IDOL CROSSING

2026/08/18 9:00

レポート

海賊船「ゴーインマイウェイ号」に夢を乗せて——さとりモンスター「全国下北化計画ツアー2026」ファイナル ライブレポート

2026年8月9日(日)、さとりモンスターが東京・恵比寿リキッドルームで、「全国下北化計画ツアー2026 恵比寿TOUR FINAL編 〜夢を乗せて〜」を開催した。2026年3月21日から始まった本ツアーは、同月に加入した新メンバー・羽衣のんを加えた新体制さとりモンスターにとって初ツアーであり、そのファイナルはグループ4周年のワンマンでもあった。昨年の8月以来一年ぶりにリキッドルームでのワンマンに臨んださとりモンスターは果たしてどんなライブを見せたのか。

「まだまだいっちゃうよー」——冒頭からアクセル全開の7曲連続パフォーマンス

空中つき

会場について真っ先に目に飛び込んできたのはステージのセット。山台(ステージ上に高さをつけるための台)は昨年もあったが、そこにはさとりモンスターの新しいロゴが浮かぶ。さらに複数のディスプレイが並ぶステージの奥には数々の植物を模したオブジェが吊り下げられ、それは「恵比寿の森ファンタジー」と名付けられていた。

やがて開演時間を迎えるとメンバーは新衣装で登場。一人ひとり登場するたびに盛大な歓声があがり、早くもボルテージは最高潮に達していた。

そこから始まった一曲目は「ゴーインマイウェイ」。イントロが鳴ったと同時にフロアが沸きあがり、空中つきはド派手にアクロバットを決め、レーザーが飛び交う「wrong Night long」で振られたペンライトの動きもステージとの呼吸がぴったり。ライブはワンマンならではの一体感でのスタートとなった。

高橋あず

さらに「春夏秋冬狂想曲」で一気にアッパーな空気に転じ、「シークレットエスケープ」の終わりで「まだまだいっちゃうよー」と高橋あずが一声。

そのまま現体制の最新曲「とりま閑話休題」へとなだれ込み、「そもそもだってモンスター」へ。冒頭から7曲をノンストップで畳み掛けたが、最終的にこの日は28曲を披露することになるさとりモンスターにとって、ここはまだまだ序の口だった。

「みんなに4周年おめでとうって言ってほしいなー」——PiPiPiで響いた「1-2-3フォー4周年!」

ようやく入った最初のMCで、この日が4周年を祝うワンマンでもあることが伝えられると「みんなに4周年おめでとうって言ってほしいなー」と素直すぎるリクエストが高橋あずから上がり、ステージとフロアで「おめでとう!!!」と「ありがとう!!!」のコールアンドレスポンスで4周年をお祝い。

三栗なの(左)/羽衣のん(→)

「ハレルヤーーーー!」の開放感たっぷりな三栗なのの歌い出しから始まる「ハレルヤ!」でライブを再開すると、「LOVE!応答セヨ!」では大サビでの息の合った大ジャンプも見られた。「♡BEAT!!!」では羽衣のんが「リキッドルームにいるみんなをヘロヘロにさせちゃうよーん!」とアピールし、ファンの熱量を一段引き上げた。

“クラブさとりモンスター”と銘打たれた「BitterSweetSatori」、「777 de FEVER」ではパーティー感が一気に加速し、「PiPiPi」ではステージから「1-2-3フォー4周年!」という謎のコールも発生。そしてフロア全体に推しジャン、そしてサークルモッシュが広がり、ライブ前半の山場を迎えた。

さとりモンスターの一番の魅力は、楽曲の幅広さと観客たちの心を掴んで離さないパフォーマンス力。この日の前半もジェットコースターのように目まぐるしく移り変わっていくライブでありながら、フロアのファンはメンバーの一挙手一投足に声援とクラップ、ペンライトでそれに応えていた。

海賊船「ゴーインマイウェイ号」にファンの夢を乗せて——ツアーファイナルから新たな船出へ

森崎璃音

ここでやや長めのMC(と休憩タイム)となり「昆布といえば海」という謎のやり取りから、この日場内に設置されていたメンバーお手製の海賊船「ゴーインマイウェイ号」の話題に。当日来場したファンの夢を書いたメッセージを乗せることができるという「ゴーインマイウェイ号」に、森崎璃音から「小さな夢でも大きな夢でも私たちが作った船に乗せてください」と伝えられた。

それに続いて、ツアーファイナルを迎えたメンバー5人からのメッセージ。

「3月21日から始まったこの全国下北化計画ツアー。みんなの期待を確信に変えたい、その思いで私たち自身が主役になって全国を下北化してきました」(羽衣のん)

「全国各地でさとりモンスターに元気をもらいました!いつもありがとうって、そうやってみんなが伝えてくれる愛や熱量から、たくさんのパワーをもらいました!」(空中つき)

「みんなから貰ったパワーに、ステージの上から答える。それが私たちの出来る唯一の恩返しだと思いました」(高橋あず)

「さとりモンスターは、君の勇気ある一歩を全力で応援します!時には前が見えなくなったり、立ち止まってしまう時があると思う。そんな時、君の背中を押せる存在でありたいです」(森崎璃音)

「みんなの夢を乗せた船を私たちが押していきます。みんなの楽しい時も、嬉しい時も、悔しい時も、一緒に味わいたいです。あなたにはどんな時もさとりモンスターがいます。あなたが強くなれる理由であれたら嬉しいです。こころが動く瞬間を一緒に楽しんでいこうね…」(三栗なの)

このMC後に披露されたのが「Dear Mr. Sunrise」。三栗なのがタイトルコールするとフロアからは抑えきれない感情がどよめきに近い声となって上がった。楽曲の壮大なスケールを演出するストリングスが奏でられる中で歌われるこの曲は「夢を乗せて」と題したこの日のワンマンに相応しく、この春から新たな大海原へと漕ぎ出した5人の船出を祝福しているようでもあった。

「うぃーあーさとりモンスター!!!」——約5ヶ月19公演のツアーを完走

ライブの後半はこれまでの様相からは一転し、「雨、やむな」「サトリンゴの魔法」「となりの君へ」「さよならと小指」と一際アーティスティックな楽曲が並んだ。王道ポップスから芸術性を重視したエッジーな楽曲に至るまで、ここまで多彩な音楽性を示してくれるアイドルは現行アイドルシーンでは数少ない。さとりモンスターは紛れもないアイドルではあるが、“音楽そのもの”でも勝負ができる稀有なアイドルであることもまた間違いない。

終盤の「Colors」では、モニターにツアーを振り返る映像が流れ、メンバーの立ち位置と映像とが連動する心憎い演出が施されていた。この曲の歌い出しを任された羽衣のんは、他の曲でもさとりモンスター楽曲の重要パートを担当している。もしかしたら今回のツアーは“新メンバー”の羽衣のんが“真のさとりモンスター”になるツアーであったのかもしれない。

さとりモンスターのアイデンティティソング「さとりパイオニア」を経て、「寿司とTシャツのあたし」が始まるとフロアはお祭り騒ぎ。「HIKIGANE」のメロチューンでファンの恋心をかき乱し、「電光石火あいらぶゆー」では大サビの「OH YEAH!!!!」で会場内の全員の声が揃い、本編ラストは大キラーチューン「神話級ハッピーエンド」で文字通りの本編はハッピーエンドを迎えた。

アンコールは、さとりモンスターのホーム下北沢を歌う「英雄讃歌」から。下北沢から始まり全国19ヶ所を巡ったツアーは恵比寿で終着点を迎え、本ツアー最終曲の「ハイスコアガール」で終幕。メンバーとファンによる「うぃーあーさとりモンスター!!!」の大合唱で終了となった。

「ゴーインマイウェイ号」に自分たちとファンの夢を乗せて旅立ったさとりモンスターは、この先どんな航海を繰り広げるのか。

うぃーあーさとりモンスター!!!

「全国下北化計画ツアー2026 恵比寿TOUR FINAL編 〜夢を乗せて〜」@恵比寿リキッドルーム セットリスト

01. ゴーインマイウェイ
02. wrong Night long
03. トランスファー・ボーイ
04. 春夏秋冬狂想曲
05. シークレットエスケープ
06. とりま閑話休題
07. そもそもだってモンスター
08. ハレルヤ!
09. LOVE!応答セヨ!
10. Almighty!!
11. ♡BEAT!!!
12. BitterSweetSatori
13. 777 de FEVER
14. PiPiPi
15. Dear Mr. Sunrise
16. 雨、やむな
17. サトリンゴの魔法
18. teenage
19. となりの君へ
20. さよならと小指
21. Colors
22. さとりパイオニア
23. 寿司とTシャツのあたし
24. HIKIGANE
25. 電光石火あいらぶゆー
26. 神話級ハッピーエンド
en1. 英雄讃歌
en2. ハイスコアガール


さとりモンスターってこんなグループ「ナンダッテ」

ナンダッテ投票の上位ワード(上位5件)

総投票数 -投票ランキング -イマキテ最新順位 -

まだ投票がありません。