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アイドル第四編集室

きのホ。の”3年目のポジティブ”が気になって仕方ない! #目指せ年200本 カウントダウンレポート(163/200)

#目指せ年200本 カウントダウンレポート163本目の現場報告です。

きのホ。2周年LIVE『にホ。 〜2年経ったしポジティブでしょうよ?〜』を見てきました。場所はKT Zepp Yokohamaです。

メンバーさんがバルーンに入ったところから始まる演出って何年振りに見ただろう。

そのバルーンにグループの昔を振り返る映像が映し出されるところからライブが始まったんですが、果たして2年前のデビューの時「2年経ったらZepp Yokohamaでワンマンやってますよ」って言われて、そのことをリアルにイメージできた人っていたんでしょうか…メンバーさんもファンの人も。

正直、僕は全然思ってなかった。

一年前のTIF2022が初ホ。さんだったのですが、その時はワチャワチャして楽しそうなグループという印象を超えなかったし、ラジオ「アイドル第四会議室」に初めて出ていただいた際も放送自体はとても盛り上がりまして、きのホ。さんを好きになる大きなきっかけではあったんですが、その時のきのホ。さんと一年後のZepp Yokohamaワンマンはちょっと繋がらなかった。

なつかしい

その後もライブはちょこちょこ見させてもらっていたのですが、いつぐらいからでしょう?メンバーさんたちの目の色が変わったというか、運動会の”台風の目”みたいに一丸になって大疾走しているように見え始めたのは…。

その頃のきのホ。さんはライブを見るたびにお客さんを巻き込んでいくし、楽曲もどんどんアップデートされて初期曲とはだいぶ様相も変わっていったし、「渋滞」とか最初はただのネタ曲なのかと思ってたらZeppでお客さん全体が大きく手を振っている様子は壮観の一言。あんなに盛り上がる曲になるとは全く予想してなかったです。

そしてきのホ。さんがそれまでとは明らかに変わって見えたのが2023年春の音楽劇ツアー「いまゾーンB、そっちは?」。僕は運良く初日と千穐楽を見れたのですが、メンバーさんの演じる姿を見ていると劇中に出てくるグループ「ぶれえめん」ときのホ。がクロスオーバーするというか、お芝居の中の訴えが配役の枠を超えて聞こえてくるというか、あの時あの状況でなければ表出してこないきのホ。さんの姿をそこに見た気がしました。

※作品自体はコメディなので面白いです。千穐楽が↓で見れます。

正直、アイドルさんのお芝居や舞台がお茶濁しになってしまうケースも少なくないと思うんですが、この音楽劇ツアーに関してはメンバーさんはもちろん関わる人の”何か”が伝わってきました。

お芝居を見れなかった人はいると思うんですがあの音楽劇ツアー中にきのホ。さんにハマった人って結構多かったんじゃないかと思う。

そしてそんなきのホ。を支えてきたのがさんのファンの人たち。僕が思うきのホ。さんのファン像というのが2つあって、まずとにかく熱い、そしてものすごくメンバーさん想いというところ。ラジオのお便りや放送中のコメントを見ててもそれがよーく伝わってくるので何度でもゲストにお呼びしたい方たちだったりします。

そのメンバーさんたちへの想いがより強く結束したのが先の音楽劇ツアーの時期で、後にその熱が周りにも少しずつ広まった結果、今回のZepp Yokohamaにまで辿り着いたんじゃないのかな?と思っています。

初めてきのホさんを知った時はZeppを想像できなかった僕も夏がすぎる頃にはこの日のワンマンがとにかく楽しみで仕方がなくなっていました。

そしてワンマンの中身自体もメンバーさんとファンの方たちの意思疎通というか、間の良さみたいなものがよくよく伝わってきました。

ライブ中もメンバーさんがおかしなことをすればお客さんも大笑いするし、歌が始まればすぐにみんなノリノリになる。「片鱗」ではZepp Yokohamaの床が波打つほどの揺れていて会場全体の一体感にちょっとびっくりしました。

あと、これも音楽劇ツアーを見て感じたことですが、きのホ。さんとバンドセットの相性が異常にいい。

人によってはきのホ。にバンドのイメージがあまりない人もいるかもしれないですが、バンドセットに対してこんなに”特別感がない”アイドルグループも珍しいと思う。それは「ずっとバンドと一緒にやってきたんですか?」と問いたいくらいの自然な姿で、ここにはポテトさんが長年やってきた音楽作りやライブクリエイティブに求めるもの(こだわり?)が投影されている気がしました。

あと、ライブの演出も多種多様で最初のバルーンの他にもスモーク、シャボン玉、銀テープ、紙飛行機と次々に繰り出されたし、ワンマンでここまで演出てんこ盛りなのもあまり見たことがなかったです。やれることは全部やってきのホ。2周年を盛大にお祝いする!という気持ちが伺えた気がしました。

その中でも会場の上から舞い降りてきたメッセージ入りの紙飛行機。あれは正直欲しかった。実際手の届く範囲に何枚か飛んで来たんですが、これは絶対ファンの人の方が欲しいに違いないと思ったのでお譲りしました(譲ったことに後悔はないですが、自分でもちょっと偉かったなと思うので後日100万円払うくらいのご利益はあっていいと思う)。

そんな色々な景色を見て色々なことを思ったきのホ。さんの2周年ワンマンだったのですが、ふと頭に浮かんだことが一つありました。

それは、もしかしたらポテトさんだけはこの日が来ること、この日の景色が見れることをデビューの時から信じて疑わずに2年間走り続けただったんじゃないかな?ということ。

「何があっても負けない、折れない、くじけない」。そんな強い信念がある人だけが作り上げることができる光景だったんじゃないかな?と…。

ワンマンの最後は「3年目も色んな場所でたくさんライブします!」とさらに前進することを約束して終わりましたが、きのホ。さんが見せる“3年目のポジティブ”はどんなものになるんだろう??そんなことを思いながら普段より明るく輝いて見えた道を歩きながら帰路についた横浜の夜でした。

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