Finger Runsのアルバムリリースとその進化の一ヶ月をお届けする「Finger Runs進化論!」。
1stアルバムのリリースをまたぐ形で進行中の8日連続&10イベント出演ウィークも残すところあと3日。ようやく先が見えてきたFinger RunsはWOMBLIVEで開催された「Tokyo & Night」に出演。
そしてこのイベントがあった2月15日は、朝倉みずほさんの誕生日当日ということもあり、平日の17時台スタートのライブとは思えないほどのファンがみずほさんの誕生日を祝いに集合しました。
やがて会場が暗転するとフロアからは「みずほー!!」と声が上がり、ライブがスタート。この日もみずほさんと中谷美月さんのダブルMでのステージです。
元々がクラブのWOMBLIVEはFinger Runsのサウンドがフィットする会場の一つ。身体を突き動かすビートと、前日に匹敵するお祝いムードが漂う中、二曲目の「Escape!!」を前に「あのねー。今日はねー。私のお誕生日なんだよね!!」とみずほさん。
「Agitatror」の冒頭ではいつもの「ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!」とシ煽るところを「みずほ!みずほ!みずほ!みずほ!」と言い換えたり、「みずほちゃんお誕生日おめでとう!」の煽りを前日よりも頻繁に挟み込む”セルフセレブレイト方式”で生誕ライブを盛り上げていました。
ライブ後半にはMCタイムがあり、「今日しかできない曲、やっちゃおうかな。」と言った後に披露されたのは、ファンも驚きの声を上げた「ライスとチューニング」(通称”ライチュー“)。
「はじまりの声でコンニチハ マイク握ったらはなしませんわ わたしはみずほ、水色担当…」
で始まるこの曲は、みずほさんがBELLRING少女ハート所属時代に歌っていたソロのラップ曲。
Finger Runsとなった今でこそラップも当たり前に披露しているみずほさんですが、当時のライチューのラップは、”あの時代の寛容さ”があったからこそ成立していた(可能性が高い)いろいろな意味で伝説の曲。
そんなレア曲のサプライズに沸いた会場でしたが、後からこの日のXの投稿を振り返ってみると…
「チューニングはお済みですか?」(Finger Runs公式のポスト)
「チューニングはおすみです」(朝倉みずほのポスト)
という”匂わせポスト”もしており、ファンの中にはライチューサプライズを期待していた人もいたかもしれません。
場内の照明もみずほさんカラーの水色に照らされた完全な“みずほ生誕モード”な時間でしたが、ダンスでは”ダブルMの相棒”の美月さんも加わってのパフォーマンス。おそらく今後披露される機会はないであろうダブルMバージョンでの「ライスとチューニング」となりました。
さて、そんなみずほさんと美月さんによる金髪ユニットの「ダブルM」もこの日がついに最終日。
その始まりが2日で4ライブという、よりにもよって一番ハードな日程とぶつかりましたが、今回のWOMBLIVEにたどり着くまでの合計7本のライブを完走。
最後の2日間は喋ることもままならないほどに声を枯らしていた美月さんでしたが、そこに至るまでのSNSに「二人なのにすごい!」「本当は5人なの!?」と話題が毎日途切れなかったのは、みずほさんと美月さんがFinger Runsを守り抜いてきたなによりの証。
ラスト曲となった「Storm Rider」の最後のサビで美月さんがマイクをフロアに向けてシンガロングを求めていた姿は、単なるポーズではなく、ここまでの壮絶さが形になって表れた真のパフォーマンスでした。
前日のアルバムリリース、そしてみずほさんの誕生日と一通りのメモリアルが終わり、翌日からは体調不良の徐々にメンバーも復帰するFinger Runs。「次は5人で会いましょう」と言い続けてきたみずほさんの言葉が現実となるのももうすぐ!完全体となったFinger Runsの進化が見逃せない!
「Tokyo & Night」セットリスト
2024年2月15日(木)@WOMBLIVE
1.FYI
2.Escape!!
3.絶頂VENUS
4.Agitator
5.ライスとチューニング
6.Storm Rider