IDOL CROSSING

2025/07/01 15:15

SOMOSOMOの「現在地」-ツクヨミ ケイコの場合-

SOMOSOMOの「現在地」。本企画の最後を飾るメンバーはツクヨミ ケイコ。

オリジナルメンバーでもある彼女はSOMOSOMOでの6年間の活動を振り返り「一番燃えているのは今」と語る。また、最近は音楽コラムの連載もスタートするなどSOMOSOMOと外部とをつなぐ役割も担い始めている。

「仮想解散」という挑戦的なコンセプトを掲げた7月1日の六周年ワンマンについては、「来なかった人を後悔させてやる」「いつでも会えるって思われてるのがすごく悔しい」というストレートな言葉で現状と向き合いながら”今までとは違った覚悟”を見せる場所として、その意気込みを新たにした。

また、学生時代のいじめの経験の果てに知ったでんぱ組.incが当時の彼女にとって心の支えであり、現在は誰かにとっての心の支えがSOMOSOMOになることを願っている。

そんなツクヨミ ケイコにとっての目下の課題はSNS。自分とSOMOSOMOの存在をもっと多くの人に届ける手段として、SNSの活性化を約束した彼女はこの夏をどう乗り越えるのか。そして、来年2月のZepp Shinjukuワンマンをどんな状態で迎えようとしているのか。

ツクヨミ ケイコの赤裸々な現在地が語られたインタビューです。

「このままズルズルいっちゃう…」-危機感の中で生まれた”仮想解散”-

――このインタビューはZepp Shinjukuワンマンに向けたものなんですが、その前に7月1日の六周年のワンマンがありますのでまずその話を聞かせてください。一番最初にコンセプトの仮想解散というのを聞いたときに、ケイコさんはどんなことを思いました?

ケイコそんなに重く捉えてないです。「ああ、なるほど。いいコンセプトだな」ぐらいですね(笑)だから公開してからみんながざわついてるのを見て、”そんな反応をする人も確かにいるか”みたいな。だから別に疑問に思わなかったし、限界というか覚悟を見せるのにはいいコンセプトだなっていう風に思いました。

――”ああ、なるほど”ぐらいで受け止められたのは、やっぱりこれまでの活動が影響してるんでしょうか。

ケイコどうなんだろう。たぶんファンの方より私たちの方が解散というものを身近に感じてたりリアルに分かる、というか可能性としては常にあると思ってるから、そういうコンセプト言われても別に「えっ?」とはならないのかなとは思いますね。

――実際そんなことを考えたこともあったんですか?

ケイコありますね。活休の時が一番だったかな。このまま終わらせないぞという気持ちがありつつも、もしかしたらこのまま終わっちゃうかもみたいな気持ちは、あの時が一番感じたかもしれないですね。

――では、そのファンの方たちのざわつきみたいなところっていうのはどう感じてたんでしょうか。コトコさんは、「あれで音沙汰もなくスルッと行ってしまった方がヤバい」って言ってました。

ケイコたしかに。でも「そういう人もいるんだ。なるほど」って別の考え方を知れたなあみたいな。そういう考えの人も生まれてくるよな、ってみんなの反応を見て知りました。

――そこはちょっと意外だったんですかね?

ケイコうーん。賛否両論あるだろうなとは思いつつも、そんなに?みたいな感じだったかも。でも、「もっと優しく言ってよ」「そんな言い方しなくてもいいじゃん!」みたいなことは思いました(笑)

――発表があってから時間も経っていて、しかも今はワンマン直前っていうことで、ケイコさんの考えが変化していった部分や解像度が上がってる部分はあったりします?

ケイコ一番最初に”仮想解散”というコンセプトを先に伝えていて、そこからYouTubeで動画が上がったりしながら「こういう考えで仮想解散っていうコンセプトになりました」という話を出していったり、色々なコンテンツが上がっていくにつれて、みんなが「なるほど。じゃあ楽しみかもしれない」みたいな風に言ってくれる人が増えてきてるのは特典会とかでも感じますね。SNSとかでもそうだけど。

――ケイコさん自身はそこの部分はどうなんでしょう。

ケイコ「解散」っていう大きなワード?言ってしまえばアイドルの中で一番衝撃的というか一番でかい言葉を使ってしまったからには、ちゃんとやらないと、そのコンセプトにした責任を取らないと、っていう気持ちはファンの方たちの反応を見て、話したりして強くなってる感じはしますね。

――なんでサカイさん(SOMOSOMOプロデューサー)はそんなこと言い出したんだろ?みたいなこと考えたりしました?

ケイコ2月のリキッドだったり去年の5周年ワンマンとかは、ハッピー、楽しい、お客さんもいっぱい来てくれて嬉しい!みたいなイメージが強くて。それを続けても良かったけど、どこかで覚悟を見せないといけない、バチッと切り替えないとこのままズルズルいっちゃう感じはあったんじゃないかなと思います。実際私もあったし。サカイさんと喋ってる中でも感じましたね。

――これはマイさんと同じ話をした時に出た言葉なんですが”これまでのSOMOSOMOとのさよなら”みたいなことを言われていて。それは分かりやすいと思ったんですが。

ケイコまさしくそうだと思います。ここまでは準備段階みたいな感じだったのかなって。一旦ここで切り替えようというか。今までは事務所もできたばかりだったし、体制を整えて、新メンが入って…みたいなところから、そろそろSOMOSOMOというものを確立させて、今までとは違った覚悟でやれるように7月1日にもう一回スタートみたいな感じはあるかなと思いますね。

――体制を整えるのに6年はちょっとかかりましたね(笑)

ケイコ(笑)体制が安定しなさすぎて6年かかりましたね。

SOMOSOMOで6年間やり続けられた2つの理由

――では、そんな6年間を振り返る話をしたいんですが、ケイコさんにとってこの6年の中で一番燃えてた時期というか熱かった時期はありますか?

ケイコそれ今なんですよね(笑)

――ほう。

ケイコYouTubeのこの前上がったロングインタビューでも話したんですけど、今までが余裕がなさすぎた。とにかくがむしゃらに頑張るだけだったのが、今が一番冷静にSOMOSOMOに向き合ってやれてる感じがします。計画的にというか、ちゃんと今に向き合った上でこれからどうしていきたいかを考えられてるので、燃えてるというか…そういう時期なのかなと思いますね。

――逆にしんどかった時期っていうのはやっぱり活休の頃なんでしょうか。

ケイコそうですね…いや、でもずーっとしんどい(笑)一番記憶にあるのが事務所辞めるかも?とか、活休とか、辞めた直後で安定してない時期だったけど、ずーっと大変ではある。トピックスとしてあるのが活動休止なだけで6年間ずっと大変。

――ケイコさんを見てるとしんどそうな姿があまり表に出ないというか、安定してるように見えるんですが、心の動きは結構あったんでしょうか。

ケイコめちゃくちゃありますね。めちゃくちゃあるけどリアルタイムで「今しんどい」って言ってしまうとただ心配をかけて終わるから、後になってから「あの時しんどかったなあ」って言うようにしてます。あの時期があったから今頑張れてます、って。

――ぐっと抑えるみたいな感じですね。

ケイコSOMOSOMOが好きでプラスな感情を持ってくれてる人たちにマイナスな感情を与えてもメリットはないと思ってるからリアルタイムでは言わない。

――でも、アイドルさんにそれを言いがちな人も結構いるじゃないですか。

ケイコデビューしたばっかの時は言ってました(笑)twitter大好きだから。元々、ツイ廃なのでめっちゃ言ってたと思う。ツイートしてツイ消ししてみたいなこともめっちゃしてたから。

――そんなケイコさんをあまり想像できなかったんですけど。

ケイコ昔はそうだったんです。

――そういう上り下りがあった中で、6年間SOMOSOMOをやり続けられた理由はどこにあるんでしょう。

ケイコこれはもうずっと何年も言い続けてるんですけど、ただの意地なんですよ(笑)

――何に対しての?

ケイコSOMOSOMOでデビューする前に、「私はミキが辞めるまでは絶対にこのグループを辞めないぞ」って決めた瞬間を覚えてるんですよ。

――ほう。

ケイコSOMOSOMOってデビューする前に使う予定だった曲が使えなくなったりとか、色々なことでバタバタしてて。で、レッスンの時…メンバーだけでレッスンしてたのかな?ミキが泣きながら「頑張ってたらそれはちゃんと見てくれる人に伝わるから!」みたいなことを一番しんどい時に言ってくれたのをすごく覚えてて。その時に私は、「こんなに大変な思いをしてるミキが辞めるまで、私は絶対にこのグループを辞めないぞ」と決めた時を覚えてて。それを自分が決めたことへの意地です(笑)

――(笑)

ケイコ…って、もう何年も言い続けてたんですけど、たぶんメンバーのことがめちゃくちゃ好きなんだと思います。ただこの人たちと一緒にいたいだけ、みたいなことにこの一、二週間で気づきました(笑)意地とか言ってるけど、この人たちが好きだから一緒にいたいだけなんだろうなあって。

――その2つが今も続けられている理由?

ケイコうん、そうですね。

Q:初見の人をどう楽しませるか? A:そこは「任せてくれ」という気持ち

――では改めて7月1日に行こうかなどうしようかなと思ってる人たちに対して言いたいことはありますか?

ケイコ「来てくれたら”来て良かった”と思わせますよ」という約束だけはしたい。ライブが始まってしまえば、”来なかった人を後悔させてやるぞ”という気持ちで私はいつもやってるので。「こうだから来てください」って具体的に言っても伝わらない人には伝わらないと思ってるし、そういうのを受け止めてくれる人ってずっとSOMOSOMOを好きでいてくれたりとか、応援してくれてる人たちばっかりになっちゃうから。うーん…なんて言うんだろうなあ。迷ってるんだったら一旦来てみてほしいとは思いますね。絶対に後悔はさせない自信だけはあるので。

――それが初見のタイミングだったとしても、っていう感じですかね。

ケイコ初見の人をどう楽しませるか?っていうのは、この2年ぐらいかけて全員でずっと研究してきたことだから、そこに関しては自信があるから「任せてくれ」という気持ち(笑)

――では、同じ振り返りでもより近いところで2025年の上半期のSOMOSOMOの活動はどうでしたか?

ケイコいい感じだと思ってます。お客さんが多いとか少ないからとかじゃなくて、ちゃんと計画的にできてる。ファンの人にこう思って欲しいからこういうことをする。SOMOSOMOの中身を好きになって欲しい、人間味を好きになって欲しいからYouTubeをいっぱい上げるとか、ライブで好きになって欲しいから、初めての人とか後ろの方にいる人たちにも自由に楽しんでもらえるようなライブでの煽り方をするとか。そういうことを力任せにやったり、その場で思いついたことだけをやるんじゃなくて、一個々々を向き合いながらできてるから、六年活動してきた中では今が一番お客さんが安定してきているというか。突然対バンが入っても来てくれる人が何十人もいるみたいな結果に繋がってきているのかな?って思ってますね。

――でも、リキッド大成功の後のツアーの始まりの頃は苦戦してた時期もありましたが。

ケイコこのままじゃヤバいなとは思いましたね。ライブしてても。

――危機感みたいなものはケイコさんの中にもあった。

ケイコありました。なんて言うんだろう。丸くなっちゃってると言うか。このままだと今がマックスでそこから並行線か落ちるかしかないだろうな、みたいなことは感じてました。

――そこから盛り返したというか、立て直してツアーファイナルを迎えられたかな、と思ったんですがやってる側としては?

ケイコそうだと思います。欲を言えばもっと来てほしかったっていうのはあるけど、ツアー初日があって地方を回って東京に帰ってきてファイナルで全曲やるみたいな。そのツアーの一本の流れとしてはだんだん上がっていくSOMOSOMOとして一番理想的な形ではあったなとは思いますね。

――ちなみに地方でのSOMOSOMOって今どういう感じなんでしょうか。東京とその近郊については今ケイコさんが言ったように、ある程度知ってる人も増えて来てくれる人も増えてきた感じだと思うんですが。

ケイコ仙台がめちゃくちゃ盛り上がってて。でも、そのおかげで名古屋も負けてられないから頑張ろう!みたいな名古屋のファンの方が言ってくれたり。福岡はたぶん一年ぶりだったんですけど、ファンの人が盛り上げようとしてくれてたりとか、新規の人がいっぱい来てくれたりとか。私たちももちろん頑張ってるけど、各地方でファンの人たちがSOMOSOMOを広めるために頑張ってくれてるのはすっごく感じますね。私たちの目の行き届かないところでファンの人たちが初めての人に話しかけたり、SNSで繋がって「また会いましょうね!」って言う話をしてくれたりとか。仙台の人とかはチケットの売れ行きまででも見てくれてて(笑)

――(笑)

ケイコ「今何枚売れてますか?」って聞いてるらしくて。サカイさんに(笑)っていうぐらいめっちゃ盛り上げてくれてて。ファンの方たちがすごく頑張ってくれてます。

「自信がつきました。」-個人仕事でツクヨミ ケイコが得たもの-

――では、ケイコさんの個人での活動についてのお話も聞かせてもらいたいんですが、StoryWriterで「大丈夫、わたしには音楽がある」という連載が始まりましたが更新頻度が結構高いのに驚きました。

ケイコ二週間に一回。

――それは最初から決まってたんですか。

ケイコそうです。二週間に一回だったら行けますって(笑)

――実際やってみてどうですか?

ケイコ大変ではあるけど月一になっちゃうと、一年に12回とかしか更新されないじゃないですか。それってもったいないなって思っちゃって。連載をやらせてもらえるのに。もしかしたら私が書いたコンテンツのまた別の界隈というか。例えばシンガーソングライターさんのことを書いたら、その方のファンの人が読んでくれるかもしれない、という機会を増やせる場をせっかく頂いてるのに少ないのってもったいないと思っちゃって。だったらちょっと頑張ってでも隔週で出した方がいいなって。

――自分自身の手応えや周りからの反応を見てどんな風に思ってますか。

ケイコずっと連載やりたいって言ってたからファンの人は喜んでくれるし、SOMOSOMOのファンじゃないというか、一番好きなグループが他にいる人でも「ケイコちゃんの文章は好きだから連載読んでるよ」って特典会で言われたり、配信でコメントが来たりとか。連載読んでライブ来ましたみたいな人もいますね。「これ読んでくれてる人いるのかな?みんな、リポストといいねだけしてあんまり読んでないんじゃないかな?」って思う時もあるんですけど(笑)みんな読んでくれてるし、感想とかも教えてくれるからやってて良かったなって思いますね。

――今はケイコさん自身の音楽体験みたいなものに触れていくっていう感じですよね。それもまだたくさんあると思うんですが、そこから先にやりたいことはありますか?

ケイコ文章の仕事をがっつりするのが初めてなので、これが何につながるかが分からないので、とりあえずやってみて何かに繋がったらいいなと思ってる感じですね。いつかは本とか出したいとか思っちゃうけど、とりあえず何かにつながりますように、誰かが読んでくれますようにって祈って書いてるみたいな。

――StoryWriterさんは出版もしてるんで可能性はありますよね。

ケイコ一番新しい記事で映像作家さんのことを書いてたんですけど(リンク貼ります)、ご本人にリツイートされてまして。昨日の夜、家で一人で盛り上がってました。わぁっ!って(笑)

――あと、もう一つ。歌詞の話を連載の中でも触れられてますが書き終えられましたか?(リンク貼ります)

ケイコ書き終えたんですけど…あの時記事に書いた曲の作詞が始まる前に実はもう一曲進み始めてて(笑)その間に一曲急で作んなきゃいけない曲があったのでそれを作って、最初に進んでたやつを今進めてて、その途中で一昨日の夜ぐらいに”もう一曲お願いします”って言われた、みたいな感じになってるので気が気じゃないというか、今までで一番大変な作詞状況なんですけど。

――なるほど。作詞という作業についてはどうですか?

ケイコ…しんどいです(笑)しんどいけどやりがいはあるし、できた時に嬉しいし、メンバーの振りが入ったり、レコーディングして歌ってくれたりすると、すっごくかっこよくなるので、ファンの方たちも、「ケイコちゃんの作詞嬉しい!」「やっぱいいね」って言ってくれるから頑張りたいなって思ってます。

――アイドルが書く歌詞がいいなと思うのは、例えばケイコさんが書いた歌詞を読むことによって、ケイコさんから見た世界が見えるような気がするんですよ。共感ということ以上に「この人には世界はこうやって見えてるんだ」っていう感覚を持てるのが楽しいなと思ってたりするんですが。

ケイコたしかに。

――もっと書けるようになりたいという欲はあったりするんでしょうか。

ケイコありますね。今まで妥協して出したことはないから頑張ってはいるんですけど…あの…作詞の締め切りだけは絶対に守れなくて(笑)基本的にマネージャーさんから言われた提出物の締め切りは絶対に守るようにしてるんですけど、作詞の期限だけは守れなくて。それはもうなんかすごい後ろめたいというか、いつも申し訳ないなと思ってるので期限を守りたい(笑)

――そういう作詞をしたり、コラムを書いたりする個人の仕事が、この先のSOMOSOMOにとってはすごく大事だと思ってるんですが、ケイコさん自身が個人の仕事の中で得たものってあると思いますか?

ケイコ自信がつきました。SOMOSOMOの中での。前はSOMOSOMOと言ったらミキだったから。例えば、渋谷の駅前とかでビラ配りしてても「アルティメット ミキのグループだ」って言われてたけど、SOMOSOMOのケイコちゃんと言ったら文章が書ける、歌詞が書けるとか。そういうSOMOSOMOの中での立ち位置が個人の仕事をやることによって確立してきた感はあるから、それのおかげで自分ってどうしたらいいんだろう?みたいな悩み方をすることはなくなりましたね。

――なるほど。コトコさんもそれに近いようなことを言ってた気がします。では、その方向でこの先さらにチャレンジしてみたいことってありますか。

ケイコ写真を撮られるのが結構好きなんですよ。元々、被写体というかポートレートのモデルをやりたかったので。で、去年友達のブランドの新作のモデルをちょっとだけやらせてもらったり、生誕の撮影を毎年していただいたりとか。あとは最近SOMOSOMOのライブ写真を撮ってくださる方がポートレートを撮ってくださったりとか。撮影が結構好きなのでそういうこともできたらなと思いますね。写真展とかやりたい。

――それは面白いかもしれないですね。被写体としての写真展。

ケイコそうそう。それは「いつかやりたいです」ってサカイさんとかにも言ってますね。去年かな?カメラマンの白石さんがイエローワゴンさんとのコラボ写真展をやってて、ライブ写真をいっぱい飾って、ブロマイドを販売してみたいなことをやってた時にSOMOSOMOの写真も掲載していただいてて。その写真展で在廊してファンの人としゃべったりするのがすごい楽しかったのでそういうのをやりたいですね。

「SOMOSOMOがいるから大丈夫」って思って欲しい -かつての”自分”にかけられる言葉-

――ここからはケイコさん個人のことについてお聞きしたいんですが、今のtwitterで固定されているnoteも読ませていただきました。

ケイコありがとうございます。

――あれを読んで結構ないじめを受けていたという事実を知り…。

ケイコあれ、いじめに入るんですかね?(笑)

――やられてることの内容を何か?と言われたら、それは”いじめ”なんじゃないかと思ったんですが。

ケイコたしかに。そうか。

――あれはいつ頃の出来事なんでしたっけ?

ケイコでもずっとなんですよ(笑)小学生の時とかも。

――そうだったんですね?

ケイコnoteに書いたのは中学生ぐらいの話なんですけど。小学生ぐらいの頃から女子のいざこざというか、クラスの中で順番に一人ずつハブられていくみたいなのってよくある話…。

――そんなことあるんですか??

ケイコあるんですよ(笑)それのターゲットにされるじゃないけど、ちょっと気に食わないから喋らないようにしようとか。私以外の女の子たちだけで遊んでたりとかは小学校三、四年生ぐらいからあって。中学が一番しんどくてやってることはたしかにいじめに近いというか。でも、それが普通だと思ってたからいじめられてましたとも言ってなくて。そういうものだと思って生きてきたみたいな。

――だとすると、それほどダメージは…いや、なかったとは思えないんですが。

ケイコダメージはありました。あったけど言えなかった。プライドが高くて(笑)親にも言えないし、友達にも言えないけど、学校はその影響でずっと好きじゃなくて。同級生より後輩とか先生とかと仲良くなってた。学校がずっと嫌いだったのはそのせいかなと思うんですけど。中〜高校生ぐらいからも諦めに入って。一人で行動するのが怖くなくなっちゃって。ダメージを受けてたのがめっちゃ昔の話っていうのもあって、最近全然話してなかったんですけど、当時はめっちゃしんどかったと思います。でも学校に行かないという勇気がなかった。

――なるほど。

ケイコセカオワのFukaseさんが不登校だったりしたから、ラジオで「学校に行かない手段を取るのも勇気だ」っていう話をしてたんですけど、私はその勇気がなかったんですよ。学校に行かなかったら情けないというか、負けた気持ちになるというか、行かない勇気がなかった。だから無理しては行ってたなとは思いますね。

――ただ、行っても状況は変わらないじゃないですか。

ケイコそうです。しかも私、携帯持ってなかったから私のいないグループLINEでなんか言われてるみたいな、こともありましたね。

―― その当時の経験や出来事っていうのは、やっぱりケイコさんを作る一つになってたりするんですかね?

ケイコなってると思います。だからなんか一人でミスiDのスタッフ応募してみたり、コンカフェで働いてみたり、一人で行動したり、一人でいることは怖くない。

――最初に言ってた意地でここまで続けられた、というのも関係あると思いますか?

ケイコ根本がプライドが高いんだと思います。一回決めたしな、みたいな。

―― 見返してやるみたいな気持ちも?

ケイコあると思います。うん。

――そんな中で、でんぱ組inc.と出会いについても書かれてましたが、その頃の話を改めて聞かせてもらえますか。

ケイコアイドルのライブに女の子が行く発想がなくて。女の子のアイドルのライブに女の子が行くっていう。今はもうみんな行けるようになったと思うんですけど、その時はCDを買ってビレバンのでんぱのグッズコーナーに行って、買って、みたいな。ただそれだけ。本当に在宅オタクって感じでしたね。

――そうなんですね。

ケイコYouTubeで動画見漁ってみたいな。うん、感じでしたね。

――「WWD」のことも書いてましたよね。

ケイコ書きましたね。

――僕も当時は既にアイドルを追いかける仕事はしてたんですけど。あの曲が出てきた時のインパクトは強烈でした。

ケイコオタクというか陰キャっていう子たちがアイドルになる先駆けがでんぱだと思ってるので、私も友達と一緒にいるのがあまり得意じゃなかったし、家でずっとパソコンと向き合ってるような子だったから…。

――ケイコさん自身が完全にあの曲の中の人ですね。

ケイコそう(笑)みたいな感じだったからすごく支えられてましたね。

――でも、ケイコさんを見ていてもそんな感じはしないんですよね。

ケイコそうなんですね。

――でんぱ組.incの影響をめちゃめちゃ受けた人って、メンヘラ感があったり、いわゆる”オタク”っぽい感じの人のイメージがあるんですけど、今のケイコさんにはそれをあまり感じなくて。

ケイコ根がオタクなんです。メイクとかもしたことなかったし。

――でも、それって今SOMOSOMOでやってることとは全然違ったりはするじゃないですか。

ケイコだから、”変なの”って自分で思うんですけど(笑)でんぱが好きだからでんぱみたいになりたいっていうより、私にとってでんぱって支えであったり、共感できるとか気持ちを分かってくれるみたいな感じだから。私にとってでんぱみたいな存在が、誰かにとってのSOMOSOMOだったらいいなと思ってやってたらでんぱとは全然違うアイドルになってました。

――そういう経験…いじめって言っちゃいますが、そういう経験をしてきた人が、今かつての自分のような立場にいる人にかけられる言葉はあったりしますか。

ケイコなんだろう。でも、直接的に何か言ってあげたいというよりも”SOMOSOMOがいるから大丈夫”って思って欲しい。私の連載のタイトルの「大丈夫、私には音楽がある」みたいに勝手に心の支えにして欲しいと思ってて。たしかに特典会とかに来てくれて悩みとかを話してくれる子には「頑張ってて偉いね。大丈夫だよ」「そんなに頑張ってるの?」って言ってあげられるし、本当にそう思ってるから言ってあげられるけど、直接言葉をかけてあげられる子って少ない。会いに来てくれたりとか、配信でコメントしてくれたりとか、オンラインで何かを買ってくれたりとかまでいかないと言葉をかけてあげられないから、勝手に心の支えにどこかでなってたらいいなって思います。

―― なるほど。

ケイコ私がでんぱに対してそうだったから。会ったことないし。画面越しで好きでいてくれるだけでもいいなって思う。

――SOMOSOMO自体はWACKへのリスペクトがあるっていうグループだと思うんですが、ケイコさんのnoteを読んでもしかしたらでんぱ組.inc的な要素も持ってるんじゃないかなって思ったりしました。

ケイコそうなんですかね??

――メンバーそれぞれのキャラの立ち方みたいなところも。

ケイコたしかに。

――メンバーの個性に関してはあまり交わらない部分もあったり。

ケイコそうなんですよね。SOMOSOMOのファンってでんぱとか、バンもん!さんが好きなファンもいるし、がっつりWACKしか行ったことないみたいな人もいるから、ちょうどいい塩梅というかその間にいられてるのかなっていう感じは最近するかも。

――そんなケイコさん自身はSOMOSOMOという七人の中でどういう立ち位置にいる人だと思ってますか。

ケイコいつも言ってるのは”風紀委員”なんですけど(笑)人に影響されない、安定してたい、冷静でありたいみたいな感じではありますね。SOMOSOMOみたいなグループにケイコちゃんみたいな子がいるのって変わってるよね。一人だけちょっと雰囲気違うよねみたいな。

――めちゃめちゃ思います。

ケイコ…っていうのを私は自覚ないんですけど、初めて特典会に来てくれた人とかにしょっちゅう言われることがあって。それってありがたいことだと思ってるから、SOMOSOMOのことをあまり知らない人がSOMOSOMOに抱いてるイメージに寄りすぎなくていいのかなって思ってる。変わってるというか…”SOMOSOMOのツクヨミケイコ”として確立していられたらいいなと思ってる感じですかね。”こうでありたい”というよりも”ツクヨミケイコ”というブランドを持っていたいみたいな。

――まさにそういう個性が集まっていたのがかつてのでんぱ組.incだった気もしてるので、近いところあるんじゃないかなって思いました。

ケイコ嬉しい。

――ちなみに今、風紀委員って言いましたが学級委員になりたいって思ったことはなかったですか?

ケイコなりたかったことはないんですけどなぜかなってた人(笑)

――そうなんですか。

ケイコやったことはありましたね。学級委員というか、クラス委員みたいなことを何回かやったことあるけど、昔から人前に立ちたくはなかったから別にやりたかったわけじゃないけど、”ちゃんとしてるからケイコだよね”みたいな流れでなったことはありますね。

――それはSOMOSOMOの中では?

ケイコどうなんだろう。あんまり自分の立ち位置みたいなことを考えたことがなくて。これが素なので根本的な性格が勝手にSOMOSOMOに影響してるみたいな。SOMOSOMOの中でこういう立ち位置でいなきゃみたいなのはないかな。

――学級委員とはちょっと違うかもしれないですがケイコさんは外を向いている人、外の人を取り込んでくる可能性がある人だと思うので、ケイコさんが今やってる活動がより際立ったりだ、広がっていくことはSOMOSOMOにとってプラスに働くところも大きいんじゃないかなとは思いました。

ケイコそうですね。

ツクヨミ ケイコは「SNSを頑張る!」-今年の夏〜Zepp Shinjukuへの決意-

――では、これが最後のくだりになるんですが、一応このインタビューのテーマは、来年二月のZepp Shinjukuワンマンなので、そこに向けての話を聞きたいんですが、7月1日に六周年ワンマンがあります。そこから夏が来ますみたいなところはアイドルにとってめちゃめちゃ大事なところじゃないですか。

ケイコはい。大事な時期。

――ここのタイミングで今やっておきたいこと、やるべきことについて考えてることはありますか?

ケイコSNSを頑張りたいですね…。ビラ配りの限界を感じてる(笑)

――なるほど。

ケイコビラ配りとか手売りのチケットの限界を感じてるというか。…難しいことだけど、特別な存在にならないと「会いにいきたい!」って思ってもらえないから。画面越しの存在でいないと「チケットなんていつでも買えるし」って思われちゃう。「どうせこの時期になったら手売りやるだろう」みたいな。

――はいはい。

ケイコ…って思われてるのが悔しい(笑)いつでも会えるって思われてるのがすごく悔しい。私の中のアイドルって頑張って会いに行く、チケットとかも頑張って取って、やっと会いに行ける!みたいな感じのイメージなのにチケットは売れないし、なんなら待たれてるし(笑)手売りのチケットを買えるタイミングを。だから不特定多数に届くコンテンツを頑張らないといけないと思ってるので、SNSとかは頑張らなきゃなってずっと思ってるから色々あげるようにしてますね。最近特に。

――でも、そこが一番難しいですよね。今までだって頑張ってなかった訳じゃないじゃないですか。

ケイコそうなんですよ。

――じゃあ、他に何したらいいの?みたいな。

ケイコでも、クオリティは上げたいなと思います。最近は、ティザームービーとかもすごい映像を撮っていただいたり。今まではどこかで撮った素材を使うみたいなことが多かったけど、最近はそれ用に撮影したものをYouTubeだったり、ワンマンに向けて色々やってるので、クオリティってやっぱり大事だなと思ってるので、クオリティは上げていきたいなって思います。今まで雑でもいいからとにかく知ってもらう機会を増やすみたいな感じだったと思うから、これからはいいものを届けたいなって思いますね。

――来年二月のZepp Shinjukuは…リベンジみたいな形になるんですかね。

ケイコはい。

―― その時をどういうふうに迎えたいですか。

ケイコ欲を言うなら余裕で迎えたいんですけど(笑)

――(笑)余裕でソールドアウトみたいな。手売りもせずに。

ケイコそう。手売りをせずにワンマンをやりたいというのはずっと夢ではあるんですけど(笑)でも、難しいだろうなあとは思ってるし、直前になって焦りたくない。

――そうですよね。

ケイコいつも直前になって焦るから…。でも、一年前からずっとZepp Shinjukuは発表してるから着実に進めていきたい。前回みたいに必死…余裕がない。どうしよう?どうしよう?みたいな感じでは迎えたくないなと思いますね。しんどすぎたので(笑)

――僕もイベント主催する側だからちょっと分かる部分あるんですけど、券売の進み方によって当日のライブのクオリティがめちゃめちゃ変わるんだよ、っていうのは知って欲しいなって。

ケイコいや、本当にもうみんな早くチケット買って!って思って。でも、これってやっぱこちら側の人間じゃないとなかなか伝わりにくい気持ちだと思うんですよね。自分もファンだった時代にそんなこと考えたことなかったし、ただ行きたいからチケット買ってた、ただ欲しいからグッズを買ってただけなので難しいなと思うんですけど。

――そうですね。

ケイコでも、母数が増えたらそんなこと考えなくても良くなると思ってるから、例えば今の何百人とかのファンの数で1000キャパのZeppを埋めるっていうのが大変なだけで、何万人もSOMOSOMOのことを知ってくれてる人がいたら、何千を埋めることは今よりもっとやりやすくなると思ってるから、そのためにSNSとか頑張りたい、みたいな感じですね。

―― では、この夏のケイコさんはSNSを頑張る!って結論でいいんですかね?

ケイコ頑張る!TikTokも一年ぶりに更新したので(笑)でも、やらなきゃなって思います。自分の顔を載せるのあんま得意じゃなくて、恥ずかしいと思っちゃうけど、ルックスとかで好きになってくれる人がいるという事実もあるから、自分のいいところをちゃんとアピールしていきたいですね。

――分かりました。

ケイコヤバい。言ってしまったからにはやらなくては(笑)

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