGT48)、髙畑結希さん(元SKE48)、奈良未遥さん(元NGT48)、森保まどかさん(元HKT48)、山下エミリーさん(元HKT48)、谷口めぐさん(元AKB48)の各グループの卒業生が一堂に会し、Boosty コレクションで撮影した写真を見ながらの裏話や、現役時代の思い出、卒業後の活動について語り合う時間になりました。
森保まどかさんの長崎での天皇皇后両陛下が御臨席された場でのピアノ演奏、奈良未遥さんの新潟でのカフェ巡り、山下エミリーさんのゲーム配信、谷口めぐさんがバレエを習い始めた話などで盛り上がり、曽我部優芽さんからは「この後写真撮ってもいいですか?」と、自らがファン時代に憧れていたメンバーとの共演に喜びを露わにする発言で会場を賑わせていました。
そして初日の特設ステージの最後は、野島樺乃さん(元SKE48)によるスペシャルミニライブ。SKE48時代から定評のあった圧倒的な歌唱力で、オリジナル曲「One」やMISIAのカバー「アイノカタチ」などの4曲で集まったファンを魅了すると、後半はHKT48の秋吉優花さんとNGT48の三村妃乃さんを招いてのコラボステージも披露。最後は3人が所属していたユニットNona Diamondsの「はじまりの歌」で締めくくり、Boostyならではの特別な時間をファンと共有しました。
ライブパフォーマンスハイライト(9/20)
昼の交流会や特設ステージが終わった後は夜のライブパフォーマンスパートへ。昼間に高まった高揚感をそのままに、会場の雰囲気は一気にライブパフォーマンスモードへと切り替わりました。
ゲストアクトとして登場したハルニシオンは、元HKT48メンバーの馬場彩華さんにとってはある種の凱旋ステージでもあり、場内は温かい雰囲気に。その馬場さんを含む6人でのパフォーマンスは、最初から最後までノンストップで4曲を駆け抜けました。グループ名がタイトルとなった「ハルニシオン」から始まり、「Luv it!」では観客たちがメンバーと一緒にタオルを振る姿も。青春の雰囲気を漂わせるハルニシオンのライブパフォーマンスは懐かしさの中にフレッシュさがあり、HKT48とNGT48のファンにも新鮮な記憶として届いていたのではないでしょうか。
70名以上のメンバーが勢揃い!圧巻のHKT48&NGT48コラボステージ
そしてメインアクトとなるHKT48とNGT48のコラボライブ。総勢70名を超えるメンバーがステージに総出演する様子は圧巻そのもの。昨年の「Boosty ファンまつり」で見たあの景色が今年も再現されました。
まずオープニングを飾ったのはNGT48 5期生とHKT48の中学生メンバーによるコラボ。法被(はっぴ)姿で登場した19人のメンバーがNGT48の「青春時計」、HKT48の「初恋バタフライ」と「スキ!スキ!スキップ!」を披露。ライブパフォーマンスの幕開けに相応しいフレッシュな始まりとなりました。
それに続いていよいよHKT48とNGT48が勢揃い。HKT48の「最高かよ」では一部のメンバーがトロッコに乗りファンの間近でパフォーマンス。続けてAKB48の「ヘビーローテーション」でさらにボルテージを上げ、NGT48の「心に太陽」でついに全メンバーがメインステージに立ちました。
「これがBoosty ファンまつりだ!」という去年の記憶が呼び覚まされると、次のブロックではHKT48の「ウインクは3回」をNGT48が、NGT48の「シャーベットピンク」をHKT48がカバー。楽曲交換でこの場でしか見られないレアなステージを披露しました。
争奪戦1位と2位の晴れ舞台!大塚七海(NGT48)と北村優羽(NGT48)のソロライブ
初日のライブパフォーマンスのスペシャルプログラムとなったのが、「Boosty Yell」による投票で行われた「Boosty ファンまつり2025ソロステージ争奪戦」の発表ライブパフォーマンス。イベント開催にあたって行われた争奪戦で2位となったNGT48の北村優羽さんがまず登場し、NMB48渡辺美優紀の「わるきー」をカバー。先輩である中井りかさんの衣装で登場し、小悪魔チックな装いでファンを魅了すると、北村さんの同期であるNGT48木本優菜さんがファン役として乱入(?)。ファンの一人となって北村さんを応援していました。
そして1位を獲得したのはNGT48の大塚七海さん。スクリーンに手書きのお礼メッセージが映し出された後、トロッコに乗って登場した大塚さんは観客の視線を独り占め。客席の間を移動しながら満面の笑みを浮かべて彼女が歌ったのはAKB48の「ファースト・ラビット」。しかもAKB48が実際に使っていた衣装でのパフォーマンスとなり、争奪戦で獲得した一期一会なステージを存分に楽しんでいました。
次のブロックでは「アイドルの王者」(HKT48)と「はっきり言って欲しい」(NGT48)は、両グループの混合ユニットで披露。こうしたレアユニットが見られるのもBoosty ファンまつりならではですが、今年のライブパフォーマンスで感じられたのはコラボの完成度の向上でした。去年のステージでは多少感じられた互いのグループへの気遣いが今年はなくなり、一組のユニットとしてよりレベルアップしたコラボのパフォーマンスが随所で見られました。
劇場で育った!48グループの真骨頂
終盤のブロックでは、HKT48とNGT48が互いの劇場公演曲を次々に畳み掛ける展開に。そして最後に披露した正規メンバー全員による「シアターの女神」は、ここまでで一番の盛り上がりに。博多と新潟それぞれの劇場が有明に移ったような興奮は「テレビやグラビアより輝いた君が好きだ」の歌詞が示す通り、48グループが劇場で育ってきたアイドルであることを証明するパフォーマンスでした。
踏切音からの「思い出をゼロにして」から始まった”列車メドレー”では、フルメンバーでのフォーメーションダンスも見せ、最後はNGT48の「Maxとき315号」で本編のライブパフォーマンスを終えました。
アンコールの「12秒」からはカメコ席を含むすべての観客が撮影可能に。トロッコに乗ったメンバーが再び客席を移動して、ファンが向けるカメラに笑顔やポーズを取り、続く「みどりと森の運動公園」ではフロアに降りて観客の目の前までやってきてのパフォーマンス。最終曲の「桜、みんなで食べた」では、全員で初日の終わりを打ち上げるような賑やかさに包まれながらのフィナーレとなりました。
Boosty ファンまつり2025 DAY1 フォトギャラリー
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