めろん畑a go go 中村ソゼさんの”超マニアック”映画解説コラム
めろん畑a go goの中村ソゼさん(@SozekgMelon )の映画コラム、第2回です。
今回紹介されている2本はNetflixやamazon prime videoで見ることができるので気になる方はぜひチェックを。
ネタバレありが大前提のこのコラムですが、中村さんが語る感想は友達が話す映画の感想を聞いてるようなのに加えて、作品自体もネタバレがあまり関係ない作品ばかりなので、コラムを読んでから映画を見ても無問題です。
記事の最後にはスペシャルなお知らせもあるのでそちらもお見逃しなく!
こんにちは!
てんやにいくといつも調子乗って天ぷら追加して胃もたれる、中村ソゼです!めろん畑a go goをやってます!
映画レビューというものは、
強い精神力と変なこだわりが要ります!
そんな中自分がいま声に出して言いたい映画を二つ紹介します!
一つ目は
オカルト(2009)
です!(監督ー白石晃士)
まず、私の映画遍歴(正味10年)を語る上で外せないのがずばり!白石晃士監督です!
みなさん学生時代、友達とお泊まりの時にツタヤにDVD借りに行って、ホラーコーナーに行くと必ず出会うパケが妙に怖い”ノロイ”という映画がありますよね??あのひとです!
私がモキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)を好きになったきっかけの作品でもあります。
白石監督の作品はいくつかあるのですが、その中でも”オカルト”が大好きで何回も見ています。
とある橋で起きた通り魔事件を、偶然撮ってしまった映像から始まります。その事件について追っていた主人公が第三者から加害者になる話(超ざっくり言うと)。
白石晃士監督が自ら出演してます。服役もしてます。
宇野祥平さんがとてもいい味を出しています、、、!クズさがすごくリアル。でもよくある、みんなが抱えているようなクズさがいいのです(わたしが抱えているだけかもしれません)
派遣で、特に能力もなくて、むしろ社会に馴染めなくてどうしようもないみたいな、そういうところが以前の自分に重なるところが多いにあって、前前前世のやつよりも全然共感してしまいました。
霊体ミミズもたくさん出てきます。(こいつらは白石監督の別作品”ノロイ”で大活躍します) 霊体ミミズは知っておくとクラスで人気者になれると思います。
UFOとか言ってたの何だったんだっていうくらいミミズだし、白いクラゲみたいなのとか、結局江野くんが渋谷を爆破して飛んで行った地獄でも霊体ミミズだらけでしたね
ていうか、殺された人たちもみなまとめて地獄に行くんかい
でも殺された人たちも地獄に行くなら最初のインタビューで彼女とか娘が帰って来たっていうのはどうなるんだ。
帰って来てるのに元の場所(家とか)に帰ってこないのはなぜなんだ。
最初のインタビューの娘について聞いているところ、「口を大きく開けて〜」のとこでビックリ要素来るかと思って構えた。構えた方がびっくりしちゃうんだけどね。
最近はホラー映画を見るときにこうやっていま来るか!?ここで来るか!?みたいなのいちいち予想しながら見るようになって来てしまったので、なるべく無心で見られるように努めています。
そして最後の渋谷大爆発のシーンで栗林さんが吹き飛ばされるシーンが好きすぎてそこだけ何回も見ました。
“グリーンインフェルノ”で島民を助けようとしたのに島民にブチ殺されて食べられるとか、正義感からの行動が握り潰される瞬間っていいですよね。(映画においてね)
“地獄だぞ”、の人も好きです
本編の最後の方の吉祥寺で出てくる大量のカラスはたまたま集まってたそうです。そういう運があるんだろうなあ
吉祥寺!あ、私が吉祥寺の塾に通ってたからリアルさを感じているのかもしれない!(でも講義あんまり取らないで自習室にいるタイプでした)
音楽も最高に気分悪くなるし、ちょっとノーウェーブぽくて好きです!
映画から音楽の蓄えも増える事、めちゃくちゃあります!わたしはこの映画を見てGirl Bandが好きになりました。
ドキュメンタリーっぽい感じかな?と思ったら空に大量の幽体ミミズが張り巡らしたり主人公吹き飛ばされたり渋谷のスクランブル交差点を大爆発させたくなったり、むしろ普通のホラー映画よりも三歩上をいく怒涛の展開!なのに、”この中に自分がいたら”って考えてしまう瞬間がある。
モキュメンタリーの好きなところは、わざとらしい脅かし要素が無いところですね。後からわかって怖くなったりするのが楽しい!
“オカルト”も”カルト”もはたから見たら超展開なのに、それを自然にできる白石監督は本気ですごいと思います。
自分がいまやらせて頂いているアイドルというものも結構矛盾をはらんでいることが多くて、めろん畑a go goなんかも楽曲やビジュアル、ライブそれぞれを見ると矛盾しているように思えるのですが、めろん畑a go goというまくで包むと全部が”めろん畑a go go”で結論付くのではないかなと思うし、そう思ってもらえるように仕向けてもいます。えー!うまくまとまったっぽい!!!
2作目!!!
ロミーナ(2018)
監督-ディエゴ・コーエン
メキシコの映画です。
冒頭の死体シーンがめちゃくちゃ良かったです。オープニングだけ見てあ、これはあたりの映画だ!と思いました。
最近は技術の部分がめちゃくちゃ進化してて、「なーんか技術に頼っているな」って思わされてしまうような作品もある中で、これは今の技術が無くてもこうなっていただろうな!っていうひねくれた捉え方をしました!
音や映像はすごく綺麗でした。
ロミーナという題名も、主人公の女の子ロミーナが全然喋らないところも良かったのですが、最初に人が死ぬまでが長すぎて、そのあと立て続けに死ぬのが速すぎてびっくりしました。
6人いて4人男がいて、バラバラになったところを狙ったからとて手ぶらのロミーナがボコボコ殺していってるのは逆に怖かった。
まあキャンプで、電波がなくて、しかもバラバラになって、という環境での不安とかを考えるとロミーナが全て準備してたのなら(さらに親友男が最初から共犯者で加担していたのならなおさら)ありえるかなあと思いました。
強姦をきっかけとするのならあり得ないかな(Netflixのあらすじは強姦きっかけのような書き方してるけど)
親友男が、助かりたくて必死で仲間の真似したのかも?と思ったけど、それはあんまりないかな!
でも彼女まで殺したのはわからない。
裸になって誘発、しているように見受けられたので、そもそも殺すためにこいつら集めたのかなと思います。
エンディングを黒バックじゃなくて映像のまま終わらせてる映画は初めて見たのですごく新鮮だった!
雰囲気とかおっ!という感じはすごく良かったけど、映画として、お話として見るとどうでしょうね!
ホラー要素、スプラッタ的な怖さでいうとザ・リ○ュアルの方が怖かったかな。復讐をテーマでいうと○ベージ・キラーかな!
こちらはネットフリックスでしか見られない映画です!ワハハ
-あとがき-
こだわりも偏見も強くて頑固な私は、邦画、とくにホラー/サスペンス以外のジャンルは殆ど見ないです。
この前深夜に時間ができたので、レイトショーで何か見ようと思い立ちました。寝たくないからなにも考えずに見れる映画がいいなと思って、三谷幸喜監督の『記憶にございません!』を拝見しました。
終わったあと余韻で散歩しまくった(T_T)
たまたま見た、見てしまった邦画がこんなに面白いんなら邦画もどんだけ面白いのあるんだ!?百年あっても面白い映画見終わらないじゃん(T_T)あーあ
どでかい出会いと共に一人の人生の小ささを悟った。
【映画顔マネのコーナー】
本日は
月世界旅行
です!!
これは顔にヨーグルト(一番好きなやつ)を塗って撮りました!
中村画伯の絵がグッズになりました!
前回、「ゴーストランドの惨劇」のコラムにあった”前の座席がサンドバッグだったら7回殴っていた”というエピソードを中村さんに絵に描いていただきましたが、その絵がグッズになりました!
グッズはTシャツ2種とジップアップパーカーの3種類。
「GK! WEB SHOP」で販売中です!
※尚、利益の2/3は執筆者に還元されます。
SICK×IDOLS×SICK Final Game at Zepp DiverCity TOKYO
2019年10月17日(木)OPEN 18:00/START 19:00
Zepp DiverCity TOKYO
チケット前売 3500円(+1D)
チケット販売 https://eplus.jp/sf/detail/3016650001-P0030001P021001
リンク
めろん畑a go go オフィシャルサイト https://melonbatakeagogo.theblog.me/
めろん畑a go go 公式 twitter https://twitter.com/MELONBATAKEAGO2
中村ソゼ twitter https://twitter.com/SozekgMelon