世界初のバーチャルリアリティミュージックビデオ(以下VRMV)を発表したことで、世界中から注目を浴びることになった今作だが、同時に制作された2DのミュージックビデオもVRMV同様にハイクオリティー且つ、壮大なスケールに仕上がっており、雨の中で歌い踊る倖田來未の研ぎすまされた肉体美と身体能力を惜しげ無く堪能出来る作品だ。
「Dance In The Rain」には「辛い状況から抜け出すために、懸命に努力した人だけが成功をつかむことができる」という裏テーマが隠されているという。今年12月6日にデビュー15周年イヤーに突入する彼女が、このタイミングで、降り荒ぶ雨の中で「変わりたい」と感じているのはなぜだろうか。
「デビュー15周年に向けて、2014年は音楽性にクローズアップするタイミングだと感じたて、ライブを中心にした活動をしてきたんですね。みんなに生で私の歌声を聴いて欲しい、ダンスを見て欲しいという思いで。15周年は、確かに節目な年ではあるけど、やっぱりそれはただの数字で、ただの通過点に過ぎないって感じていて。今回、クリエイティヴな発想をもった方々とご一緒させて頂いてかなり刺激を受けましたし、新しい世界を発見することもできたんです。2015年に向けてどんな面白いことが待っているんだろう?と思うと私自身今から凄く楽しみですし、変化していく自分に期待しているんです。」―倖田來未
更に、ファンクラブ限定盤として、初の紙ジャケット仕様のパッケージも制作。「目標やゴールは変わり続けていくけど、15年前に『walk』の歌詞に書いた<歌いつづける>という意志は絶対に変わらない」という彼女は、今、間違いなく新たな季節を迎え、新しいステージに進もうとしている。それがどんな場所であるのか、いまは想像するしかない。だが、彼女の目の前に広がっている可能性は、私たちが考えているものより大きいはずだ。
倖田來未 / 「Dance In The Rain」 Spot(YouTube)
倖田來未「Dance In The Rain」リリース情報