Finger Runsのアルバムリリースとその進化の一ヶ月をお届けする「Finger Runs進化論!」。
この日、Finger Runsが出演したのは下北沢のライブハウス2会場を使って開催されたサーキットイベント「INFINITY LIVE × 脱却『無限脱却 – 2024年、冬の嵐 -』」。
この一週間で3度目となるFlowers Loftのライブも、最初の朝倉みずほさんの生誕前日では「絶対いい女になってやる」宣言が飛び出し、その次が兎月こむぎさんと鹿目あきさんが復活した3人体制でのライブ。
それぞれに思い出深い景色を残してきたFinger Runsですが、今回のFlowers Loftは完全復活を直前に控えた4人体制最後のステージ。
そんな気概が4人にあったかどうかは定かではないですが、この日のFinger Runsからはステージ上からいつも以上の意気込みが感じられました。
メンバーの体調の回復やライブのペースが落ち着いてきたこともプラスに働いているのか、「Storm Rider」で4人が飛び出してきた瞬間から伝わってくる”圧”といい、ダンスパフォーマンスのキレの良さやメリハリの付け方などはここ数回のライブの中でも抜群。
またこの日はサーキットイベントらしく集まった観客もいわゆる”おまいつ”ではない人も目につくフロアの状況で、未来のファン候補たちの前で見せた”当社比150%”なパフォーマンス、という観客にとってもFinger Runsにとっても好感触で好結果が残ったライブとなりました。
ライブの内容もアルバム収録曲は「√G」だけで、これもここ最近のライブでは珍しいセットリスト。
アッパーな曲を畳み掛けた前半から後半は「ユレルミライ」「Bluelight Knight」で少しペースを落として、最後は「Butterfly」でもう一度盛り上がって終了といういいライブのお手本のような流れ。
しかも、それに対するメンバーのパフォーマンスも奇をてらうようなことはほとんどない”地のライブ”をしていたにも関わらず、高い熱量とほどよい緊張感が最後まで途切れることなく、観客をステージへ引き付け続けていた姿が印象的でした。
この日のライブがFinger Runsの進化の予兆だったかは分からないながらも、久しぶりに5人が揃う予定の次のライブ「アイドル甲子園」への期待は高まるばかり。
2月8日以来の完全体Finger Runsで見せるパフォーマンスは果たしてどんなものになるのか!?Finger Runsの進化が見逃せない!
「INFINITY LIVE × 脱却『無限脱却 – 2024年、冬の嵐 -』」セットリスト
2024年2月20日(火)@下北沢Flowers Loft
1.Storm Rider
2.Agitator
3.√G
4.ユレルミライ
5.Bluelight Knight
6.Butterfly