植田が子どもの頃から好きであったという”夢”という言葉をテーマにした今作のアルバムは、日常・現実で沸き起こる様々な出来事、日々生きているなかで生まれる”ドキュメンタリー”が、音楽になることで”ファンタジー”になればという植田の思いが詰まった作品に仕上がっている。
「どうしようもなくさびしい夜に、唱えるとちょっとましになる魔法の呪文のような1枚になればなと思ってつくりました。ー植田真梨恵ー」
植田真梨恵だからこその自由さで制作された楽曲が、個性を放ちながらアルバムという一つの箱にパッケージされることによって、素敵な宝物のように輝く瞬間。心の奥に抱えた深い淀みのようなものが見え隠れするリードトラック「ダイニング」、幸せな日常風景を明るく切り取る「パエリア」をはじめ、曲調・歌詞に関わらず、いずれの曲もキラキラとした輝きをまとい、儚く消えてしまいそうで何度も聴きたくなる、宝箱に大切にしまっておきたくなるような楽曲が満載だ。
個性的な楽曲が揃った「ロンリーナイト マジックスペル」だが、それは定評のあるアートワークにも健在。特に歌詞カードに描かれた植田直筆のイラストを見ていただければ、歌に託された彼女の思いが垣間みられるのだが、それは作品を見てのお楽しみとしていただきたい。
家族、愛、ひとりぼっちの夜、「夢」
家族であつまるキッチン、守れなかった約束、うけとめてすすんでゆくこと、大人になっていくこと、
ドキュメントのように生々しいいろんな人たちの日常が、音楽というフィルターを通ることで、ファンタジーに変わる。
つらいとき、さみしいとき、うたうことで何か少しでも楽になるような音楽をあつめたアルバムになればと思っています ー植田真梨恵ー
また2017年1月13日からは、東京・TSUTAYA O-EASTを皮切りにAL「ロンリーナイト マジックスペル」を引っ提げてのライブツアー、植田真梨恵LIVE TOUR 2017「ロンリーナイト マジックスペル」の開催が決定している。この宝物のような楽曲が、ライブでどのように表現されていくのか、植田にとって最大規模となる本公演にも注目いただきたい。
2016年10月20日13時より、BACK UP PARTY「箱庭」を対象とした先行予約がスタート。詳細は植田真梨恵official web siteまで。