まりちゅうの愛称で知られる長澤茉里奈がプロデュースするアイドルグループ、Chuu♡Cute。2026年7月28日(火)に東京・恵比寿LIQUIDROOMで開催する1周年ワンマンライブ「Chuu♡Cute 1st Anniversary Live~これからも君に夢chuu~」へ向け、六人は福岡県にあるサウンドプロデューサー・松隈ケンタ氏のスタジオ「BADKNee Garage」で二泊三日の強化合宿に臨んだ。
初日の最後に与えられた課題は、“未来”をテーマに今回レコーディングする新曲の歌詞を書いてくること。翌日には、その歌詞を元に、プリプロ(本番前の試験的なレコーディング)まで行うという。
六人が紡いだ言葉は、どのようにしてChuu♡Cuteの歌になっていくのか。喜びと涙、そして緊張が交差した合宿二日目を追う。
【DAY2】六人の言葉が一つの歌に——喜びと試練が交差した本気のプリプロ
合宿二日目は早朝ランニングからスタート

5月25日(月)。Chuu♡Cuteの合宿二日目は、海沿いを走る早朝ランニングから始まった。
朝の爽やかな風を浴びながら海岸線をなぞるルートを六人で走り、ひと汗流して宿泊所へ戻ると、メンバーはこのあとに控えた歌詞発表とプリプロの準備に取りかかる。前夜、それぞれが向き合った“未来”に対する答えが明らかになる。

ここで、YouTube本編には収録されていないお蔵入りのエピソードを一つ。二日目の朝、松隈氏への挨拶を撮影したものの、メンバーの息がなかなか揃わない。思わず吹き出してしまうメンバーもいるなか、何度かやり直して、ようやくOKテイクを撮ることができた。
このあとに始まる緊張感のある一日を前にした、ほっとする一幕だった。
「想像を超えてますよ」六人の歌詞に松隈氏が絶賛

歌詞の発表は、自分が書いた歌詞を自ら歌う形で行われた。前日に松隈氏から受けたアドバイスをもとに、六人は自分で書いた言葉を、自分の声でメロディに乗せていく。
歌詞の大テーマは“未来”。六人が書いた歌詞には、「夜空」「列車」「観覧車」「止まった時計」など、それぞれの着想を映した言葉が並んだ。
“大テーマはブラさずに、小テーマで個性を出す”
前日の指導がそのまま表れた歌詞と歌。松隈氏は、そこに込められた言葉や着想を一つずつ拾っていった。六人全員の発表が終わったところで、松隈氏から出た言葉は——
「想像を超えてますよ」
一晩で仕上げたことへの驚きとともに、六人の歌詞を高く評価した。メンバーはほっと胸を撫で下ろし、松隈氏は六人の言葉を一つの歌にまとめる作業に入った。
「ミッドナイトトレイン」——六人で作った「作詞:Chuu♡Cute」の新曲が誕生

松隈氏の作業が終わり、歌詞の最終形が固まったタイミングで、プロデューサーの長澤茉里奈がスタジオへ到着した。福岡のスタジオでの再会に沸くなか、いよいよ完成版の歌詞が発表される。
松隈氏から渡されたプリントには、「ミッドナイトトレイン」というタイトルとともに、「作詞:Chuu♡Cute」「作曲:松隈ケンタ」「編曲:SCRAMBLES」のクレジットが並んでいた。
「松隈さんの名前と並んでる!」
思わずメンバーから声が上がる。
松本麗花の歌詞にあった夜行列車をモチーフに、六人が書いた夜空や未来、夢に向かって進んでいくイメージをつなぎ合わせてできあがった歌詞。松隈氏は、場所を移したり、言葉をメロディに合わせて調整したりした箇所はあるものの、六人自身の言葉から作った歌詞だと説明した。
各メンバーが書いた部分がメンバーカラーで塗り分けられているプリントを前に、長澤も六人のここまでの頑張りを感じ取って大号泣。その涙は六人にも広がっていった。(歌詞のプリントは文末に掲載)
プリプロは“練習であり本番”。六人がフルコーラスに挑む

歌詞の完成に沸いたのも束の間、二日目のメイン・プログラムであるプリプロが始まった。
プリプロとは、本番のレコーディングへ入る前に、歌詞やメロディ、歌い方などを確認する試験的な録音のこと。ただし、今回のプリプロは単なる練習ではない。良いテイクが録れれば本番用として採用する可能性もある、本番さながらの録音だ。
前日のスキルチェックと同じく、メンバーは松隈氏、長澤、ほかのメンバーが見守る前で一人ずつマイクに立つ。まだパート分けは行わず、全員が新曲を最初から最後まで歌っていった。
完成したばかりの歌詞とメロディを覚え、松隈氏の指示を受けながら、たった一人でフルコーラスを歌う。前日の指導で歌に対する新たな発見や変化を見せた六人だったが、このプリプロは簡単な課題ではなかった。マイクとの距離、歌い出しの強さ、言葉の置き方、息の吸い方。細かな指導が、一人ずつに重ねられていく。
長澤の合流によって一度はやわらいだ空気も、プリプロに入った途端、再び緊張感に包まれていった。
「このチームは仲良すぎてちょっとうるさいな」——助け合う六人に入った指導
一人が歌に苦戦すると、周りで聴いていたメンバーから次々にアドバイスが飛ぶ。助けたいという気持ちから発せられた声だったが、松隈氏はそれを制した。
「このチームは仲良すぎてちょっとうるさいな」
一瞬、空気が張りつめる。だが、松隈氏は続けて、怒っているわけではなく、いろいろな人から一度に言われると本人が混乱してしまうからだと説明した。
覚え方も、声の出し方も、課題を越える方法も人によって違う。分からないことを聞かれたときは助けていい。ただし、まずはそれぞれが自分の歌と向き合うこと。全員が同じ歌い方をする必要はなく、むしろ一人ひとりの個性を出すことが目的である——それはプリプロを成立させるための指導だった。
メンバーを思うあまり、誰かの苦戦を放っておけないChuu♡Cute。その関係性が六人の支えである一方、歌う本人が自分の方法を見つけるためには、あえて見守ることも必要になる。助けるだけでなく、見守ることも仲間を支える方法の一つ。松隈氏の言葉は、六人に新たな気づきをもたらした。
「このキーで歌い続けられるのか」——二人のプロデューサーが交わした意見

全員のプリプロを終えたあと、松隈氏、長澤、メンバーによるミーティングが行われた。
そこで長澤は、現在の楽曲のキーでは、ライブで歌い続けるメンバーへの負担が大きいのではないか、という趣旨の意見を出した。レコーディングで歌えても、ステージでは踊り、息が上がった状態で歌わなければならない。メンバーからも、歌いやすさについてそれぞれの意見が上がった。
一方、松隈氏は、初めて歌ったこの日より翌日のほうが必ず良くなるという見通しと、キーを下げすぎることで楽曲の持ち味が変わる可能性を説明した。
歌いやすさを優先するのか。オリジナルキーが生み出す歌の力を残すのか。
グループのプロデューサーである長澤とサウンドプロデューサーの松隈氏。グループの将来と真剣に向き合う二人の意見は緊迫感を帯びながら交わされた。
そんなやりとりを経た上で、複数のキーを試してメンバーの感触も確かめた結果、翌日の本番レコーディングは、オリジナルからキーを「−1」にしたバージョンで臨むことが決まった。
誰かが一方的に答えを決めるのではなく、六人の現在の歌声と、明日さらに伸びる可能性を見据えて選んだ着地点。この日、最も緊張が走った議論は、翌日のレコーディングに向けた一つの答えへたどり着いた。
レコーディングは翌日。新たな課題が見つかった、試練の二日目

六人の言葉が一つの歌になり、作詞者として自分たちの名前が刻まれた二日目。しかし、その喜びの直後に待っていたプリプロは、全員にそれぞれの課題を突きつけた。
順調に歌い終えたように見えた橋本乃依も、プリプロ後に松隈氏へ相談し、自分の不甲斐なさに涙を流した。歌っている最中には見えなかった悔しさもまた、この日の六人が持ち帰ったものだった。
一晩で歌詞を書き上げ、その言葉がChuu♡Cuteの新曲になった。一度は完成を喜び、その直後には一人ずつ自分の歌と向き合う。仲間を思う声をいったん止めてでも、それぞれが越えなければならない課題を知った一日。
翌日に待つのは、いよいよ本番のレコーディング。六人はどのような歌声で新曲を完成させるのか。
合宿最終日、Chuu♡Cuteは三日間のすべてを新曲へ刻む。
「ミッドナイトトレイン」歌詞

Chuu♡Cute 1st Anniversary Live~ これからも君に夢chuu ~

2026年7月28日(火) OPEN 18:00/START 19:00
恵比寿LIQUIDROOM
チケット:http://t-dv.com/chuucute_1st
事前特典会:15:30-17:00
囲み集合チェキ撮影[手売りVIPのみ参加可能]
料金:
- 手売りVIPチケット ¥20,000+1D
- VIPチケット ¥9,000+1D
- 一般チケット〔手売り販売あり〕 ¥4,000+1D
- 〔手売り販売限定〕招待チケット ¥1,000+1D
- カメラエリアアップグレードチケット ¥4,000
