2010年代、地下アイドルムーブメントのオリジネーターとして数々の伝説を残してきたプー・ルイが、2020年4月に新たに立ち上げたアイドルユニット・PIGGS(ピグス)。CHIYO-P、UMI、SHELLME、BAN-BANの4人とともに飛び出した先にあったのは、誰も経験したことがない新型コロナウイルスに覆われた世界…。
そんな不十分な活動環境もアイデアと性根の逞しさでくぐり抜けてきたPIGGSは、7月25日にライブデビュー。11月には「PORK or WALK TOUR」と題した10箇所11公演を"徒歩"で渡り歩くツアーを敢行。ツアーファイナルとなったTSUTAYA O-westでのライブとプー・ルイのMCは、PIGGSの存在を内外に知らしめる記念碑的なライブとなった。
本インタビューではPIGGSの5人に直撃し、激動の2020年を振り返りながら、メンバー自らが感じた変化と成長、そして2021年への展望を語ってもらった。共同生活や徒歩ツアー中の”事件”の裏側、プー・ルイがPIGGSに懸けた思い、さらに百戦錬磨のアイドル人生をくぐり抜けてきた彼女がPIGGSで初めて感じた”不安”と勝負の一日とは?
2021年を激走していくPIGGSを追いかける上で絶対に見逃せない大ボリューム&総決算型インタビューです!
(photo by Jumpei Yamada)
PIGGSの2020年を振り返る
プー・ルイの場合 -「一番簡単そうで一番難しいことが10年間できなかった」-
――最初にPIGGSの2020年を振り返ってもらいたいんですが、プー・ルイさんとPIGGSの2020年はいかがでしたか?
プー・ルイ私はこの1年間は勉強って感じでした。”コロナの状況の中で精力的に動けたね”ってみなさん言ってくださるんですけど、結果的にそうなったぐらいでそこまで計算して上手くいった感じではないので。アイドルをやるのは初めてじゃないけど、社長とかプロデュースとか雑務とかをやるのは初めてだったので勉強の1年って感じでした。
――雑務は大変でしたか?
プー・ルイ大変ですね!19歳でプー・ルイになっちゃってるからちゃんと働いたことがないんですよ。だからメールの「お世話になっております。」とかも分からないし、エクセルも使えないから収支報告作るのに10何時間とかかかって、めちゃめちゃなのを作ってやり直しとか…。コピーも取れなかったし、みんなの契約書をコピーしなくちゃいけなかったんですけど、誤字脱字の確認がめちゃめちゃなんですよ(笑)
――校正が、ってことですか?
プー・ルイはい。ちょうどMETTY(PIGGSのデザイン、衣装担当)の家でやったんですけど、3時間ぐらい格闘してMETTYの家にめっちゃあった白紙のコピー用紙を全部使い切ってもみんなの契約書がコピーできないっていう…。
――そういう事務仕事も全くやってないところからPIGGSが始まったってことですね。
プー・ルイそう。みんなに助けられながらやってました。
――プー・ルイさんがPIGGSをどんなグループにしようと思ってたか?という話も聞きたいんですが、僕の印象だとプー・ルイさんが今までやってきたどのグループとも似てない気がしたんですが、その辺りを最初はどんな風に思ってたんですか?
プー・ルイ曲はブライアン(PIGGSのサウンドプロデューサー・Ryan B.ことBRIAN SHINSEKAI)に任せてるんですけど、ずっとやりたかったのはみんなが同じモチベーション、同じ意識の下で上を目指していくっていう。一番簡単そうで一番難しいことが10年間できなかったので…。たぶんそれが一番上手く回ってたのが解散に向かって頑張ってた最初のBiSの6人だったと思うんですけど、それ以降は上手くいかないし、それ以前も上手くいってなかったじゃないですか(笑)でも、そういうことがずっとやりたかったんです。同じモチベーションでアイドルで上を目指すことが。一緒に住んだりとか”徒歩ツアー”(PORK or WALK TOUR)とかはそういうところからきてるのはありますね。
――そうやって一緒にやっていくメンバーがこの4人になったそれぞれの決め手ってなんだったんでしょう。
プー・ルイ決め手…?でも、取った時と印象が変わってる人もいるし、そのままだったなって人もいるんですけど(笑)
――一番変わった人と変わらなかった人を教えてもらえますか。
プー・ルイ一番変わったのはBAN-BANです。
BAN-BANへぇ、そうなんだ。
プー・ルイBAN-BAN、私はあんまり刺さってなくて(笑)一回落としてるんですよね。ホントすいやせん、って感じなんですけど、今は一番取ってよかったなって(笑)
――”東大生がいたら面白いんじゃないか?”って声があったって何かのインタビューにありましたよね?
プー・ルイ審査する人が私以外にも何人かいたんですよ。METTYとブライアンと、あと石原さんっていう生配信のカメラをやってくださってる…
――Abema TVの放送作家さんでしたっけ?
プー・ルイそうです。その石原さんがめちゃめちゃ推してたんですよ。で、結局そのオーディションではCHIYO−PとUMIちゃんが受かったんですけど、2人を決めた後に石原さんから「この子はホントにすごいと思うんで練習生という形でもいいから残せないか??」みたいな長文のLINEがきて。でも、さすがに始まった段階で練習生がいるのは謎すぎるから(笑)「今回は無理なんです…」って断ったんですけど。でも、それだけ推されたら印象に残るじゃないですか。
――確かに。
プー・ルイそれまでノーマークだったのに、”石原さんの推しの子”みたいな感じでみんなの印象に残ったんです。そしたら本当は決まってた子が一人入らないことになってしまって、もう一回オーディションしなきゃいけなくなった時にBAN-BANがまた受けに来たんですよね。もちろん本人は石原さんに推されてるとかも知らないで。あと、私たちがBAN-BANを最初に落とした理由の一つが、「東大生だと勉強大変じゃん?アイドルと両立できる?」って聞いた時に、「できる限り頑張ります…」みたいにモゴモゴしてたんです。でも、二回目の時は自己PRで名前を言った後、ウチらが何も言う前に、「今日は覚悟を決めてきました。やっぱりアイドルになりたいので絶対に頑張ります!」みたいなことを簡潔に述べてきて。それがすごく刺さったんですよね。で、石原さんの推しっていうのもあったし、短い期間で自分で落とされた理由を分析をしてきたと思うし、そこをちゃんと直してきたっていうのも評価のポイントで二回目は輝いて見えました。入ってきた時から”様子が違うぞ”って(笑)
BAN-BAN入ってきた時から?
プー・ルイうん、違ったね。覚悟が決まった感じがあった。
――逆に一番変わらないのは?
プー・ルイ一番変わらないのはSHELLMEですね。私が選んだんですよ。SHELLMEは。でも、他のスタッフの人は…
SHELLME…大反対(笑)
――大反対の理由はどういうところなんでしょう?
プー・ルイ根本?(笑)仕事に対する根本の意識というか。
SHELLMEそうですね…
プー・ルイ私は結構女なので”こういう子がいたらいいな”、って思ってたんです。女の子から憧れられる感じはあるじゃないですか。パッと見の引きの強さ?それがいいなと思って。あと素直だけどバカだなって思ってて(笑)だから上手くダマせたらいける!っていうのはありました。ただ、バカだから失言が多いんですよ。それも気になられてたよね。
――それで他のスタッフ的にはちょっと…ってなってたんですね。
プー・ルイ"手を焼くことになるよ。"って言われてた。
――ただ、それでもプー・ルイさんはSHELLMEさんがいいと思ったんですよね。
プー・ルイ素直さに懸けたかったところはあったんですけどその分、信じる人を間違えてる時は最悪なんですよね。でも、ちゃんとやるぞ!っていう時期はすごく良いっていう波があるんで。だから徒歩ツアー中は一回後悔しましたね(笑)
――あの"事件"のことですね(苦笑)
プー・ルイ周りの人からも「だから言ったじゃん。でもお前が取りたいって言ったんだぞ?」っ言われたし、その時は「そうだね。ごめんなさい」って言って(笑)
SHELLMEの場合 -「私、頑張ってんじゃん」-
――他のメンバーさんにも2020年を振り返ってもらおうと思うんですが、PIGGSに入る前や入った後、そこから色んな経験をしてきて自分自身で変わったなと思うところはありますか?
SHELLMEさっきプーちゃんが言ったみたいに、まだ仕事とか何か一つのことに対して死ぬほど頑張るみたいなことをしたことなくて。頑張ってはいるけど普通みたいな。自分の中では1000%の頑張ってるみたいな感じでずっとやってきてたんですけど、何か一つのことや夢を叶えるためにはもっとやらないといけないっていう意識が…。これまでも芸能のお仕事とかちょっとしてたんですけど、そこでは分からなかった取り組み方とか頑張るっていうことがPIGGSに入ってやっと分かった感じですね。今はそれを行動とか日頃の生活とかに反映させていかないといけないっていう。まだ途中だけど意識が変わりつつあるのかな?今後もっと変わっていかないといけないのかな?っていう感じです。
――今まではそこまで頑張らなくてもやれちゃってたってことなんですかね。
SHELLMEでも何も成功してなかったので。モデルとかも、グループも2つもやらせてもらってたけど何一つ結果は残ってなかったので。その時は”タイミングが悪かった”とか、”事務所がどうたら”とかって思ってたけど、たぶんそうじゃなかったんですよね。私がもっといいものを出していれば、それでもやりたいって思ってくれる事務所の人はいただろうし。口では「自分の実力が足りなかったです」とか言ってたけど、心の奥底では誰かのせいとか、時期のせいとかにしてたんですけど、徒歩ツアーでみんなの意識とか、言ってもらえてることの本当の意味が少しずつ分かってきて。…そりゃあ5年やってても成功しないよな、って今は素直に思います。
プー・ルイ徒歩ツアー中に最低点を叩き出しててずっと(笑)
――徒歩ツアーのことはこの先もずっと言われ続けると思うので覚悟しておいた方がいいと思いますよ(笑)
SHELLMEはい。覚悟はしてます。
プー・ルイみんなが何回も言ってたことも分かったフリでずっとやってきてて。で、本当に分かったのかな?って思った時期もあったんですけど、やっぱり元に戻っちゃうっていうことが多くて。で、”あの事件”で行動として露呈したから、みんなもやっとSHELLMEに対して言うようになって。普段は私しか言わないんですけど。若い世代は争いが嫌いみたいで(笑)
――他のメンバーさんは言いづらかったんですか?BAN-BANさんは徒歩ツアー中もSHELLMEさんと話してた方だと思うんですが。
BAN-BAN私は元々言えなくて。それがずーっと前からだったし、徒歩ツアー中も最初はそれが出ちゃってて。そこは乗り越えないといけない自分の課題でもあったから結構いきました。
プー・ルイでも、そんなBAN-BANをSHELLMEは「ハァ!?」って退治するっていう(笑)
BAN-BANだから何回も撃沈して…
SHELLMEホントにそうだった…
――その時のSHELLMEさんはどうしてそういう態度になっちゃったんですか。
SHELLME自分の中では、”徒歩ツアー絶対頑張る!”みたいなマインドだったんですけど、そもそもそういう自分が段階じゃないっていう…。超シンプルに言うとPIGGS対する気持ちがダントツで弱かったと思うんですよ。そういうのが日頃の態度とか言動に出ちゃってて。でも、頑張るって決めてた自分もいたから、”私、頑張ってんじゃん。うっさいな…”みたいな感じで。ホント申し訳ないんですけどそう思ってたし、言ってることも意味分かんないみたいな。何かを伝えようとしてくれてるのは分かるけど、言われてる時は「なんでそんなこと言うんだろう?」って思ってました。
プー・ルイ内容を理解するまでにいってなかったよね。
――その状態は結構ヤバいですね(笑)
一同(笑)
SHELLMEそう。ヤバかったと思う(笑)
プー・ルイだから怒ってたんですよ。そしたらね。CHIYO-Pにバチ切れされてね。
――そうなんですか。
プー・ルイ珍しいんですよ。CHIYO-Pが誰かに言うのって。
CHIYO-P私もあんまり争いが好きじゃないので、なるべく平坦でいたいっていう気持ちがあったんですけど…。元々、ここ二人(CHIYO-P、UMI)が言えないんですけど、UMIちゃんも言い始めて、でも私は全然言えてなくて。SHELLMEと話すこともそんなに多い方でもないし、真面目な話もしてこなかったけど、どこかで言わないとSHELLMEのためにもグループのためにも何にもいいことがないと思って。夜中の2〜3時ぐらいに車の中でみんなで話し合いをしてた時に初めて言いました。
――SHELLMEさん以外に対しても他の人に意見を言ったこがなかったんですか?
CHIYO-Pはい。人とケンカしたことがなくて。まず友達とかもいないんで、ケンカすることもなかったんですよね。だからそういう厳しいことを人生で初めて言いました。
――UMIさんはその事件があった以降、SHELLMEさんが変わったって感じたことはありますか?
UMI私も前までは間違えた方向で手を差し伸べちゃったりしてたことが結構あって。でも、それも私の弱さだったり、私も言えてないから否定ができなかったのを、徒歩ツアーの時に、”あんだけ話したのにまた同じこと言うのか…”って思っちゃって。でも、車の中で話した後は、SHELLMEの意識自体が変わって、今はすごく前向きな感じかなって。
プー・ルイでも、かわいいヤツではあるから、”車中ケンカ事件”からは変わろうとしてるのが目に見えて分かるようにはなりましたね。前はもう王様だったんですよ。家で。食器を片付けない、洗わない、BAN-BANに全部やらせるで、結構やべえなって思ったんですよ。でも、帰ってきてからはちゃんと生活に参加するようになったからそこは気をつけてるのかな?っていうのはありますね。最近は「ゴミ出そうか?」とか。前はその一言すらなかったですからね。
――SHELLMEさん、もしかしてまた辛くなってますか?
SHELLMEめっちゃ辛いです。泣きそうですもん(笑)
プー・ルイでも、それすらできない人もいるじゃないですか。
SHELLMEできてなかったし、そのことを覚えてないぐらいなんですよ。無意識に言ったりやったりしてるから。だからマジでクズですよね(笑)
プー・ルイ最近はとっつきやすいよね。
BAN-BANうん。とっつきやすい。
プー・ルイケンカはよくするけど(笑)
BAN-BANでも、私は結構好きだから…
SHELLME私も別に嫌いとは言ってないんすよ。
――その言い方(笑)
プー・ルイここ(BAN-BAN vs SHELLME)の関係が面白いんです。
UMIでも、ハラハラします。駅のホームとかでめっちゃ言い合いするんで。
プー・ルイ(笑)
UMI”もうやめてー”って思う(笑)
――PIGGSに入ってなかったらこの二人は絶対一緒にならなそうですもんね。その二人の言い合いっていうのも面白いですね。
SHELLME自分の家でもないのにやらせてるのっててヤバいよね。ごめんね。
一同(笑)
UMIの場合 -「自分じゃすごく無意識だったんで、どうしたら…」-
――UMIさんはこの一年を振り返っていかがですか?
UMI私はPIGGSに入るまではただ漠然と”アイドルになりたい”ってことだけしか考えてなくて。アイドルになれたってことで自己満足で終わっちゃってたんですけど、この一年で徒歩ツアーとかをやるようになって、もっと細かいところを考えていかないといけないなって思ってます。色々考えたりはするんですけど、やっぱりまだ足りてないところばっかりだから。あと、結構自分の中で完結しがちで。自分がこう思ったからこれが正解だみたいな。だからみんなを頼ることができなくてどうしたらいいか分かんなかったり殻に篭もっちゃったりがあったんですけど…まだできてないかもしれないけど、ちょっとずつみんなに「どうしたらいいかな?」みたいのは聞くようにはなったけど…(周りに目配せをする)
SHELLMEなんだよ(笑)
プー・ルイUMIちゃんは私が苦手なんですよ。
UMI違う、違う、違う。
プー・ルイまだ怖がってるんですよ(笑)
――それは分かりますね。
一同(笑)
UMI自分がこれで間違ってないかな?って思っちゃうんですよ。違うよって言われるとまた振り出しに戻っちゃう感じがして、”また一人だけ遅れをとってる。ああああ…”ってなっちゃうんですよ。
プー・ルイ大丈夫だよ。ここにすっごい人いるから。
SHELLMEうあああ…(笑)
UMIでも、シェルは最近はホントに変わってる感じがしてるから、私も頑張らないとって思うようになりました。
SHELLMEみんなまであと100kmぐらい差があるけどね(笑)
――プー・ルイさんに言われたことで記憶に残ってることってありますか?
プー・ルイいやだぁ!(笑)
UMI記憶に残ってること??えー…
プー・ルイ残ってないの!?(笑)
UMI「アイドルはみんなに好かれなきゃいけないよ」っていうのが一番印象に残ってて。ファンの人たちにはできるけど、関係者の方とか内側にはできてないよって指摘してもらえて。でも、自分じゃすごく無意識だったんで、どうしたらいいんだろう?って。
プー・ルイ殻に篭もりがちというか、いい子でいようっていう意識が強いから壁を感じるっていうのはずっとあって。それは私にだけじゃなくて。でも、オタクの相手は上手いと思うんです。でもそれは一つ距離を置いてるからで、そこに対するパフォーマンスはたぶん上手いんですよ。そこがあるからPIGGSに入れたみたいなところもあるから。あざといとかファンの人が喜ぶことは分かると思うんですけど、近しい人との関係が苦手な印象があって。私はスタッフでもあるから、そっち側の人ともよく話をするじゃないですか。そういう場面でのUMIちゃんの話題が圧倒的に少ないんですよね。で、”そう言えばUMIちゃんの話してなかったね”って初めて出てくる。”その原因を作ってるのはUMIちゃんだと思うから…”って話とかはしますね。スタッフさんもいて、メンバーもいてって状況の時に自分から話しにいかないし、話しかけられても”そうですね…”で終わる、みたいなことが多かったからそれじゃダメだよって。スタッフさんみたいな一番近い人が”この子が好きで売りたい!”って思わないと絶対良くならないから、そこができるようになった方がいいんじゃない?って話はしました。
――では、そんなUMIさんをSHELLMEさんはどんな風に見えてましたか?
SHELLME私、UMIちゃんを最初見た時に”キツいだろうな”って思ったんですよ。性格が。
――UMIさん自身の性格が?
SHELLMEそうそう。すごく女の子らしかったので。私、女の子女の子してる人が苦手で。たぶんこの子はめっちゃキツいだろうなって思ってたんですけど、そういう印象がなくなっていったというか。あと、顔が優しくなった気がする。
プー・ルイ前より話しやすい。
UMIやったー。
SHELLMEでも、UMIちゃんは結構ふわふわしてるんですけど、不意に毒を吐く感じとかがあるから。私はUMIちゃんのそういう方が好きなんで、もっと出していけばいいのになとは思う。
プー・ルイまだ隠してるんです(笑)
SHELLMEたぶん無意識なんですけど、話してても”いやいや、それは…”みたいな発言が結構あるんですよ。それ言っちゃえばいいのに、みたいな。その方が面白いし、そこをプーちゃんとかに突っ込まれた方が自分が直した方がいいところ分かると思う。
――それを出さないのはUMIさん自身の理想のアイドル像と違うから、みたいなことですか?
UMI全てを赤裸々に出すっていうよりは、表ではすごくキラキラしてたけど裏ではこんな葛藤もあった、っていうのをよく見てて。それが生配信とかで全部バァーッみたいのではなかったからどうしよう??みたいな。だからファンの人がリアルタイムで見てるものはアイドルとしていなきゃって意識はあったかもしれない。
プー・ルイそれはあっていいけどね。私だって配信中はアイドル然としてるよ?
――まあ、プー・ルイさんがもはやそれを言っても…みたいなところはありますけどね。
プー・ルイ(笑)
――あと、UMIさんにアドバイスじゃないですけど、最初のオタクは一番身近にいる関係者だったりもするので、それに媚を売って好きになってもらうのは間違ったことじゃないと思いますよ。
プー・ルイこういう人に対してとか(笑)
一同(笑)
CHIYO-Pの場合 -「自分が落ちると…」-
CHIYO-P私はホントに何もしてこなかった人生だったんで。アイドルは好きだったけど、挑戦することすらしなかったんですよ。オーディションを受けたりとか。挑戦することも”いや無理だろ”って諦めて。好きなことに一生懸命になってこなかったんだと思うんです。でも、初めて自分で行動してPIGGSを受けて、受からせてもらって、最初はUMIちゃんと同じようにアイドルになれたことでかなり満足してて。グループのことを考えたりとかしてなかったし、グループがどうあるべきかってよりかは、自分がどういう風に見られたいかっていうのをめっちゃ考えちゃってて。そこは今もたまに自分が褒められると調子に乗っちゃってすぐにだらけるんですよ。それを今後どうにかしていかないとダメだと思うし…
――徒歩ツアーの横浜の後にご挨拶させていただきましたが、その時めちゃくちゃ凹んでたのは?
プー・ルイMCですね。
――見る側で聞いている限りはそんなに悪いMCではなかったと思うんですが。
CHIYO-P褒められて調子に乗りました。
プー・ルイあの日に私が求めてたCHIYO-Pと比べると全然。
CHIYO-P徒歩ツアー中にすごく変わったって言ってもらえてて。期待していただけてたのに、自分でも満足するMCができなかったし、周りの人からも”ファンの人は喜ぶかもしれないけど、他の全然興味がない人が聞いたらどう思うか?”っていうのを聞かれた時に絶対響いてないと思ったし…
プー・ルイ頑張れ、としか思われない。
CHIYO-P”私がみんなの生きる力になりたい”みたいなことを言ったんですけど、それを言われて本当に心の奥まで響いてるか?って言ったら、届けたい言葉の意味が薄っぺらい感じに聞こえちゃってて。自分もちゃんと気持ち込めて伝えられたか?って言ったら分からない微妙な感じでMCを終えてしまって。すごく反省しております…
プー・ルイ私も前はプロデューサーがいたので、そういう人に怒られたりもするじゃないですか。今日のライブは良かったとかダメだったとか。MCについても色々言われるんですけど、たぶんそれってその時だけを見て言ってるんじゃないんですよね。そこに向かってやったかどうかも含めて見てるんだと思う。その時は気づいてなかったから、”自分的には悪くなかったのになんでそんなこと言われるんだろ?”って思う日ももちろんあったんですけど、こうやって自分が言う立場になって初めて、そのことに対してちゃんと取り組んだかどうかを含めて言われてるんだな、っていうのが分かりましたね。そういう点でCHIYO-Pのことはより期待してたから。徒歩ツアーで一番かっこよくなったのはCHIYO-Pだなって思ってて。だからファイナルの前日のMCを任せたんですけど、一回褒めたら調子に乗っちゃって。MCも書いたことに満足しちゃって練習してる姿を私は一回も見れなかったし。何もしないでステージに立ったのを見てしまったっていうのはありますね。
――プー・ルイさんがCHIYO-PさんをPIGGSに選んだ一番の理由ってなんだったんでしょう?
プー・ルイ一番の理由は、”愛され力”が高いからですかね。別に何もしなくても好かれる子っているじゃないですか。私とは違うタイプだと思うんですけど。でも、最初オーディションの時は変な子だと思ってて。だから取ったんですけどそういう意味では一番普通でした(笑)ただ、変に見せたかったんだなっていう。
――他のメンバーさんからCHIYO-Pさんを見てて変わったな、って思うことがあれば教えてもらえますか。
BAN-BANCHIYO-Pは、最初は上手くいかなかったり、できないことがあったらすぐに落ち込んで、泣いて、みんなに励まされてなんとかやってたんですけど、今は落ち込んでも自分ひとりで元に戻るっていうか、立ち直れるようになった感じがします。
――それを言われてみてどうですか?
CHIYO-P落ち込むんですけど、みんなが上がってる時に自分が落ちるとグループが落ちてくじゃないですか。テンションというか気持ち的に。それはやりたくないし、そうなるのも嫌だから自分でダメだったところを改善できるようにしようとしてます。
BAN-BANの場合 -プー・ルイに一番近い人-
BAN-BANPIGGSになる前となった後では全て変わったんですけど、”PIGGSのBAN-BANになった”って感じです。生活のほとんど全部がPIGGSになって、遊んだりする友達もあんまりいないから本当にPIGGSのことしかなくて、それがガラッと変わったことです。で、なって一緒に住み始めてからとか、さっきも話が出たんですけどアイドルになるためになんか分からないけど、走ってみたりとか色々頑張ってたんで、アイドルになれて本当に嬉しくて。だから"I HATE PIGGS"(YouTubeの企画)で虫を食べるとかも全く嫌だなとか思わなくて。不安とか焦りとかも全く感じにないし、ただ楽しい頑張るぞ!みたいな感じ。
プー・ルイ一番ネアカですよね(笑)
BAN-BAN本当に”わーいわーい。楽しいなー”みたいな。で、初めてライブができた時も、”こんなに楽しいんだー。わーい”ってずっと楽しくて。
プー・ルイバカな子みたい(笑)
BAN-BAN「クマンバチの独白」の撮影みたいな大変な企画もあったけど、それも結構前向きで。PIGGSが始まってしばらくは本当に楽しいしかなくて。でも、徒歩ツアーで自分の中の何かが変わったのかな?っていうのがあって。徒歩ツアーを通してPIGGSに対する気持ちがより強くなったというか。絶対にPIGGSで上に行きたいと思うようになったし、そしたら不安とかも焦りとかも早くなんとかしなきゃって気持ちがすごく出てきたし、そこからじゃあ何をしたらいいのか?っていうところはまだ途中っていうか、なかなか上手くはできてないんですけど、気持ちは徒歩ツアーに行く前と全く変わりました。より真剣というか…前も真剣なつもりだったけど歩いてると考える時間が多いから、それで結構変わって。あとはファンの人の見方?っていうか人に伝える仕事?人の前に立ってステージでパフォーマンスして、それを…んー…人を感じるようになりました。
――人を感じるように?
BAN-BANえっと、ファンの人に対する気持ちが、前はいっぱい応援してくれて嬉しいなー、優しいなー、楽しいな―、好きだなー、だったんですけど、例えば今私が歌っててそれを人が聴いてるんだ、人が見てるんだっていうのをすごく感じるようになって、自分もその人に向けてやってるっていうことを意識してやるようになりました。
プー・ルイロボットが心を得たってこと?
BAN-BANそうかもしれない。最初は本当に感情…感情はあったんですけど、なんて言うんだろう?
プー・ルイ嬉しい!楽しい!大好き!みたいなね。
BAN-BANそうそうそう。
――最も根源的な感情しかなかったってことですね。
プー・ルイ増えたんだ。機能が。
――僕は、徒歩ツアーで一番変わったのはBAN-BANさんなんじゃないか?って思いました。YouTubeに上がってる部屋の中での表情と最近のライブの表情は全然違うなって。
プー・ルイエロを目指してるんだもんね。
BAN-BANいや、セクシー。
SHELLME(笑)
――そのセクシーっていうのは誰が言い始めたんですか?
プー・ルイ自分で。
――え?
プー・ルイそもそもクールビューティーが好きらしいんですよ。この成りで(笑)
BAN-BANクールビューティーになりたくて、セクシーにもなりたいから、カッコつけるのとか苦手だったんですけど、最近は頑張ってる。
プー・ルイこの後の撮影で分かると思います。
SHELLMEセクシーを見せて。
BAN-BAN分かった。頑張る。
プー・ルイBAN-BANは理解力が高いから。例えば企画って全部、意味はあるけどないじゃないですか。5時間踊り続けることや1048km歩くことに意味があるんじゃなくて、その先の深いところに意味があって。それを探していくことが大事じゃないですか。それを一番勝手にやるのがBAN-BAN。他の3人はちょっとヒントを出さないと考え始めない感じなんですけど、何も言わないでもそれを分かろうとするのがすごいと思いますね。で、それを教えてあげられるようになったらよりかっこいいなって。
――プー・ルイさんのマインドに一番近い人なんじゃないかって思います。
プー・ルイよく言われますね。嫌だけど。
――似てる似てないの話もあるじゃないですか。
プー・ルイ嫌です。似てるって言われるの(笑)
――ライブ中に”あれ?”って思うことありますよ。
プー・ルイ衣装が一緒なんですよ。
――たぶんそこだけじゃないと思いますよ。
プー・ルイえー?やだー。
BAN-BANなんで嫌がるの?
プー・ルイやだよ。オンリーワンでいたいもん。
――PIGGSのために自分を変えられる人なんだなって思いました。
プー・ルイたしかに。
BAN-BAN今はPIGGSしかないって感じです。
――他の3人から見てBAN-BANさんの印象で変わったところはありますか?
CHIYO-P最初は一番関わってなくて。どういう人なのかよく分からなくて、関わるのを避けてたんですけど…
BAN-BANそうなの?
プー・ルイらしいよ(笑)
BAN-BANかなしいー。
プー・ルイ大好きなのにね(笑)
BAN-BAN気づかんかったね。
プー・ルイ(笑)
CHIYO-P"I HATE PIGGS"の途中ぐらいから気持ちが熱い人っていうのをすごく感じて。BAN-BANといると一緒に考えられるし、成長できるし、いい刺激をくれるからいてくれてありがたいなって思います。
――UMIさんは?
UMI初めて会った時は結構ぐいぐい来てる感じの印象だったから、一緒に住むってなった時もそのテンションなのかな?と思ったら、ちょっと距離が遠くなっちゃった印象だったので、CHIYO-Pと同じでどう接していいか分からなくて遠くから観察みたいな。
BAN-BANみんなから避けられてる…
一同(笑)
UMIどういう人か全然分からなくて。でも、企画を色々やっていく度にBAN-BANの考え方とか、明るくて前向きな感じだから自分が落ちてる時にBAN-BANの隣にいくと自分も明るくなるから太陽みたいだなって最近は思います。
――SHELLMEさんはなにかありますか?
SHELLMEえー…
プー・ルイいっぱいあんだろ。一番助けてくれてんじゃん。
SHELLME私、嫌いだったんですよ。
一同(笑)
BAN-BAN最初みんなに嫌われてる…
CHIYO-P・UMI嫌いじゃない、嫌いじゃない(笑)
SHELLME嫌いというか苦手だなって。さっき言われた通り、普通に生活してたら絶対に交わることのない子だなって。それはBAN-BANがいいとか悪いとかじゃなくて。家でも”なんでコイツいるんだよ”とか思ってたんですよ。だからたぶんガーッかて言ったりしてたんですけど、それでも話しかけてくるんですよ。
BAN-BANめげない(笑)
SHELLMEで、ずっとニコニコしてるし、人の悪口とか絶対言わないし、そういうところが私の周りにいる人種とはいい意味で違っててすごく新鮮だったんですよ。”こういう子もいるんだなー”って思って。私も食わず嫌いみたいな感じだったんですけど、接すれば接するほど…ちっとあんまり言いたくないんですけどいい子だなって。
BAN-BANうへへへへ(照)
――なんで言いたくないんですか?(笑)
SHELLMEビジネス不仲なんで(笑)その時の私はヤバいヤツだったから全然分からなかったんですけど、BAN-BANが伝えるのが苦手なりに諦めずに伝えてくれてたから、今後もムカつくことはあると思うんですけど…大事にします。
プー・ルイ付き合ってんの?(笑)
BAN-BAN(恥)
――そう言えばBAN-BANさんがリーダーになったのはどういう経緯なんですか?
プー・ルイ割と適当に言ったらやる気になって勝手にプロフィールとかに書き始めたから、じゃあもういいかなって思って。
BAN-BANやったー。
プー・ルイ言ってたじゃん。「もう返さないから」みたいなこと。
――じゃあこれからはリーダーとして接していきますね。
プー・ルイでも言ったもんね。”リーダーは大変だよ。損な役回りだよ。それでもいいの?”って。
BAN-BANそれでもいい。
(インタビュー後半のテーマ -コロナウイルス〜O-west〜2021年のPIGGS-)
PIGGSと新型コロナウイルス -それが30人だったとしても…-
――PIGGSの2020年についてもう少し話を聞きたいんですが、今年一番大変だったのはやっぱりコロナじゃないですか。プー・ルイさんもやろうと思ってたことがほとんどできなかったんじゃないかと思うんですけど、その間のみなさんのモチベーションの保ち方はどうしていたんでしょう?落ち込んだりはしなかったんですか?
CHIYO-P私は今までの経験がなくて、コロナの状態でもライブそのものが初めてだったから、できたことが本当に嬉しかったので落ちることはなかったです。
UMI私ももっと先になると思ってたんですよ。ライブができるのが。年末ぐらいの時期に初めてできるぐらいの感じだと思ってたら、結構早い段階でやらせてもらえて”え?やったー!”って気持ちの方が大きくて。
SHELLMEこんな本数ライブできると思ってなかったし、ツアーとかも当分は無理だろうなって思ってたから、それに対してモチベーションは…モチベーションが落ちる?
――コロナで鬱っぽくなっちゃう人もいるじゃないですか。
SHELLMEコロナのせいでのそれはないです。
――車中のケンカとか、そういう別の理由なら?
SHELLMEそうですね(笑)それでも鬱にはならないですけどね。自分が悪いんで。コロナの影響でのどうちゃらっていうのはなくて、私はライブはしたことあったんですけど、マイクを持たせてもらったことがなくて。ヘッドセット?でライブをやっていたので、とにかくマイクを持って歌って踊るっていうことに憧れがあって。ステージに立てた時はそれだけで”うわー!”みたいな感じだったし、あと自分たちを見に来てくれるお客さんがいたことなんてなかったんですよね。例えそれが30人だったとしても、私たちを見に来てくれてるところでやらせてもらえるっていうのがすごいモチベーションになりました。
BAN-BAN私も初めてすることばっかりだから、この活動がコロナのせいでお客さんが声が出せないとかで嫌だなって思うことは全然なくて、今でもこんなにライブが楽しいのに声が出せたらどうなるんだろう??みたいな。むしろ未来に対するワクワクっていうのもあって、落ち込んだりとかは全然なかった。
――プー・ルイさんはどうでした?
プー・ルイ2019年にデビューしちゃってたらモチベーションも下がったと思うんですけど。ライブがいっぱいあって声も出せて…っていう。それを知らずにスタートしたグループなので、そういう意味ではこっちが日常だから良くなる未来しかないっていう状況なのは…コロナがいい訳じゃないけど始動のタイミング的にはよかったのかな?と思いますね。知っちゃってたら声が出せなくなるのは寂しいじゃないですか。
――でも、それで言ったらプー・ルイさんはコロナの前を知ってるじゃないですか。
プー・ルイそうですね。最初は結構やりにくいなっていうのはありましたけど、でも逆に久しぶりにライブができる喜びとかもあったし、PIGGSになってからの方が”ちゃんとステージしよ”って思う気持ちが強いから(笑)、あんまり気にならないですね。
――前はそういうことではなかった?
プー・ルイ前の映像とか見ると、”もうちょっとちゃんとライブやればいいのにな”って思いますね。移動のタイミングとかで間抜けな顔してる時とかあるんですよ(笑)今は時間があるからたくさん練習もできるし、10年やってますけど自分の技術を上げるのも楽しいなってやっと思えるようになりました。前はそういうのじゃないところで追われてた…精神的にとか。そういうちゃんとしたところに楽しさを見つけられるようになりました。
――やっと真っ当なアイドルになれたんですね(笑)
プー・ルイそう。真っ当な。でも、両方やりたかったんですよ、ホントは。歌も上手くなって、ダンスも上手くなって。ステージもかっこいいけど、エモいのもあるみたいな。両方あるアイドルやりたかったから、そういう意味では一番楽しいです。
――両方やれてるってことが。
プー・ルイそうですね。エモを極めてた時は歌は被せだったりとか、逆に歌の強いチームにいた時はユルく頑張ろうみたいなテーマだったから、その両方が共存してたことが私の活動の中にはなくて。両方できたらすごくかっこいいなって。感情を爆発もするし、でもちゃんと技術もある…って一番難しいですけど。
――PIGGSが配信ライブをあまりやらなかったのは意図的に?
プー・ルイ配信ライブは配信ライブ用のことをちゃんとやらないといけないんだろうなって。最近は有観客ライブの無料配信はやってるんですけど、配信ライブでそれを売るっていったら、ちゃんと演出とか照明とかもそれ用のものを入れないといけないと思うけど普通にお金がなくて(笑)
――ライブハウスでやってる様子をただ流すってことにはそれほど価値を感じてない?
プー・ルイないと思います。見てて楽しいと思わないから。ちゃんと凝ってるグループのはかっこいいなって思いますけど。例えばりなはむ(苺りなはむ。現CY8BER。初期BiSのオリジナルメンバーでもある)の武道館を発表したやつとか、新しい学校のリーダーズさんとかがやってるぐらいのやつだったらいいなって思うんですけど、ライブハウスで配信というよりは、少人数でもお客さんを入れてできるんだったらそっちをやればいいんじゃない?って思うタイプですね。
――だったら配信よりもYouTubeや別のことをやった方がいい?
プー・ルイそうですね。やっぱりライブって人がいて成立するものだから。初ライブはそれが良かったっていうのはありますね。
”もっとやれる!もっとやれる!” -プー・ルイが戦ったPIGGS最初の大舞台-
――徒歩ツアーファイナルのO-westの感想を一言ずつ聞かせてもらえますか。
CHIYO-P私は前日の横浜で大コケしてたので、取り返すのもそうだしこれまでの集大成を見せないと歩いてた意味とか、歩いてた時に考えてたこととかも意味がゼロになっちゃうから、横浜ではすごく落ちたんですけど気持ちを切り替えてツアー中に学んだことを全部、ダンスとか歌を通して伝えられるものをしようと思って挑みました。自分の中ではまだまだできた気がするし、あれで満足しちゃったらホントにそれ以上にはいかないから、もっともっと成長できるように頑張ろうってまた強く思えたライブでした。
UMI私もツアーの最後だったっていうこともあったし、O-westは3日連続でライブをさせてもらった最後の日だったので、体力的には限界を超えてたんですけど集大成を見せてないとって気持ちは負けてなかったし、今まで地方でやってきた倍以上の人たちが見に来てくれて、配信もあってさらにもっとたくさんの人が見てくれる、って思ってライブをしたので、そこの気持ちは絶対に負けないぞって思ってやったライブだったし、すごく楽しかったし、あれよりもいいものをもっともっとこれから出せていけたらなって思いました。
SHELLMEツアーの最初が大阪だったんですけど、自分的には最悪というか。気持ちをしっかり切り替えてやろうとは思ってたんですけど、もちろん納得いくものにはなってなくて。そこからの道中で自分の覚悟とか必死さをとにかく出さなきゃって思ってたので、ファイナルだけじゃなく一本々々大事にしてやろうっていう気持ちがより強くなっていた中でのさらにファイナルだったんで、とにかく必死って感じ?前日の横浜もCHIYO-PのMCがどうちゃらとかの前に自分はもっとやれたなみたいなところがあったので、ツアーをやってきた意味をもっとより強くするためにファイナルをすっごいいいものにしなきゃって。あと配信もあったから、たくさんの人に次のライブを見たいとか、ここに来なかった人を後悔させなきゃいけないって思って。コロナとかで来れない人はしょうがないんですけど、”PIGGSから目を離しちゃダメだ”みたいな感じを絶対思わせる気持ちと、あとは自分の覚悟を出さなきゃいけないって思いでファイナルは臨みました。でも、次のO-eastのこともあるから、ここでコケたら絶対に人は来ないから、っていうのもあってとにかく必死にやったって感じでした。
BAN-BAN私にとってファイナルの前まで、いいライブっていうのは自分が気持ちを込めて歌えたか、踊れたか、表現できたか、っていう方にいっちゃってたんですけど、でもそうじゃなくて、ライブをするのは見てくれてる人のためだなっていうのを前日にすごく思って。だからファイナルは、見てくれてる人のためにやろうって気持ちを強く思ってやりました。あともちろん、ツアーファイナルを楽しもうって気持ちもあったし、最高なライブをしないと全然ダメっていう…最高なライブじゃなかったら最低だ、みたいなそういう気持ちでやってて。あとは、プーちゃんのMCとか聞いて、ライブ全体を通して全部やり終えて、PIGGSに対する気持ちがすごく強くなったし、覚悟は元々決めてやってたけどそれがさらに強くなった感じでした。
――プー・ルイさんは、O-westのツアーファイナルはいかがでしたか?
プー・ルイO-westは…不安でしかなかったです。
――不安?
プー・ルイ絶対に決めないといけない?そういう場面ってあるじゃないですか。人生のタイミングとして、ここだけは絶対に決めなければいけない日。PIGGSにとっては確実にそれの第一回目というか。今までも初ライブとか色々あったけど、その中でもダントツで今後に関わるものではあったし、あとメンバーに1,000kmも歩かせちゃってるし、最後にしくったらそれこそ歩かせた意味も本当になくなるから…不安でした(笑)私、あんまり不安になることないんですけど。
――過去を振り返ってこの間のO-westと同じぐらい不安になったことってありますか?
プー・ルイないです。初めてかも。PIGGSになって思ったのは、メンバーってお気楽だなって…メンバーを前にして言っちゃダメだけど(笑)すげぇ気楽だったんだなっていうのは日々思ってて。周りがどれだけ用意してくれてるかとか、どれだけ人が関わって、どれだけのお金が動いてっていうのはメンバーだと分らないじゃないですか。でも、今は全部見えてる状態で、しかも絶対に決めなければいけない日って、メンバーだった時期とはプレッシャーが段違いで大変でしたね。押しつぶされそうでした。
――他のメンバーさんから見てプー・ルイさんのそんな様子は伺えましたか?
BAN-BAN直前までずっといっぱいいっぱいって感じが出てました。
SHELLME走り回ってたよね。ライブ前に。
プー・ルイ私も自分のことやメンバーとのことに集中したい。MCの確認とか。だけどそれ以外にやることめちゃめちゃ多くて。”プー・ルイさん、こっち来てください。”とか、確認を全部やらないといけないから。でも、それはツアー中で分かってたんでなるべく早く進めてたけど、それでもファイナルはやることが多くて。それでよりてんてこまいになってました。だけど”やるしかない!”って感じで、ライブ中は自分と戦ってましたね。”もっとやれる!もっとやれる!”って。で、やった結果があんな感じ(笑)
――いやいやいや、最高だったんじゃないですか?
プー・ルイでも終わった後は本当に余力がない感じでしたね。ぺたんって。初めての感覚でした。
――そういう感じになるプー・ルイさんって、今まであんまり印象になかった気がします。
プー・ルイないですよね?私、結構平坦なテンションなので。
――飄々としてるというか。
プー・ルイ自分でもそう思ってたから意外でした。で、サキちゃん(カミヤサキ)と会って号泣するっていう(笑)
CHIYO-P過呼吸になりそうだった。
プー・ルイだから決意を込めたライブでしたね。あのMCをするっていうのは逃げられないから。
――プー・ルイさんが新しくアイドルを始めました。PIGGSっていいます。このメンバーです…っていう風に今年1年かけてやってきたと思うんですけど、果たして何のためにこのグループを作ったんだろう?っていうことについては案外ぼんやりしてた印象があったんですよね。
プー・ルイでもそこは迷いもあって。私のやりたいことにフォーカスを当てすぎちゃうと、結局私のグループになっちゃうとか。今までもそうでしたけど、”武道館に行きたい”とか、”横アリに行きたい”とか?…だけどそれは今一度宣言しないとダメだなとか。そういう気持ちはあったけど、でもそれができない自分もいたんですよね。それはメンバーに対しての信頼とかもあったと思うんですけど…でも、徒歩ツアーで覚悟を決めたというか。
――そのための徒歩ツアーだった?
プー・ルイ結果としてですけど。
――もし、そこで覚悟が決まらなければあのMCにもならなかった?
プー・ルイならなかったと思います。自分の中で言おうと思ってたことは何個かあって、ギリギリまでどれにしようって決め切れてなかったです。
――でも…あのMCは普通に泣いちゃいましたね。
一同(笑)
プー・ルイ昔を知ってる人はそうかもしれないですね。
――周りにいる大人の目の色が変わった瞬間だったと思います。
プー・ルイ(笑)でも、そういう人をこれから増やしていかないといけないし、それはメンバーにはよく言ってるけど本当の意味ではまだ分かってないんだろうなっていうのはありますけど。メンバーが頑張れることもあるけど、アイドルって成り立ち的にどれだけ周りの人を狂わせられるかが勝負だと思うから。そういう意味ではまだまだだなって思うところもあるけど、これからだなってポジティブな意味でも思うところではあるから、いい意味では完成はしてないし、ムラがあるから。実は今O-eastを直前にしてるけど結構マズいんで。空気が(笑)
――あ、そうなんですか?
プー・ルイあと3日でO-westよりギミックがない中で、すごいものを見せなくちゃいけないからより難しいんだけど…
――ちなみにMCで言った”あの場所”っていうのは武道館?横浜アリーナ?
プー・ルイ武道館はぶっちゃけ立ったことがないから現実味がないんですけど、横アリの方が立ちたいなっていうのはあります。キャパで言ったら横アリに立てれば武道館も立てるから(笑)武道館はいつかメモリアルな感じで立ちたいですよね。色んな人の屍の上に立つっていう。”死んでいった人”が何人もいるんで(笑)
――プー・ルイさんの武道館を見るためにその人たちも生き返ってくるかもしれない。
プー・ルイたしかに(笑)そうなったらいいですね。
「明るい未来しか見えてない」by BAN-BAN -PIGGSが語る2021年-
――では、最後に2021年の抱負を一人ひとり聞かせてもらえますか。で、最後はリーダーのBAN-BANさんに…
プー・ルイほら、言ったじゃん。リーダーは大変だよって。
一同(笑)
BAN-BANはーい。
――CHIYO-Pさんからいきましょうか。
CHIYO-P私、PIGGSのCHIYO-Pになって。初めてのことをたくさんして、学んだこともたくさんあったので、来年は失敗したこととかを活かして、PIGGSをより大きなものにしていきたいです。自分としては他人に優しい言葉もかけてもらうと自分もそれに甘えちゃうし、そういうところとか、もっと大人な人間になれるように努力していきたいです。
――具体的にやりたいこととかありますか?
CHIYO-Pライブをもっといっぱい経験したいです。コロナがどうなるかは分からないんですけど、新しいライブの形とかを早く見たいですね。声出しとかもある状態も見たいし、まだまだやりたいことがいっぱいあるけど、もっと大きいところでやれるようなグループになりたいです。
――UMIさん。
UMI私は個人としてはさっき言った課題を早急にクリアできるように自分で分析とかもちゃんとやって、っていうのと。グループとしてはやさっきプーちゃんも言った武道館とか横アリに一歩でも二歩でも三歩でも行けるところまで行って、ライブの本数とか経験とかもたくさんして、”PIGGS、横アリ行けんじゃない?”っていうところまで行きたいし、あとは…私…あの…メジャーにも近づきたいなって思…い…ます。
――プー・ルイさん、顔色伺われてましたけど?(笑)
プー・ルイ気にしなくていいよ。自分がやりたいことだから。
――メジャー・デビューってことに対して憧れがあるってことですか?
UMIあります。ランキングとかもCDを出したら10位以内には入りたいって思う。
プー・ルイマイクに向かって言っときな。”メジャーのひとーっ”って。
UMI「お願いします。PIGGSです。お願いしまーす」
――言霊じゃないですけど、言葉にすることって結構大事だと思いますよ。
プー・ルイそうですよ。だって武道館だってね…
――目の前までは行きましたからね。
プー・ルイ最初は”武道館(笑)”みたいな目標だったけど。
――それを聞いて本気になる周りの人たちもいたりするから、言っておくことの価値はあると思いますよ。
UMIはい。以上です(笑)
――SHELLMEさん。
SHELLMEはい。今年はずっといた事務所も辞めて一回ゼロになって。で、PIGGSに入って、ダメなところ?仕事面でも自分の人間的にも直した方がいいところとかが分かって。それをもっと具体的に形にしていって、グループのため…それが自分のためにもなると思うんですけど、そのために動ける?難しいと思うんですけど少しずつでも毎日々々こうした方がいいかな?ああした方がいいかな?とかを工夫してみながら2021年はそういうのをちゃんと行動に移したい。覚悟を決めたんで、その覚悟でみんなの信用を取り戻せるようにしていく。あと、徒歩ツアー中にZepp Nagoyaを外から見たんですけど、自分がステージに立つ立場になって見たら”こんなにデカかったっけ!?”って思って。でも、”ここ、めっちゃ立ちてー!”っていう風にも思って。だからまず段階を踏んでいくっていう意味でもZeppとかに立ちたいって思ったし、そのためにO-eastをなんとかしなきゃって思ってて。とにかく来年はもっといいライブにしていくことと、個人的にはグループのために…例えば自分はダンスが得意だからダンスとかでグループのためにできることを見つけたりしていきたいなって思います。
――プー・ルイさん。
プー・ルイ2021年の目標は…社長としてはもっと余裕を持ちたいです(笑)
一同(笑)
プー・ルイホント、手一杯なんです。精神的に。私がそっちに手一杯になるとメンバーに寄り添う時間がなくなって…そういう面ではまだメンバーを信頼できてないというか(笑)今もたぶんそうなんです。私が一週間メンバー以外のことに気を取られてたから…私がもっと早く手を打ててればこんな直前に大変なことになってなかったと思うので。だから、グループのためにも余裕を持ちたいですね。やってみて分かったんですけど、メンバー兼社長とかスタッフとかは厳しいですね(笑)助けてくれる人が今はいるからまだ回ってるけど、それでも今度はその人たちが今死にそうになってるんで。来年は死人が出ちゃうから、生き抜くために余裕を持ちたいなって思います。
――グループの活動としては?
プー・ルイグループの活動としてはもっと死にたい。徒歩ツアーで久しぶりに生きてる感じがしたんですよね(笑)
――もはやマゾですよね(笑)
プー・ルイもうちょっとキツくてもいけたかも?って。期間が長かったからダレた部分とか体力的に余裕があったと思うんですよ。別にいっぱい歩くとかじゃなくてもいいんですけど、死を感じながら生を感じたい(笑)…っていうのは2021年もまだやらないといけない時期だと思うので、何かやりたいなって思ってるけど…募集しまーす。
――用意しているものはあるんですよね??
プー・ルイでも、色んなところがやりすぎてハードルも上がってるから。100kmマラソンとか、24時間ライブとか、無人島脱出とか…結構やられてはいるからなかなか難しい。何かあったら教えて下さい。
――分かりました。
プー・ルイドーバー海峡横断とか、ムカデ競争で日本横断とか、そういうことになっちゃうから。
――せっかくYouTubeチャンネルがあるので、そこも使えて何かできたらいいですよね。
プー・ルイやりたい。死ぬ一歩手前を来年もやりたいなって思うんですよね。
――分かりました…ってそれでいいのかな?(笑)
プー・ルイでも、そこで学ぶことがあるから。なんだろ…いうて女の子って雑魚だと思うんですよ。私も自分に甘いから。追い込まないと考えないとか。追い込まれないと…っていう部分は絶対あるから、アイドルっていうのは。色んなアイドルを見ててもそれは思うし。そういう意味で2021年でその追い込みは終えられるといいなと思います。そこに変な負荷を掛けないでもかっこいいものに行く時期っていうのは絶対やってくるから…
――単純にキツいことやってるから面白いでしょ?ってことではなくて、自分たちが何かを見つけるためにやらなきゃいけない?
プー・ルイまだそれが必要かな?って。2021年は。
――では、最後はリーダーにカッコよく締めてもらいましょう。
BAN-BAN私は2021年、真のリーダーになりたいです。今話を聞いててちょっと思ったんですけど、やっぱりプーちゃんがいないとできないことが多くて。だからプーちゃんがもっと伸び伸びできるようになるには4人がもっと頑張らないといけないから、そういうところでもっと成長しなきゃいけないと思うし、あとはグループとしてはどこまでも上に行きたい。例えばこのぐらいの時期にこのぐらいのところに行く、っていうのはスタッフさんとかと話してて決めてたりすると思うんですけど、毎回そのライブをしたりとか、企画をしたりするたびに、”あれ?もっと行けるんじゃないかな?”みたいな。どんどんそれを覆せるぐらいのものを出して、どんどん上にいきたいでーす。私はすごく前向きなので、明るい未来しか見えてないんですけど、みんなも明るい未来しか見えなくなるような行動をしたいです!
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PIGGSフォトギャラリー(photo by Jumpei Yamada)







































