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アイドルシーンの”今”と”これから”が見える!?「京都I博 vol.5」イベントレポート

日々、日本全国でアイドルイベントは無数に開催されているが、母体を持たずに有志の個人による独立運営で企画・実施されるイベントは決して多くない。そんな中でアイドル現場の”今”と”これから”をキュレートし、リアルタイムで反映させていく「京都I博」のようなイベントはアイドルシーンにとって貴重な存在だ。

トップバッターとして登場したようこす。は前日に渋谷asiaで開催されたクルミクロニクルのワンマンライブのO.A.がお披露目でこの日がデビュー2回目のライブ。そして2番手のあーくまじっくも京都I博が初遠征と初々しいラインナップがオープニングを飾った。関西を拠点にするようこす。は、エレクトロサウンドに乗せてアグレッシブなダンスを見せ、沖縄出身のあーくまじっくフレッシュさあふれるライブを披露した。

そして3番手のMy Girlfriends、そして4番手のMIKA☆RIKAはいずれも双子のアイドルユニットという珍しいラインナップとなった。My Girlfriendsはこの日も出演したせのしすたぁの妹分にあたるが、そのライブは真反対の清純そのもののパフォーマンスを披露し、少し大人なMIKARIKAはヒップホップサウンドを混じえたアダルトなライブを演じた。

ライブ中盤に登場したトーニャ・ハーディングは「京都I(アイドル)博」のコンセプトからは大きくかけ離れた存在の男性ユニット。完全に場違いなのは間違いなかったが、ギターとキーボードの弾き語りが渋みのある演奏を見せ、曲中にNegiccoの「圧倒的なスタイル」の一説を織り交ぜるなどしてアイドルファンの観客を楽しませていた。

そしてこの「京都I博」にはインディーズの頃からたびたび出演しているEspeciaがステージイン。メンバー達も「久しぶり!」と言う40分オーバーの10曲ノンストップライブを見せると京都METROはリフトが乱発するカオス空間となった。

それに続くJaccaPoPは神戸出身2人組アーティスト。アイドルが多く出演したイベントではあるが、JaccaPoPが繰り出すエレクトロサウンドは次第に会場の雰囲気と観客の心をがっちり掴み、最後には多数のケチャがボーカルMIRUを取り囲むパフォーマンスとなった。さらにGiselle4が、音圧の高いダンスチューンと魅惑的なダンス&ボーカルを披露すると京都METROは完全にクラブ化。通常のアイドルイベントでは、なかなか見られない「京都I博」ラインナップとサウンドからはオーガナイザーがこの場に込めた思いが強く伺える。

そして6時間以上に渡るイベントのトリとしてステージに表れたのはせのしすたぁ。今でこそ各地で大きな話題とインパクトを残し続けるせのしすたぁだが、その活動初期からせのしすたぁをプッシュし続けてきたのが「京都I博」でもある。そんな「京都I博」の暗黙の期待に応えるように大暴れなライブを見せるせのしすたぁ。「ワタシアイドル」で早々にステージを飛び出したまおはフロアの支柱によじ登ってファンを煽ったかと思えば、クラウドサーフで縦横無尽にフロアを移動。その一方で「TONIGHT」と言った落ち着いたアーバンなサウンドも聴かせる多彩な一面も見せながらイベントのラストを大いに湧かせると、アンコールでは妹分のMy Girlfriendsをステージに呼び込み、それぞれの母体ユニットでもあるami〜gasのライブでも歌われる「ラストチューン」をコラボで披露。レアなステージにライブはこの日一番の盛り上がりを見せて「京都I博 vol.5」はフィナーレとなった。

「京都I博 vol.5」セットリスト

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