オルタナティブ・アイドルを応援する音楽サイト

小笠原唯から見たFinger Runsのメンバーの個性

小笠原唯(Finger Runs)

――メンバーさんの話も聞きたいんですが出会って半年以上経った中で最初の印象と今で変わった人っていますか?

まずこむぎ(兎月こむぎ)は明らかに警戒されていて…

――それは唯さんのことを警戒していた?

たぶん初めましての人をみんな警戒していて。新しい環境に身を置く時点で自分の言動一つで”この子はこういう子なんだ”っていうのが決まるから行動すごく慎重にしてるのが伝わってきました。レッスン終わりに「みんなでご飯行く?」とか話してる時にもこむぎは帰ってるみたいな(笑)そんな感じだったんですけど、最近はみんなに「今日ご飯いこ?」とか誘ったりしてて。すごくこむぎらしくいてくれるようになりました。最初は自分の山じゃないところに置かれたお猿さんみたいな…

――動物園の?(笑)

子猿みたいだったんですけど、今はここをホームにした子猿になりました(笑)

――内弁慶なんだろうね。

たしかに。中谷美月は最初しっかりしてる子だと思ってたんですけど化粧してる時に鏡に写った自分の顔に化粧しちゃったりとか、そういうのを天然にやっちゃう子でしっかりしてると思ってたけど予想以上にポンコツだなって。鹿目あきは最初会った時はほとんど喋れなくて、二人っきりとかレッスン以外だったら話せるんですけど時差があるんですよ。話してて5秒後ぐらいに返事が来る(笑)その間で自分で言葉をインプットしてるんですけど話すのが苦手なのかな?と思いきや全然そんなことなくて人と話すのも関わるのも大好き。ちょっと表情がクールっぽいからクールなのかな?と思ったら、そんなことなく泥臭く野生で明るい。

――あきさんにその印象はなかったかもしれないです。

かなり野生児です。なんでもやりたいって感じの子。

――みずほちゃんは変わらない?

変わらないですけどやっぱり12年アイドルを続けてるっていうのがよく分かるような。明るい無邪気なだけじゃなくレッスンとかライブに取り組む姿勢っていうのはいつもみずほちゃんがメンバーみんなに影響を与えてるなっていうのはすごく尊敬です。

――みずほちゃんのそういう話は最近見たり聞いたりするようになったんですけど、ステージ上ではあまり見ないのでちょっと意外な気がします。

ステージとかに関してすごく真面目だしメンバーの間違っているところとかもオブラートに包む言い方ではなく真っ直ぐ言葉にして伝えてくれます。いい意味で遠慮しないで言ってくれるから受け止めやすいしこっちも言いやすいしみたいのがあって。何回も助けられました。

Finger Runsを彩る衣装と楽曲について

――Finger Runsは衣装もすごく好きなんですよ。

衣装、最近言われます。

――なんて言われるんですか?

ウィンナーみたいでかわいいって(笑)

――初めて見たときはどんな印象でしたか?

絵コンテを最初に見た時に”めっちゃかわいい!”って思って。田中さんが「アイドルフェスで埋もれない衣装にしたい」「ひと目見た時にあれはFinger Runsだな」って分かる衣装にしたいって言ってて。「まさにこれじゃん!」って思ったんですよ。でも実際に現物が来てみんなで着たらみんな同じすぎてちょっと面白かったです。アイドルっぽいところは全くないけどスタイルがよく見えないかも?っていうのはちょっとあって。田中さんに「スカート短くしたい」って言ってるんですけど、「着てみて考えよう」とか言われて結局長いままです…

――全体にスリットが入ってるじゃないですか。爪で切り裂いたような。

そうです。で、オレンジの傷跡が出てる感じです。

――初めて見た時と比べるとスリットの開いている部分が大きくなってきてて傷口が開いてきてる感じがしてまたいいなって思いました。

嬉しい。スカート短くなるといいな。

――短い方が好きなんですか?

私、太ももとふくらはぎの細さが一緒だから太ももがちょっと出てた方が足も細く見えるんですよ。

――それは全く気づいてなかったです(笑)Finger Runsの曲についても聞いていいですか?

はい。お願いします。

――2ndシングル「Butterfly」がリリースされましたがそれを含めてライブで披露しているのは全部で8曲ぐらいですかね。

オリジナルは8曲ですね。

――その中でおすすめやお気に入りの曲を教えてもらえますか。

最新シングルの「Butterfly」はMVも出てるのでぜひ見てほしいです。お気に入りのポイントはメンバーのラップパートがあるんですけどFinger Runsの曲は結構ラップパートが多くて、メンバーの個性とか声とかがステージで移り変わる感じで見てて鮮やかだなって思います。あとサビの高音の歌唱とかFinger Runsの曲の中でも一番くらいに歌ってるって思います。ライブで聴く曲としてもMVで見る曲としても楽しめる曲だなって思うのと、あとお客さんからの反応もすごく良くて楽しい曲。

――他にはありますか?

Finger Runsってちょっと子供っぽいイメージを持たれやすいと思うんですけど、最近披露した「絶頂VENUS」はそれとは裏腹に曲とか歌詞が大人っぽかったりするんですよ。振りも歌詞も大人な面を…メンバーみんなで”セクシー対決”とかしてるんですけどそれが活きてる(笑)

――それちょっと詳しく教えてください。

みんなでセクシーポーズの対決をするんですけど楽屋とかで。

――(笑)唯さん的に一番できてると思うのは?

美月とこむぎとかは上手なんですけど、みずほちゃんは膝が痛い人にしか見えなくて「膝、痛いんですか?」って言ってます(笑)

――唯さんはどうなんですか?

私は結構上手。

――(笑)じゃあ「絶頂VENUS」の時にはそこが見どころってことで。

そうですね。結構みんな大人な感じで。美月がセンターで始まるんですけど最初から誘惑みたいな振りでみんなメロメロになっちゃうんじゃないかな?新しいFinger Runsを見せてるんじゃないかな?って。「Butterfly」で爽やかな私たちを見せた分どっぷり浸かって欲しいなって思います。

――僕が大好きな曲の話もしてもらっていいですか?

「ユレルミライ」ですか?

――はい。「ユレルミライ」を初めてもらった時のことから教えてもらえますか?

いつも仮歌は田中さんか福井さんっていう男性の歌なのに、「ユレルミライ」は仮歌が女性の声だったんですよ。

――へぇー。

その仮歌を聴いただけで好きになりました。「ユレルミライ」は個人的にすごく気持ちが入るんですけど、歌詞や振りに掴めそうな未来とか掴むはずだった未来みたいなのを表現していて、自分が過去に掴めなかったものとか立ちたかったステージとか、過去の自分の悔しさとかを個人的に乗せてる歌です。「ユレルミライ」も結構繊細な歌唱をみんなで心がけていて。Finger Runsが自由にライブをしている中でも「ユレルミライ」だけは世界観や曲を守って、”「ユレルミライ」をみんなで届けるぞ”っていう気持ちでやるので他の曲とは意識が違うと思います。私たちのライブって明るかったりキャッチーなものが多い中で「ユレルミライ」はかなり人気で…なんでだろう?

――僕が好きなところと同じかは分からないですけど、ぐっと胸に迫ってくる感じがいいです。

それでいうと”内に秘めた情熱”みたいなのを意識してやってるので、パフォーマンスは冷静に見えててもそこを感じ取ってくれてるのかな?

1

2

3

おすすめ

RANKING

DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  1. 1
  2. 2
  3. 3
PAGE TOP