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これからのアイドルシーンは”デュオ”に注目!イベント「DuoxDuoxDuo」に二人組アイドルが集結

「Duo×Duo×Duo」はビクターエンタテインメント内のレーベル、バージョンミュージックが運営するイベント「Girls Storm」の一企画。「Girls Storm」はこれまでも入場料が500円の「ワンコインボンバー」、ソロアイドル限定の「Solo×Solo×Solo」、2月1日に渋谷Glad、asia、vuenosの3会場で開催されたライブサーキット「Girlls Storm Fes」などエッジのきいたアイドルイベントを数々開催している。

そして、今回開催された「Duo×Duo×Duo」はその名前の通り二人組アイドル限定のライブイベント。二人組と言うと往年のアイドルファンならピンクレディー、Winkと言ったビッグアイドルを思い出すかもしれないが、二人組アイドルだからこそ醸し出すことができる、調和、対比、バランスの妙味を、多人数グループアイドル全盛の今開催することに「Girls Storm」の一歩先のアイドルシーンを見据えた姿勢を感じさせる。そんな「Duo×Duo×Duo」の記念すべき一回目に出演したのはLucky Color’s、おやすみホログラム、Mary Angel、WHY@DOLL、ななのんの5組。

沖縄出身のLucky Color’sはゆるめなMCとは裏腹に、ライブでは攻撃的なクラブチューンに乗せてキレのあるダンスと確かな歌唱力でその実力を発揮。中でも最後に披露した「グッバイDARKSNESS」のPerfumeの楽曲を思わせる純エレクトロサウンドは必聴の一曲。ライブ活動が決して多くはないLucky Color’sだが、2015年は音楽面での活躍も期待したい。

「噂で怖いって思われてるかもしれないけど、怖くないから前に来て」とメンバーのかなみるがMCでこぼしたおやすみホログラム。ライブの度にファンが作るカオスな空間が話題になっているが、この日はメンバーが最後までステージに立つ普通のライブ(?)に徹していた。それでもコアなファンは最前列にかぶりついて激しくライブを煽っていたが、その周囲を取り巻く観客もじっくりとライブを見守り控えめながらもおやすみホログラムのサウンドに身を委ねている様子が印象的だった。

そしてMary Angelの出番を前に人口密度が一気に上がってきた渋谷asia。それもそのはずで、惜しくも2月15日に解散することが発表されているMary Angelの東京での最後のライブがこの「Duo×Duo×Duo」だった。それでもライブは最後まで湿っぽくなることはなく、男性ファンの何人かがイベント当日の2月2日「ツインテールの日」にちなんだ無理やりなツインテールを作っている姿にメンバーが思わず吹き出してしまうアットホームな一幕も見られた。そんな熱心なファンの声援に支えられたMary Angelのライブは本イベント一番の盛り上がりだった、と言っても良いだろう。

Mary Angelが高めた熱気をそのままの勢いでライブを繰り広げたのがWHY@DOLL。2月25日リリースのミニアルバム「NAMARA!!」に収録される楽曲を中心に披露した7曲はこの日の出演者の中で最多。時間を目いっぱいに使ったパフォーマンスの中で、メンバーの浦谷はるなも「今日はどこのグループにも負けずになまら盛り上げていきたいと思います!」と気合十分なコメントと共にアグレッシブなライブを見せた。

イベントの最後に登場したななのんのなあ坊豆腐@那奈と前田希美は、まずその圧倒的なスタイルで観客の視線を釘付けにして「ななななのんのん」を歌うと、元祖二人組アイドル、ピンクレディーの「U.F.O.」をカバー。さらに「東京は夜の7時」と「ななのんのベイビィ・ポータブル・ロック」を披露すると、最後はもう一度「ななななのんのん」でセットリストをサンドイッチ。”なななんなんなん のののんのんのん”のフレーズが頭から離れないまま「Duo×Duo×Duo」は終演となった。

二人組アイドル限定のアイドルイベント「Duo×Duo×Duo」。終わってみるとそれぞれの持ち味がより分かりやすく出ていたように思える。果たして次回はどんな顔ぶれで開催されるのか?二人組アイドルがシーンのムーブメントとなるべく牽引していってほしい。

「DuoxDuoxDuo」セットリスト(2015年2月2日@渋谷club asia)

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