※「週刊アイドルニュース」は、イマキテランキングとナンダッテのデータを精査し、その週に最も活動が目立ったグループの近況をニュースとして紹介する企画です。
3周年ワンマン「NOW」に見る、6人体制LiVSの未来と可能性
"Life is very short"をコンセプトに活動する6人組ガールズグループ・LiVSが、2026年9月7日、SHIBUYA CLUB QUATTROで3周年記念ワンマンライブ「3rd Anniversary Live - NOW -」を開催した。6人体制で迎える初めての周年公演で、新曲「SUPERNOVA」「ほころび」を初披露。公演当日には新体制初のデジタルアルバムと全国ツアー「LiVS TOUR 2026-2027 "ON"」を発表し、翌8日には代表曲を6人で録り直した「ONE (Re-Recorded)」を配信した。ステージ、発表、関係者の言葉、ファンの反応から、この日のワンマンがうかがわせるLiVSの未来と可能性をたどる。
「耐えの時期」を経て、6人で迎えた節目
LiVSは前年の2周年公演(2025年8月18日、恵比寿LIQUIDROOM)を4人体制で行った。2026年5月27日にバンビバンビとヒイナマツリの加入を発表し、6月27日のShibuya CYCLONE公演「NEW」で6人体制がスタート。「NOW」は、そこから約2カ月で迎えた周年公演だった。
公演前にStoryWriterで公開された6人体制初の全員インタビューで、メンバーは4人体制の時期を「守りのLiVS」と振り返り、今の雰囲気を「今までで1番明るい」と語った。運営会社アトリーべの代表で、LiVSのクリエイティブディレクターを務める伊藤洸太も、同サイトの連載「LiVS NOW LOG.」の最終回で、この1年を「耐えの時期」と振り返っている。そのうえで公演当日、ステージを見上げながら「今初めてLiVSは戦える姿勢にある」と体感したと記した。
6人の声が広げた表現の幅
StoryWriterのライブレポートは、新メンバー2人が加わったことで表現の幅が広がった感触が序盤から伝わったと記している。ロック調の曲では2人の声が加わって曲の色が変わり、4人体制の時期に書かれた「Still We Move」は6人の歌声で更新された、という描写もある。
初披露した新曲は、性格の異なる2曲だった。レポートによると、本編6曲目の「SUPERNOVA」は、ギターのバッキングとリズミカルなドラムに乗ってサビへなだれ込むロック曲。アンコールで披露した「ほころび」はピアノの旋律から始まる曲で、MCでは、デビューから見てきた西山晃世が手がけた曲だと紹介された。
ファンの反応も、この変化に向いている。「SUPERNOVA」には、曲の幅がまた広がった、6人の曲だと感じたという声があり、「ほころび」には、心に刺さった、早く音源で聴きたいという投稿が複数見られた。公演後の対バンを見て、ここ1〜2カ月でパフォーマンスの水準が上がった、またレベルアップしたと記すファンもいる。
「ONE」の再録が結んだ、これまでとこれから
アンコールのMCでは、代表曲「ONE」を現体制の6人で録り直したことも明かされた。ライブレポートによると、「ONE」は活動初期から歌い継がれてきた、オーディション候補生の気持ちを乗せた曲だ。オリジナルの録音に参加していなかったミニ・マルコは「再録したかったから嬉しい」と喜んだという。来場者には先行視聴リンクがサプライズで配られ、「ONE (Re-Recorded)」は翌8日0時に配信された。作編曲とボーカルディレクションは西山晃世、作詞はamyamと西山晃世が担当している。
配信後のXには、繰り返し聴いている、従来の音源と聴き比べてオリジナルメンバーの成長を感じた、知人にリンクを送ったといった投稿が見られた。グループの歴史を背負う曲を今の6人の声で残したことは、これまでの歩みを引き継ぎながら次へ進むという意思表示にも映る。
「NOW」から「ON」へ、次の舞台
ワンマンの終盤には、新体制初のデジタルアルバムと全国ツアーの開催も発表された。ライブレポートは、アルバムのリリースを2年ぶりと伝えている。コンニチハクリニックはツアータイトル「ON」に、新たにスイッチを入れてこれからも走り続けるという意味を込めたと説明した。ランルウは「このメンバーとなら、絶対にすごいところまでいく」と思ったと語り、4年目も突っ走ると宣言した。
全国ツアーは東京、愛知、大阪、福岡、宮城の5都市を回る。StoryWriterが掲載した日程では、10月11日の東京・CLUB CRAWL(渋谷)から12月6日の宮城まで続く。アルバムのタイトルや配信日、各公演の詳細は、今回確認した範囲ではまだ発表されていない。ツアーの前にも、9月27日の金沢初出演、10月の定期公演「LiVS LOG #05」、11月3日の「LiVS×武蔵野音楽祭 -musashino supreme-」と予定が続く。9月19日に公開された松隈ケンタと伊藤洸太の対談動画の概要欄にも、「大きな場所で勝負したい」という章立てがある。
熱量の中心と、これから広げる入口
8月24日から9月22日までの公開Reactionを調べ、公式アカウント、メンバー、関係者、共演者の投稿を除いたところ、Xで809件、YouTubeで46件を確認できた。Xは検索の表示上限があり、実際の投稿はこれより多い。3周年ワンマンをこれまでで一番楽しいライブだったと振り返る声や、4年目やツアーへの期待を記す投稿が見られる。
ただし、Xの投稿の約4割は上位10アカウントによるもので、発信の中心は「目撃者」と呼ばれる常連ファンとみられる。対バンで初めて見たという投稿は4件、6人体制やワンマンを初めて見た、久しぶりに来場したという投稿は8件にとどまり、今回の材料からファン層の広がりを判断することはできない。noteやPodcastでは、第三者による言及を確認できなかった。
メンバー自身も、この点を意識している。前出のインタビューでヒイナマツリは、LiVSを知ってもらう「入口を広げたい」と話し、コンニチハクリニックは、アイドルを普段好きではない人にも知ってもらうことが大事だと語った。9月には、コンニチハクリニックが日本テレビ「Oha!4 NEWS LIVE」のコーナー「コレミテシアター」に3回目の出演を果たし、ミニ・マルコは美容業界誌「月刊BOB」(髪書房)10月号の表紙を飾った。ライブの外にも、入口は生まれ始めている。
可能性を、次の舞台で
6人の声で広がった表現、性格の異なる新曲、歴史を引き継いだ「ONE」の再録。そして、メンバーと運営の双方から聞こえた、ここから前に出ていくという言葉。3周年ワンマン「NOW」は、LiVSが次の段階へ進む準備を示した一夜だった。いまその熱量を支えているのは、写真や感想を発信し続ける常連の目撃者たちだ。その熱を、ツアー「ON」とアルバムでどこまで新しい層へ届けられるか。LiVSの4年目の可能性は、そこにかかっている。
調査範囲
本記事は、2026年8月24日から9月22日までの公式情報(公式サイト、公式X、公式YouTube)、StoryWriterの記事、対談動画の概要欄、公開取得できたReactionをもとに構成した。XのReactionはYahoo!リアルタイム検索の表示上限により一部しか取得できておらず、件数は観測できた範囲の下限値である。公式アカウント、メンバー、関係者、共演者の投稿は集計から除いた。Reactionは公開範囲の観察であり、ファン全体の意見を表すものではない。
