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【特集】 #ギュウ農シネマ 「IDOL NEVER DiES」を100倍楽しく見る方法 vol.1 <井口昇監督インタビュー>

アイドルイベント「ギュウ農フェス」がプロデュースする映画プロジェクト・ギュウ農シネマのその完成までを追いかける特集記事「IDOL NEVER DiES」を100倍楽しく見る方法。
前回、イブニングローリーメンバーの単独インタビューに続く第2弾では井口昇監督のインタビューをお届けします。

酷暑の7月、栃木と東京で行った撮影の様子とキャストたちの奮闘ぶりを振り返り、「IDOL NEVER DiES」の展望、そして監督自身が映画に込めた思いを語っていただきました!

現在の制作状況を教えて下さい。

撮影した素材をまとめて編集作業をやっているんですけど、その第一回目のオフライン編集がほぼできあがった状態です。モノローグやナレーションはまだ入ってないんですけど、仮で音楽も入れたりして一つの形になってきました。この段階になって僕も初めて”こういう映画だったんだ”って客観視できるようになってきました。

コロナ禍ということを踏まえた上でのアイドル映画の未来系というか新しいスタンダードができたんじゃないかな?という風には思いました。ある意味すごくメッセージ性の強い作品、今を生きてる人たちが気持ちをシンクロしながら見られる作品にはなったんじゃないかな?って思います。

今回の撮影を振り返っていただけますか?(撮影は栃木5日・東京1日の日程で実施)

栃木の真夏の炎天下の中の一番過酷な状況は、役者さんやスタッフにとってかなり大変な撮影ではありましたね。今回特殊だったのはやっぱりコロナ禍での撮影ということで、感染対策にはとても気を使いました。特に僕は監督なので医療用マスクをした上にフェースガード、さらに熱中症対策で麦わら帽子をする完全防備の撮影でした。あと、僕は普段トイレが近いんですけど、4時間ぐらいトイレ行かなくて済むくらい汗が出続けた付けた撮影でした(笑)

あと今回は、映画の撮影というかカメラの前でお芝居すること自体がほとんど初体験のキャストの方が多かったんですけど、その方たちにとってはかなりハードルの高い撮影だったんじゃないかなと。現場ではモニターを見てる時間もあまりなかったので、映像をちゃんと見られないまま撮っているところもあったんですけど、素材を見るとハードな状況の中でも細かいお芝居をしてくれているのが分かりました。灼熱の中で撮ってるようには見えないぐらいの繊細な芝居や爽やかさを感じさせるシーンがあったり、みなさんがこの映画に懸ける気合いみたいなものはいっぱい感じました。

ライブシーンについて

ライブシーンは撮影のちょうど中間ぐらいに撮りました。みんなの疲労も溜まってきてる頃にイブニングローリーとブラッドチェリーの2つの大きいライブシーンを同じ日に撮ったんですけど、みんなの気持ちが伝わってきてもらい泣きしそうになりました。この作品はアイドルの物語でもあるので、ライブに向かって物語が集約されていくのは構造的にも分かりやすいし、この2つのライブシーンが見てる人にカタルシスを与えるということには成功してるんじゃないかなと思いました。

撮影する上で特にこだわったところは?

とにかく出演者のみなさんを可愛く撮りたいっていうのがあったんですよ。もちろんみなさん元々魅力的な方たちなんですけど、映像に映った時にその人たちの一番いいところを引き出せたらいいなと思っていました。

普通のアイドル映画って誰かメインの人がいたら他の誰かは疎かになったりするものなんですけど、今回は全員が話の中でメインになるような、それぞれのキャストがそれぞれのキャラクターの見せ場があるように考えました。

キャスティングについては、例えば桃果さんは役者さんだったり、他のメインのキャストの方々もバラバラのグループから集まってくれた方たちなので、普段のライブやイベントでは絶対にあり得ない、映画だからこそ見ることができる面白さや組み合わせっていうんすかね。そういうものをたくさん取り入れてみたつもりです。そういうところはファンの方が見たら楽しんでもらえるんじゃないかなと思ってます。

今回の作品は全体的にファンタジックな物語にしてるんですけどリアルなSFやファンタジーというよりはアナログの良さを使ったファンタジーにしたいと思っていたので、他の映画では絶対見れない”この人がこんなことをやるの!?”っていう意外性のあるシーンはいっぱい撮れたと思います。

<NEXT:「IDOL NEVER DiES」はどんな映画になりそうですか?>

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