IDOL CROSSING

2018/01/01 0:00

・・・・・・・・・ インタビュー

2018年のインディーアイドルシーンを語るのに避けては通れない存在になる(かもしれない)アイドルグループ”・・・・・・・・・”が2018年1月12日に1stアルバム「         」をリリースする。その風貌や名前、存在そのものまでが難解なコンテキストに包まれた一方で、期間限定で無料ダウンロードされたアルバムは既に傑作との呼び声も高い。
そんな・・・・・・・・・のメンバーとコンセプト担当の古村氏に本サイト初のインタビューを行った。グループを語る上で避けて通れないいくつかのポイント(問題?)について活動開始から1年半あまりを迎える・・・・・・・・・のメンバーと運営陣はどんな視点で捉えているのか。両者の微妙な温度と距離感の違いも含めて読んで欲しい。

 

「いや、これが素顔なんですけど(笑)」 -・・・・・・・・・の見た目問題-

・・・・・・・・・が初めてお客さんの前に立ったのはいつだったんですか。

2016年の9月4日です。

その姿で出ていった時のお客さんの反応はどうだったんでしょう。

みんななんか怖いもの見たさで来てるんですよ。自分たちもアイドルになるのが初めての子しかいなかったから緊張とかであんまり覚えてないかもしれない。

今ほどは受け入れられてなかったかな、という感覚はあります。一部の人だけはどんどん入ってきてくれるけどそれ以外の人は難しいところもありましたね。

・さんはどうですか?

あまり覚えてないです。私、人前があんまり好きじゃなくて。最初はステージも苦手だったからあまりお客さんの方も見ないようにしてて。でも、半年ぐらい経ってちょっと慣れてきた気がします。

最初は”顔が分からないなら見なくてもいいや”っていうお客さんが結構いました。でも最近はそういうのをあまり気にしないで見てくれる方が増えてきたなって思います。

僕がこの間ライブを見させてもらった時に思ったことなんですけど、やっている方も見ている方も極々当たり前にライブをやっているように見えて。いつ頃からそういう雰囲気になり始めたのかな?というのが聞きたかったんですが。

4月に行った沖縄遠征で一段上った感覚は自分たち的にはありました。

それはどういうところで感じたんでしょう。

それまではパフォーマンスに対して超省電力?超省エネ?で。汗とかみんな絶対かいてないし、歌もヘタクソだったんですけど、今はどれだけ汗かいてどれだけ疲れるかみたいな。それが変わったのがいつ頃かは分からないんですけど、私たちのパフォーマンスに対する気持ちが変わったのと同時にお客さんも変わってきた感じがします。

最近のライブでは新規のお客さんとかもいると思うんですが見た目について言われる内容が変わったりしましたか?

そんなに触れてこない…(笑)

それはその見た目が当たり前になったのか、あえて触れないようにしているのかどちらなんでしょう?

そういうもんだ、みたいな(笑)

ヲタクの人たち以外の通行人とかには、”ヤッバ!”とか、”それ見えてるんですか?”みたいなことは聞かれますね。

少し微妙な表現ですが、普通の人がサングラスやマスクをしている時って、若干自分が守られているというか安心できる感覚があったりすると思うんですけど、みなさんも今の状態だから振り切ることができるってことはあるんでしょうか。

めっちゃありますよ(笑)

ライブとかでカメコさんがいるんですけど白目とかしてても絶対バレない。あと一番思うのが運営さんにライブの後に「今日は○○だった…」みたいに言われることがあるんですよ。でも、そういう時はマスクしてたりするから全部見えないじゃないですか。だからごまかしがきくというか…

いや、これが素顔なんですけど(笑)

僕たちみたいに目で気持ちが分かったり、泳いだりはしないですからね(笑)

(笑)

そういうのはちょっといいかもしれない。

古村さんにお聞きしたいんですが、この格好だとやっぱり最初はあからさまに引かれることがあると思うんですが、見ている人たちの雰囲気が変わってきたのはいつぐらいからでしたか?

古村最初の方は・・・・・・・・・って名前も含めて”顔を出せ”、”検索できるようにしろ”って声はいたるところから飛んできていて。それを感じなくなったのは今年に入ってからですね。沖縄遠征の前からちょっと減ってた感じはあるんですけど、沖縄でのライブで東京から遠征にきてたお客さんがハマってくれて、そこからTwitterとかを見てても肯定的な語りがすごく増えたのを感じました。

では、やはり沖縄遠征は一つのきっかけだったんですね。

古村それが確定的になったのが8月の「CD」発売だったと思います。音源の力っていうのは本当に大きくて。”ここまで振り切れてるんだ”っていうのが8月に確定した気がするんですよね。かつ音自体もいいしって。やり切ってる感と音の良さが評価として第一にくるようになった気がします。

最初の頃は見た目も明らかに違いますし、どんなリアクションが来るのか不安だったところもあると思うんですが、今のみなさんの気持ちはどうなんでしょう?

普通のアイドルとは見た目も違うから”こういうのもいるんだぞ”っていうのを見せつけたくなる。

それは昔の感覚とは明らかに違いますか?

昔は”見ないでほしい”っていう方が強くて(笑)

”恥ずかしい”って…

それがパフォーマンスに出ちゃってた。

パフォーマンスも頑張ろうと思えたから、このスタイルも自信を持って堂々とできるし、かっこいいと思えるようになったなって。

「私たちはこの方に洗脳されたんですよ。」-メンバーと運営のシンクロ率問題-

・・・・・・・・・のスタイルやコンセプトに近い例って、AKB48の江口愛実とかダフトパンクとかPOLYSICSとか過去にもあったように思うんですが、その辺りについて古村さんはどのように思われてますか?

古村あー…、参照したかどうかでいうと全然してないですね。元々のコンセプトでもある都市というところから直接的に導き出されてるんですけど。…これは他のインタビューでまだ話してない気がするんですけど、テレビアイドルと地下アイドルを比べた時の地下アイドルの優位性って、直接コミュニケーションができることにあると思っていて、その分かりやすい例がレスとコールだと思うんです。

それはアイドルがステージからお客さんに送るレスですか?

古村はい。そのレスとコールができないアイドルが作りたかったんです。目が”コレ”なのでレスは送れないし、コールしたくてもなんて呼べばいいか分からない。でも、そうなった時にアイドルファンはクリエイティビティが高いので必ず違う楽しみ方を作るんですよね。そうすると一対一のコミュニケーションじゃない”ほかの何か”が生まれるんじゃないか?っていう期待がありました。最近、すごく嬉しかったTwitterの意見が「・・・・・・・・・はどこよりも王道じゃん」というのがあって。僕は・・・・・・・・・を異端のアイドルじゃなくて、王道アイドルが作りたくてやってるんですよね。”THE・この子”じゃなくて、人間とは見た目も違ってちょっと距離があるんだけど親しみが持てる。でも、絶対に届かない存在にしたかったから人間から記号の方向に寄せてるんですよね。

…と言うことなのですが、みなさんもこういう難しい話を古村さんからたくさんされるんですよね?

もう何十回も…(笑)

過去と比べて話の理解度は変わってきてるんでしょうか?

理解度?

昔は「もう何言ってるか分からないんで近寄らないでください」みたいな状態だったんじゃないか?と思うんですけど。

(爆笑)

古村そんな感じでした(笑)

それでも1年以上やっていると”こういうことなのかな?”みたいに運営さんとのシンクロ率も上がってきてるんじゃないかと思うんですが。

それはめちゃめちゃ上がっちゃってますね。前にトークイベントで話したんですけど、私たちはこの方に洗脳されたんですよ。最初はイヤイヤ言ってたんだけど粘り強いもんだから。”この曲の・・・・・・・・・らしいパフォーマンスはこうだ”みたいなこととか、いつの間にか・・・・・・・・・っていうジャンルで物事を見るようになってて。ヲタクの人たちもそうなんですけどそういう考えになってしまった…。

逆に他のアイドルさんたちに違和感を持ったりするようになったりとか?

はい。私たちの素顔はこれだけど普通にやってる方たちはライブで写真とか撮られたら白目になったりすることもあるのにすごいなって。

自分たちにできないところを他のアイドルさんはやってるので尊敬します。

「今日って橋本環奈さんいらっしゃってるんでしたっけ?」-・・・・・・・・・の名前問題-

次にお聞きしたいのがみなさんの名前についてなんですが、これまでもいろいろ語られてると思うんですがそもそも・・・・・・・・・の名前はどこからきたんですか?

古村このグループ名自体はメンバーの発案なんですよね。

その発案者の方は…?

古村…まあちょっと切ない話で。

一同(笑)

ああ、なるほど(察し)

古村僕が考えていた案もあったんですけどこっちの方が明らかに良かったので。一つはどんな呼び方もできるっていうところが都市の多面性というか、人によって読み取るものが違うっていうのを象徴してていいなってことだとか。あと・を9個並べてメンバーが”・ちゃん”であることによって…例えば”ヤなことそっとミュート”っていうグループがいて…僕はなでしこさん推しなんですけど…

一同(笑)

古村その”なでしこ”っていう名前があったとしても、”ヤなことそっとミュート”と”なでしこ”という言葉には関連性がないじゃないですか。でも、・ちゃんと・・・・・・・・・というグループは名前が明らかに部分と全体の関係になってて。かつこの・が、どの・か分からないんですよね。

なるほど。

古村”・ちゃんがかわいい”って言った時にどの・ちゃんを指しているかが分からない”決定不可能性”みたいなのがすごくいいなとか。発案したメンバーはそこまで考えてないんですけど、都市のよくつかめない感じや何にでも形を変えうる感じに合った名前だなって。

・ちゃんと言う名前の他にニックネームがついてますが、それをよく変更するのはなぜですか?

古村一つはニックネームを変えないとそれ自体が名前になってしまう。それだと名前があるのと同じになってしまうので、ニックネームは今はたまたまこの名前なんだ、という形にしたいのと、もう一つが毎月定期公演をやってるんですけど、その定期公演のテーマとリンクしたニックネームになってるんですよ。

毎回テーマがあるのはなんとなく分かりました。

古村今月は”Words and Letters”で言葉と文字をテーマにした定期公演なので、だから明日から・ちゃんたちのニックネームは品詞に変わるんです。助詞ちゃんとか接続詞ちゃんとか。

定期公演とつながっているていうのは知らなかった…。

古村今、初出しした。

いつもこういう感じなんですよ(笑)

ニックネーム自体はメンバーさん自身が決めているんですか?

はい。

…今日って橋本環奈さんいらっしゃってるんでしたっけ?

はい(笑)

それは自分が好きな人ですよね。好き以外にそのニックネームにした理由はあるんですか?

目指してるアイドル像というのか、ただ好きっていうのだけじゃなくてこういうアイドルになりたいなという思いでつけたっていうのはあります。

渡部篤郎さんって誰でしたっけ?

はい(笑)

なんでそんなニックネームをつけたんですか。

私も渡部篤郎さんが好きで…

それが自分のニックネームになるっていうのは分かってたんですか?

はい(笑)

古村運営にも動揺が走りました(笑)

今の時点で最新のニックネームが駅の名前ですよね。これも皆さんがつけられたんですか。

はい。

つけた理由を1人ずつ教えてもらってもいいですか。まずクエンカ駅さんから。

…あの。「水曜どうでしょう」の…

やっぱりそれですか。

え!?わかりますか!?

分かります。”小林製薬の糸ようじ”ですよね。

そうです!!

すごい!

テンションが変わった(笑)

ホントに好きで。

「水曜どうでしょう」はどの旅が一番好きですか。

あの…甘いのを…北海道から食べていって制覇する…

対決列島ですね。

そうですねっ。

めっちゃ詳しい(笑)

思い出に残ってるエピソードとかありますか。

やっぱりその…対決列島での。あの…あの…

ヤスケンですか?

あ、そうです。

牛乳の?

はい。牛乳のやつです。

すげぇ…(笑)

意外な共通点があってよかったです。

ふと思ったんですけど藤村さんにちょっと似てません?

僕がですか?

はい。

ありがとうございます。

ちょっと思っちゃいました。すいません(笑)

では、次に”轟駅(どめきえき)”さんというのは?

駅とか全然分からないのでとりあえず検索したんですよ。”不思議な駅名”、”珍しい駅名”とかで検索してるうちになんとなく音の響きとか漢字の形?車が3個並んでるのおもしろと思って直感的な感じで決めました。

その土地に縁があるとか言うわけではなく?

全然知らなかったです。ヲタクの人に「何県にあるの?」て聞かれても後で調べるぐらいでした。

次にロートホルンクルム駅というのは?これはヨーロッパですよね。

はい。スイスにあって。日本の駅は面白くなくて嫌だったんですよ。だから外国がいいなと思って、”世界の絶景駅”みたいので調べたらここが一番きれいだったんですよ。で、後から思ったんですけど橋本環奈ちゃんがロート製薬のCMやってるんですよ。だから自分はこれなんだなって思って(笑)

(笑)橋本環奈のどこが好きなんですか。

初めて見たのはテレビなんですよ。「行列ができる法律相談所」で見て。今まで自分にしっくりくる女の子が見つからなかったんですよ。でも橋本環奈さんを見たときに言葉にできないくらいのときめきを感じて。

では、今も理想のアイドルは橋本環奈?

もう一生です。

では、毛下襟田井駅さんはなんでその名前をつけたんでしょうか。

ホントにはない架空の駅で…。私も駅を知らなくてネットで調べてて。”もう帰りたいなぁ”って気持ちの時が多い…

それはライブとかインタビューとか?

インタビューはあんまりあんまりすきじゃなくて。…あっ。

一同(笑)

このニックネームはこの先もやり続けるんですかね?

古村そうですね。基本的には。

「もう面白くなっちゃって。ホントに(笑)」-・・・・・・・・・の古村P問題-

今までホームページや今回リリースするアルバムのジャケットのように言葉をたくさん使っている狙いは何でしょうか。

古村僕の中では3段階ぐらいに分かれてて。最初は一切ビジュアルを公開せずにお披露目にもっていく。それは話題性も含めて。ホームページを見ても・しか表示されてなくてクリックしたら文字が出てきて、その状態で推しを決めるっていう遊びだったんですよ。文字列だけで推しを決めて、その推しに応じた特権がもらえるみたいな。ビジュアルに代わるものとしての言葉というのが最初期にありまして。2つ目が「ねぇ」っていう初期の代表曲があって、そのMVでは9つの・が浮いていて音楽が進むと文字があふれ出すんですけど、それは僕の中でシューゲイザーの音の壁と言葉の壁を対比させて視覚的に壁ができるっていう様(さま)を表現したかったんですね。で、第3段階はそれの延長なんですけど……。第2段階で終わりかも知れない(笑)

…もうなんなの?(笑)

古村でもちょっとだけ言わせてください。なんであのジャケットにしたのかみたいな。その言葉の壁みたいなものがあってそこに白線が引かれている。

そうですね。

古村その白線が9本なんでその白線が・ちゃんなんですよね。でも、それは言葉の余白としてしか存在していないもの。それが意味なのか無意味なのかよくわからないみたいな状態がすごくいいなって。第3段階って言ってたのは音とかそういう話とは別に、言葉と意味の外側にある・ちゃんたちみたいな。何重かに捻ってるんです、僕の中では。例えばノイズをやっていると。ノイズはある種音の洪水で、それと言葉の洪水が掛かってるんですけど、都市には意味で捉えられないものがある。それがノイズである。でも・ちゃんたちは、ノイズにとってもノイズであるというような構造を作りたいんですよね…わかる?

(無言)

…メンバーさんの方から”また始まった…”みたいな空気が出てるんですけど(笑)

もう面白くなっちゃって。ホントに(笑)

みなさん、こういう時はどんなことを思いながら聞いてるんですか。

口癖がすごいなって思って。前にも言ったんですけど、すごく段階立てて話したがるんですよ、彼は。さっきも”第3段階あって…”とか。”平たく言うと…”とか。身振り手振りとかが結構面白いなって。ちょっと意味は分からないんですけど(笑)

「一番成功したのは8月に出した「CD」だと思う」-・・・・・・・・・の都市を纏う問題-

では次に「常に纏えるアイドル」というコンセプトでやられてますが、古村さんの中では”次のアイドルはこうあるべき”という風に考えられたことなのか、”やがてアイドルは自然とこうなっていくだろう”みたいなところでいうとどちらなんでしょうか。

古村現実的にもそうなるだろうし理想論としてもそういう姿であってほしいっていう両方ですね。今の技術を使うと視覚と聴覚以外のやり方でも情報を転送できるようになってくるんですよね。そうなると現場性を定義することが難しくなって、ジョジョのスタンドみたいに”常に纏うこと”が可能になってくると思うんです。例えばメンバーの鼓動をスマホに飛ばすことをやってますけど、僕はメディアが変わったらアイドルの様態も変わるはずだと思っているんですよ。テレビアイドルから地下アイドルに変わったように。なので僕の中では必然性があると思っています。

それを1年半ぐらいやられて現在の進捗度や浸透具合にはどのくらい手応えを感じられていますか。

古村実はこれ悔しい話がありまして…。一番成功したのは8月に出した「CD」だと思ってるんです。これって既存曲の合間をノイズとか環境音とかで繋いでて。あれを聴いて街を歩くと街の音が「CD」になるんですよね。暮らしの音を「CD」だと感じることができる人には、「CD」をもはや再生していなくとも東京で暮らしているだけで、・ちゃんと・ちゃんの音楽が常に頭の中にいるようなものになる。ただ、僕は最初テクノロジーでそういったことを実現しようとしてたんですけどテクノロジーの方はそれほど上手くいっていないんですよね。本当だったら今も鼓動とかを飛ばしてて欲しいんですけど、シンプルにめんどくさかったり目立つのもあるので運用のハードルに阻まれてテクノロジーの方は”この時間帯だけやる”みたいになっちゃってるので”常に感”がないんですよね。

そういったコンセプトの下でメンバーさんも色々なことをやられてきましたが、みなさんがそれぞれ印象に残っていることを挙げていただけたらと思うんですが。

今すごい思い出してたんですけどこれが特にというものがなくて…。全部が全部印象に残ってて1つにピックアップするのが難しい。

例えばファンの人から言われたこととか覚えてることとか。

……。

ちょっと考えますか?

はい。

分かりました。では・さんお願いします。

「CD」のCDを発売した時のリリースイベントをやった時に、アルバムの一部をライブで再現したんですよ。ノイズの音とか東京の街の音を。最初に会場がオープンした時に私たちがステージに寝てて。それを30分ぐらいずっとやって。で、開演と同時に普通の女の子の生活がステージで始まったんですよ。それが自分たちでやってても”東京を纏ってる”っていうのをすごく感じて、”ここだけの世界”みたいな感じになっていて。それが普段のライブとは全然違う感じですごく楽しくて。やっと自分たちにしかできないステージができたなっていう認識があって。

・さんは何かありますか。

もう全部言われちゃってないです(笑)

(笑)ではこちらから。心臓の鼓動飛ばすのって、受け取る側はただ体感するだけですけど、飛ばす側の心境というのはどうなんでしょうか。

私が家の階段とかをドタドタ登っちゃう方なので、そういうことをしてると”これも飛ぶのか?”って思ったり。あとたぶん機械の不正確さで何もしなくても心拍数が150ぐらいまで上がったりするんです。それが夜中の3時ぐらいだったりすると、”何やってるんだろう?”と思われたら嫌だなって(笑)そういう変な妄想します。でもこの鼓動がそのまま遠い人とか色んなところに飛んでいるのがホントにすごいなと思って。いまだにびっくりします。

・さんは?

ライブの時につけることが多いんですけど前に筋トレを配信をする期間が1ヶ月あって、それは昼間だったのでお仕事中に”配信が見れなくても鼓動だけでも感じられる”っていうのをファンの方が言ってて、それはすごいことだなって思いました。

通常のアイドルの場合だと、どの学校に通ってるとかどこに住んでるとかプライバシーが晒されることは一番避けなきゃいけないことだったり嫌なことだったりするじゃないですか。でも・・・・・・・・・の場合、鼓動もそうですし自宅の部屋の明るさが分かるとか(リンク:自宅の照明をアイドルの家の光量に連動させる装置)、過去にいた場所が特定されたり(リンク:過去にアイドルが居た場所に近づくとスマホが震えるアプリ)、その人の素性ではないけれど別の自分の”何か”が同時にいろんな人たちに伝わってしまう怖さはないんでしょうか。

今並べられたらめっちゃヤバイじゃん(笑)

部屋の明かりっていうのは夜遅くまで帰ってなかったら真っ暗じゃないですか。だから”今家に誰もいないんだな”とか、明るくなったら”あ、今帰ってきた”とか。そういう不安はあります。

ちょっといやらしい(笑)

では・さんに戻っても大丈夫でしょうか。

…なんでしたっけ?

(笑)昔やった企画やイベントで印象に残っていることや、そのことでファンの人に言われたことで覚えていることがあれば。

テクノロジーのことを答えた方がいいのかもしれないけど、私はメンバーの生誕イベントが好きで。個性を隠してるアイドルだけどすごくメンバーは個性的で、生誕の時はその子一色で普段見られないようなパフォーマンスも見られるからすごく好きで。でも普段のライブが一番好きなので、印象に残ってるイベントを聞かれても普段のライブの方がいっぱい出てきます。

・ちゃんからの推し曲紹介 -・・・・・・・・・の音楽問題-

色々聞かせてもらってありがとうございました。僕は・・・・・・・・・の”都市に溶け込んでいく”的なコンセプトを一番実現しやすいのはやっぱり音楽なんじゃないかな?って思ったりするんですが。

古村極端な話をすると聴覚に障害がある方には音楽が届かないっていうのは結構大きな問題だと思っているので、五感からアプローチするのってすごく大事だと思うんですね。例えば振動であれば視覚や聴覚に障害がある人にも届くし、どれか一つに偏りたくないって前提があります。

では、現状の・・・・・・・・・にとっての音楽やライブは古村さんの中では今どうのように位置づけられているんでしょう?

古村んー。2つの答え方があるんですけど…

出た(笑)

(笑)

古村一つ目が現状・ちゃんたちが人間の形を取って活動していく中でファンと実際に接続する方法は、現場、Twitterやブログの文字・画像、音楽、鼓動の4つの経路しかない現実があるので、それはそういうものとして捉えている感じですね。二つ目がうーん…一つでしたね(笑)

ええーー!?(笑)

メンバーのみなさんは・・・・・・・・・の曲についてどんな印象を持たれていますか。

特に音楽に詳しいわけでもないですし、どのジャンルが好きとかもないんですけどどの曲も好きで、この曲のこの音がいいっていう感じで全部好きになっちゃうんですよ(笑)

一番好きな曲はなんですか?

2つあるんですけど「スライド」と「星屑フィードバック」が好きです。「スライド」は自分が演じてる時よりも他のメンバーが舞台でパフォーマンスしてるのを見てすごくいい曲だなって思って初めて見た時に感動したのを覚えてます。「星屑フィードバック」は一番アップテンポで明るめの曲なんですけど、こんな曲がどんなパフォーマンスになるんだろう?ってワクワクして。実際には振り付けも歌も結構難しくて…パフォーマンス的にはあんまり良くないんですけど…(笑)

それは自分の中で?

はい。でも曲が楽しいし、やってても楽しいので好きです。

それぞれアルバムの中で好きな曲を挙げていってもらいましょうか。

私も選べないぐらい全部好きで…。「スライド」も「トリニティダイブ」も「サテライト」も好きです。「スライド」はストーリー性が一番はっきりしてる曲で。・・・・・・・・・は感情移入できる曲があんまり多くないんですよ。「ねぇ」とかもかわいい単語を並べてあるけど、ストーリーはよく分からなかったり。「スライド」はそれが分かりやすくてちょっと切ない気持ちにもなるし、「トリニティダイブ」は今まで自分があまり聴かないようなジャンルの曲だったりしてメンバーの声とか個性が出る見せ場が多い曲だと思うし、「サテライト」も・・・・・・・・・の始まりの曲っていうイメージがあって大事な曲、外せない曲だなって思います。

・さんは?

全部好きなんですけど…。

思い出に残ってるライブで歌った曲とかもでいいですよ。

「トリニティダイブ」と「ソーダフロート気分」が特に好きかもしれない。「トリニティダイブ」が最初はすごく苦手だったんですよ。踊りも歌も苦手で。キーが高い部分とかが裏声に走っちゃってて。それをファンの人とかにも言われてたのが悔しくて裏声を使わないようにするにはどうしたらいいんだろう?とか、一番考えたのが「トリニティダイブ」でした。何回かライブをやる内に裏声に走らなくなってきて、自分のパートで一番褒められたのが「トリニティダイブ」なので自分を成長させてくれた曲です。「ソーダフロート気分」は私は元々王道の曲が好きなんですけど、・・・・・・・・・の曲の中では一番近いなっていう印象があります。振りもかわいいし、最後にメンバーみんなで集まってポーズするんですけどそこがすごく大好きです。

・さんは?

特に挙げるとしたら3つあって「サテライト」と「きみにおちるよる」と「文学少女」って曲なんですけど。「サテライト」は歌詞がすごく好きでライブ中に気持ちを乗せやすい。全体像というよりも歌詞の中の言葉が好きですごく共感するというか聴いてて気持ちいい。「きみにおちるよる」は元々速い曲とかボカロっぽい曲、アニソンっぽい曲が好きで。だから初めて聴いた時にすごくカッコよくて。「新曲かっこいいですね」って運営にLINE@で送ったの覚えてます。ハモりとかもあって最初はすごく難しくて、ライブで初めてやった時も「新曲あんまりピンと来なかった」って言われたこともあったけど徐々に良くなってきてて…うまく言えないけど”私たちで成長させた曲”みたいな感覚が。「文学少女」は曲調は全然好きじゃなくて。歌詞もそんなに好きじゃなくて。でもすごく思い入れのあるライブがあって…。

それはいつのライブだったんでしょう。

1月か2月ぐらいで。その日はメンバーがみんな忙しくて2人しか出られなくて。もう一人の・ちゃんとその日は2曲しかできなかったんですけど、そのうちの一曲が「文学少女」で。あの風景とかそこで聴いた音とかが、なんにも色褪せないような状態で頭に残ってて。だから今でもそんなに曲は好きじゃないのに聴くと泣きそうになっちゃう。歌ってるとこみ上げてくるみたいなのがあって、それが好きだなって。

分かりました。ありがとうございます。では、最後に2018年に向けてのメッセージをどなたかにお願いします。

一同::(無言)

僕が指名してもいいですか?

古村ぜひぜひ。

じゃあ。・さんで。

えー。なんで!?(笑)

お願いします。

2018年…。アルバムが出て今までにないぐらいのチャンスだし、今までにないくらい注目してくださっているので、ここで調子に乗ったり今までの努力とかを怠らないで。ずっと上に行くしかない加速させていく年にできたらいいなって思います。

読んでる人にメッセージがあれば。

こういう怪しい感じの見た目だけどメンバーはすごくいい子だし、とりあえず曲を聴いてほしいなって思います。で、・ちゃんたちとも仲良くしてほしいなって思います。はい。

配信情報
『    』
ototoy 無料配信URL https://ototoy.jp/_/default/p/90834
特設サイト http://www.trash-up.com/dots1stspecial

リリース情報
タイトル『    』
2018年1月12日リリース
▼ CD(紙ジャケット仕様)
TRASH-UP!! RECORDS
TUR-021/¥2500+税
▼ LP(レコード)
なりすレコード/TRASH-UP!! RECORDS
NRSP-1242/¥3000+税
初回プレスのみ完全限定盤 レッドマーブルディスク仕様
▼ 収録曲
1.ねぇ
2.きみにおちるよる
3.トリニティダイブ
4.ソーダフロート気分
5.文学少女
6.星屑フィードバック
7.サイダー
8.サテライト
9.スライド
10.1998-

リンク
・・・・・・・・・オフィシャルサイト http://dots.tokyo
・・・・・・・・・twitter https://twitter.com/dotstokyo