SOMOSOMOの「現在地」。メンバー単独インタビューの第五弾はゴゴノ コトコ。
「実は私、SOMOSOMOの脱退を考えてたんですね。」
インタビューの半ばで不意にこぼれたその一言は、活動の転機を示すと同時に、SOMOSOMOで過ごした6年間を俯瞰するような言葉だった。
そこから始まるソロ仕事の充実、意識の変化を経て、“仮想解散”をコンセプトにした7月1日の6周年ワンマンへと向かう今の気持ちを率直に語ってくれた。
ムードメーカーとしての責任感、奇縁とも言えるサカイPとの出会い、幼少期から培われたクリエイティブな素養は、これからのSOMOSOMOにとっても欠かせないピース。
「めっちゃ見てくれてるファンもいる」と確信し、この夏、そしてZepp Shinjukuが待つ来年2月へ向かっていく彼女の一歩一歩に、ますます目が離せなくなるインタビューです。
ザワつかなかったら本当にオワコン -6周年ワンマンと”仮想解散”への思い-
ーー今回のメンバー単独インタビューは、2026年2月のZepp Shinjukuワンマンを迎えるメンバーさんの「現在地」を語ってもらうのが主旨だったんですが、その前に6周年ワンマン「If」の話から聞かせてもらえますか。
コトコはい。
ーー”仮想解散”がテーマとYouTubeで発表されてましたが、コトコさんは現時点でどんなことを思ってますか?
コトコ「仮想解散」ってワード強いんで、最初に聞いた時は解散について考えましたね。時間が経って今はライブで何を言おうかな?とか楽しみな部分の方が私は大きいですね。
ーー戸惑いとかはもうない?
コトコはい。それは全然ないです。
ーーYouTubeのコメントでは「”こうしてくれ”って言われた方がやりやすい」って話もされてましたが。
コトコ私はそうですね。関係あるか分からないんですけど、お芝居をやってたので台本があることに慣れてたんですよね。だからゼロイチよりも、イチがあるところからの方がやりやすいタイプではあるので「解散ライブを見せてください」って言われた方が…って言ってしまうと仮想解散のリアル感がなくなっちゃうかもしれないけど。
ーーもう一つ「仮想解散に入りすぎてしまうことが心配」とも言われてたと思うんですが、もう少し噛み砕くとどういうお話なんでしょうか。
コトコ”解散したくない!”とか、悲しい方に入り込んじゃうと終始泣いてしまう可能性があるっていう心配ですね。でも、その話をしてから時間が経ってるので、悲しいよりもみんなのことを楽しませる方に自分はシフトするだろうなあ、と思ったからもう心配ではないですね。
ーーなるほど。
コトコ気が変わるのが早すぎるから、インタビューごとに言ってることが違うかもなんですけど今は心配はないかも。
ーーここから先、さらにもう少し時間がありますが、その間にまた変わっていく可能性もある?
コトコはい。全然変わってると思いますよ(笑)
ーーただ、ファンの人とか見てる人たちは仮想解散という話を聞かされて、いろんな反応があったと思うんですけど、それについてはどう思ってました?
コトコラジオとかでもちょっと言っちゃったんですけど、SOMOSOMOを6年もやって、”仮想解散”ってコンセプトで周年をやりますって言ったのに、それでザワつかなかったら本当にオワコンだと思うから「あ、よかったな」って思ってます(笑)ワードが強いからファンのみんなが言ってること全部理解できるんですよ。だけどこれでザワつかれなかったらそれこそ本当に解散だから。
ーーたしかにザワつかれない方がヤバいですよね。
コトコ本当に。SOMOSOMOのことをよく知ってくれてるファンだけじゃなくて。ライトな層の人がそれについてツイートとかをしてくれるのは、それこそ本当の注目度だと思うんですよ。
ーーそうですね。
コトコだからよかった。もっと騒いでほしいなっていう。
ーー本当に解散する!?って思ってる人もたぶんいますよね。
コトコそういうことでもいいからSOMOSOMOのことをチェックしてもらえたらと思うし、その中で1人でも来てくれたら嬉しいなと思ってます。
ーーサカイさん(SOMOSOMOプロデューサー)の頭の中にも多少はそれがあったとは思ってますよね?
コトコそれはそうですよね。でも、最初はさすがにびっくりしましたよ。
ーー仮想とはいえども?
コトコ”サカイさん、仕掛けてきたな”って思いました。
ーー僕も事前に”次の周年はこれでやろうと思ってます”って話は聞いたんですよ。
コトコそうなんですね。
ーーその時は僕もよく分からない部分もあったんですけど、アイドルが逆境だったりトラブルを乗り越えてさらに強くなっていくストーリーはあるじゃないですか。ただ、そういうことが今のSOMOSOMOには起こりそうには思えなくて。
コトコ独立とか本来なくていいことも経験しちゃってますもんね。
ーーだとすると仮想解散のような無理にでも大きな状況を作らないと、次に上がっていくステップが作りづらいんじゃないかなとも思いました。
コトコ私たちもそうだし、熱心についてきてくれるファンの人も安心したら終わっちゃいますから。たぶんSOMOSOMOの今が一番絶妙なラインにいると思うんで。
ーーここより上に行けるかどうか?
コトコそうですね。前より動員が増えたのは喜べることだけど、いつまでも活休前の本当にゼロに近い時と比べてばかりもいられないですからね。この先が難しいと思うからこういうコンセプトを課せられたのも理解できる。
ーーなるほど。では基本的にはポジティブに受け止めてるんですかね。
コトコ基本そうです。ネガティブな時はあんまりないです。
ーーそうやってコトコさん自身は前向きにやっていくとして、自分以外のメンバーの雰囲気を感じたりしますか?
コトコどうなんだろう?YouTubeで上がってるあのコンセプトの説明の時の感じなんじゃないですかね。各々が考えてきて仮想だけど解散するよっていう気持ちでやりますっていう。他のメンバーのことは分からないって言うのは変ですけど、普段から一つのことに対してめっちゃ話すこととかはないので…。
ーー目に見えて動揺してる感じではないってことですかね。
コトコそうですね。みんな各々で絶対噛み砕いてるんで「サカイさん、急にそんなこと言ってきた!?えーん(泣)」みたいな子はさすがにいないです(笑)
ーーでは、逆にファンの中ですごく心配してる人やドキドキしてる人たちに対して、今あえて言うことはありますか?
コトコこれもツイートしちゃったんですけど、「理解できなくていいよ」って言いたいな。人の感覚はそれぞれだし、こういう仕事やってる人って特殊?じゃないですか。それこそSOMOSOMOはみんなメンタルが強い…って訳じゃないかもしれないけど、やっぱり芸能をやりたくて選んでる人ってちょっと”バカな人”じゃないですか。
ーー(笑)
コトコだから、受け取り方が違ったり気持ちに差があるのは仕方ないし、だからって私たちがファンの気持ちを雑に扱ってるということでもなくて、理解はできなくても大丈夫って思ってます。だから”なんで仮想解散ライブをするんだろう?”ってネガティブには思ってる人もいて、そういう人たちの中でもライブに来てくれる人はいると思うんですよ。
ーーはい。
コトコ応援してるからこそ、そういう気持ちになってて複雑な気持ちのまま7月1日のライブに来る人もいると思うんですけど。でもライブに来たらそんなの秒で忘れさせるし、みんなのことも置いていかないので、ライブが始まるまでしんどいかもしれないんですけど、無理についてこようとしなくて大丈夫だよって思います。だから、今話してるインタビューとか、YouTubeとかツイートとか配信とかのSOMOSOMOから発信するものされるものをゆっくり噛み砕いてくださいって思ってます。
「ずっと不安定だった」-SOMOSOMO脱退を決めていた過去-
ーーでは、仮想解散というテーマも絡めて、コトコさんにとってのSOMOSOMOの6年間を振り返ってもらいたいんですが、これまで色々なことがあったと思いますが、山あり谷ありでいうとどちらが多かったですか?
コトコえええ?どっちも一緒ぐらいかな。人生良いことも悪いことも同じくらい起きるし、そういうのは交互にくるものだと思ってるから同じくらいだと思います。やっぱりグループにインパクトがあるのってメンバーの脱退と加入だと思うんですよ。それで言ったら今は山ですよ。もっと細かいこともあると思うけど、自分的にインパクトがあるのはそれだと思います。
ーー一番精神をすり減らすというか、いろんなこと考えなきゃいけない時期ですもんね。
コトコそうですね。
ーー新メンバーが入ってきた時の話を今までインタビューで話を聞いたりやYouTubeでも見たんですが、迎える側は「結構キツく当たってしまったかも」とか「一線を引いてた」と話していたし、新メンバーも「あの時はしんどかった」という話を聞いてきたんですが、コトコさん自身はどう思ってました?
コトコ私は嬉しかったですよ。仲間が増えるって嬉しいじゃないですか。私、人を疑うとかあんまりないんで(笑)だから早く輪に入れてあげよう!って思ってた。でもね、私は後から加入した経験がないから立場的に全部は理解できないけど、後から入ってくるのって大変じゃないですか。
ーーはい。
コトコしかも歴史があるものに入るっていうのは、ファンからの見られ方もあるじゃないですか。そういうことを気にしてくれてるのは分かってたから、もっと近い距離になりたいって思ってました。
ーーそれでも時間はかかったんですかね?
コトコかかったと思いますよ。こっちが心を開いてても向こうは緊張するから。同じような立場で仲がいいアイドルの子とそういう話をしたら”元々いる方もめっちゃ気使ったよ”って言ってて。私は気を使ってるつもりじゃなかったけどそれも気遣いな訳じゃないですか。
ーーそう思うこと自体が。
コトコそう。だから互いにめっちゃ気を使ってたと思います。
ーーそれは徐々に距離を縮めた感じなんでしょうか。
コトコ徐々にだと思います。…でも、一緒にいる時間を増やそうって思ったりとか、一緒にご飯行ったりしてました。
ーーコトコさん自身は、SOMOSOMOの中での自分の役割やポジションをどう認識されてました?
コトコまとめるところはまとめなきゃいけない立場だし。あと、輪に入れてあげるとか?ムードメーカーになってる自覚もあるので。それはサカイさんとかにもYouTubeで言われたんですけど。
ーーでも、その時はめちゃめちゃ引いてたじゃないですか。
コトコ改めて言われたら荷が重くないですか?それまでも自然とやってたし、あえてやってる訳でもないけど「もっと神経使ってやらなきゃいけないのか!?」っていう顔。
ーーそういう顔だったんですね。
コトコ自分がやらなきゃいけないことは分かってるけど組織の中で任命されるとちょっと違ってきません?
ーー分かる気がします。
コトコだけど、すごく気を使ってやっていることはない(笑)ちょっと意識するくらいかな?っていう。
ーーでは、そうやって6年間色々ことを経験してきた中で、コトコさん自身がすごく燃えてた時期とか、これをやってる自分が好きだと思えた時期ってあったんでしょうか。
コトコこれは最近あって。去年の夏頃から個人でやる仕事が多かったんですよ。
ーーラジオもそうですか?
コトコラジオが始まったのは11月なんですけど、お話が来たのは夏ぐらいだったんでそうですね。あと外部のYouTubeの企画に呼んでいただくとか、@JAM EXPOのイベントでTシャツのデザインするとか、最近は衣装のデザインもしたし、そういう個人の動きは熱いです。あと、NAKAYOSHI FES.とか、私から「これ、出れないですかね?」って言ったイベントに出られたり、ステージ争奪戦でも1位になれたり、そういう個人の活動を通した結果で熱いことがあった。
ーーなるほど。
コトコ…実は私、SOMOSOMOの脱退を考えてたんですね。
ーーえ?その頃に、ってことですか?
コトコいや、考えてたのはもうだいぶ長いんですけど。
ーードキュメンタリー映像で話してた、独立前に辞めることを考えてた時よりも後ってことですか?
コトコ後です。全然それ以降の話。
ーーということは復活したあと?
コトコそうですね。5、6年アイドルをやってると自分たちのアイドルの世界での立場とかがなんとなく想像できちゃって。てっぺんを自分で決めちゃうというか、”これぐらいなのかな?”って考えたりずっと不安定だったんですよ。で、まあまあな覚悟で決めてサカイさんに言ったんですよ。それが去年の夏ぐらいで。
ーー結構、最近じゃないですか!?
コトコマジでそう。それを言ったんですけどそんなにすぐに決められる話じゃないし、私もSOMOSOMOのことが嫌とかしんどくて辞めたい訳じゃないから…、リキッドが終わってから?とか、それこそ今年の周年終わって落ち着いたら…みたいなことは言ってたんです。
ーー辞めるならそれぐらいのタイミング?みたいな。
コトコそう。決まっちゃってるものは責任持ってやりたいってお話をしたんですけど、そこで結論が出るような話でもなく「また話そう」みたいになっていたら夏以降に個人の仕事のお話がめっちゃ来たんですよ。タイミングがよくも悪くも。それで気持ちが切り替わって?じゃないけど今に繋がってるから全部を通して熱かった時期ですね。
ーーそうやってソロのお仕事とかをやり始めることによって、自分の意識が変わっていったり、辞めようって思った気持ちも変わっていった?
コトコなんだろうな。辞めるっていう選択肢は普通にお仕事してる人でも選択肢の一つであるじゃないですか。退職的な。
ーーはい。
コトコだから絶対になくなることではないですけど、アイドルは今しかやれないことだし、時代的にももうちょっと好きなこと同時並行で楽しんでいいんだなって思うようになったのはあります。
ーーでは今は辞めるモード?ではなくなったんでしょうか。
コトコそうですね。今はSOMOSOMOにいるうちに…じゃないですけど、自分ができることでとにかくやれることやって、自分の知名度もそうだし、SOMOSOMOの知名度も同時に広げていきたいって思ってます。私、本当に学がないんで(笑)これ以上大人になったら社会に出られないんで…っていう考え。
ーー実際に個人でやってるお仕事がSOMOSOMOにもフィードバックされてる感覚はありますか?
コトコはい。私が個人で仕事っていうのが、ラジオとかトークイベントで喋る仕事とか、グラビアとか、ファッション関係のこととか…それこそ去年のくさのねフェスに出てた時にビラ配りしてたら「グラビアやってる子だ!」って言われたり。
ーーへえ。
コトコ自分がやってることは意味があるんだって思える瞬間があるので。トークでゲストのファンの方に見てもらえたり、グラビアは大きい撮影会しか出てないんですけど、別のイベントに出た時に「あ、グラビアの子いる」っていうので見てくれる可能性があったりして。あとファッション関係についても今私アパレルの店頭スタッフもやってて。
ーーそれどこかで聞いたことがあります。
コトコはい。店頭に立ってるのでそのブランドのファンの方も知ってくださってたりとか。あとは衣装のデザインしたことも意外と色々な方が知ってくれてるから、それぞれのところでちょっとずつSOMOSOMOのことを広げられてるかな?って。それがライブへの実動員になってるかは分からないですけど、それを目標にこの一年を動きたいなって思ってます。
「今日会わへんかったら、二度と会わへんと思うで」-サカイPとの”運命的な”出会い-
ーーもう少しだけこの6年間の話をしたいんですが、6年間一緒にやってきたサカイさんのことをコトコさんはどういう風に思っていますか?
コトコええ?!
ーー以前のインタビューでは共通の知り合いからの紹介って書いてありましたが、そうなると出会うきっかけもちょっと特殊だったりするじゃないですか。
コトコめっちゃ特殊です。
ーーなので6年間一緒にやっていく中でも他のメンバーとは見方が違うんじゃないかな?と思ったんですが。
コトコええ!? でも、面白くて分かりやすい生き物だと思っています(笑)
ーープロデューサーだっていう感覚は?
コトコそれはありますよ!(笑)もちろん敬ってますし、企画力とかそういうのも含めて人として面白いって。人間らしさがあるから、そういう面での面白さもあると思ってるし、機嫌がいい時と悪い時とかテンションの高い低いが全部めっちゃ分かりやすいから、面白く分かりやすい人です。
ーー 初めて会った時はどんな人だと思ってました?
コトコ芸人さんって聞いてて。どんな人が来るんだろう?って思ってパッて来た時は”若いな”、”元気”ってイメージだった気がします。サカイさんは胡散臭いって言われることが多いんですけど、私はその感覚がヤバいぐらいないみたいで。「アイドル、やらない?」って言われて「やります、やります!」って言っちゃってたから、危ない人かも?という感じもなかったです。
ーー怪しい人なんじゃないか?みたいな。
コトコそう。私、ヤバいより波長が合う人を受け入れるのがめっちゃ早くて。”この人合いそう”とかが分かるんですよ。だから最初から大丈夫な人だって思って接してたと思います。
ーーなるほど。
コトコアイドルの友達とかも”この子、絶対合う”と思って仲良くなった子は真面目にアイドルしてる子ばかりだし。サカイさんはそれに近いというか、初対面の感覚はそんな感じだったと思います。だから何も疑う余地もなかった。
ーーそれがここまで6年間ずっと続いてきてるんですね。
コトコだから最初と今の印象はそんなに変わってないんですよね。
ーーでは、コトコさんご自身がどんな人かを深掘っていきたいんですが、元々芸能に興味があって活動もされてたんですよね。それは地元の京都で?
コトコそうです。
ーー何やられてたんですか?
コトコ簡単にいうとモデル系のレッスンやオーディション受けて、東京のオーディションも受けたりしてるうちに”演技もできた方がいいよ”って言われて「ほんならやるか!」って感じでやり始めました。で、その時はドラマとか舞台ですね。
ーーアイドルへの興味は?
コトコももクロさんがめっちゃ好きでライブも行ってたし、憧れはあるんですけど好きすぎて自分がなれるって思ってなかったし、自分が”アイドル”っていうのを考えたときに頭に浮かんでくるアイドル?のタイプの人ではなかったから…。しかも、私、ロックアイドルも知らなくて。
ーーそういうのがあることも知らない。
コトコももクロさんしか知らない(笑)他もちょこちょこ通って来たけど、かわいいアイドルの方が私は好きだったので、自分がなりたいとかなれるって思ってなかったから、めっちゃアイドルのオーディション受けてた、とかもないです。
ーーということは、サカイさんとの出会いがなければアイドルになってないし、サカイさんと会って、相性がいいと思ったからやってみることにした?
コトコそうですね。”楽しそう”ってだけでした。ホントに。あと、その頃がサカイさんがミキ(アルティメット ミキ)を拾ってきたばかりで、”最近アー写撮りました”ぐらいな時期で。
ーーミキさんが二人組でアイドルやってた頃ですね。
コトコそうです。そのアー写を見せてくれて、「ミキ、めっちゃかわいい!」と思って。こんなかわいい子とアイドルできるなら嬉しいなって思ったのと、その時はやってた芸能活動を全部やめてアパレルで就職しようと思ってたんですよ。そのアパレルは店舗の方に認められてから社員試験って段階があるんですけど、その時は店舗よりも上の偉い方に「試験受けたら?」って言ってもらったんで、もう社員試験を受けるモードだったんですよ。それなのに”なんか楽しそう”が勝っちゃって(笑)芸能人生もそんな大したことやれてないし、だったら最後のチャンス?じゃないけど、もう一回やってみてもいいかもなって感じ。
ーーなるほど。
コトコだから、めっちゃアイドルなりたいと思ってる子には失礼だと思うけど、ホントにそのタイミングで全部がたまたま繋がったことでアイドルをやろう!ってなった感じです。サカイさんと会ったのもその日たまたま共通の友達が東京に遊びに来てて、社員試験を受ける話をしてた時なんですよ。そしたらその友達に「それでいいの!?後悔しないの?絶対すると思う!」 みたいに言われて。
ーー(笑)
コトコ私よりも我が強くて熱い友達で「何してくれるかわからんけど助けてくれそうな人いるから紹介する!」って言われて、関西から東京に来てるのに東京で知り合いおんの? って(笑)で、その日のうちにサカイさんと出会うんですけど。
ーーええ?あらかじめセッティングされたわけじゃなくて?
コトコ勝手に決められた、みたいな。「今日会わへんかったらもう絶対二度と会わへんと思うで。別に会って減るもんじゃないねんから会っとき」って連れて行かれた。
ーー(笑)
コトコそこでミキの写真を見せられて「アイドルやんねんけどやる?」って言われて…。だから全部ノリなんですよ。楽しそうってだけで…はい。ホンマに…いい話じゃない(笑)なので始まりは全部縁ですね。
ーーそれをもう6年もやっちゃいましたが。
コトコ何だろうな。別にアイドルってこういうことなんだというよりも楽しくSOMOSOMOだけをちゃんとやってきた感じですね。楽しいって思う目の前のことをひたすらできるタイプなんで。人生の中で自分が好きで続けられたことってアパレルとSOMOSOMOだけなんですよ。だから好きなことが見つかってよかったなって。
“イルカの絵本”と”ダンゴムシ”から始まったゴゴノ コトコのクリエイティブ
ーーインタビューの下調べをしてて思ったんですが、コトコさんはSOMOSOMOの歌詞も結構書いていたり、衣装のデザインも手掛けられているのを見てると、クリエイティブな作業が好きな人なのかな?って思ったんですが。
コトコめっちゃ好きですね。
ーーそれは昔から?
コトコ昔からです。小学校とか保育園の時から絵とかで賞をもらうタイプです。絵本とか作って表彰されたこともあります。ピンクのイルカの絵本を作って賞をもらいました。
ーーそれ、面白そうですね。
コトコとにかく海が好きでイルカにはまってる時期があって。あとダンゴムシの絵で表彰されたり、火事の絵を描いて張り出された記憶がある(笑)
ーー自分の気持ちやアイデンティティを創作物?の中に落とし込むタイプの人なんですかね?
コトコたしかに。でも、自分の気持ちを人に喋れるようになったのは割と最近の話で、基本は言わないタイプなんですよ。なんか言わないのってかっこいいじゃないですか。
ーー尖った感じ?(笑)
コトコゾロみたいな?(笑)大事なことはペラペラ言わないっていうのがあって。そういう癖がついてると人に話さなきゃいけない時も話せないじゃないですか。何を話していいか分かんないっていうか。でも、やっと今年の生誕でそういう話をできるようになったというか。
ーーへえ。
コトコだからホンマに結構最近です。インタビューとかが増えたことで意識するようになったのもあるし、自分のことって話さないと損なんだなというか、自分が思ってることを人に理解してもらって共感してもらうことって大切なんだなっていうのをこの一年ぐらいで特に学んだんですよ。だから、歌詞とかに思いを乗せるのは得意だけど、歌詞の裏側とかを話すとかは苦手でした。だから物に込める作業の方をやってたのかもしれないですね。
ーー「”こうしてくれ”って言われた方がやりやすい」って話してましたが、ゼロイチをやるよりも言われたことに対して精度を高めたり、アイデアを出す作業はクリエイティブをやる人の特徴だと思うので、コトコさんはそちら側の人なのかな?って思いました。
コトコちっちゃい時は絵で好きなように描いて物語を作ってたけど、成長の過程で枠の中で何かをやることに慣れてしまった?特にお芝居とかではそうなっちゃった。おりこうにちゃんとやっちゃうタイプだったんですけど、それがライブ通して変わってきて、こうやってインタビューとかしてもらえるようになってさらに今広がってる感じです。…だからダンゴムシの絵とか突然ライブ中に描くかもです(笑)
ーー次の衣装の柄がダンゴムシになってたりしたらコトコさんに何かが起きてるかもしれない?
コトコキモすぎですけど(笑)唯一無二ですね。
ゴゴノ コトコが力を入れるのは… -2026年2月のZepp Shinjukuに向けて-
ーーでは、これで最後なんですが、一応このインタビューは来年2月のZepp Shinjukuワンマンがテーマなので、この夏を過ごし方やZepp Shinjukuまでの展望を考えられる範囲で聞かせてもらえますか?
コトコ自分のやりたいこと…ファッションとかSNSの発信とか、あとライブでの発信?そういうのが流れてこないと目に付かない時代じゃないですか。
ーーそうですね。
コトコそれをやれてなかったんで…。やれって言われても自分がやりたいと思わないとやれないというか。自分で選んでやるタイプなので、やろうと思ってもなかなか続かなかったんですけど、今はやりたい方向性となりたい自分…学がないので芸事を伸ばすっていうのが個人の仕事とかを通じて高まってるので、それを伸ばしてオフラインでやってる仕事?トークイベントとか水着の撮影会とかをSNSにちゃんと落とし込みたい。
ーーなるほど。
コトコホントにそれができてないからそれをやる。何も考えずに手当たり次第やってみないとって思ってます。
ーーそれで来年の2月に向けて頑張っていく?
コトコはい。
ーーでも本気でそれをやってたら何かが変わりそうですね。
コトコそれって今のアイドルに必要じゃないですか。運営さんからもやれって言われますよ。でも自分がそれを求められているかが分からないとやれなくて。「それ求めてる人おる?」みたいな。なんでもネットの海に流しておけばいいのに需要を気にしちゃってるっていうか。でも、めっちゃ見てくれてるファンもいるなって思うと、ちゃんとやらななって思いました。
ーーありがとうございいます。この短い期間にコトコさんの中でこんなに色々な変化が起きてたのは全然想像してなかったのでめちゃめちゃいいインタビューになったと思います。
コトコよかった(笑)
ーー今日の話は読んだらよりコトコさんに興味を持つ人が出てくると思います。
コトコクリエイティブで頑張ります!
