2018年8月3日(金)〜5日(日)の3日間をかけて東京は台場・青海にて「TOKYO IDOL FESTIVAL 2018」が開催された。2018年はこれまでのアイドルシーンを盛り上げてきたグループの解散の知らせが相次ぐ中での開催となったが、その一方では次代のアイドルシーンを担うべきグループの確かな成長を見せたTIFでもあった。
【ガチ恋!】では、そんなこれからの活躍が期待されるアイドルたちをピックアップ。そのライブの様子をレポートする。
夜空のSKY STAGEから熱波のDREAM STAGEまで。TIFに爆音ロックチューンが響かせたヤなことそっとミュート
TIF2018の開催3日間を全日出演したヤなことそっとミュート。ヤナミューのライブでよく言われる”爆音”はTIFでも変わらなかった。
SKY STAGEに登場した1日目は、お台場の夜景と月夜をバックに「sputnik note」、「ホロスコープ」、「ツキノメ」、「Afterglow」とSKY STAGEのロケーションにベストマッチな4曲を披露。日中の暑さを和らげる穏やかな風が吹く中で激しさの中にミステリアスな雰囲気も醸し出すライブを繰り広げた。
そして3日目は一転して日中のDREAM STAGEでのステージ。強烈な西日を真正面から受けながら「Lily」や「Just Breathe」など5曲を披露したライブは、さながらロックフェスの空気をそのまま持ってきたような熱量に覆われた一時となった。
リリスクは夏の大本命!”みんなが集まる”ステージはどこへ行っても大盛況。
アイドルグループが数ある中で「“夏”という言葉で連想するグループは?」と聞かれたらlyrical school(リリスク)の名前が最上位に上がるのは間違いないだろう。
そんなリリスクにとってTIFが夏の本現場の一つ。現在好評開催中の全国ツアー前半戦を終えたリリスクが今年もお台場にやってきた。
TIF2日目、DREAM STAGEに姿を見せたリリスクは、夏空の下に多くの観客を集めてのパフォーマンス。ベースボールシャツにショートパンツと夏仕様な出で立ちで登場したリリスクは「秒で終わる夏」「夏休みのBABY」と鉄板サマーチューンをセットに織り交ぜ、汗だくで見守るファンたちを大いに盛り上げた。
そして夕方にはDOLL FACTORYでは、DJセットのライブを披露。「常夏(ナッツ)リターン」のMVにも登場した”サメ”をDJに従えての”爆レスチューン”「DANCE WITH YOU」からのスタート。途中「ごめんだけど。リリスクはもう帰っちゃうから。TIFの夏は終わりだぁぁー!!」(risano)の煽りにも大歓声が上がり、「Let‘sGrooveブレイクラップ」でのコール&レスポンスもファンとの息がぴったり。キュートでクール、そしてひたすらに楽しいリリスクのDOLL FACTORYは会場いっぱいに集まったファンとの一体感のあるライブを演出し、”みんなが集まるリリカルスクール”の真価を発揮したステージとなった。
TIF初出場の・・・・・・・・・がSKY STAGEで見せた暑さを吹き飛ばすエモーション。
本年も60組以上のフレッシュなTIF初出場のアイドルの中、・・・・・・・・・(dots tokyo)のSKY STAGEでのライブは出色なステージとなった。奇抜な見た目と難解なコンセプトを持ちながら、不思議とアイドル性は失われずにコアなファンを着実に増やし続けている・・・・・・・・・。
その彼女たちが初出場のTIFで”TIFの代名詞の一つ”のSKY STAGEのステージに立った。降り注ぐ日差しに映える白のパッチワークの衣装に身を包んだ・・・・・・・・・は、「サテライト」を含むわずか3曲の中にもステージいっぱいに使ったのびのびとしたパフォーマンスをしながらもどこかエモーショナルな一面も伺わせるライブを繰り広げた。
寓話の世界からTIFへと飛び出したamiinA。灼熱のSMILE GARDENをさらに熱く。
TIFへの出演は2度目ながら2年連続でSMILE GARDENのステージに立ったamiinA。2018年は1stワンマンライブを成功させるなど、大きな経験そして勢いを増してTIFへ戻ってきた。
「ただいま。SMILE GARDEN」の一言とともに最新曲「Jubilee」で始まったライブは、
真昼の容赦ない日差しが降り注ぐ中でのステージ。「これがamiinAの夏だー!」とamiのシャウトとともに「Caravan」で疾走感をさらに増すと、昨年のTIFでは時間の都合で披露できなかったというmiyuとamiが出会うきっかけとなった曲「Drop」も披露。
「lilla」を歌われる頃にはステージに立つamiとmiyuも汗まみれでのライブとなり、最後はamiinAのアンセム「Canvas」の会場全体の大合唱でSMILE GARDENのライブを締めくくった。
アイドルの可能性を広げ続ける”ゲイ・アイドル”二丁目の魁カミングアウト。SKY STAGEでもその人気とライブの実力を惜しみなく発揮。
“ゲイでもアイドルになれる”をコンセプトに活動を続ける二丁目の魁カミングアウト。初めて見る人の多くが驚きの目を向けるのは間違いないが、アイドルがゲイであること以上にその人気とライブの盛り上がりを見てさらに驚きを重ねるのではないだろうか。
TIF2018に新衣装で挑んだ二丁目の魁カミングアウトは、最終日のSKY GARDENでライブを行った。ライブ前のお馴染みのぺいにゃむにゃむの口上に続いて出てきた二丁目の魁カミングアウトの4人は、1曲目の「まるもうけ」からファンとの息の合ったライブを見せる。その風景は紛れもなくアイドルのライブそのものであり、歌詞に込められた乗り越えることのできないコンプレックスにも立ち向かうひたむきで前向きなメンバーの姿は多くのファンを救ってきただろう。ライブ時間15分ながら二丁目の魁カミングアウトはたくさんのメッセージと最高に楽しい時間を残してステージを後にした。
次世代美少女アイドルグループはパンダみっくに決定!?成長目覚ましい5人組に要注目。
平均年齢13.6歳の5人組パンダみっく。メンバー全員が中学生ながらTIFへの出演は今年が3回目のベテラン(?)グループ。2018年のTIFにも全日出演し、3日目のSKY STAGEでのライブが今年のTIF最後のパフォーマンス。パンダみっくがステージに立つ17時頃は強烈だった暑さも多少落ち着き、メンバーたちを照らす日差しも少し赤みを帯びていた。
ライブでの楽曲はまだカバー曲が中心のパンダみっくだが、SKY STAGEでも披露された「まみむめも」(フーバーオーバー)、「今夜がおわらない」(ふぇのたす)など、その優れた選曲センスには一目を置かざるを得ない。またメンバーたちのパフォーマンスもあどけなさがある一方で、動きのキレや息の合ったフォーメーションダンスは年長者のアイドルと見比べても引けをとらないぐらいのライブを見せてくれる。
TIF2018での最後の楽曲はSKY STAGEに相応しく、「スカイハイで〜」のフレーズと振りがキャッチーな「好きな曜日はxx」で締めくくり、来年のTIFへ向けて元気よくステージから去っていった。
「3年前はかき氷を売ってました。」sora tob sakanaがTIF最終日の夜のSMILE GARDENに立つ。
お台場・青海エリアに複数のライブスペースを設けて開催されるTOKYO IDOL FESTIVAL。会場の規模からメインステージはHOT STAGEとされることが多いが、TIFに出演するアイドルやそこに集うアイドルファンにとって、特別なステージとされているのはSKY STAGE、そしてSMILE GARDENだろう。
事実、SMILE GARDENでのライブ(特に夜)は、過去にも2014年のDorothy Little Happy、2015年のNegicco、2017年の東京女子流など、その年のTIFを象徴するようなライブが繰り広げられてきた。
そして2018年のTIFで、夕闇迫るSMILE GARDENのステージに立ったのはsora tob sakanaだった。もはやTIFの常連?と思われてもおかしくないsora tob sakanaも出演は3回目。2018年も3日とも出演し、SKY STAGE、HOT STAGE、DOLL FACTORYとTIFの大舞台でライブを披露し、最終日のフィナーレを前にしたSMILE GARDENでのライブを迎えた。
「sora tob sakana 始めます」
いつも通りのメンバーからの一言に湧き上がる観客たちの声。それに後押しされるようにsora tob sakanaのSMILE GARDENは「夜空を全部」から始まった。「みんなでクラップいきますよー!」の声も伸びやかにお台場の空に響き、ステージで歌い踊る4人の表情は晴れやかな笑顔に包まれていた。
続く最新シングルの「New Stranger」を披露し終えると、sora tob sakanaの4人は改めてステージ中央に一列に並んでのMC。300組以上のアイドルが出演するTIF、ライブ時間も限られているためMCは必要最小限に収められることが多いが、ここではメンバー一人ひとりからTIFへの思いを語った。
「みなさん本当に楽しんでいただいているようで、本当に良かったです。私たちsora tob sakanaは今年のTIFは3日間出演させてもらったんですけど、今日はその最終日なんですけど、最後のステージということなんですけど、私たちは今年のTIFたくさんのステージに出演させていただいて、どれも本当にたくさんのお客さんに来ていただいて、どれも本当に楽しくて。本当に感謝してます!ありがとうございます!」(風間玲マライカ)
「この時間にこんなにたくさんの方にSMILE GARDENに来てくださって、私たちsora tob sakanaを見てくださって本当に嬉しいです!ありがとうございます。」(寺口夏花)
「私たちは3年前に初めてTIFに参加させていただいて、その時はかき氷の販売のお手伝いをさせていただいてステージには立てなかったんですけど、正直すごい悔しかったんですけど、今こういうたくさんのステージに立たせていただいてすごい成長したなと思えてます。TIFは毎年濃い思い出ができるんですけど、何と言っても今この空間で一緒に過ごせてることがすごく幸せだなって思います。本当にありがとうございます!」(山崎愛)
「TIFはもう残りわずかなんですけど!みなさん最高の景色を一緒に見ましょう!」(神崎風花)
TIFとSMILE GARDENへの特別な想いを改めて言葉に乗せた4人は「Lighthouse」を披露する。「1,2,3,4!!!」を合図に始まる「Lighthouse」は全員が上空に向けて手を挙げる”決め振り”があるsora tob sakanaにとってのアンセム。TIF2018が終わりを迎えようとする暮れなずむ空に無数の手がなびくと、最後は「ribbon」をエピローグにしてsora tob sakanaの2018年のTIFはフィナーレ。名残惜しさも漂わせる4人のステージは、アイドルシーンにやってくる新たな主役を予感させるライブとなった。


















































































































































