ベルハーの活動休止前から予告されていた新体制での活動はこの日のワンマンを前にグループ名「There There Theres」の発表、新メンバー3人(平澤芽衣/緒倉かりん/一条さえき)の追加、そしてライブ前日に仮眠玲菜が”有坂玲菜”への改名が発表されるなど、活動再開の準備が重ねられていた。
そして迎えたライブ当日。赤坂ブリッツで行われたワンマンライブ「GOOD MORNING WORLD」はスタートが午前9:30、ライブ時間も30分と事前の告知がありながら、昨年12月に同じ場所で行われたベルハーのワンマン「BABEL」とも見劣りしないファンが新グループの門出を祝うべく集まり、暗転したステージにゼアゼアの5人が姿を見せるとベルハー活動最後期にリリースされた「2SoundDown」から始まり、「新曲(タイトル未発表)」「yOUらり」「ボクらのWednesday」「c.a.n.d.y.」「サーカス&恋愛相談」「the Edge of Goodbye」の7曲を披露した。
耳に覚えのある声も6割減となり、歌割りもあやふや、ダンス中にメンバーが転んだりぶつかったり…と、かつて”東京最凶”と呼ばれたベルハーと比べてしまうと初々しさよりも不安の方が目立ったライブではあったが、そんな印象を吹き飛ばすほどの5人の必死な形相でのパフォーマンスとそれを支えるベルハー時代と変わらぬファンの熱狂的な盛り上がりからは、「ベルハーとは違う、ベルハー以上の何かへの期待感」を強く印象づけた。
30分のライブ本編を終え、アンコールに戻ってきた5人は最後にベルハー時代のアンセム「asthma」でゼアゼアのファーストライブを終える。
ライブ後の特典会でもチェキが売り切れるほどの大盛況となり、最後にリーダーの有坂玲菜は「ゼアゼアは今日からどこか遠くへ走り出します。みんなも必死についてきて下さい。」と力強く決意を語っていたこともとても印象的だった。
BELLRING少女ハート改め、There There Theresの“東京最弱からの逆襲劇”は今日からスタートする。