「まず2人を目標に」-hinakoのリリスクデビューエピソード-
リリスクに入ってからの話なんですが、実際にアイドルになってみて楽しかったことや意外だったこと大変だなと思ったことは?
hinakoラップはやっぱり難しかったです。最初の「夏休みのBABY」も今歌うとすごくゆっくりじゃないですか。♪夏到来!とかも。今だったら普通に歌えるんですけど、最初の私はそのテンションすら分からなくて。”夏到来!”ってどういうこと!?みたいな。でも、minanさんとhimeはやっぱりすごく上手く歌うんですよ。もう全然違うなっていうのがわかりましたね。あと最初の5月のライブも2人がいなきゃ音程すらも分からないぐらいの状態だったのでまず2人に驚きました。それが笑顔でできちゃう2人はすごいなって。だから5月の時点ではまず2人を目標にしようと思って、そこからのスタートでした。で、yuuもrisanoもダンスもできるし歌も上手なのに、私はまずマイクの持ち方から直されて…
”これ(マイクを顔の前で水平に持つ)”ができないっていう話はアイドルなりたての人から時々聞きますね。
hinakoそうです。この風習がないから。風習?
習慣ですね。
hinakoそう。習慣だ(笑)そこから怒られるんだと思って。最初はラップ以前の状態でしたね。レコーディングも初めてのことだらけで、ボリュームの調節が分からなかったり、ヘッドフォンのつけ方がおかしかったり(笑)そこからだったので”ヤバい”っていうのは感じましたね。
初めてのステージのことは覚えてますか?
hinako覚えてます。とりあえず自分の歌詞を飛ばさないように。楽しいと言うよりはしっかりしなきゃって思って気を張った1時間だったと思います。あっという間だったけど、楽しいっていうよりは”次はあの曲だからここ歌わなきゃ”って思って自分の歌詞をずっと…そればっかりでした。
お客さんは見えました?
hinako見えました。親も来てたんでちゃんと顔を見ようとか。”アイドルやりなよ”って言ってくれた友達も来てくれてたんで、その子だけは見つけようって思って見てたら他のお客さんも目に入ってきて。初めて会う初対面なのにこんなに温かいんだって感じたし、それは前の体制の時のファンの方もいるからだと思ったし。minanさんとひめちが支えててくれるからとりあえず私は自分のところだけしっかり頑張ろうって気持ちではいました。
それに慣れてきたのはどれくらい経ってからですか?
hinakoんー。いまだにマイクの持ち方は注意されるし(笑)慣れてきたかぁ…。ライブを楽しめるようになったのは夏が過ぎてからですね。それまでは余裕はなかったです。
その頃になってこれでいいのかな?って思えた?
hinako探り探りでしたね。ホントに。なので2人を見てそこから何かを得るって感じでした。自由に動くって中でも2人はカッコイイやり方なんですよ。いきなり座ってみたりとか。だから”あ、座ればいいのか”みたいな(笑)