2026年8月15日(土)、SOMOSOMOが「SUMMER SONIC 2026」東京会場の「Club Que Será Será」に出演した。今回の出演は昨年に続いて二年連続二回目となる。
7月8日のEX THEATER ROPPONGIワンマンで、ラーラ ライ、ヒナリ ナリ、ヒノメ ミッポ、リッカ ニトリ(当時はニトリ(仮))の4人の加入が発表された。そして新体制をお披露目したのが8月2日の新体制お披露目ツアー「ニューソモソモ!」でのこと。そこからわずか2週間で、SOMOSOMOはSUMMER SONIC 2026の「Club Que Será Será」に再び立つことになった。
去年より人が近い!2026年の「Club Que Será Será」

「Club Que Será Será」は、ZOZOマリンスタジアムのすぐそばに設置された屋外ステージだ。昨年初めて開催され、SOMOSOMOのほか多くのアイドルがライブを行ったが、今年はバンドなども加わり、よりバラエティ豊かなラインナップとなった。さらにフードコートが隣接し、目当ての出演者を見るために集まる観客だけでなく、食事や移動の途中でライブを目にする来場者も行き交う。
そして今年のステージは、昨年よりもフードコートと来場者の動線に近い位置に設営されており、通りかかった人がより足を止めやすい位置にあった。その一方で、SOMOSOMOのサマソニ出演が発表された時点で、8月15日の東京1DAYチケットはすでにSOLD OUT。その後はリセールも行われ、当日のステージ最前列にはチケットを確保したSOMOSOMOファンが並んだ。
今年のサマソニは「楽しいSOMOSOMO!」
おなじみの「SOMO START」で勢いよくステージに飛び出した7人。一曲目が始まる前にゴゴノ コトコは、
「私たちは、近い将来横浜アリーナをパンパンにするワンマンライブをするアイドルグループです!そしていつかメインにも立つぞーーー!!!」
と全力アピール。この声は眼前のファンだけでなく、その周囲を行き交う来場者にも届くように向けられた。一大イベントの出演を「思い出」に終わらせず、自分たちの未来への足がかりとするSOMOSOMOの意志を感じさせた。
そしてライブは「ミーチューグッモー!」でスタート。この日のSOMOSOMOは、初見でも確実にその魅力が伝わる完全フェス仕様で挑み、パフォーマンスするメンバーの表情にも笑顔があふれていたのが印象的だった。
初出演だった昨年のライブは、この一世一代のチャンスを決して無駄にできないという緊迫感が、その一挙手一投足から漂っていた。メンバーは自分たちを知らない来場者へ声を枯らしながら呼びかけ、SOMOSOMOの存在を一人でも多くの人に知ってもらうために必死だった。

でも、今年のSOMOSOMOは違った。
昨年も出演した3人はその経験を活かし、新メンバー4人も活動開始からわずかな期間で迎えた大舞台で、それぞれが持てる力を出し切ろうとしていた。そんな7人から感じられたのは昨年のような張り詰めた空気ではなく、まず自分たちがSUMMER SONICを楽しみ、その輪の中へ観客を招き入れようとする姿勢だった。
だからといって今年のライブから熱量が失われたわけではない。7人はステージいっぱいを使ってパフォーマンスし、アイドル目当てではない人にも届くように何度も声を投げかけた。
その姿は、SOMOSOMOが日々のライブで実践してきた“全身全霊ではしゃぎ倒す”という、より等身大に近いものだった。曲が進むにつれて足を止める人も増えていき、メンバーの動きに合わせて腕を上げる人、拍手を送る人、スマートフォンを掲げて写真を撮る人もいた。そうして生まれた人の輪は、昨年よりも大きく見えた。

観客と拳を上げた「コンパス」——新体制で迎えた大団円

「私たちと一緒に腕上げられますか? もしよかったら一歩前に来るだけでもいい。SUMMER SONIC 2026!SOMOSOMOラストの曲、私たちと一緒に作ってください! 『コンパス』!」
ツクヨミ ケイコがそう呼びかけて始まった「コンパス」は、SOMOSOMOのライブの最後にふさわしい一曲。メンバーとファンだけでなく、自ら足を止めた来場者をも巻き込み、観客全員で拳を突き上げる光景がライブの充実感を物語っていた。
新体制で迎えた最初のSUMMER SONIC。ここで掴んだ手応えと経験を携えて7人は目標とする横浜アリーナ、そしていつかのマリンスタジアムへと突き進んでいく。
「Club Que Será Será」はマリンスタジアムへの入口になれるのか

「目指すのはあのマリンスタジアムだー!!!」
「完全勝利かむとぅるー」の途中、アルティメット ミキはマリンスタジアムを指してこう叫んだ。
このメッセージは、昨年のサマソニでもアルティメット ミキが投げかけた言葉だ。一年後、新体制となったSOMOSOMOは、再び同じ場所から同じスタジアムを見上げていた。
ライブアイドルにとって、多くの来場者が集まるSUMMER SONICへの出演が一大イベントなのは間違いない。ただし、会場にはアイドルを主目的にしていない来場者も多い。そんな中に設置された「Club Que Será Será」は、ライブアイドルの文化と大型音楽フェスの文化が物理的に交差する貴重なステージになっている。
ただし、SUMMER SONIC側がこのステージを公式な“登竜門”や別のステージへ進むための“昇格枠”として位置づけているわけではない。出演を重ねれば次のステージが約束される、という道筋も外からは見えない。
それは「Club Que Será Será」に限った話ではない。ライブハウスで公演を重ね、楽曲とパフォーマンスを磨いていく日々の先にSUMMER SONICがある。そう実感できる道筋は、現在のアイドルシーンからはまだ見えにくい。
出演が決まればニュースになる一方で、出演を目指すほかのアイドルが、どうすればその場所へ近づけるのか。さらに「Club Que Será Será」が一度限りの特別な経験で終わるのか、次につながる場所になれるのか。その可能性も現状ではまだ見えていない。
だからこそ、マリンスタジアムがすぐ目の前にあるという光景はアイドルたちに現実を突きつける。目標は見える。指差すこともできる。だからこそ遠い。
その一方で、SUMMER SONICは以前からアイドルが活躍する場所を提供してきたフェスでもある。その中には、後にマリンスタジアムに立つことになるBABYMETALもいた。もちろん、それを可能にしたのはBABYMETALのワールドワイドでの大活躍があったからだが、アイドルがマリンスタジアムへたどり着いた前例がある以上、SOMOSOMOがいつかそこへ立つ可能性がないとは言い切れない。
もし今後、SOMOSOMOや「Club Que Será Será」に立ったアイドルが別のステージへ進む姿が見られたなら、この場所はほかのアイドルにとっても日々の活動の目標になり、アイドルシーンを活性化させるきっかけにもなるはずだ。
はたしてSOMOSOMOは来年もSUMMER SONICに立てるのか。そして、その場所はどこなのか?
「目指すのはあのマリンスタジアムだー!!!」
SUMMER SONICでそう公言したSOMOSOMOが、次にどのような景色を見せるのか。そんなSOMOSOMOのSUMMER SONIC 2026の様子は以下のYouTubeでも公開されているのでそちらも見て欲しい
セットリスト
8/15(土)SUMMER SONIC 2026 at Club Que Será Será
01. ミーチューグッモー!
02. bullet through!!!!!!!
03. 完全勝利かむとぅるー
04. QUEST
05. 七変花
06. コンパス
