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「IDOL NEVER DiES」はどんな映画になりそうですか?

今回の作品は「メグ」という女の子の主観の物語として脚本が書かれてるんですけど、いい意味で群像劇になったなと思ってます。みんな色んなことを思いながら生きていて、色んな良さがあって、色んな戦い方をしているんだっていうことが、生身のキャストの方を通してより一層明確になったんじゃないかなと思います。

今回の企画はやっぱりコロナ禍の中でアイドルの方たちがどう過ごしていくべきかとか、どう向かっていくかってことというのは外せないテーマだと思ってました。災害とか今回のような疫病が起こると”エンターテイメントは必要なんだろうか?”っていうことは必ず言われることなんですよ。僕も東日本大震災が起こった時に「映画とかエンターテイメントっているの?」って問われたことがあって。

当時は僕もすごく迷ったんですけど、今回の作品を撮ってみてエンターテイメントは一見人間にとって必要ないように思えても、それがないと人間の生活って絶対豊かにならないんだと。やっぱり人間の生活を元気づけるための娯楽っていうものはとても大事で、それがアイドルの方たちの存在であったり、映画だったりするんじゃないかな?ってことは改めて思いましたね。

もちろん僕もみんなもコロナの対策をしながら、それこそ抗原検査とかもやりながら撮影をしていたんですけど、そういう大変な状況の中でも彼女たちが演技をしたり、歌ったり踊ったりしている姿にやっぱり励まされたし、スタッフ全員が彼女たちの姿に背中を押されていたところがすごくあるので、絶対に存在させなくちゃいけないっていうことはすごく思いました。

今の社会情勢を見ていると、人と人の考えがぶつかり合う嫌な部分が見えてきてしまうんですけど、他人を元気にさせるというエンターテイメントの考え方こそ一番の思いやりな気がするし、やっぱり必要不可欠な気がするんですよ。それこそ一番人間らしいことなんじゃないかなと。

撮影現場は色々大変だったんですけど、それでも終わってしまうとやって良かったなと思うし、楽しかったなって思うんですよ。映画ってお祭りだなんだなってのは改めて思いましたね。どんなにどんなに大変なことでも、人と人が一つの目標を持って集まってそれを全うしようとすることはやっぱり健全なことなんですよ。そこを忘れちゃいけないと思います。

スクリーン上映へのこだわり

今、映画というものが一種の危機に面していると思うんですね。シネコンをはじめ地方の映画館が特に壊滅的なんですけど、コロナ禍で劇場で上映できない分、配信がすごく流行りだしてしまったんです。それによって”映画は映画館で見るものだ”っていう大前提が崩れつつあることをすごく感じているんです。

それは配信が悪いということではないんですけど、映画はそもそも暗闇の映画館にわざわざ出かけて、顔も知らない見ず知らずの人と集団で見る。しかも大きいスクリーンで見るっていうことが良さなんじゃないかと思うので…それはライブも一緒でしょうね。ライブも配信では魅力を全部伝えられるものではないし、みんなで共有しあうものなんじゃないかと思うんです。この作品もいつかは配信として届けられることもあると思うんですけど、まずはやっぱりスクリーンでみんなで見てもらえる環境に持っていけたらいいなと思ってます。

そのために大きい画面の中で見てはじめて魅力を感じてもらえる演出や画作りもしてますし、”映画の尊厳”という言葉で正しいかは分からないですが、そういったことにこだわっていきたいと思ってます。

あと、この映画はある種の音楽映画だと思うんですよ。ギュウゾウさんがすごくこだわってきたアイドル楽曲の名曲もいっぱい流しているのでそれを堪能するのはやっぱり劇場だったり、そういう場所でみんなが共有できることがいいんじゃないかなと僕は思っています。

「IDOL NEVER DiES」はコロナ禍2年目を過ごす僕らを映す映画

今のコロナ禍は現在進行形で起きていることじゃないですか。明日どうなるか分からないし、この映画が完成して上映される時の世の中もどうなってるかが分からない。その中で作られた映画が持つべき使命は”未来の人たちに投げかけるメッセージ”のような気もするんです。

この映画が完成して映画を見る段階になった時にその人たちがどういう心情でいるのかは僕らはまだ分からないんですけど、作品自体が一つのエネルギー体というか背中を押してあげるものになるといいなと思います。

映画が好きな人もアイドル好きな方たちもどこかで勇気をもらいに来ているところがあると思うので、特にこういう不安な時代をどうやって生きていくか?を考えた時の支えになる作品になりたいなと思ってます。
イブニングローリーとブラッドチェリーの頑張ってる姿を見て、”俺も頑張ろう!”と思ってくれたらこんな嬉しいことはないですね。

あと、この作品は劇映画ではあるんですけど、コロナ禍2年目を過ごしている2021年の僕らの姿を捉えることができたんじゃないかと思います。

例えば今の感染状況や逼迫した医療の状態とかを映そうと思った時にドキュメンタリー的なやり方もあると思うんですけど、フィクションの中でそうした状況をどう見てもらうか?というのも映画の役目だし、その時々の生きてる人たちの気持ちは映画の中に映るものだと思っているので、そういう部分はちゃんと出していきたいなと思ってます。

<NEXT:出演者についてのコメント>

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