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【週間アイドルニュース】5周年前夜、Palette Paradeが重ねた「色」――台北、路上、映像がLINE CUBE SHIBUYAへ

※「週刊アイドルニュース」は、イマキテランキングナンダッテのデータを精査し、その週に最も活動が目立ったグループの近況をニュースとして紹介する企画です。

5周年前夜、Palette Paradeが重ねた「色」――台北、路上、映像がLINE CUBE SHIBUYAへ

2026年9月8日、Palette ParadeはLINE CUBE SHIBUYAで5周年ワンマンライブ『だから僕らは色を重ねる』を開催する。

その前夜までの約10日間を追うと、単に大きな公演を告知して待つのではなく、台北でのワンマン、渋谷での路上ライブ、500人との記念撮影を掲げた参加型企画、主催対バン、そして連日の映像公開と、性格の異なる接点を次々に重ねてきたことが分かる。

海外から路上へ、会場の大きさを行き来する

8月29日、Palette Paradeは台湾・台北のDREAM PLAZA RF空中花園で単独公演を開催した。翌30日は横浜アリーナで行われた@JAM EXPOに出演。そして31日には、葵うたと比嘉ゆめのが渋谷区立北谷公園で路上ライブを行っている。

海外の単独公演と大型フェスの直後に選んだのが、街に開かれた路上ライブだったことは興味深い。規模の大きなステージで既存のファンに現在地を示す一方、偶然その場を通る人とも出会える距離へ戻る。5周年に向けた動きは、一直線に会場規模を上げていくものではなく、異なる大きさの場を往復する形で進んだ。

9月2日には、渋谷BASEMENT店で「500人と色を重ねろ!」と題した無料企画を実施した。18時から23時までの5時間に、メンバーが参加者のスマートフォンで写真や動画を撮影。目標の500人を達成し、公式Xは最終参加者数を567人と発表した。

連続公開されたライブとダンスの映像

同じ時期、公式YouTubeでは「Road to 5th Anniversary LIVE Project」として映像公開が続いた。8月22日の『夏がほどく夜』Dance Practiceを皮切りに、『ネイビーレゾナンス』『ときしゅわ!』『夏がほどく夜』『JAM JAM JAM!!!!!!!』『atelier』のライブ映像や、『パレサマ!』『おとなだもの』『あくび』のDance Practiceが、9月3日まで集中的に投稿されている。

ここで提示されたのは、新曲だけではない。全国ツアー2026の映像から複数の楽曲を選び、現在の7人のライブとダンスを短期間で見渡せる状態を作っている。周年公演を前に初めて関心を持った人が、どこからでもグループの表現へ入れるように、入口を増やした形だ。

同時に、メンバー同士のゲーム企画を中心としたShortsも高い頻度で公開された。8月11日公開の「家からいらない物もってきたww」は、9月7日の取得時点で46,503再生。期間内には2万再生を超えるShortsも複数あった。ライブ映像やDance Practiceとは性格が異なるため単純比較はできないが、楽曲の外側にあるメンバーの関係性が、接触範囲を広げる入口になっていることは数字から読み取れる。

記録するファンが、次の接点をつくる

9月5日にはSpotify O-EASTで主催対バン『PLAY PARADE vol.06』を開催。ばってん少女隊、STU48、WHITE SCORPION、Merry BAD TUNE.、yosugalaが出演し、Palette Parade自身はオープニングアクトとメインアクトの両方を務めた。

今回の調査で採用した公開Reactionは40件。内訳はYouTube 31件、X 8件、note 1件だった。YouTubeでは10の発信者を確認したが、同じ撮影・記録系チャンネルによる複数投稿も多い。Xを追加してもYouTubeが全体の約8割を占めるため、この40件をそのまま支持層の広さや「バズ」の証拠として扱うことはできない。

一方で、映像が残された場面の連続性は明確だった。台北公演の現地映像、北谷公園の路上ライブ、PLAY PARADEの各楽曲が、来場者の手で撮影され、翌日までに公開されている。『ネイビーレゾナンス』にはファン制作の中国語字幕動画も確認できた。公式が映像を届けるだけでなく、観客も自分が見たステージを記録し、別の誰かが後から出会える形にしている。

Xの8件はすべて異なる発信者によるもので、映像の本数とは別の受け止め方が見えた。台北では複数公演や特典会を経ても力強さが落ちなかったというパフォーマンス評価があり、北谷公園では野外で聴く『atelier』や二人の歌が心に届いたという声があった。また期間内の別ライブでは、初見でフォーメーションや撮影の面白さに惹かれ、そのまま特典会へ進んだ例や、白川千尋の笑顔とフロアへのレスが印象に残ったという例も確認できた。少数の公開投稿ではあるものの、「記録するファン」だけでなく、現場での発見が次の行動へつながる様子も補足できる。

初見の入口を示す小さな事例もある。TIF2026でPalette Paradeを初めて観たというnoteの筆者は、『あくび』を事前に聴いて会場へ足を運び、フロアの熱量とファンの温かさに触れたうえで、次は『atelier』を聴きたいと記している。これは一人の体験であり、一般化はできない。ただ、楽曲で知り、現場で観て、別の楽曲へ関心が続くという接触の流れを具体的に示す例ではある。

5周年前夜に重なったもの

台北の単独公演、横浜アリーナのフェス、渋谷の路上、567人が参加した記念撮影企画、O-EASTの主催対バン、ライブ映像、Dance Practice、Shorts。そして、それを撮影し、翻訳し、書き残す人たち。

公式の事実と公開Reactionを分けたうえで見ると、Palette Paradeの5周年前夜を特徴づけるのは、一つの大きなニュースではなく、異なる場所と方法で接点を積み重ねた過程そのものだ。「だから僕らは色を重ねる」という公演名は、その過程を言い表す言葉にも見えてくる。

9月8日のLINE CUBE SHIBUYAは、突然現れるゴールではない。この一カ月に各地で生まれた小さな場面が集まり、5年間の節目として一つのステージへ重なる日なのである。

調査範囲と留意点

本稿の調査期間は2026年8月9日から9月7日。公式サイトと公式YouTube、公開検索で確認できたX、YouTube関連動画、note、Podcastを対象とした。Xは台北、路上ライブ、主催対バン、初見、5周年など活動別に検索したが、Yahoo!リアルタイム検索が表示する時間窓と件数に限界があるため部分調査となっている。Podcastでは対象期間内の有効な言及を確認できなかった。

また、チケット販売枚数や各ライブの実来場者数は確認できていない。公開ReactionもなおYouTubeに偏るため、本稿では話題の量ではなく、確認できた発信内容と行動の種類を中心に扱った。

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