初日の〜乱舞〜では、本編14曲を短いMCを一度挟んだだけで、ノンストップでパフォーマンス。アンコールは「シダレヤナギ」で翌日に余韻を残しながら終了した。ここでは、2日目となった18日の模様を詳細にレポートする。
TSUTAYA O-EASTの会場へと向かう階段の両側には、紅白の幕が一面に張られていた。それは場内も同じ。会場のあちこちに紅白の垂れ幕を飾れば、ステージ奥には櫓にも見える二つのトレース(鉄骨)による鳥居が鎮座していた。それぞれに記された「祭」と「ワッショイ フェスティブ」の応援幕(バックドロップ)。ステージ中央からは、客席中程まで伸びた花道も。
開場と同時に、その花道を囲む形で観客たちが次々と場内を埋めだした。今宵のテーマは、「絢爛」。どんな華やかな祭りが繰り広げられるのか、早くも期待で胸がドキドキ高鳴りだした。
スクリーンに映し出された30秒からのカウントダウン。高まる期待、昂る感情、3.2.1.0で映し出されたのは、FES☆TIVEのメンバーたちがいじめる男の手から亀を助ける映像。助けた亀は、2人の女の子(白石ぴあのと真野彩里愛)に変貌。さらに、亀がお礼にとくれた玉手箱を開けたら衣装姿のFES☆TIVEに変身するという形でライブはスタート!
メンバーらがファンたちと手を繋いでゆく。至近距離感での触れ合いに顔がにやけないわけがない!!
胸をワクワク疼かせるパーティナンバーに乗せメンバーらが次々舞台へ登場。一人一人笑顔を振りまくたびに飛び交う熱い歓声。8人が揃ったと同時に、楽曲は「マジカルパレード」へ。
ドキドキ胸を弾ませるキラキラチューンの「マジカルパレード」へ触れた瞬間、理性が一気にふっ飛んだ。キュートな仕種で歌う彼女たちへ熱した声を上げずにいれない。煌めいた輝きを放つアゲアゲなポップチューンと笑顔ではしゃぐメンバーたちの姿へ、胸が大きく高鳴ってゆく。FES☆TIVEが誘いかけたパレードへ一緒に飛び乗りはしゃぐ観客たち。花道で「手を繋いで」と歌ったときには、実際にメンバーらがファンたちと手を繋いでいた。至近距離感での触れ合いに顔がにやけないわけがない!
爽やかな風を運ぶように流れたのが、「夏色とりどリボン」。晴れやかな表情で爽快な風を運ぶメンバーとは裏腹に、フロアーからは場内を揺さぶるほどの絶叫が飛び交っていた。 彼女たちと一緒に歌い、沸き上がる感情のまま熱いコールをぶつけなきゃ身体の火照りがおさまらない。観客たちの興奮する姿とは裏腹に、舞台上の8人は美しく舞い踊りながら、「世界中で一番君に恋してる」と嬉しい想いを伝えてくれた。最後の「君が好きだよ」の声には、「俺もー!!」と返してゆくお馴染みの場面も。
躍動するダンスビートの上で、FES☆TIVEは「どんどこ祭リズム〜燃え上がれタイコちゃん〜」を歌い出した。「ドンドコドンドコドンドン」と響く歌声、そのリズムは気持ちを熱く揺さぶり続けてゆく。メンバーの動きに合わせ、バチ変わりにサイリウムを振る観客たち。落ちサビでは、メンバーらが花道に集合。「ドンドコドンドン」と声を打ち鳴らし、会場を華やかな祭りの空間へ塗り変えていった。コミカルな振りを満面の笑顔で続ける彼女たちの姿に、胸がキュンキュン疼きっぱなしだ。
8人は情熱的な歌声をフロアーへぶつけていた。その姿は、告白してゆくようにも見えていた。
この日は新衣装での初ステージ。「可愛いの中に祭りの要素を入れてるように、可愛いFES☆TIVEを味わえる」(汐咲玲亜) 衣装にも注目して欲しい。
メンバーらが羽根扇子を手にしたとたんに流れた、情熱的な祭りビート。「ディスコ列島浮世の夢」へ導かれ、会場は一気に巨大なディスコホールへ。メンバーカラーを模した羽根扇子を銘々に振りながら、華麗に、華やかに歌い踊るメンバーたち。きらめくミラーボールの下、艶やかに扇子を振り舞い踊る様は可愛い舞子さんのよう。いや、バブルの浮世に踊らされた巨大なディスコホールの中、艶やかな蝶たちが羽根扇子の翼をはためかせていたように、彼女たちもまた刺激を振りまいていた。今宵の空間は、世間の喧騒をすっかり消し去る浮世のようだ。
楽曲は「真夏の余熱」へ。一体化したフォーメーションで艶やかに歌い踊る8人の姿からは、艶めいた色香をさえ感じてしまう。胸の奥底に閉まった「好き」という想いを吐き出したいと言わんばかりに、8人は情熱的な歌声をフロアーへぶつけていた。その姿は、告白してゆくようにも見えていた。
「君が好きでした」と歌いながらサヨナラと手を振られたときには、心は切なさへ溺れていた。
各メンバーの魅力と個性の伝わるダンスパフォーマンスを挟み、ライブは次のブロックへ。雷鳴の中から響いた尺八の音色。舞台は一気に戦国時代へ。無数の霧が立ち込める舞台上で、FES☆TIVEは闘いを挑むように力強く「ホムラノシズク」を歌いだした。
みずからの意志を高らかに鼓舞するよう、一人一人が力強い意志を胸に未来へ踏み出そうと、雅な旋律と激しく轟くダンスビートを背に8人は凛とした歌声をぶつけていた。彼女たちの凛々しい姿へ対抗するよう、熱いコールをぶつけてゆく観客たち。それ以上に、彼女たちの切れ味鋭いパフォーマンスをズッと見つめていたかった。なんて胸を昂らす楽曲だ。最期に「君が好きでした」と歌いながらサヨナラと手を振られたときには、心は切なさへ溺れていた。
夜の香りも纏いながら、軽快に跳ねるように「大江戸爆裂花火姫」が流れだした。打ち上げ花火のよう?。それくらい沸き上がる恋の情熱を、彼女たちは胸をキュンとくすぐる姿を通し伝えてきた。大サビで拳を振り上げ一つになって熱狂する様へ、気持ちが熱くならずにいれなかった。
ここで映像を通し、7月26日に5thシングルをリリースすることを報告。さらに冬にはタイはバンコクでのワンマン公演も計画していることを発表。メジャーデビューから2年、新体制となっての新しい挑戦が楽しみになってきた。
何時までだって一緒にFES☆TIVEのメンバーたちと笑顔を分かち合い。何より、未来を描き続けたい。そんな約束を、熱狂の中で交わしあった気分だった。
ライブも後半戦へ。猛々しいトランスビートが炸裂。凛々しくパワフルにFES☆TIVEが「トラとウマ」をぶつけだした。切れ味鋭く躍動的なダンスパフォーマンスのもと、彼女たちは拳と腰を激しく振りながら、一体化した歌声を真正面からぶつけてきた。力を持った歌声がズドーンと胸に直撃、そのたびに興奮のボリュームをグイグイ上げられてゆく気分だ。何より、気持ちを一つに力強くぶつけてゆく8人の歌声を全力の熱狂で受け止めずにいれなかった。
熱を抱いたままライブは「進めジパング」へ。コミカルな踊りのもと、観客たちの熱気や感情をFES☆TIVEはキュンキュン上げだした。様々な日本文化を振りに混ぜなから、日本女子としての逞しい意志を彼女たちはコケティッシュな歌声を通してぶつけてゆく。何時しかメンバーらも花道まで踊り出て観客たちを煽っていた。
場内から吹き出した無数のしゃぼん玉。「どんなときも逃げたくないから 何時までもずっとみんなで笑ってたいから」。8人は、仲間たちと一緒に未来へ突き進む想いを、無数のシャボン玉の輝きの中へ詰め込み、「FESTIBLUESKY」を通し会場中へ解き放った。これは、胸をキュンと弾ませるキュートな女の子たちの意志を宣言した歌。シャボン玉に乗せた想いの結晶が、8人の歌声を通し会場中を包み込んでいった。「がむしゃらでもここまでこれたんだ」「明日に飛び込むんだ一緒に」。どんなことがあろうと逃げたくはない。何時までだって一緒にFES☆TIVEのメンバーたちと笑顔を分かち合い。何より、未来を描き続けたい。そんな約束を、熱狂の中で交わした気分だった。
センチメンタルな音色からの幕開け。一気に華やかな音を振りまいたとたん、楽曲は「トーキョードリームパレード」へ。熱狂に染まった会場を、FES☆TIVEのメンバーらは興奮の旗を掲げパレードしてゆく。最高の笑顔で、フロアー中の人たちを輝く歌のパレードへFES☆TIVEは連れてゆく。このパレードの行き先には、どんな未来が待っているのだろうか!?。一緒に未来へ進もうと誘いをかけるように上空からメンバーのサインも記された無数の星が振っていた。なんてキラキラと輝きを放つ素敵なパレートだ。
ここから、メンバーらが今日のライブを終えての感想を一人ずつ述べてくれた。
「こんなにたくさんの人たちに祝っていただけて、本当に素敵な景色が見れました。これから5周年目になるんですけど。これからも、もっともっとライブを頑張っていきたいのでよろしくお願いします」(桃原ひよ)
「私、初期メンバーで4年間ズッとやってきて、こんな最高の景色が4年目で見れるとは思っていませんでした。だけど、こうやってFES☆TIVEのことを好きな人がいてくれることが本当に嬉しいし、こうやってステージに立てることも当たり前じゃないという意識を持っています。何時もみんなが応援してくれてるからこそ、こうやってステージに立っていられるし、立ちたいと思う。全力でみんなの応援に応えたいって毎回思います。次、5年目にかけてFES☆TIVEはどんどん大きくなっていって、世界的なアイドルになれるようこれからも頑張っていきます」(坂元由奈)
「今までズッと応援してくれてる人たちにパワーアップしている姿を見せられてるかな!?とか、最近好きになった人にもっと興味を持ってもらえるライブになったかな!?とか、いろいろ考えてたんですけど、みなさんにそういうライブを見せることが出来ましたか!?。私はもっともっと上を目指せると思っているので、みなさんの力がまだまだ必要です。これからもよろしくお願いします」(鈴木みつき)
「新メンバーとして入ってお披露目から5ヶ月経つのですが、TSUTAYA O-EASTというおっきなステージでライブが出来るのはけっして当たり前じゃないし、4周年という、メ
ンバーたちが今まで積み重ねてくれた歩みのおかげだなと思っています。毎日ライブを出来ることが本当に楽しいです。これからもFES☆TIVEの波に乗って、みんなと一緒に成長出来たらいいなと思います」(真野彩里愛)
「加入してから5ヶ月経つんですけど、FES☆TIVEに入る前からFES☆TIVEが好きだったんです。まさか自分がメンバーになって一緒にステージに立てると思っていなかったので凄く嬉しくって。でも、加入したらみんなのパフォーマンスが凄くて追いつけないと思って猛練習してたんですけど。こうやって大きなステージに立てて、改めてFES☆TIVEの一員になれたんだなと思いました」(白石ぴあの)
「私はずっとアイドルになりたかったんですけど、残念ながらFES☆TIVEに入る前までは落ち続けの人生でした。でもFES☆TIVEが拾ってくださって、その奇跡があったからこうやって一人一人の方々と出会えました。それがなかったら、今ここに立っていなかったと思います。こんな大切なFES☆TIVEの4周年。私と知り合ってくれた沢山の方、そしてメンバーと一緒にお祝いすることが出来てとても嬉しかったです。今、FES☆TIVEを作ってる私たち8人がずっとずっとFES☆TIVEが生き続けられるよう、おっきな存在にしていきます」(鈴木ことね)
「私はFES☆TIVEの初期メンバーで、デビューして4年目になります。私、FES☆TIVEに入ったのが高校3年生のときで、受験の時期だったので大学へ進学したんですけど。今、4年生になって、学校から「就職希望届けを出せ」と言われました。青葉は「FES☆TIVEに就職」と伝えます。そう、用紙に書いて提出します。4年間迷いもなくFES☆TIVEだけを見つめてきて良かったなと思うし、実際に青葉はFES☆TIVEでないと何も出来ないので、これからもFES☆TIVEの初期メンバーとして柱のようにズシーッとして頑張っていくから、みなさんも支えてください」(青葉ひなり)
「ここにいるみなさんのおかげで4周年を迎えることが出来ました。今年は2 DAYSで開催しました。みんなが4周年をお祝いしにきてくれてることが本当に嬉しかったし。何よりも、みんながFES☆TIVEを好きでいてくれることが本当に嬉しいです。これから、もっともっと大きいステージへFES☆TIVEは歩みたいなぁという想いがたくさん込み上げるステージになりました。新体制になって、しかも今年で5年目になるんですけど、甘えてられない年になります。これからは8人で、どんなステージに立っても恥ずかしくないパフォーマンスが出来るように頑張っていきますから、これからもみなさんFES☆TIVEについてきてください」(汐咲玲亜)
「せーの」「わっしょーい!!」
止まないアンコールの声を受け、ふたたびメンバーらが舞台へ姿を現した。飛び出したのが、猛々しくも華やかな雅系祭りナンバーの「シダレヤナギ」だ。切れ味鋭いダンスの中へ、ときには艶やかな仕種も交え、祭り曲を通しFES☆TIVEは観客たちをもっともっと熱狂で祭り上がろうと誘いをかけてきた。場内中から飛び交うブチ切れた声の、なんて凄まじかったことか。艶やかに、でも火照った熱をどんどん熱くさせながら、FES☆TIVEはふたたび場内に覚めない熱狂の宴を作り出していった。
「みんなでジャンプしよう!!」、最期にFES☆TIVEは、ふたたびアゲアゲなダンスポップチューン「マジカルパレード」をプレゼント。手にしたカラーボールを場内に投げ入れ、満面の笑顔ではしゃぎ続けるメンバーたち。最期の最期まではちゃめちゃなお祭り騒ぎを味わいつくそうと、メンバーも観客たちも一緒に歌いながら、熱い声を上げ祭りあがっていた。理性なんかすっ飛ばし、無邪気にはしゃげるFES☆TIVEのステージ、この熱狂をぜひ、いろんな会場で味わって欲しい。もちろん、最後の掛け声は、これさ。。。
「せーの」「わっしょーい!!」